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【129 秘めた想い】
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「なぁ、ジャニス・・・メアリーの事、なんとかならないか?」
「いいじゃん、料理上手だし、掃除洗濯なんでもできる。女の私から見ても可愛いし、このままお嫁にもらっちゃいなよ?むしろ何が不満なの?」
昼食を終えた後、孤児院の外にある大きな木の下で、日差しを避けながらジャニスにメアリーの事を相談してみた。
「自分でご飯が食べたい。自分で髪の毛梳きたい。夜、一人でトイレに行きたい」
「ボタン留められるのは断れたんでしょ?」
「さすがにな・・・人にボタン留めてもらうのって、なんかムズムズしてさ。シャツの袖は絶対に私が通します!ってそこだけは譲らなかったけどさ」
「じゃあいいじゃん。あんたにそんなに尽くす子、もう二度と現れないよ?贅沢な文句言わないの!」
ジャニスにおでこを指で弾かれる。
メアリーは一人暮らしだ。
王宮へは通いで仕えているが、今回のバッタの件で、今後の王宮仕えをどうするか悩んでいるらしい。
今は休職扱いにしてもらってるそうで、毎日朝早くから孤児院に通って来ている。
師匠はメアリーを可愛がっている。
メアリーが正式に王宮仕えを辞めるなら、孤児院で雇ってもいいと言っている。
今は正式に雇用していないので、あくまでメアリーが善意で、孤児院の仕事を手伝っているという状況だが、ただ働きはさせられないという事で、多くはないが日当と、食事は全て孤児院で持ち、寝泊りしたい時は、空き部屋を自由に使っていいという事で、話しはまとまっている。
あの日一緒に戦った魔法使い達の半数は王宮仕えを辞め、田舎へ帰る者や、知人を頼り新たな道を歩む者もいた。
カエストゥスの魔法兵団も、事情を知っているので、無理に引き留める事もせず、実にあっさりと辞職を受理していた。
「メアリー悩んでたよ。ウィッカーがお嫁にもらえば解決なんだから、さっさと結婚しちゃいなさいよ。確かに、ちょっと思い込みっていうか、すごいとこあるけど、あの子良い子だよ。ウィッカーはメアリーの事嫌いなの?」
ジャニスは大木に背中を預け、腕を組み、隣に立つウィッカーの気持ちを探るように、顔を覗き込んできた。
「いや、嫌いなわけじゃないけど・・・その、メアリーが俺を想う程の気持ちを、俺がメアリーには持てないからさ。そんなんで結婚て言われても・・・」
ジャニスは、ふーん、とだけ呟くと、大木から背を離し、一歩前に出てウィッカーに背を向けた。
「まぁ、ウィッカーの気持ちも理解はできるよ。知り合ってほんの7日程度だもんね。いきなり結婚は私も急ぎ過ぎな事言ったかな。でもさ、メアリーの事は私も好きだし、師匠も可愛がってるよ。子供たちも、みんな懐いてる。だからさ、ウィッカーにはちょっと大変なのかもしれないけど、悪い方にばかり考えないで、良い方に見てあげてほしいな。一度、2人で出かけてみたら?ゆっくり話してみなよ、メアリーも話して分からない子じゃないと思うよ」
じゃあね、と後ろ手に振って、ジャニスは孤児院内に戻って行った。
遠ざかっていくジャニスの背中を見送り、ウィッカーは腰を下ろすと、両手を頭の後ろで組み、そのまま背中から後ろに倒れた。
木陰の外は夏の日光にさらされ熱くなっているが、陽の光にさらされていない草場は寝転がるには丁度良い温度だった。
「・・・メアリーと二人で、か・・・」
「お呼びですか?」
「うおぉッ!?」
寝そべって一人言を漏らすと、突然メアリーの顔が目の前に現れ、驚きのあまり叫び声を上げた。
いつの間にか寝そべったウィッカーの隣に、メアリーが足を崩し座っている。
そして上からウィッカーの顔を覗き込むように見て微笑んでいた。
「メ、メアリー!?なんで!?なんでここに!?」
「ウフフ、おかしなウィッカー様。だって、私がウィッカー様のおそばにいるのは当たり前ではありませんか?」
メアリーは本当におかしそうに、両手の指先を口元に当て微笑んでいる。
「いや、あのさ、ほら、俺も驚くから、もっとこう・・・」
「ウィッカー様、私の膝をどうぞ」
ウィッカーの言葉を待たず、メアリーは体を起こしたウィッカーに、自分の膝に手の平を差し向けた。
「え、いや、そんな・・・」
「遠慮なさらずに」
そう言ってウィッカーの肩に手をかけ、後ろ向きにさせると、そのままウィッカーの背を自分に向けて倒した。丁度ウィッカーの頭がメアリーの膝の上に落ち、膝枕の完成である。
「いかがですか?」
真上からウィッカーの顔を覗き込み、メアリーは目を細める。
その青い瞳はウィッカーだけを映し、愛しい感情を隠そうとはしていなかった。
「あ、その・・・えっと・・・メアリー、俺にはよく分からない。その、キミの気持ちは分かってるつもりだけど、俺は・・・・・・」
じっと見つめられ、ウィッカーは思わず視線を逸らしてしまった。
なぜ自分がこれほどメアリーに想われているのか、ウィッカーは何度も考えた。
やはり、あの時、メアリーの前からバッタを焼き尽くした事がきっかけなのだろうとは思った。
自分を好きになってくれる子がいるのは素直に嬉しいと思う。
でも、自分は同じくらいの気持ちを返せそうにない。
ウィッカーが言葉に詰まると、メアリーの手が優しくウィッカーの前髪を撫でた。
「いいんです」
その小さな口から静かに零れた言葉に、ウィッカーは視線を戻した。
「私の気持ちなんです。私はウィッカー様をお慕いしております。ウィッカー様のお気持ちが私に無くても、私がウィッカー様を想う事は・・・・・・どうかお許しください」
「メアリー・・・・・・なんで、そこまで・・・・・・」
「・・・・・・偶然だったんです。私が8歳で王宮仕えになった時、ウィッカー様が、この教会で、タジーム様と一緒に修練を積んでおられるのを、たまたま通りかかって目にしただけなんです・・・・・・
私は、天才と謳われているウィッカー様が、どのような修練をされているのか気になって、木陰に隠れてこっそり見てました。でも・・・タジーム様の魔力は、ウィッカー様よりもはるかに大きかった。当時、4歳だったタジーム様は、10歳のウィッカー様の魔力を大きく超えられていました・・・」
あの日の光景がウィッカーの頭に思い起こされた。
初めて王子と修練をした日、王子の圧倒的魔力は自分をはるかに凌駕していた。
「・・・見てたのか?」
「はい。隠れて見てました」
ウィッカーの口から笑いが漏れた。
「アハハ!なんだ、あれ見てたのか?王子ってすげぇだろ?あんな小さい時から、俺よりずっと強かったんだぜ。あの日、もちろん悔しい気持ちもあったけど、王子ってすげぇんだなって思ってさ、俺ももっと強くならなきゃなって思ったんだ。そっか、あの日メアリーも見てたんだ?なんかすごい偶然だな」
屈託のない笑顔でタジームの事を、まるで自分の自慢話のように話すウィッカーに、メアリーは優しく微笑みウィッカーの頭をもう一度撫でた。
「そういうところです。ウィッカー様はとてもお優しい。そして、人を素直に敬い思いやれる綺麗な心をお持ちです。あの日も今と同じ笑顔で、同じお言葉をタジーム様へかけてらっしゃいましたね。あの日以来・・・私の心にはいつも、あの日見た、私より少し年上の男の子がおりました。そして先日、私は成長した少年と・・・いえ、大人になったウィッカー様と直接お会いする事ができました。私が一方的に知っているだけでしたが・・・・・やっぱりウィッカー様はあの日のまま、お優しいままのウィッカー様でした。あの時、恐怖に震える私を助けてくださったウィッカー様を、変わらない笑顔を持つウィッカー様を、私は心からお慕いしております」
そう言って微笑むメアリーは、とても美しかった
ウィッカーはその笑顔から目を離す事ができず、二人の視線はいつまでも交じり合い続けた
「いいじゃん、料理上手だし、掃除洗濯なんでもできる。女の私から見ても可愛いし、このままお嫁にもらっちゃいなよ?むしろ何が不満なの?」
昼食を終えた後、孤児院の外にある大きな木の下で、日差しを避けながらジャニスにメアリーの事を相談してみた。
「自分でご飯が食べたい。自分で髪の毛梳きたい。夜、一人でトイレに行きたい」
「ボタン留められるのは断れたんでしょ?」
「さすがにな・・・人にボタン留めてもらうのって、なんかムズムズしてさ。シャツの袖は絶対に私が通します!ってそこだけは譲らなかったけどさ」
「じゃあいいじゃん。あんたにそんなに尽くす子、もう二度と現れないよ?贅沢な文句言わないの!」
ジャニスにおでこを指で弾かれる。
メアリーは一人暮らしだ。
王宮へは通いで仕えているが、今回のバッタの件で、今後の王宮仕えをどうするか悩んでいるらしい。
今は休職扱いにしてもらってるそうで、毎日朝早くから孤児院に通って来ている。
師匠はメアリーを可愛がっている。
メアリーが正式に王宮仕えを辞めるなら、孤児院で雇ってもいいと言っている。
今は正式に雇用していないので、あくまでメアリーが善意で、孤児院の仕事を手伝っているという状況だが、ただ働きはさせられないという事で、多くはないが日当と、食事は全て孤児院で持ち、寝泊りしたい時は、空き部屋を自由に使っていいという事で、話しはまとまっている。
あの日一緒に戦った魔法使い達の半数は王宮仕えを辞め、田舎へ帰る者や、知人を頼り新たな道を歩む者もいた。
カエストゥスの魔法兵団も、事情を知っているので、無理に引き留める事もせず、実にあっさりと辞職を受理していた。
「メアリー悩んでたよ。ウィッカーがお嫁にもらえば解決なんだから、さっさと結婚しちゃいなさいよ。確かに、ちょっと思い込みっていうか、すごいとこあるけど、あの子良い子だよ。ウィッカーはメアリーの事嫌いなの?」
ジャニスは大木に背中を預け、腕を組み、隣に立つウィッカーの気持ちを探るように、顔を覗き込んできた。
「いや、嫌いなわけじゃないけど・・・その、メアリーが俺を想う程の気持ちを、俺がメアリーには持てないからさ。そんなんで結婚て言われても・・・」
ジャニスは、ふーん、とだけ呟くと、大木から背を離し、一歩前に出てウィッカーに背を向けた。
「まぁ、ウィッカーの気持ちも理解はできるよ。知り合ってほんの7日程度だもんね。いきなり結婚は私も急ぎ過ぎな事言ったかな。でもさ、メアリーの事は私も好きだし、師匠も可愛がってるよ。子供たちも、みんな懐いてる。だからさ、ウィッカーにはちょっと大変なのかもしれないけど、悪い方にばかり考えないで、良い方に見てあげてほしいな。一度、2人で出かけてみたら?ゆっくり話してみなよ、メアリーも話して分からない子じゃないと思うよ」
じゃあね、と後ろ手に振って、ジャニスは孤児院内に戻って行った。
遠ざかっていくジャニスの背中を見送り、ウィッカーは腰を下ろすと、両手を頭の後ろで組み、そのまま背中から後ろに倒れた。
木陰の外は夏の日光にさらされ熱くなっているが、陽の光にさらされていない草場は寝転がるには丁度良い温度だった。
「・・・メアリーと二人で、か・・・」
「お呼びですか?」
「うおぉッ!?」
寝そべって一人言を漏らすと、突然メアリーの顔が目の前に現れ、驚きのあまり叫び声を上げた。
いつの間にか寝そべったウィッカーの隣に、メアリーが足を崩し座っている。
そして上からウィッカーの顔を覗き込むように見て微笑んでいた。
「メ、メアリー!?なんで!?なんでここに!?」
「ウフフ、おかしなウィッカー様。だって、私がウィッカー様のおそばにいるのは当たり前ではありませんか?」
メアリーは本当におかしそうに、両手の指先を口元に当て微笑んでいる。
「いや、あのさ、ほら、俺も驚くから、もっとこう・・・」
「ウィッカー様、私の膝をどうぞ」
ウィッカーの言葉を待たず、メアリーは体を起こしたウィッカーに、自分の膝に手の平を差し向けた。
「え、いや、そんな・・・」
「遠慮なさらずに」
そう言ってウィッカーの肩に手をかけ、後ろ向きにさせると、そのままウィッカーの背を自分に向けて倒した。丁度ウィッカーの頭がメアリーの膝の上に落ち、膝枕の完成である。
「いかがですか?」
真上からウィッカーの顔を覗き込み、メアリーは目を細める。
その青い瞳はウィッカーだけを映し、愛しい感情を隠そうとはしていなかった。
「あ、その・・・えっと・・・メアリー、俺にはよく分からない。その、キミの気持ちは分かってるつもりだけど、俺は・・・・・・」
じっと見つめられ、ウィッカーは思わず視線を逸らしてしまった。
なぜ自分がこれほどメアリーに想われているのか、ウィッカーは何度も考えた。
やはり、あの時、メアリーの前からバッタを焼き尽くした事がきっかけなのだろうとは思った。
自分を好きになってくれる子がいるのは素直に嬉しいと思う。
でも、自分は同じくらいの気持ちを返せそうにない。
ウィッカーが言葉に詰まると、メアリーの手が優しくウィッカーの前髪を撫でた。
「いいんです」
その小さな口から静かに零れた言葉に、ウィッカーは視線を戻した。
「私の気持ちなんです。私はウィッカー様をお慕いしております。ウィッカー様のお気持ちが私に無くても、私がウィッカー様を想う事は・・・・・・どうかお許しください」
「メアリー・・・・・・なんで、そこまで・・・・・・」
「・・・・・・偶然だったんです。私が8歳で王宮仕えになった時、ウィッカー様が、この教会で、タジーム様と一緒に修練を積んでおられるのを、たまたま通りかかって目にしただけなんです・・・・・・
私は、天才と謳われているウィッカー様が、どのような修練をされているのか気になって、木陰に隠れてこっそり見てました。でも・・・タジーム様の魔力は、ウィッカー様よりもはるかに大きかった。当時、4歳だったタジーム様は、10歳のウィッカー様の魔力を大きく超えられていました・・・」
あの日の光景がウィッカーの頭に思い起こされた。
初めて王子と修練をした日、王子の圧倒的魔力は自分をはるかに凌駕していた。
「・・・見てたのか?」
「はい。隠れて見てました」
ウィッカーの口から笑いが漏れた。
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屈託のない笑顔でタジームの事を、まるで自分の自慢話のように話すウィッカーに、メアリーは優しく微笑みウィッカーの頭をもう一度撫でた。
「そういうところです。ウィッカー様はとてもお優しい。そして、人を素直に敬い思いやれる綺麗な心をお持ちです。あの日も今と同じ笑顔で、同じお言葉をタジーム様へかけてらっしゃいましたね。あの日以来・・・私の心にはいつも、あの日見た、私より少し年上の男の子がおりました。そして先日、私は成長した少年と・・・いえ、大人になったウィッカー様と直接お会いする事ができました。私が一方的に知っているだけでしたが・・・・・やっぱりウィッカー様はあの日のまま、お優しいままのウィッカー様でした。あの時、恐怖に震える私を助けてくださったウィッカー様を、変わらない笑顔を持つウィッカー様を、私は心からお慕いしております」
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