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116 濁った空と歪んだ石畳 ②
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『ジェロム・ブラントだ』
男は唐突にそう名乗った。いつまでも、おい、お前、では不便と思ったのだろう。
『分かった』
俺は返事だけは返した。だが、必要以外の会話をする気にはなれないし、ジェロムも、それは同じだろう。
ギスギスした空気のまま、ドアを開け歩を進めて行った。
『・・・お前、俺達をどうやってこの夢の世界に連れてきたんだ?』
何度か目のドアを開けた時、ふいに頭に浮かんだ疑問をそのまま口にすると、ジェロムは意外にもすぐ反応した。
『あぁ、最後に飲ませた食後のワインに薬を入れたんだ。使い方は簡単だ。まず、俺の親父に薬を飲ませる。次にお前達のワインに薬を入れて飲ませる。それだけだ。最初に薬を飲んだ相手と同じ薬を飲むと、寝た時に、最初に薬を飲んだ相手の夢の中に、精神体となって自動的に入ってしまうんだ』
『へぇ、たったそれだけか?でも、最初に薬を飲んだ相手なんて、そんなの判別できるものなのか?』
『薬はビンに入った液体だ。それに何でもいいから体の一部を付けるんだ。だから親父の髪の毛を付けた。そして夢に入る人間は、それを水でも酒でもいいから混ぜて飲むんだよ』
つまり、俺達は、ジェロムの親父の髪の毛を付けた薬を飲んで、この世界に来たというわけだ。
あまり気持ちのよいものではないな。
『この魔道具は、夢見の水と言ってな、国の指定の魔道具店でないと買う事はできない。そして、購入には厳しい審査がある。なんせ、他人の夢に入れるんだ。悪用される可能性を考えれば、恐ろしい魔道具だからな』
『なるほど、そんなすごい魔道具をよく持ってるな?』
『・・・ありがたい事に連中が置いていったんだよ。遊びのつもりなのかもな?助けられるものなら、助けてみろって。どうしようもない現実を突きつけて、俺の心を折るつもりかもしれないが』
再びジェロムの目に怒りが見える。
話に聞く二人の魔法使いの話は、怒りのスイッチになるらしい。
だが、同情はできるが、やはりこんなやり方は許せない。俺たちはまた口をつぐみ、ドアを開け前に進んだ。
『・・・ここはお前の親父さんの夢の中なんだよな?』
『あ?最初に言ったろ?そうだ。俺の親父の夢の中だ』
もう何十回ドアをくぐり進んだろう。一向に景色が変わらない。
目に入る景色は、油膜のような濁った空。曲がりくねった石畳。それだけだ。
『俺の勝手なイメージだが、夢の中ってのは、その人の好きな物で溢れていたりするんじゃないのか?親父さんが料理人なら、例えば山のようなでかいパスタや食材があったり、とにかくもっと明るく楽しいイメージだ。だけど、なんでこんな殺風景が続くんだ?』
俺の指摘にジェロムは、ほぅ、と呟き、長い前髪をたくし上げた。
『ぼんやり歩いてるんじゃなくて、ちゃんと考えてるじゃねぇか?そうだ。お前の言う通り、最初はそうだった。空は青空で、でかい玉ねぎやトマトがゴロゴロ転がってて、山のような鍋がグツグツ野菜を煮込んでいたよ・・・料理馬鹿の親父の夢そのものだった・・・』
ジェロムはそこで言葉を区切ると、俺から視線を外し、空に目を向けた。
その目は遠くを見るように細めている。
『・・・ここには何度か一人で来ているが、来る度に空は濁り、野菜も鍋も包丁も、どんどん減ってるんだよ。
そして今回はこれだ。何も無い・・・前回はまだ小さな野菜が少しは残っていた。どういう事か分かるか?親父はもう死ぬ寸前だ・・・あと数日も持たないだろう』
俺の言葉を待たず、ジェロムは背中を向けると、次の部屋で続くドアノブに手をかけた。
『行くぞ』
『あぁ・・・』
俺は何も言えなかったし、ジェロムも何も聞きたくはないだろう。
地面から突き出ているドアノブを回し、ドアを引き上げる。
先に入るジェロムの後に続き、俺もドアをくぐり先を目指した。
最深部までは64の部屋をくぐる必要があるらしい。
64という数字はジェロムの父、パウロさんの年齢だ。
一部屋くぐる毎に、パウロさんの生きた一年を見ている事になる。
だが、どこまで進んでも、油膜で濁った虹色のような空と、曲がりくねった石畳しか見えなかった。
それだけ、パウロさんの命の灯が消えかかっているという事なのだろう。
ジェロムの話しでは、もってあと数日らしい。
俺はジェロムの行いを許す気はないが、パウロさんは助けたいと思うようになっていた。
会った事はないが、息子を護るために軍の魔法兵に立ち向かう人だ。子供想いの良い人だと思う。
『ここをくぐれば60だ。もうすぐ着く。気を引き締めろ』
『そうか、分かった』
前を歩くジェロムが振り返らずに言葉を発する。
声は頭に直接響いてくるが、だいぶ慣れた。話していて気付いたが、この夢の中では、言葉を口に出さなくても、対象を意識して頭に言葉を浮かべればそれで通じるようだ。
テレパシーというものが本当にあれば、こんな感じなのかもしれない。
60番目の部屋に入った瞬間、まるで槍のように先が鋭く捻じれた炎が俺とジェロムに向かって降り注いできた。
咄嗟に左右に分かれ飛び、俺とジェロムは炎をかわした。
ほんの一瞬前、俺達が出てきたドアの前に、炎の槍が突き刺さり、激しく燃え上がった。
頭上を見上げると、クインズベリー国の正統黒魔法使いのローブを着た男が二人、空中に立っていた。
足元には風が渦巻いている。風を使い空を飛んでいるようだ。
『ジェロム、懲りずにまた来たのかよ?』
『何度来ても無駄だ。そしてお前の父親の命ももう終わる』
嘲笑うような声が、脳内に響く。
聞いてるだけで、神経を逆撫でされるような不快な声だった。
『おい、ジェロム、この二人だな?』
『そうだ。こいつらだ。金髪ロン毛のニヤついたクソが、ブルゲ。黒髪の神経質そうなガリガリのクソが、オーグだ』
『フッ・・・クソが二人だって?分かった。じゃあ、さっさと片付けて帰らせてもらおうか』
俺は左拳を軽く握り、右足を少し後ろに引き、半身に構えた。
『ん?誰か連れてきたと思ったら、ソイツは・・・サカキアラタか?』
『ブルゲ、そうだ。城で見たことがある。あの男はマルコスを倒したサカキアラタだ』
『へぇ、面白そうなヤツを連れてきたな・・・』
『だが、体力型のようだ。我らの敵ではない』
金髪の黒魔法使いブルゲは右へ、ガリガリに痩せた黒魔法使いのオーグは左へ、風に乗り流れるような動きで左右へ分かれた。
『おい、サカキアラタ、油断するなよ。精神体が傷つけば実体も傷つく、今の俺達は実体と変わらず動けるが、剥きだしの魂だという事を忘れるな。そして空中戦は黒魔法使いの独壇場だ。魔法で対抗できない体力型は圧倒的に不利だからな。お前が飛べない分、俺達は協力して戦うしかない』
『分かった。だが、具体的な策はあるのか?』
俺の返事を聞くなり、ジェロムは自分の両手に風を集め始めた。手の平で風が高速で回転し、鋭い風切り音を立て始める。
『いいか、俺はこのウインドカッターで攻撃しながら、隙を見て風で足場を作る。連中に届く高さになったら、タイミングを見て一気に駆け上がり仕留めろ』
『なるほど・・・分かった』
左右二手に分かれた、ブルゲとオーグは、両手に火の玉を作り出し、次々と俺達に向かって撃ち放った。
夢の中、精神体での戦いが始まった。
男は唐突にそう名乗った。いつまでも、おい、お前、では不便と思ったのだろう。
『分かった』
俺は返事だけは返した。だが、必要以外の会話をする気にはなれないし、ジェロムも、それは同じだろう。
ギスギスした空気のまま、ドアを開け歩を進めて行った。
『・・・お前、俺達をどうやってこの夢の世界に連れてきたんだ?』
何度か目のドアを開けた時、ふいに頭に浮かんだ疑問をそのまま口にすると、ジェロムは意外にもすぐ反応した。
『あぁ、最後に飲ませた食後のワインに薬を入れたんだ。使い方は簡単だ。まず、俺の親父に薬を飲ませる。次にお前達のワインに薬を入れて飲ませる。それだけだ。最初に薬を飲んだ相手と同じ薬を飲むと、寝た時に、最初に薬を飲んだ相手の夢の中に、精神体となって自動的に入ってしまうんだ』
『へぇ、たったそれだけか?でも、最初に薬を飲んだ相手なんて、そんなの判別できるものなのか?』
『薬はビンに入った液体だ。それに何でもいいから体の一部を付けるんだ。だから親父の髪の毛を付けた。そして夢に入る人間は、それを水でも酒でもいいから混ぜて飲むんだよ』
つまり、俺達は、ジェロムの親父の髪の毛を付けた薬を飲んで、この世界に来たというわけだ。
あまり気持ちのよいものではないな。
『この魔道具は、夢見の水と言ってな、国の指定の魔道具店でないと買う事はできない。そして、購入には厳しい審査がある。なんせ、他人の夢に入れるんだ。悪用される可能性を考えれば、恐ろしい魔道具だからな』
『なるほど、そんなすごい魔道具をよく持ってるな?』
『・・・ありがたい事に連中が置いていったんだよ。遊びのつもりなのかもな?助けられるものなら、助けてみろって。どうしようもない現実を突きつけて、俺の心を折るつもりかもしれないが』
再びジェロムの目に怒りが見える。
話に聞く二人の魔法使いの話は、怒りのスイッチになるらしい。
だが、同情はできるが、やはりこんなやり方は許せない。俺たちはまた口をつぐみ、ドアを開け前に進んだ。
『・・・ここはお前の親父さんの夢の中なんだよな?』
『あ?最初に言ったろ?そうだ。俺の親父の夢の中だ』
もう何十回ドアをくぐり進んだろう。一向に景色が変わらない。
目に入る景色は、油膜のような濁った空。曲がりくねった石畳。それだけだ。
『俺の勝手なイメージだが、夢の中ってのは、その人の好きな物で溢れていたりするんじゃないのか?親父さんが料理人なら、例えば山のようなでかいパスタや食材があったり、とにかくもっと明るく楽しいイメージだ。だけど、なんでこんな殺風景が続くんだ?』
俺の指摘にジェロムは、ほぅ、と呟き、長い前髪をたくし上げた。
『ぼんやり歩いてるんじゃなくて、ちゃんと考えてるじゃねぇか?そうだ。お前の言う通り、最初はそうだった。空は青空で、でかい玉ねぎやトマトがゴロゴロ転がってて、山のような鍋がグツグツ野菜を煮込んでいたよ・・・料理馬鹿の親父の夢そのものだった・・・』
ジェロムはそこで言葉を区切ると、俺から視線を外し、空に目を向けた。
その目は遠くを見るように細めている。
『・・・ここには何度か一人で来ているが、来る度に空は濁り、野菜も鍋も包丁も、どんどん減ってるんだよ。
そして今回はこれだ。何も無い・・・前回はまだ小さな野菜が少しは残っていた。どういう事か分かるか?親父はもう死ぬ寸前だ・・・あと数日も持たないだろう』
俺の言葉を待たず、ジェロムは背中を向けると、次の部屋で続くドアノブに手をかけた。
『行くぞ』
『あぁ・・・』
俺は何も言えなかったし、ジェロムも何も聞きたくはないだろう。
地面から突き出ているドアノブを回し、ドアを引き上げる。
先に入るジェロムの後に続き、俺もドアをくぐり先を目指した。
最深部までは64の部屋をくぐる必要があるらしい。
64という数字はジェロムの父、パウロさんの年齢だ。
一部屋くぐる毎に、パウロさんの生きた一年を見ている事になる。
だが、どこまで進んでも、油膜で濁った虹色のような空と、曲がりくねった石畳しか見えなかった。
それだけ、パウロさんの命の灯が消えかかっているという事なのだろう。
ジェロムの話しでは、もってあと数日らしい。
俺はジェロムの行いを許す気はないが、パウロさんは助けたいと思うようになっていた。
会った事はないが、息子を護るために軍の魔法兵に立ち向かう人だ。子供想いの良い人だと思う。
『ここをくぐれば60だ。もうすぐ着く。気を引き締めろ』
『そうか、分かった』
前を歩くジェロムが振り返らずに言葉を発する。
声は頭に直接響いてくるが、だいぶ慣れた。話していて気付いたが、この夢の中では、言葉を口に出さなくても、対象を意識して頭に言葉を浮かべればそれで通じるようだ。
テレパシーというものが本当にあれば、こんな感じなのかもしれない。
60番目の部屋に入った瞬間、まるで槍のように先が鋭く捻じれた炎が俺とジェロムに向かって降り注いできた。
咄嗟に左右に分かれ飛び、俺とジェロムは炎をかわした。
ほんの一瞬前、俺達が出てきたドアの前に、炎の槍が突き刺さり、激しく燃え上がった。
頭上を見上げると、クインズベリー国の正統黒魔法使いのローブを着た男が二人、空中に立っていた。
足元には風が渦巻いている。風を使い空を飛んでいるようだ。
『ジェロム、懲りずにまた来たのかよ?』
『何度来ても無駄だ。そしてお前の父親の命ももう終わる』
嘲笑うような声が、脳内に響く。
聞いてるだけで、神経を逆撫でされるような不快な声だった。
『おい、ジェロム、この二人だな?』
『そうだ。こいつらだ。金髪ロン毛のニヤついたクソが、ブルゲ。黒髪の神経質そうなガリガリのクソが、オーグだ』
『フッ・・・クソが二人だって?分かった。じゃあ、さっさと片付けて帰らせてもらおうか』
俺は左拳を軽く握り、右足を少し後ろに引き、半身に構えた。
『ん?誰か連れてきたと思ったら、ソイツは・・・サカキアラタか?』
『ブルゲ、そうだ。城で見たことがある。あの男はマルコスを倒したサカキアラタだ』
『へぇ、面白そうなヤツを連れてきたな・・・』
『だが、体力型のようだ。我らの敵ではない』
金髪の黒魔法使いブルゲは右へ、ガリガリに痩せた黒魔法使いのオーグは左へ、風に乗り流れるような動きで左右へ分かれた。
『おい、サカキアラタ、油断するなよ。精神体が傷つけば実体も傷つく、今の俺達は実体と変わらず動けるが、剥きだしの魂だという事を忘れるな。そして空中戦は黒魔法使いの独壇場だ。魔法で対抗できない体力型は圧倒的に不利だからな。お前が飛べない分、俺達は協力して戦うしかない』
『分かった。だが、具体的な策はあるのか?』
俺の返事を聞くなり、ジェロムは自分の両手に風を集め始めた。手の平で風が高速で回転し、鋭い風切り音を立て始める。
『いいか、俺はこのウインドカッターで攻撃しながら、隙を見て風で足場を作る。連中に届く高さになったら、タイミングを見て一気に駆け上がり仕留めろ』
『なるほど・・・分かった』
左右二手に分かれた、ブルゲとオーグは、両手に火の玉を作り出し、次々と俺達に向かって撃ち放った。
夢の中、精神体での戦いが始まった。
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