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【168 ジャニスの発想】
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「大臣のベン・フィングですが、国王陛下もさすがにかばいきれませんでした。なんせ、2万人以上の国民が見ている中での出来事でしたから。今のところ、正式な処分は降りてませんが、大臣は地下牢に投獄されております。ジョルジュが始末したあの男、名前はジャーガル・ディーロと言って、裏世界では名の通った殺し屋でした。ジャーガルとの関係を大臣は認めておりませんが、調べは進めておりますので時間の問題でしょう」
全員が席に着いたところで、ロビンさんが試合後の経過を話し始めた。
「ふむ、あの試合から二日足らずじゃが、調べはずいぶん早く進んでおるようじゃな?」
「ええ、ブレンダン様を狙った二本の黒髪の針、その内一つはジョン・フィングだと確定できた事が大きかったですね。試合後、パトリックがすぐにジョン・フィングを捕縛するように部下に通達したんです。
多少手荒くなっても構わんと言ってね。もはや決め打ちでした。
ジョン・フィングは自分の黒髪の針が防がれた後、すぐに闘技場を出て、何食わぬ顔で屋敷に戻ったそうです。浅はかな事ですな。ブレンダン様を狙った針なのですから、当然、大臣とその周りに疑いは持たれるでしょう。でも、それが自分の仕業だと断定できるはずがない。堂々としていればいいとタカをくくっていたようです」
「でも、その流れだとすぐに捕縛されたんですね?やっぱり、指示通り手荒になったんですか?」
俺の言葉に、ロビンさんは口の端を上げて頷いた。
「そうだ。ジャニスが、ジョン・フィングが協力者だと当たりをつけたんだってな?パトリックはそれを信じた。それに、サーチをかけて直接ジョン・フィングの動きを読んだから、なおさら確信をもったんだろう。部下もいくらパトリックの指示でも、相手は大臣の息子だ。最初はジョン・フィングに手が出せず、低姿勢で連行を促していたそうだが、パトリックは屋敷に到着するなり、問答無用で捕縛し城へ連行したそうだ。後は副団長と一緒に、城で締め上げて吐かせたそうだ」
「うわぁ、副団長が一緒なら、ジョン・フィングも諦めるの早かったでしょうね?ご愁傷様です」
俺が目を閉じ少し顔を上に向け同情の意を表すと、ロビンさんも苦笑い交じりに言葉を発した。
「そうだな、副団長・・・ロペスはちょっとな、やりすぎなところがあるからな・・・まぁ、ジョン・フィングもロペスが出てきたのを見て心が折れたんだな。父親の事も何もかも洗いざらい吐いたらしい。ベン・フィングは息子が認めたと言っても否認し続けているんだ・・・全く見苦し限りだよ。だが、いくら否定しても、もはや言い逃れできないくらいに調べは付いているんだ。近日中に処分は下されるだろう」
そこまで話すとロビンさんは、他に聞きたい事はないか?と、みんなに顔を向けた。
「俺が殺したジャーガルという男だが、どこの国の者だ?あの醜悪は風は、この国ではないだろう?」
テーブルの上で手を組み、ジョルジュがロビンさんに問いかける。
「あぁ、その通りだ。証拠はないが、あの男はブロートン帝国に雇われているという話しだ」
「そうか・・・ブロートンか、そいつは殺し屋で間違いなさそうだが、仲間は他にもいるのか?」
「ジャーガル・ディーロは三兄弟だ。ジャーガルの上に兄が二人いる。もちろん殺し屋だ。ヤツらの特徴はいつも付けているマントだな。深紅のマントと呼ばれる、言葉通り赤いマントを身に着けているから、顔を知らなくてもそれだけで分かるはずだ。炎耐性が高いマントらしい」
「そうか。確かに俺が殺したヤツも赤いマントを身に着けていたな。炎耐性が高いマントを選んでいる事に意味はあるのか?」
「・・・・・胸糞の悪い話しで、ここだけは同情しちまうんだけどな。長男のジャーゴル・ディーロは顔に大きな火傷がある。幼少の頃、親の虐待でできたって噂だ。炎に対する恐怖心があるんじゃないのか?もし、ちゃんと親が愛情を注いで育てていたら、ヤツらも道を外れず、まっとうな人生を歩んでいたかもしれないな・・・・・」
ロビンさんはそこまで言葉にした後、ハッとしたように目を開き、テーブルを挟み端に座る王子に顔を向けた。
王子は頬杖をつき、起きているのか寝ているのか、壁の方に顔を向けていた。
ロビンさんの言葉にも、特に反応した様子はない。
ロビンさんは、王子に声をかけようか迷っているように見えたが、軽く首を振り言葉を飲み込んだようだ。
「ロビンさん・・・・・」
そんなロビンさんを見て、ジャニスが笑みを作り声をかける。
ロビンさんも、ジャニスの表情を見て、ジャニスの言いたい事が分かったように小さく頷いた。
ロビンさんは、自分の発言が王子を傷つけたかもしれないと思ったのだろう。
でも、ジャニスも俺も、ロビンさんが他意を持っての発言ではないと分かっているし、それはもちろん王子も分かっている。だからあまり気にし過ぎないでと伝えたのだろう。
「・・・そうか。しかしヤツの行いを許す理由にはならんな。俺が殺したという事も、連中は分かっていると考えて行動した方がいいな。俺は狙われるだろう。決着がつくまで俺は孤児院には行かない事にする」
そう言うなり、ジョルジュが席を立った。
「え?ジョルジュ、ちょっと待てよ。もう来ないのか?」
ジョルジュの言葉に驚いて聞き返すと、ジョルジュは表情を変えず、当たり前のように頷いた。
「俺は狙われると言っただろう?三人揃って殺し屋なんだ。兄弟間の絆は強いはずだ。その三男坊を俺が殺したんだ。報復に来る事は間違いない。今日、俺が聞きたかったのはこれだ。アイツの死に報復する可能性がある、仲間がいるか確認したかった。俺が孤児院に出入りしている事が分かれば、孤児院の誰かが巻き添えを食う可能性がある。ヤツら、ディーロ兄弟との決着をつけたらまた行こう」
ジョルジュは孤児院の事を考えて、俺達から距離を置こうとしている。
俺やジャニス、師匠はそう簡単にはやられない。だけど、メアリー、ヤヨイさん、子供達の事が頭をよぎり、俺はそれ以上引き留める事ができなかった。
「ちょっと!なに勝手に一人で出て行こうとしてんのよ!」
俺達に背を向け、会議室から出て行こうとするジョルジュを、ジャニスが追いかけた。
肩を掴むジャニスに、ジョルジュは、どうした?と、無表情に顔を向ける。
「あんたね、私達はなんだっけ?言ってごらんよ」
「俺とお前の関係か?友達だ。俺の家でそう話したな」
「正解。友達よ。友達が命狙われるかもしれないのに、はいそうですかって、一人にできると思う?」
「・・・だが、俺が孤児院に行けば、子供達にも命の危険が出て来る。距離を置くしかない」
ジョルジュの、その言葉を聞いて、ジャニスは勝ち誇ったように、ニヤリと笑い、ジョルジュの顔に指を突き付けた。
「そう!あんたに孤児院に来られると確かに子供達が危ない!だから私とウィッカーがあんたの家に行くのよ!」
ジャニスは会議室に響き渡る大きな声で宣言した。
全員が席に着いたところで、ロビンさんが試合後の経過を話し始めた。
「ふむ、あの試合から二日足らずじゃが、調べはずいぶん早く進んでおるようじゃな?」
「ええ、ブレンダン様を狙った二本の黒髪の針、その内一つはジョン・フィングだと確定できた事が大きかったですね。試合後、パトリックがすぐにジョン・フィングを捕縛するように部下に通達したんです。
多少手荒くなっても構わんと言ってね。もはや決め打ちでした。
ジョン・フィングは自分の黒髪の針が防がれた後、すぐに闘技場を出て、何食わぬ顔で屋敷に戻ったそうです。浅はかな事ですな。ブレンダン様を狙った針なのですから、当然、大臣とその周りに疑いは持たれるでしょう。でも、それが自分の仕業だと断定できるはずがない。堂々としていればいいとタカをくくっていたようです」
「でも、その流れだとすぐに捕縛されたんですね?やっぱり、指示通り手荒になったんですか?」
俺の言葉に、ロビンさんは口の端を上げて頷いた。
「そうだ。ジャニスが、ジョン・フィングが協力者だと当たりをつけたんだってな?パトリックはそれを信じた。それに、サーチをかけて直接ジョン・フィングの動きを読んだから、なおさら確信をもったんだろう。部下もいくらパトリックの指示でも、相手は大臣の息子だ。最初はジョン・フィングに手が出せず、低姿勢で連行を促していたそうだが、パトリックは屋敷に到着するなり、問答無用で捕縛し城へ連行したそうだ。後は副団長と一緒に、城で締め上げて吐かせたそうだ」
「うわぁ、副団長が一緒なら、ジョン・フィングも諦めるの早かったでしょうね?ご愁傷様です」
俺が目を閉じ少し顔を上に向け同情の意を表すと、ロビンさんも苦笑い交じりに言葉を発した。
「そうだな、副団長・・・ロペスはちょっとな、やりすぎなところがあるからな・・・まぁ、ジョン・フィングもロペスが出てきたのを見て心が折れたんだな。父親の事も何もかも洗いざらい吐いたらしい。ベン・フィングは息子が認めたと言っても否認し続けているんだ・・・全く見苦し限りだよ。だが、いくら否定しても、もはや言い逃れできないくらいに調べは付いているんだ。近日中に処分は下されるだろう」
そこまで話すとロビンさんは、他に聞きたい事はないか?と、みんなに顔を向けた。
「俺が殺したジャーガルという男だが、どこの国の者だ?あの醜悪は風は、この国ではないだろう?」
テーブルの上で手を組み、ジョルジュがロビンさんに問いかける。
「あぁ、その通りだ。証拠はないが、あの男はブロートン帝国に雇われているという話しだ」
「そうか・・・ブロートンか、そいつは殺し屋で間違いなさそうだが、仲間は他にもいるのか?」
「ジャーガル・ディーロは三兄弟だ。ジャーガルの上に兄が二人いる。もちろん殺し屋だ。ヤツらの特徴はいつも付けているマントだな。深紅のマントと呼ばれる、言葉通り赤いマントを身に着けているから、顔を知らなくてもそれだけで分かるはずだ。炎耐性が高いマントらしい」
「そうか。確かに俺が殺したヤツも赤いマントを身に着けていたな。炎耐性が高いマントを選んでいる事に意味はあるのか?」
「・・・・・胸糞の悪い話しで、ここだけは同情しちまうんだけどな。長男のジャーゴル・ディーロは顔に大きな火傷がある。幼少の頃、親の虐待でできたって噂だ。炎に対する恐怖心があるんじゃないのか?もし、ちゃんと親が愛情を注いで育てていたら、ヤツらも道を外れず、まっとうな人生を歩んでいたかもしれないな・・・・・」
ロビンさんはそこまで言葉にした後、ハッとしたように目を開き、テーブルを挟み端に座る王子に顔を向けた。
王子は頬杖をつき、起きているのか寝ているのか、壁の方に顔を向けていた。
ロビンさんの言葉にも、特に反応した様子はない。
ロビンさんは、王子に声をかけようか迷っているように見えたが、軽く首を振り言葉を飲み込んだようだ。
「ロビンさん・・・・・」
そんなロビンさんを見て、ジャニスが笑みを作り声をかける。
ロビンさんも、ジャニスの表情を見て、ジャニスの言いたい事が分かったように小さく頷いた。
ロビンさんは、自分の発言が王子を傷つけたかもしれないと思ったのだろう。
でも、ジャニスも俺も、ロビンさんが他意を持っての発言ではないと分かっているし、それはもちろん王子も分かっている。だからあまり気にし過ぎないでと伝えたのだろう。
「・・・そうか。しかしヤツの行いを許す理由にはならんな。俺が殺したという事も、連中は分かっていると考えて行動した方がいいな。俺は狙われるだろう。決着がつくまで俺は孤児院には行かない事にする」
そう言うなり、ジョルジュが席を立った。
「え?ジョルジュ、ちょっと待てよ。もう来ないのか?」
ジョルジュの言葉に驚いて聞き返すと、ジョルジュは表情を変えず、当たり前のように頷いた。
「俺は狙われると言っただろう?三人揃って殺し屋なんだ。兄弟間の絆は強いはずだ。その三男坊を俺が殺したんだ。報復に来る事は間違いない。今日、俺が聞きたかったのはこれだ。アイツの死に報復する可能性がある、仲間がいるか確認したかった。俺が孤児院に出入りしている事が分かれば、孤児院の誰かが巻き添えを食う可能性がある。ヤツら、ディーロ兄弟との決着をつけたらまた行こう」
ジョルジュは孤児院の事を考えて、俺達から距離を置こうとしている。
俺やジャニス、師匠はそう簡単にはやられない。だけど、メアリー、ヤヨイさん、子供達の事が頭をよぎり、俺はそれ以上引き留める事ができなかった。
「ちょっと!なに勝手に一人で出て行こうとしてんのよ!」
俺達に背を向け、会議室から出て行こうとするジョルジュを、ジャニスが追いかけた。
肩を掴むジャニスに、ジョルジュは、どうした?と、無表情に顔を向ける。
「あんたね、私達はなんだっけ?言ってごらんよ」
「俺とお前の関係か?友達だ。俺の家でそう話したな」
「正解。友達よ。友達が命狙われるかもしれないのに、はいそうですかって、一人にできると思う?」
「・・・だが、俺が孤児院に行けば、子供達にも命の危険が出て来る。距離を置くしかない」
ジョルジュの、その言葉を聞いて、ジャニスは勝ち誇ったように、ニヤリと笑い、ジョルジュの顔に指を突き付けた。
「そう!あんたに孤児院に来られると確かに子供達が危ない!だから私とウィッカーがあんたの家に行くのよ!」
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