155 / 1,263
【155 北の森への誘い】
しおりを挟む
翌日、朝食のテーブルに着いたジョルジュを見た子供達は、一斉に質問責めで騒ぎ出した。
昨夜は子供達がお風呂を上がるとすぐに寝てしまい、大人とキャロル以外は、ジョルジュと会っていなかったのだ。
大勢の子供達に囲まれるが、ジョルジュは全く慌てず、むしろ多少表情も柔らかくして、一つ一つ丁寧に答えて行った。
名前はジョルジュ・ワーリントン。
21歳だよ。
お城より北の森に住んでるんだ。
昨夜、急に泊まる事になったんだ。
いつまで経っても終わらなそうなので、俺とジャニスが子供達に席につくよう声をかける。
5歳以上の子はだいたい一言で動いてくれるが、5歳以下の子は一言ではなかなか聞いてくれない。
そういう時は、トロワの出番だ。
「みんな!ご飯の時は静かにしなきゃだめだぞ!」
少し強い口調でトロワが声を上げると、子供達は。はい!と返事をして嘘のように素直に席についた。
いつ見ても、なぜここまでいう事をきかせられるのか、不思議でしょうがない。
師匠でさえ、トロワの子供達をまとめる力は真似できないと舌を巻いている。
朝食を終え、食後の紅茶を飲みながら、ジョルジュはヤヨイさんに、自分の住んでいる森に一度来て欲しいと声をかけた。
昨夜話していた事だが、ジョルジュが言うには、ヤヨイさんは風の精霊に気に入られたらしい。
理由は分からないが、ジュルジュは、こんな事は初めてだと驚いていた。
自分が毎日祈りを捧げている森に来て、精霊に触れて欲しいそうだ。
「でも、私には孤児院のお仕事がありますから・・・」
ジュルジュの正面に座りながら、チラリと後ろに目を向ける。
大部屋に入って行く子供達もいれば、そのまま広間に残り、イスに座って本を読んだり、人形で遊んでいる子達もいる。
ヤヨイさんは孤児院での生活にも慣れ、最近はずいぶん表情も明るくなった。
そして、子供達の世話をする事に喜びを感じているようだ。
「ヤヨイさん、行っておいで。なに、日帰りなら孤児院の事は気にせんでよかろう」
師匠は行ってきた方がいいと考えているようだ。
それでもヤヨイさんは子供達の方に目を向け、判断がつかないように表情を曇らせている。
「ヤヨイさん、本当に子供達が好きなんだね・・・みんな幸せ者だよ。こんなに大事に想ってもらえて。
でも、行ってきなよ?精霊に気に入られるなんて、私も聞いた事ないし、大事な事だと思うよ。師匠の言うように、日帰りならいいじゃない。ね?」
ジャニスが後押しをするように師匠の言葉に続けて話すと、ヤヨイさんはまだ少しの迷いはあるようだが、分かりました、と答えて頷いた。
俺も、師匠とジャニスと同じ意見だ。
ジュルジュが精霊と心を通わせている事も驚いた話しだが、そのジョルジュから、ヤヨイさんは精霊に気に入られたという発言が出た。これは前代未聞の出来事だ。
もし、この話しがこの孤児院の中ではなく、城で貴族達が耳にでもしていたら、今頃ヤヨイさんはどうなっていたか分からない。
なんせ発言者が、史上最強の弓使いと言われるジョルジュなのだ。
王宮仕えを断り、どこにも属さず、森でひっそり暮らしている変わり者だが、人間離れした弓の腕は右に出る者が無く、その腕だけで一目を置かれている存在だ。
信憑性は高いと見られ、おそらく権力者達の都合の良いように扱われ、自由は無くなっていただろう。
「師匠、俺も付いて行っていいですか?興味があるので」
「あ、私も付いて行こうと思ってたの。私も興味あるし、ヤヨイさん、初めての場所だと緊張しそうだから」
俺とジャニスが師匠に顔を向けると、師匠は、構わんよ、と言って了承してくれた。
「ただ、明日にはワシらも城へ行って、昨日の試合の事を国王陛下と話さねばならん。あまり疲れを残さんように、早く帰ってくるんじゃぞ?」
俺とジャニスは、分かりました、と返事をして出かける準備を始めた。
昨日の試合は、異常なものだった。
ベン・フィングは息子の他にもう一人刺客を雇い、師匠に二度も黒髪の針を撃ってきた。
幸い、ジョルジュのおかげで師匠の命は助かったが、ベン・フィングは自分の胸まで撃つという正気を疑われる行為にまで及び、2万人の観客に衝撃を与えたのだ。
今後の処分も決めなくてはならないだろうし、なにより王子の解放の事もある。
まともな試合で決着がついていれば、師匠は堂々とベン・フィングに要求できたが、おそらくもうベン・フィングにそんな権限は無いだろう。
直接国王に話しを通さねばならないだろうから、その話しもしなければならない。
昨日、混乱の中の決着だった事や、被弾した師匠の体調も考慮されて、帰宅する事ができたが、無事に回復もしたし、早めに城へ行かなければならなかった。
ジョルジュは昨日来た時と同じ服装だった。
急な泊まりだったので、当然着替えは持って来ていない。
肌にピッタリとした黒いシャツに、ダークブラウンの革の胸当てを付けている。
腰の黒いベルトに引っ掛けるようにして、革製の矢筒を下げ、グレーのパンツに黒いブーツを履いている。
髪と瞳の色はアイスブルーだが、身に着けている物は、全体的にやや暗めの印象だ。
師匠が朝食の前にクリーンをかけていたので、シワも取れ、スッキリ綺麗になっている。
俺とジャニスは、今回はジョルジュと一緒に城の北の森へ行くだけなので、ローブや風のマントは置いて、軽装で行く事にした。
ジャニスは、プリーツの白い半袖シャツの上に、青いキャミソールワンピースを着ている。
明るい栗色の髪はいつも通り、一本に編み込み肩から流している。
男の俺は簡単に、イエローの半袖Tシャツに、黒のパンツだ。
着替えを済ませて、まだ支度中のヤヨイさんを玄関で待っていると、メアリーが青い紐を持って、俺に話しかけて来た。
「ウィッカー様、これからお出かけされるのですよね?」
「あ、あぁ・・・うん、ちょっと城の北の森まで、ね・・・」
昨日の夜の事を思い出し、つい言葉につまってしまう。
頭一つ分程身長に差があるで、メアリーは俺の前に立つと、自然と上目遣いになる。
目が合っただけで、なぜか胸が高鳴ってしまい、つい目を逸らしてしまった。
俺はこんなに動揺しているのに、メアリーはいつもと変わらないように見える。
「ウィッカー様、余計な事かもしれませんが、森へ行かれるのでしたら、髪を結ばれてみてはいかがでしょうか?枝に引っ掛かるかもしれないと思いましたので・・・」
そう言ってメアリーは手にしていた青い紐を、両手の平に乗せ、俺に見せて来た。
「あ、その方がいいかも。ウィッカーって、メアリーより髪長いし、今日も暑くなりそうだから、肌にくっつくと気持ち悪いと思うよ?そうしなよ」
ジャニスもメアリーに紐に目をやると、俺の髪を指しながら結べと進めて来る。
言われてみれば、その方が良いと思い、俺は紐を受け取ろうと手を伸ばした。
「ありがとう。じゃあ、そうさせて・・・」
お礼を言って、メアリーの手の平から紐を取ろうとすると、メアリーは俺の手を避けるように、素早く両手を後ろに隠してしまった。
意味が分からず目を丸くしてしまうと、メアリーは上目遣いに俺を見て、にこりと微笑み、広間のイスに手を向けた。
「ウィッカー様、私が結びますのでお座りください」
「え、いや、そのくらいなら自分でここでさっと・・・」
軽い口調で俺が手を振り断ろうとすると、メアリーの眉尻が下がり、とても悲しそうな目で俺を見つめてきた。
「私が結びます・・・・・私が・・・ウィッカー様の髪を・・・・・・」
口にする言葉はどんどん小さく、か細くなっていき、俺がまずいと思った瞬間だった。
「あーっつ!ウィッカー兄ちゃんがぁぁぁーっつ!またメアリーちゃんをいじめてるぅーっつ!」
トロワが大声で俺を指しながら、子供部屋の召集をかけた。
本当になんでコイツはタイミングよく出て来るんだ?新しい魔法か?
その後、俺は散々文句を言われ、メアリーに謝って、メアリーに髪を結んでもらう事になった。
さすがのジョルジュも、俺が子供達に囲まれて責められる光景には驚き、大変だな、と同情するように言われた。
師匠は足早に2階に非難し、ジャニスは耳を塞ぎながら、この馬鹿ウィッカー、と俺に毒を吐いた。
なぜ俺が怒られる?理不尽だ。
髪を結んでいる間、メアリーはとても上機嫌だった。
昨夜は子供達がお風呂を上がるとすぐに寝てしまい、大人とキャロル以外は、ジョルジュと会っていなかったのだ。
大勢の子供達に囲まれるが、ジョルジュは全く慌てず、むしろ多少表情も柔らかくして、一つ一つ丁寧に答えて行った。
名前はジョルジュ・ワーリントン。
21歳だよ。
お城より北の森に住んでるんだ。
昨夜、急に泊まる事になったんだ。
いつまで経っても終わらなそうなので、俺とジャニスが子供達に席につくよう声をかける。
5歳以上の子はだいたい一言で動いてくれるが、5歳以下の子は一言ではなかなか聞いてくれない。
そういう時は、トロワの出番だ。
「みんな!ご飯の時は静かにしなきゃだめだぞ!」
少し強い口調でトロワが声を上げると、子供達は。はい!と返事をして嘘のように素直に席についた。
いつ見ても、なぜここまでいう事をきかせられるのか、不思議でしょうがない。
師匠でさえ、トロワの子供達をまとめる力は真似できないと舌を巻いている。
朝食を終え、食後の紅茶を飲みながら、ジョルジュはヤヨイさんに、自分の住んでいる森に一度来て欲しいと声をかけた。
昨夜話していた事だが、ジョルジュが言うには、ヤヨイさんは風の精霊に気に入られたらしい。
理由は分からないが、ジュルジュは、こんな事は初めてだと驚いていた。
自分が毎日祈りを捧げている森に来て、精霊に触れて欲しいそうだ。
「でも、私には孤児院のお仕事がありますから・・・」
ジュルジュの正面に座りながら、チラリと後ろに目を向ける。
大部屋に入って行く子供達もいれば、そのまま広間に残り、イスに座って本を読んだり、人形で遊んでいる子達もいる。
ヤヨイさんは孤児院での生活にも慣れ、最近はずいぶん表情も明るくなった。
そして、子供達の世話をする事に喜びを感じているようだ。
「ヤヨイさん、行っておいで。なに、日帰りなら孤児院の事は気にせんでよかろう」
師匠は行ってきた方がいいと考えているようだ。
それでもヤヨイさんは子供達の方に目を向け、判断がつかないように表情を曇らせている。
「ヤヨイさん、本当に子供達が好きなんだね・・・みんな幸せ者だよ。こんなに大事に想ってもらえて。
でも、行ってきなよ?精霊に気に入られるなんて、私も聞いた事ないし、大事な事だと思うよ。師匠の言うように、日帰りならいいじゃない。ね?」
ジャニスが後押しをするように師匠の言葉に続けて話すと、ヤヨイさんはまだ少しの迷いはあるようだが、分かりました、と答えて頷いた。
俺も、師匠とジャニスと同じ意見だ。
ジュルジュが精霊と心を通わせている事も驚いた話しだが、そのジョルジュから、ヤヨイさんは精霊に気に入られたという発言が出た。これは前代未聞の出来事だ。
もし、この話しがこの孤児院の中ではなく、城で貴族達が耳にでもしていたら、今頃ヤヨイさんはどうなっていたか分からない。
なんせ発言者が、史上最強の弓使いと言われるジョルジュなのだ。
王宮仕えを断り、どこにも属さず、森でひっそり暮らしている変わり者だが、人間離れした弓の腕は右に出る者が無く、その腕だけで一目を置かれている存在だ。
信憑性は高いと見られ、おそらく権力者達の都合の良いように扱われ、自由は無くなっていただろう。
「師匠、俺も付いて行っていいですか?興味があるので」
「あ、私も付いて行こうと思ってたの。私も興味あるし、ヤヨイさん、初めての場所だと緊張しそうだから」
俺とジャニスが師匠に顔を向けると、師匠は、構わんよ、と言って了承してくれた。
「ただ、明日にはワシらも城へ行って、昨日の試合の事を国王陛下と話さねばならん。あまり疲れを残さんように、早く帰ってくるんじゃぞ?」
俺とジャニスは、分かりました、と返事をして出かける準備を始めた。
昨日の試合は、異常なものだった。
ベン・フィングは息子の他にもう一人刺客を雇い、師匠に二度も黒髪の針を撃ってきた。
幸い、ジョルジュのおかげで師匠の命は助かったが、ベン・フィングは自分の胸まで撃つという正気を疑われる行為にまで及び、2万人の観客に衝撃を与えたのだ。
今後の処分も決めなくてはならないだろうし、なにより王子の解放の事もある。
まともな試合で決着がついていれば、師匠は堂々とベン・フィングに要求できたが、おそらくもうベン・フィングにそんな権限は無いだろう。
直接国王に話しを通さねばならないだろうから、その話しもしなければならない。
昨日、混乱の中の決着だった事や、被弾した師匠の体調も考慮されて、帰宅する事ができたが、無事に回復もしたし、早めに城へ行かなければならなかった。
ジョルジュは昨日来た時と同じ服装だった。
急な泊まりだったので、当然着替えは持って来ていない。
肌にピッタリとした黒いシャツに、ダークブラウンの革の胸当てを付けている。
腰の黒いベルトに引っ掛けるようにして、革製の矢筒を下げ、グレーのパンツに黒いブーツを履いている。
髪と瞳の色はアイスブルーだが、身に着けている物は、全体的にやや暗めの印象だ。
師匠が朝食の前にクリーンをかけていたので、シワも取れ、スッキリ綺麗になっている。
俺とジャニスは、今回はジョルジュと一緒に城の北の森へ行くだけなので、ローブや風のマントは置いて、軽装で行く事にした。
ジャニスは、プリーツの白い半袖シャツの上に、青いキャミソールワンピースを着ている。
明るい栗色の髪はいつも通り、一本に編み込み肩から流している。
男の俺は簡単に、イエローの半袖Tシャツに、黒のパンツだ。
着替えを済ませて、まだ支度中のヤヨイさんを玄関で待っていると、メアリーが青い紐を持って、俺に話しかけて来た。
「ウィッカー様、これからお出かけされるのですよね?」
「あ、あぁ・・・うん、ちょっと城の北の森まで、ね・・・」
昨日の夜の事を思い出し、つい言葉につまってしまう。
頭一つ分程身長に差があるで、メアリーは俺の前に立つと、自然と上目遣いになる。
目が合っただけで、なぜか胸が高鳴ってしまい、つい目を逸らしてしまった。
俺はこんなに動揺しているのに、メアリーはいつもと変わらないように見える。
「ウィッカー様、余計な事かもしれませんが、森へ行かれるのでしたら、髪を結ばれてみてはいかがでしょうか?枝に引っ掛かるかもしれないと思いましたので・・・」
そう言ってメアリーは手にしていた青い紐を、両手の平に乗せ、俺に見せて来た。
「あ、その方がいいかも。ウィッカーって、メアリーより髪長いし、今日も暑くなりそうだから、肌にくっつくと気持ち悪いと思うよ?そうしなよ」
ジャニスもメアリーに紐に目をやると、俺の髪を指しながら結べと進めて来る。
言われてみれば、その方が良いと思い、俺は紐を受け取ろうと手を伸ばした。
「ありがとう。じゃあ、そうさせて・・・」
お礼を言って、メアリーの手の平から紐を取ろうとすると、メアリーは俺の手を避けるように、素早く両手を後ろに隠してしまった。
意味が分からず目を丸くしてしまうと、メアリーは上目遣いに俺を見て、にこりと微笑み、広間のイスに手を向けた。
「ウィッカー様、私が結びますのでお座りください」
「え、いや、そのくらいなら自分でここでさっと・・・」
軽い口調で俺が手を振り断ろうとすると、メアリーの眉尻が下がり、とても悲しそうな目で俺を見つめてきた。
「私が結びます・・・・・私が・・・ウィッカー様の髪を・・・・・・」
口にする言葉はどんどん小さく、か細くなっていき、俺がまずいと思った瞬間だった。
「あーっつ!ウィッカー兄ちゃんがぁぁぁーっつ!またメアリーちゃんをいじめてるぅーっつ!」
トロワが大声で俺を指しながら、子供部屋の召集をかけた。
本当になんでコイツはタイミングよく出て来るんだ?新しい魔法か?
その後、俺は散々文句を言われ、メアリーに謝って、メアリーに髪を結んでもらう事になった。
さすがのジョルジュも、俺が子供達に囲まれて責められる光景には驚き、大変だな、と同情するように言われた。
師匠は足早に2階に非難し、ジャニスは耳を塞ぎながら、この馬鹿ウィッカー、と俺に毒を吐いた。
なぜ俺が怒られる?理不尽だ。
髪を結んでいる間、メアリーはとても上機嫌だった。
0
お気に入りに追加
142
あなたにおすすめの小説
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる