163 / 1,263
【163 それから】
しおりを挟む
それからはすごい盛り上がりだった。
孤児院始まって以来の大騒ぎだったと思う。
メアリーはしばらく固まっていた。
何度か肩を揺すって声をかけて、やっと目を覚ましたように俺の顔を見ると、一気に涙を溢れさせて俺の胸に顔をうずめてきた。
しっかりと両手を背中に回し、思い切り力を込めている。絶対に離れないという強い気持ちが伝わって来る。
泣かれたのは驚いたけど、これは嬉し涙というヤツだろうか。
ジャニスは俺がストレートに告白するのが意外だったのか、うっそー!と、一番大きな声を出して驚いていた。
キャロルは、兄さんかっこいい!と言って褒めてくれた。ちょっと意外だった。
ヤヨイさんは自分の事でもないのに、涙ぐんでハンカチで目元を押さえ感動している。
トロワと子供達は、とにかく叫んでいた。うぉー!とか、すげー!とか、そんな感じでしばらく大声を出していたが、この時ばかりは誰も注意しなかった。
俺も、むしろ静かになられるより、うるさい方がこの時ばかりは助かった。照れ隠しになる。
「ウィッカー・・・よう言った」
「師匠・・・・・」
師匠が俺の肩に手を置いてきた。目を細めて、俺の告白に感心しているかのように頷いている。
師匠にけしかけられたのはやっぱり釈然としない。こういう事は、もう少しデリケートに考えるべきだと思う。
いくら師匠でも、後で一言言ってやろうと思った。
でも、俺の胸に顔をうずめるメアリーを見ると、これで良かったかもと思えてくるので複雑だ。
「メアリー・・・そろそろ落ち着いたか?」
「・・・まだです。まだ落ち着きません。もうしばらくくっつきます」
めずらしく言葉が強い。泣き止んだけど、なかなか離れないメアリーに、どうしようかと思っていると、ヤヨイさんがテーブルの食器を集めキッチンへ運び、ジャニスが子供達を大部屋に連れて行く。
「兄さん、あとは私達で掃除もしておくし、スージーとチコリの事も見ておくから、ごゆっくりね」
キャロルはそう言うと、満面の笑みで俺に手を振り、子供用の大部屋へ入って行った。
まだ10歳なのに、気遣いができるというか、大人びているというか、キャロルはしっかり者だ。
10分は経っただろうか。メアリーはまだ抱き着いていた。
ヤヨイさんは、キッチンで食器洗いをしながら、時折微笑ましいものを見る目を向けて来る。
ジャニスとキャロルは、スージーとチコリを抱っこしながら、チラチラと子供部屋から顔を出して覗いてくる。
トロワは、テーブルを拭きながら、ウィッカー兄ちゃんいつまでイチャついてんだよ?と、なぜか俺にだけ文句を言って来る。
ちなみにメアリーは、ウィッカー様が・・・、と言って、まるで俺が離さないかのようにトロワに返事をしていた。
師匠は、うんうんと頷いて、若いのう、と一人り言ちながら二階に上がって行った。
師匠って、こんな性格だったっけ?
「おい、みんなが掃除や子守りをしてる中、お前達はなぜ朝から抱き合ってるんだ?」
いつの間にか玄関に立っていたジョルジュが、本当に全く理由が分からないという様子で声をかけてきた事を合図に、メアリーがやっと俺から離れた。
キャロルは約束通りジョルジュが来てくれた事に、とても喜んでいた。
紅茶を入れた後は、広間でチコリを抱っこしてあやしているが、チラチラとジョルジュに目を向けている。
「・・・なるほど、それなら納得だ。メアリー、好きなだけウィッカーにくっついていいぞ」
ジョルジュに事情を説明すると、ジョルジュは紅茶をすすりながら、メアリーに向かって俺にくっつくよう手を向けた。
「おい、なんでそうなるんだ?」
「お前がその気にさせたのだろう?ならば受け入れるべきだ」
俺が紅茶を口にすると、隣に座るメアリーが、とてもにこやかな笑顔でクッキーを俺の口に運ぼうとしてくる。
「おい、ウィッカー、なぜ口を開けない?」
「いや、お前、人前でできるわけないだろ?」
「分かった」
ジョルジュが、本当に全く理由が分からないと言うように聞いてくるので、俺が真面目に返事をすると、ジョルジュはイスごと俺に背を向けた。
「見てなければいいんだな?」
「え?おい、ジョルジュ、お前・・・」
「ウィッカー、食べろ。メアリーの好意を無にするな」
隣に座るメアリーに顔を向けると、メアリーはとてもにこやかな笑顔で俺が口を開けるのを待っていた。
「いやぁ、ウィッカー熱々だね!」
俺がメアリーに、クッキーを食べさせてもらっているところ見ていたジャニスが、何度も肘でつついてくる。
「からかうなよジャニス、それよりさっさと着替えようぜ」
このままジャニスのペースで話しをさせると、いつまでもからかわれそうなので、少し無理やりでも話しを変えた。
「あぁ、大丈夫大丈夫、私はもう終わるから。それにしてもジョルジュも一緒に来るなんてね」
「まぁ、ジョルジュの取り調べは終わってるけど、やっぱり気になるんじゃないか?あの殺し屋の事。死体は城で回収してたから、今ならもう少し詳しい事も分かるかもしれないだろ」
風のマントを羽織り、俺が準備を終えた頃、二階から師匠が降りてきた。
「二人とも、準備はできたかの?」
「はい、俺もジャニスも、丁度終わったところです」
今日は三人とも風のマントを羽織っている。
城へ行くときの正装のようなものだ。
最近は朝が寒くなってきたので、俺もジャニスも、マントの下は長袖にしている。
「もう少し陽が高くなれば温かくなるが、この時間はまだ少し寒いのう。ワシも長袖にして良かった」
師匠もマントの下は、青色の長袖上着だった。
あとはジョルジュだけだなと思い、玄関口で待っていると、キャロルとトロワを連れたジョルジュが、チコリを抱っこして歩いて来た。
「あれ?なんでジョルジュが抱っこしてるの?」
率直に俺が疑問を口にすると、ジョルジュはチコリを高い高いしてから、そっとキャロルに預けた。
チコリはとても機嫌が良く、声を出して笑っている。
キャロルも、ジョルジュからチコリを受け取りながら、お上手ですね、と頬を赤く染めながら見つめて言葉にしていた。
「あぁ、キャロルが抱っこしているのを見て、少し興味が出てな。俺はこのくらい小さい子を抱いた事がないのでな。可愛いものだ」
「ウィッカー兄ちゃんよっか上手いぞ。ジョル兄は。ウィッカー兄ちゃん見習っておけよ」
トロワはジョルジュに尊敬の眼差しを向けた後、なぜか俺に厳しい言葉をぶつけてきた。
「トロワ君、あんまりウィッカー様をいじめないでくださいね」
「あ、メアリーちゃん、いや、これはいじめじゃないよ!励ましてるんだよ!」
メアリーは、トロワの言い訳にクスリと笑うと、俺の前に歩いて来た。
「ウィッカー様、何事もないと思いますが、先日の試合の例もございます。どうかお気をつけください。
私は待つ事しかできませんが、美味しいお食事をご用意してお帰りを待っております」
「分かってる。大丈夫だから、そんなに心配しないでいいよ」
眉尻を下げ、不安そうに俺を見つめるメアリーに、できるだけ優しく言葉をかけるが、なぜかメアリーは俯いてしまった。
何かおかしな事を言ってしまったのかと、焦っていると、ジャニスが呆れたように溜息を付いた。
「・・・ウィッカー、あんたね、もうちょっと女心ってのを勉強しなさい。こういう時はこうでしょ?」
そう言うとジャニスは、両手で自分の身体を抱きしめて見せた後、俺を指し、その指をそのままメアリーに向けた。
「え!い、いや、ここで!?」
「他にどこでするのよ!?早くしなさい!」
「ウィッカー兄さん、さっきはカッコ良かった!もう一回カッコ良いとこ見たい!」
「ウィッカー、お前は確か見られてると駄目なんだったな?ならば俺は後ろを向くから遠慮するな」
「しょうがねぇなぁ~、ジョル兄がそうすんなら、俺も後ろ向いてやるよ」
みんなの声に押されながら、メアリーに視線を戻すと、メアリーは上目遣いに微笑みながら、両手を胸に当てていた。
「ウィッカー様、どうぞご遠慮なさらずに」
それから俺は、メアリーの気が済むまで抱きしめる事になった。
孤児院始まって以来の大騒ぎだったと思う。
メアリーはしばらく固まっていた。
何度か肩を揺すって声をかけて、やっと目を覚ましたように俺の顔を見ると、一気に涙を溢れさせて俺の胸に顔をうずめてきた。
しっかりと両手を背中に回し、思い切り力を込めている。絶対に離れないという強い気持ちが伝わって来る。
泣かれたのは驚いたけど、これは嬉し涙というヤツだろうか。
ジャニスは俺がストレートに告白するのが意外だったのか、うっそー!と、一番大きな声を出して驚いていた。
キャロルは、兄さんかっこいい!と言って褒めてくれた。ちょっと意外だった。
ヤヨイさんは自分の事でもないのに、涙ぐんでハンカチで目元を押さえ感動している。
トロワと子供達は、とにかく叫んでいた。うぉー!とか、すげー!とか、そんな感じでしばらく大声を出していたが、この時ばかりは誰も注意しなかった。
俺も、むしろ静かになられるより、うるさい方がこの時ばかりは助かった。照れ隠しになる。
「ウィッカー・・・よう言った」
「師匠・・・・・」
師匠が俺の肩に手を置いてきた。目を細めて、俺の告白に感心しているかのように頷いている。
師匠にけしかけられたのはやっぱり釈然としない。こういう事は、もう少しデリケートに考えるべきだと思う。
いくら師匠でも、後で一言言ってやろうと思った。
でも、俺の胸に顔をうずめるメアリーを見ると、これで良かったかもと思えてくるので複雑だ。
「メアリー・・・そろそろ落ち着いたか?」
「・・・まだです。まだ落ち着きません。もうしばらくくっつきます」
めずらしく言葉が強い。泣き止んだけど、なかなか離れないメアリーに、どうしようかと思っていると、ヤヨイさんがテーブルの食器を集めキッチンへ運び、ジャニスが子供達を大部屋に連れて行く。
「兄さん、あとは私達で掃除もしておくし、スージーとチコリの事も見ておくから、ごゆっくりね」
キャロルはそう言うと、満面の笑みで俺に手を振り、子供用の大部屋へ入って行った。
まだ10歳なのに、気遣いができるというか、大人びているというか、キャロルはしっかり者だ。
10分は経っただろうか。メアリーはまだ抱き着いていた。
ヤヨイさんは、キッチンで食器洗いをしながら、時折微笑ましいものを見る目を向けて来る。
ジャニスとキャロルは、スージーとチコリを抱っこしながら、チラチラと子供部屋から顔を出して覗いてくる。
トロワは、テーブルを拭きながら、ウィッカー兄ちゃんいつまでイチャついてんだよ?と、なぜか俺にだけ文句を言って来る。
ちなみにメアリーは、ウィッカー様が・・・、と言って、まるで俺が離さないかのようにトロワに返事をしていた。
師匠は、うんうんと頷いて、若いのう、と一人り言ちながら二階に上がって行った。
師匠って、こんな性格だったっけ?
「おい、みんなが掃除や子守りをしてる中、お前達はなぜ朝から抱き合ってるんだ?」
いつの間にか玄関に立っていたジョルジュが、本当に全く理由が分からないという様子で声をかけてきた事を合図に、メアリーがやっと俺から離れた。
キャロルは約束通りジョルジュが来てくれた事に、とても喜んでいた。
紅茶を入れた後は、広間でチコリを抱っこしてあやしているが、チラチラとジョルジュに目を向けている。
「・・・なるほど、それなら納得だ。メアリー、好きなだけウィッカーにくっついていいぞ」
ジョルジュに事情を説明すると、ジョルジュは紅茶をすすりながら、メアリーに向かって俺にくっつくよう手を向けた。
「おい、なんでそうなるんだ?」
「お前がその気にさせたのだろう?ならば受け入れるべきだ」
俺が紅茶を口にすると、隣に座るメアリーが、とてもにこやかな笑顔でクッキーを俺の口に運ぼうとしてくる。
「おい、ウィッカー、なぜ口を開けない?」
「いや、お前、人前でできるわけないだろ?」
「分かった」
ジョルジュが、本当に全く理由が分からないと言うように聞いてくるので、俺が真面目に返事をすると、ジョルジュはイスごと俺に背を向けた。
「見てなければいいんだな?」
「え?おい、ジョルジュ、お前・・・」
「ウィッカー、食べろ。メアリーの好意を無にするな」
隣に座るメアリーに顔を向けると、メアリーはとてもにこやかな笑顔で俺が口を開けるのを待っていた。
「いやぁ、ウィッカー熱々だね!」
俺がメアリーに、クッキーを食べさせてもらっているところ見ていたジャニスが、何度も肘でつついてくる。
「からかうなよジャニス、それよりさっさと着替えようぜ」
このままジャニスのペースで話しをさせると、いつまでもからかわれそうなので、少し無理やりでも話しを変えた。
「あぁ、大丈夫大丈夫、私はもう終わるから。それにしてもジョルジュも一緒に来るなんてね」
「まぁ、ジョルジュの取り調べは終わってるけど、やっぱり気になるんじゃないか?あの殺し屋の事。死体は城で回収してたから、今ならもう少し詳しい事も分かるかもしれないだろ」
風のマントを羽織り、俺が準備を終えた頃、二階から師匠が降りてきた。
「二人とも、準備はできたかの?」
「はい、俺もジャニスも、丁度終わったところです」
今日は三人とも風のマントを羽織っている。
城へ行くときの正装のようなものだ。
最近は朝が寒くなってきたので、俺もジャニスも、マントの下は長袖にしている。
「もう少し陽が高くなれば温かくなるが、この時間はまだ少し寒いのう。ワシも長袖にして良かった」
師匠もマントの下は、青色の長袖上着だった。
あとはジョルジュだけだなと思い、玄関口で待っていると、キャロルとトロワを連れたジョルジュが、チコリを抱っこして歩いて来た。
「あれ?なんでジョルジュが抱っこしてるの?」
率直に俺が疑問を口にすると、ジョルジュはチコリを高い高いしてから、そっとキャロルに預けた。
チコリはとても機嫌が良く、声を出して笑っている。
キャロルも、ジョルジュからチコリを受け取りながら、お上手ですね、と頬を赤く染めながら見つめて言葉にしていた。
「あぁ、キャロルが抱っこしているのを見て、少し興味が出てな。俺はこのくらい小さい子を抱いた事がないのでな。可愛いものだ」
「ウィッカー兄ちゃんよっか上手いぞ。ジョル兄は。ウィッカー兄ちゃん見習っておけよ」
トロワはジョルジュに尊敬の眼差しを向けた後、なぜか俺に厳しい言葉をぶつけてきた。
「トロワ君、あんまりウィッカー様をいじめないでくださいね」
「あ、メアリーちゃん、いや、これはいじめじゃないよ!励ましてるんだよ!」
メアリーは、トロワの言い訳にクスリと笑うと、俺の前に歩いて来た。
「ウィッカー様、何事もないと思いますが、先日の試合の例もございます。どうかお気をつけください。
私は待つ事しかできませんが、美味しいお食事をご用意してお帰りを待っております」
「分かってる。大丈夫だから、そんなに心配しないでいいよ」
眉尻を下げ、不安そうに俺を見つめるメアリーに、できるだけ優しく言葉をかけるが、なぜかメアリーは俯いてしまった。
何かおかしな事を言ってしまったのかと、焦っていると、ジャニスが呆れたように溜息を付いた。
「・・・ウィッカー、あんたね、もうちょっと女心ってのを勉強しなさい。こういう時はこうでしょ?」
そう言うとジャニスは、両手で自分の身体を抱きしめて見せた後、俺を指し、その指をそのままメアリーに向けた。
「え!い、いや、ここで!?」
「他にどこでするのよ!?早くしなさい!」
「ウィッカー兄さん、さっきはカッコ良かった!もう一回カッコ良いとこ見たい!」
「ウィッカー、お前は確か見られてると駄目なんだったな?ならば俺は後ろを向くから遠慮するな」
「しょうがねぇなぁ~、ジョル兄がそうすんなら、俺も後ろ向いてやるよ」
みんなの声に押されながら、メアリーに視線を戻すと、メアリーは上目遣いに微笑みながら、両手を胸に当てていた。
「ウィッカー様、どうぞご遠慮なさらずに」
それから俺は、メアリーの気が済むまで抱きしめる事になった。
0
お気に入りに追加
142
あなたにおすすめの小説
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる