147 / 1,367
【147 ブレンダン 対 ベン・フィング】
しおりを挟む
ブレンダンは三日前、ウィッカー達へ見せたものと同じ構えをとった。
腰をやや落とし、左右の足を広げ、左足を少し後ろに引くと、右手を胸の前、左手を腰の位置に、両手の平をベン・フィングに向けている。
ベン・フィングは開始の合図を聞くなり、両手を左右に全開で広げた。その両手は肘の辺りから炎を帯びている。
「あれはっ!まずい・・・師匠の技がきかない魔法だ!」
ウィッカーが席を立ちかけると、ジャニスはウィッカーの肩に手を置き、押しとどめた。
「・・・ウィッカー、師匠を信じて座ってなさい」
そう口にするジャニスの目は、ブレンダンから視線を外さずに、試合を最後まで見留める覚悟を持っていた。
「双炎砲!」
ベン・フィングが、広げた両手をブレンダンに向け合わせると、文字通りの燃え盛る炎が二発絡まり合いながら放たれた。
炎は砲弾の如き凄まじい勢いで、目の前の標的を焼き尽くさんと襲い掛かる。
しかし、自分に向かってくる激しい炎を見ても、ブレンダンは眉一つ動かさず、右手を前に出し、冷静に結界を張ると、炎はブレンダンの正面で左右に分かれるようにかき消され、難なく凌いでみせられた。
「ほっほっほ、さすがベン殿、引退されて長いのに、なかなかの威力でしたぞ」
ベン・フィングの放った双炎砲の残り火は、まだ地面を焦がしているが、ブレンダンは結界を解くと、軽く両手を打ち合わせ、にこやかに称賛の言葉を口にした。
「うわぁ~・・・師匠、拍手までしてる・・・こりゃ、徹底的に潰すつもりだわ」
ジャニスは額に手を当て、苦笑い交じりに呟いた。
中級の火魔法、双炎砲を簡単に防がれたベン・フィングだが、薄ら笑いを浮かべるその表情には、まだ余裕が見えた。
「ふん!ブレンダンよ、貴様がそのくらいやるのは分かっていた。では、これならどうだ!」
ベン・フィングは両手を頭上に上げ魔力を込めると、勢いよくに地面に両手を振り下ろした。
「地氷走り!」
前かがみになり、ブレンダンに向け地面に着いた両手からは、氷の槍が無数に地面から飛び出し、まるで走るように襲い掛かってきた。
「あれも駄目だ・・・師匠!」
ウィッカーは苦々しく言葉を漏らすが、ジャニスは対照的にまるで焦りを見せず、むしろ余裕を持って試合を眺めていた。
「ウィッカー、師匠を信じろって言ったでしょ?いくら結界のみって条件があるからって、私達の師匠があの程度でやられると思う?」
ジャニスの言葉通り、ブレンダンは再び右手を前に出し、自身の前に青く輝く結界を張ると、ベン・フィングの氷魔法 地氷走りは、その氷の槍をブレンダンに突き立てる事ができず、結界にぶつかり粉々に砕け散った。
「ほらね?あんた焦り過ぎよ。大丈夫、いずれ師匠が待っている魔法を撃つときが必ずくるから。それまでは待つしかないけど、ベン・フィングに師匠の結界は破れない。だからこれは、時間はかかってもいずれ師匠が勝つ勝負なのよ」
ジャニスはブレンダンの勝利を信じて疑っていなかった。
事実、ベン・フィングの放った魔法はブレンダンに余裕を持って防がれており、仮に上級魔法を放ったとしても、結果は変わらないだろう。
この時点で、それほどの差が見て取れた。
「ジャニス・・・確かにそうだよ。この前見せてもらったあの技もあるんだ。師匠が負けるとは思えない。でも、あのベン・フィングだぜ?あいつが、あんな狡猾なヤツが、何の策もないまま勝負に来ると思うか?俺の杞憂ならいいんだ。でも、嫌な予感がするんだ。アイツが試合場に現れた時から、なにか嫌な感じがするんだ。早く決着をつけた方がいい・・・」
ジャニスは、ウィッカーの焦りは、制限のある戦い方を強いられているブレンダンを、心配しているからと思っていた。
ジャニス自身、ブレンダンに対して心配が全く無いわけではない。
しかし、結界のみの戦いであっても、今だ現役のようなブレンダンの魔力量は、ベン・フィングを圧倒的に上回っており、ベン・フィングがいかに消極的な戦い方をしたとしても、いずれ魔力が先に尽きる事はすでに見えていた。
だが、ウィッカーは、ベン・フィングのその心根に懸念を抱いている。
この試合、例えハンデ戦であっても、ブレンダンに勝ったとなれば、大臣の発言力は更に強さを持つであろう。これだけ多くの国民の前で、魔戦トーナメント10連覇のブレンダン以上の強さを見せつけるのだ。
その影響力は計り知れないものとなろう。
ブレンダンはどんな条件であっても、その名前だけでも倒す価値がある男だった。
だが、逆に負ければ、これまで国王以上の存在感を発揮し、時には乱暴とも言える強引な手法を持って、国を動かしてきた大臣の威厳に大きな傷がつくであろう。
相手がブレンダンであっても、結界のみという大きなハンデを背負っているのだ。
負けるはずがない。負けていい試合でもないのだ。
この戦いは条件は同じでも、勝利と敗北で二面性の取られ方をする戦いだった。
ウィッカーの懸念に、ジャニスは耳を傾けた。
長い付き合いだ。ブレンダンの強さはウィッカーも十分に承知している。そしてブレンダンのあの技は、先日身をもって体験したのだ。
それでも尚、ウィッカーが嫌な予感がすると言うので、あれば、それは嫌な事が起こる前提で考えた方がいい。
ジャニスは、ウィッカーの懸念を、自分の懸念として考えた。
もし、この状況でベン・フィングが勝つために策を要するとすれば、それはどんなものか?
自分ならば、ベン・フィングをどう疑う?
ジャニスも、ベン・フィングの狡猾さは知っている。そして強い自尊心も。
魔道具の使用は、ブレンダンのみができない。
だから、ベン・フィングは魔道具を使用する事はできる。できるが、これだけ大勢の観客の前で、ただでさえハンデ戦なのに、自分だけ魔道具を使えば、勝ったとしても反発しか生まないだろう。
自尊心の強いベン・フィングが、そんな行為をするとは思えない。
やるとすれば・・・自分以外・・・・・・
「ウィッカー、パトリックさん、客席に・・・ベン・フィングの刺客がいるかもしれない」
周囲に気付かれないように、ジャニスは声を抑えて言葉を口にした。
「なに?」
「なんだって?」
ウィッカーとパトリックは、二人の間に座り前を向いたまま言葉を発するジャニスに、揃って顔を向けた。
「できれば、二人とも前を向いたまま話して。確証は無いけど、ウィッカーの話しを聞いて考えてみた。
万一にも負けられないベン・フィングは、自分に有利な戦いだとしても、やっぱり師匠が何かの手を用意してるとは考えているはず。そしてベン・フィングは、もし自分が窮地に陥った時のため、起死回生の一手を用意していると思うの。でも、このハンデ戦では自分は魔道具を使いたくても使えない。
それなら、自分以外の協力者に使わせればいい・・・・・そう考えてもおかしくないんじゃないかな?」
「なるほど・・・」
パトリックはすぐに前に向き直ると、感心するような声で納得の言葉を口にした。
「ジャニスは凄いな・・・俺はただ、漠然と不安は感じていただけで、ベン・フィングの協力者にまで、考えは及びつかなかった」
ウィッカーも正面に体を向き直らせ、ジャニスの考えに感服した。
「うぅん、ウィッカーが嫌な予感がするって話してくれたからだよ。私は・・・ちょっと油断してた。試合だけ見て、師匠の勝利を確信して、それで終わりだった。でも、考えてみればウィッカーの言う通りだよ。あの大臣が、なんの策も無しにこの場に立つとは思えない・・・だから、おそらく協力者はいると思う」
「ジャニス、ウィッカー、お前らは二人ともすごいよ。俺は嫌な予感も、そんな考えも頭に無かった・・・・・さすがだ。しかし、この広い闘技場で、一体どう警戒する?協力者ったって、どんなヤツなのか全く分からないんじゃ・・・・・」
パトリックは難しそうに言葉を口にした。
「ジョン・フィング・・・・・ベン・フィングの息子の青魔法使い。あいつなら裏切る心配も無い。ベン・フィングが唯一心から信用している協力者よ」
腰をやや落とし、左右の足を広げ、左足を少し後ろに引くと、右手を胸の前、左手を腰の位置に、両手の平をベン・フィングに向けている。
ベン・フィングは開始の合図を聞くなり、両手を左右に全開で広げた。その両手は肘の辺りから炎を帯びている。
「あれはっ!まずい・・・師匠の技がきかない魔法だ!」
ウィッカーが席を立ちかけると、ジャニスはウィッカーの肩に手を置き、押しとどめた。
「・・・ウィッカー、師匠を信じて座ってなさい」
そう口にするジャニスの目は、ブレンダンから視線を外さずに、試合を最後まで見留める覚悟を持っていた。
「双炎砲!」
ベン・フィングが、広げた両手をブレンダンに向け合わせると、文字通りの燃え盛る炎が二発絡まり合いながら放たれた。
炎は砲弾の如き凄まじい勢いで、目の前の標的を焼き尽くさんと襲い掛かる。
しかし、自分に向かってくる激しい炎を見ても、ブレンダンは眉一つ動かさず、右手を前に出し、冷静に結界を張ると、炎はブレンダンの正面で左右に分かれるようにかき消され、難なく凌いでみせられた。
「ほっほっほ、さすがベン殿、引退されて長いのに、なかなかの威力でしたぞ」
ベン・フィングの放った双炎砲の残り火は、まだ地面を焦がしているが、ブレンダンは結界を解くと、軽く両手を打ち合わせ、にこやかに称賛の言葉を口にした。
「うわぁ~・・・師匠、拍手までしてる・・・こりゃ、徹底的に潰すつもりだわ」
ジャニスは額に手を当て、苦笑い交じりに呟いた。
中級の火魔法、双炎砲を簡単に防がれたベン・フィングだが、薄ら笑いを浮かべるその表情には、まだ余裕が見えた。
「ふん!ブレンダンよ、貴様がそのくらいやるのは分かっていた。では、これならどうだ!」
ベン・フィングは両手を頭上に上げ魔力を込めると、勢いよくに地面に両手を振り下ろした。
「地氷走り!」
前かがみになり、ブレンダンに向け地面に着いた両手からは、氷の槍が無数に地面から飛び出し、まるで走るように襲い掛かってきた。
「あれも駄目だ・・・師匠!」
ウィッカーは苦々しく言葉を漏らすが、ジャニスは対照的にまるで焦りを見せず、むしろ余裕を持って試合を眺めていた。
「ウィッカー、師匠を信じろって言ったでしょ?いくら結界のみって条件があるからって、私達の師匠があの程度でやられると思う?」
ジャニスの言葉通り、ブレンダンは再び右手を前に出し、自身の前に青く輝く結界を張ると、ベン・フィングの氷魔法 地氷走りは、その氷の槍をブレンダンに突き立てる事ができず、結界にぶつかり粉々に砕け散った。
「ほらね?あんた焦り過ぎよ。大丈夫、いずれ師匠が待っている魔法を撃つときが必ずくるから。それまでは待つしかないけど、ベン・フィングに師匠の結界は破れない。だからこれは、時間はかかってもいずれ師匠が勝つ勝負なのよ」
ジャニスはブレンダンの勝利を信じて疑っていなかった。
事実、ベン・フィングの放った魔法はブレンダンに余裕を持って防がれており、仮に上級魔法を放ったとしても、結果は変わらないだろう。
この時点で、それほどの差が見て取れた。
「ジャニス・・・確かにそうだよ。この前見せてもらったあの技もあるんだ。師匠が負けるとは思えない。でも、あのベン・フィングだぜ?あいつが、あんな狡猾なヤツが、何の策もないまま勝負に来ると思うか?俺の杞憂ならいいんだ。でも、嫌な予感がするんだ。アイツが試合場に現れた時から、なにか嫌な感じがするんだ。早く決着をつけた方がいい・・・」
ジャニスは、ウィッカーの焦りは、制限のある戦い方を強いられているブレンダンを、心配しているからと思っていた。
ジャニス自身、ブレンダンに対して心配が全く無いわけではない。
しかし、結界のみの戦いであっても、今だ現役のようなブレンダンの魔力量は、ベン・フィングを圧倒的に上回っており、ベン・フィングがいかに消極的な戦い方をしたとしても、いずれ魔力が先に尽きる事はすでに見えていた。
だが、ウィッカーは、ベン・フィングのその心根に懸念を抱いている。
この試合、例えハンデ戦であっても、ブレンダンに勝ったとなれば、大臣の発言力は更に強さを持つであろう。これだけ多くの国民の前で、魔戦トーナメント10連覇のブレンダン以上の強さを見せつけるのだ。
その影響力は計り知れないものとなろう。
ブレンダンはどんな条件であっても、その名前だけでも倒す価値がある男だった。
だが、逆に負ければ、これまで国王以上の存在感を発揮し、時には乱暴とも言える強引な手法を持って、国を動かしてきた大臣の威厳に大きな傷がつくであろう。
相手がブレンダンであっても、結界のみという大きなハンデを背負っているのだ。
負けるはずがない。負けていい試合でもないのだ。
この戦いは条件は同じでも、勝利と敗北で二面性の取られ方をする戦いだった。
ウィッカーの懸念に、ジャニスは耳を傾けた。
長い付き合いだ。ブレンダンの強さはウィッカーも十分に承知している。そしてブレンダンのあの技は、先日身をもって体験したのだ。
それでも尚、ウィッカーが嫌な予感がすると言うので、あれば、それは嫌な事が起こる前提で考えた方がいい。
ジャニスは、ウィッカーの懸念を、自分の懸念として考えた。
もし、この状況でベン・フィングが勝つために策を要するとすれば、それはどんなものか?
自分ならば、ベン・フィングをどう疑う?
ジャニスも、ベン・フィングの狡猾さは知っている。そして強い自尊心も。
魔道具の使用は、ブレンダンのみができない。
だから、ベン・フィングは魔道具を使用する事はできる。できるが、これだけ大勢の観客の前で、ただでさえハンデ戦なのに、自分だけ魔道具を使えば、勝ったとしても反発しか生まないだろう。
自尊心の強いベン・フィングが、そんな行為をするとは思えない。
やるとすれば・・・自分以外・・・・・・
「ウィッカー、パトリックさん、客席に・・・ベン・フィングの刺客がいるかもしれない」
周囲に気付かれないように、ジャニスは声を抑えて言葉を口にした。
「なに?」
「なんだって?」
ウィッカーとパトリックは、二人の間に座り前を向いたまま言葉を発するジャニスに、揃って顔を向けた。
「できれば、二人とも前を向いたまま話して。確証は無いけど、ウィッカーの話しを聞いて考えてみた。
万一にも負けられないベン・フィングは、自分に有利な戦いだとしても、やっぱり師匠が何かの手を用意してるとは考えているはず。そしてベン・フィングは、もし自分が窮地に陥った時のため、起死回生の一手を用意していると思うの。でも、このハンデ戦では自分は魔道具を使いたくても使えない。
それなら、自分以外の協力者に使わせればいい・・・・・そう考えてもおかしくないんじゃないかな?」
「なるほど・・・」
パトリックはすぐに前に向き直ると、感心するような声で納得の言葉を口にした。
「ジャニスは凄いな・・・俺はただ、漠然と不安は感じていただけで、ベン・フィングの協力者にまで、考えは及びつかなかった」
ウィッカーも正面に体を向き直らせ、ジャニスの考えに感服した。
「うぅん、ウィッカーが嫌な予感がするって話してくれたからだよ。私は・・・ちょっと油断してた。試合だけ見て、師匠の勝利を確信して、それで終わりだった。でも、考えてみればウィッカーの言う通りだよ。あの大臣が、なんの策も無しにこの場に立つとは思えない・・・だから、おそらく協力者はいると思う」
「ジャニス、ウィッカー、お前らは二人ともすごいよ。俺は嫌な予感も、そんな考えも頭に無かった・・・・・さすがだ。しかし、この広い闘技場で、一体どう警戒する?協力者ったって、どんなヤツなのか全く分からないんじゃ・・・・・」
パトリックは難しそうに言葉を口にした。
「ジョン・フィング・・・・・ベン・フィングの息子の青魔法使い。あいつなら裏切る心配も無い。ベン・フィングが唯一心から信用している協力者よ」
0
お気に入りに追加
211
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

【完結】平民聖女の愛と夢
ここ
ファンタジー
ソフィは小さな村で暮らしていた。特技は治癒魔法。ところが、村人のマークの命を救えなかったことにより、村全体から、無視されるようになった。食料もない、お金もない、ソフィは仕方なく旅立った。冒険の旅に。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる