101 / 1,277
101 謁見 ②
しおりを挟む
壇上では、国王から新たな言葉を受けた大臣が、再び口を開いた。
「サカキ・アラタよ、お前には今回受けた被害、そしてヴァン・エストラーダと共にマルコスの暴挙を防いだ功績を認め、報奨金を支給する。明日、レイジェスに使いを送るので、その者から受け取るがいい」
報奨金という言葉に、アラタは思わず顔を上げた。
予想外だった。まさか、そんなものを貰えるとは思っていなかった。
「アラタ、早くお礼言いな」
驚きに言葉を詰まらせていると、レイチェルが早口に言ってきた。
「あ、は、はい!ありがとうございます!」
「うむ。その力、この国のためにある事を忘れてはならんぞ」
大臣の言葉を受け、アラタの胸に拭えない影が落ちた。
やはり、この力は国のために使わされる事になるのだろう。
この世界の戦争は、子供と、小さい子供のいる女性以外は戦争に召集される。
だからアラタ自身、それはしかたのない事と受け止めていた。
だが、大臣の言葉からは、戦争に限らず召集があると暗に告げられているように感じていた。
「さて、レイチェル・エリオット。街のリサイクルショップ、レイジェスの副店長で相違ないか?」
「はい、相違ございません」
アラタとの話しが終わると、大臣はレイチェルに顔を向けた。
「お前は従業員である、サカキ・アラタを助けるため、協会へ行き、マルコスと戦ったと報告を受けているが、なぜこの日を選んだ?」
「はい。この日、アラタが行動を起こすと知らせてくれた者がおりまして、それで協会へ向かい、事を起こした次第です」
「ほぅ・・・その者とは?」
「・・・はい。治安部隊見習いの、エルウィン・レブロンという者です。彼はアラタと、給仕の際に言葉を交わすようになったそうです。正義感が強く、治安部隊の現状を憂い、変えたいという思いから、私の元へ知らせに来ました。投獄されている者の情報を明かした事は、許されるべきではないかもしれません。
ですが、どうか、寛大な処置をお願いできればと申し上げます」
レイチェルは片膝を付いたまま、深く頭を下げた。
エルウィンの存在はできれば語りたくなかったが、どこまで調べられているか分からない中では、真実を告げる事が望ましいと判断した。
「私からもどうかお願い申し上げます」
ヴァンも続けて頭を下げる。アラタも同じ言葉を口にし、頭を下げた。
しばしの沈黙があった。ヴァンやアラタの処分が不問にされたのは、マルコス達の言葉と、隊員達の嘆願、街の人々の声があったからだ。
そして、アラタとヴァンには利用価値があった。
だが、エルウィンのような見習いは、大臣にとっていくらでも代えのきくものであり、そこに恩情をかける必要性は皆無であった。
「・・・ヴァン・エストラーダ。その見習いは、お前が頭を下げる価値があるのか?」
大臣の問いに、ヴァンは顔を上げた。
「はい!将来必ずや、治安部隊を背負い立つ器があると、確信しております」
「・・・そうか、ではその見習いの職場放棄、情報の漏洩の罪状は不問にしてもよい。
だが、レイチェル・エリオット。話が前後するが、レイジェスへも今回の件で報奨金が出る事になっている。しかし、その見習いを不問にする願いを受ける代わりに、減額する事になるが構わんか?お前が言い出した事だからだ。言うなれば、罪を消すための費用だ」
「はい。減額もかまいません。報奨金をいただける事自体に感謝しております。寛大な処置をいただきまして、まことにありがとうございます」
「うむ。それでは、レイチェル・エリオットよ。マルコスがレイジェスに与えた損害、主に従業員サカキ・アラタを不当に連行した事。そして、お前がマルコスの暴走を止めるために一役買った功績を認め、リサイクルショップレイジェスへ、報奨金を支給する。尚、この報奨金は、治安部隊見習い、エルウィン・レブロンの罪状を不問にするため、減額される事とする。
明日、レイジェスへ使いを送る。その者から受け取るように」
レイチェルは感謝の言葉を述べ、頭を下げた。これで謁見は終わりだ。
実際、謁見と言っても国王から直接言葉をかけられるわけではない。大臣からの質問を受ける場みたいなものだった。
緊張感が少し緩んだ時、それまでずっと大臣を通して言葉を告げてきた国王が、僅かに手を掲げた。
「こ、国王、よろしいのですか?直言など・・・」
「かまわん・・・」
やや慌てる大臣をよそに、国王イザード・アレクサンダーⅡ世は、アラタ、レイチェル、ヴァンの三人に視線を合わせた。
齢60にはなるだろう。年齢からすればボリュームのある髪は、ほとんど白くなっている。
袖口から覗く両手は、ゴツゴツとしており大きい。武闘派で、かつて国内屈指とまで言われた実力はまだ健在なのだろう。
アラタは違和感を感じていた。国王の姿は初めて見る。だから初めて見るこの国王が、国王であるはずなのだ。
だが、違う・・・
なにかおかしい
国王は厳格な表情を持って、言葉を発した。
年齢からくる顔のシワは、歴戦の武勲を刻んだようにその表情に威厳を持たせている。
眼光は力強く、一国をまとめ上げる王としての確固たる意志を見せていた。
クインズベリー国 イザード・アレクサンダー Ⅱ世
だれの目にも王は王であった。
だが、違う・・・
隣のレイチェルに目を向けるが、レイチェルの表情からは、国王の様子になにかを感じている事は無さそうだった。
反対側のヴァンの表情も窺ってみるが、ヴァンもレイチェルと同様に、国王になにか疑問を持っている様子はなかった。
アラタだけが、違和感を感じていた。
だが、この場で何か言う事はできないし、自分が何かを感じた事は察せられては駄目だ。
そう判断したアラタは、国王に感じた違和感を悟られないよう、ゆっくりと呼吸をし、心を落ち着けた。
国王が口を開くと、大臣が会話をしていた時とは全く違う緊張感が漂い、その場を支配した。
「此度の働き、大儀であった。マルコスの暴走を食い止めた功績は大きい。これで国民も安心して暮らす事ができ、治安部隊の信頼も回復できよう」
国王の言葉を聞きながら、アラタ、レイチェル、ヴァン、三人は心には怒りにも似た同じ感情が宿った。
マルコスのやり方は国も黙認していた。だが、大臣の言い方もそうだったが、国王も今回の騒動は、完全にマルコス一人の暴走という事で片付けようとしている。
三人はマルコスに対し、良い感情は持っていない。
だが、国王の言葉を耳にしながら胸中穏やかではなかった。
マルコスが信念も何も無い、ただの悪党であれば、こんな複雑な気持ちにはならなかっただろう。
アラタも、レイチェルも、ヴァンも、命を懸けて戦った。
形は違えど、大切なものを護りたい気持ちは同じである。
この国の平和を護りたい。やり方は間違っていたが、マルコスの気持ちはただそれだけだった。
「・・・アラタ、分かってるから、何も言うな・・・」
膝を付き頭を下げるアラタの体に、僅かに力が入った事を察したレイチェルは、アラタにだけ聞こえるように、小さな言葉をかけた。
今、国王の言葉に反論したとして、ただ不敬としか見られず、牢に入れられるだろう。
それが分かっているから、レイチェルもヴァンも、言葉を飲み込んでいるのだ。
アラタは体に入った力を抜き、目を閉じた。
レイチェルの言葉が無ければ、声を出していたかもしれない。
感情のまま言葉を出せば、立場を悪くするだけだろう。
言葉は返さなかったが、アラタが落ち着きを取り戻したのを感じたレイチェルは、小さく微笑んだ。
その後、国王の労いの言葉が終わると、アラタ達三人は玉座の間から退室し、最初に通された部屋で待っていたエルウィンと合流した。
案内役の侍女を先頭に、城を後にしようとしたところで、ふいに後ろから声をかけられた。
「お待ちください」
アラタ達が振り返ると、そこにはクインズベリー国 アンリエール王妃が立っていた。
「サカキ・アラタよ、お前には今回受けた被害、そしてヴァン・エストラーダと共にマルコスの暴挙を防いだ功績を認め、報奨金を支給する。明日、レイジェスに使いを送るので、その者から受け取るがいい」
報奨金という言葉に、アラタは思わず顔を上げた。
予想外だった。まさか、そんなものを貰えるとは思っていなかった。
「アラタ、早くお礼言いな」
驚きに言葉を詰まらせていると、レイチェルが早口に言ってきた。
「あ、は、はい!ありがとうございます!」
「うむ。その力、この国のためにある事を忘れてはならんぞ」
大臣の言葉を受け、アラタの胸に拭えない影が落ちた。
やはり、この力は国のために使わされる事になるのだろう。
この世界の戦争は、子供と、小さい子供のいる女性以外は戦争に召集される。
だからアラタ自身、それはしかたのない事と受け止めていた。
だが、大臣の言葉からは、戦争に限らず召集があると暗に告げられているように感じていた。
「さて、レイチェル・エリオット。街のリサイクルショップ、レイジェスの副店長で相違ないか?」
「はい、相違ございません」
アラタとの話しが終わると、大臣はレイチェルに顔を向けた。
「お前は従業員である、サカキ・アラタを助けるため、協会へ行き、マルコスと戦ったと報告を受けているが、なぜこの日を選んだ?」
「はい。この日、アラタが行動を起こすと知らせてくれた者がおりまして、それで協会へ向かい、事を起こした次第です」
「ほぅ・・・その者とは?」
「・・・はい。治安部隊見習いの、エルウィン・レブロンという者です。彼はアラタと、給仕の際に言葉を交わすようになったそうです。正義感が強く、治安部隊の現状を憂い、変えたいという思いから、私の元へ知らせに来ました。投獄されている者の情報を明かした事は、許されるべきではないかもしれません。
ですが、どうか、寛大な処置をお願いできればと申し上げます」
レイチェルは片膝を付いたまま、深く頭を下げた。
エルウィンの存在はできれば語りたくなかったが、どこまで調べられているか分からない中では、真実を告げる事が望ましいと判断した。
「私からもどうかお願い申し上げます」
ヴァンも続けて頭を下げる。アラタも同じ言葉を口にし、頭を下げた。
しばしの沈黙があった。ヴァンやアラタの処分が不問にされたのは、マルコス達の言葉と、隊員達の嘆願、街の人々の声があったからだ。
そして、アラタとヴァンには利用価値があった。
だが、エルウィンのような見習いは、大臣にとっていくらでも代えのきくものであり、そこに恩情をかける必要性は皆無であった。
「・・・ヴァン・エストラーダ。その見習いは、お前が頭を下げる価値があるのか?」
大臣の問いに、ヴァンは顔を上げた。
「はい!将来必ずや、治安部隊を背負い立つ器があると、確信しております」
「・・・そうか、ではその見習いの職場放棄、情報の漏洩の罪状は不問にしてもよい。
だが、レイチェル・エリオット。話が前後するが、レイジェスへも今回の件で報奨金が出る事になっている。しかし、その見習いを不問にする願いを受ける代わりに、減額する事になるが構わんか?お前が言い出した事だからだ。言うなれば、罪を消すための費用だ」
「はい。減額もかまいません。報奨金をいただける事自体に感謝しております。寛大な処置をいただきまして、まことにありがとうございます」
「うむ。それでは、レイチェル・エリオットよ。マルコスがレイジェスに与えた損害、主に従業員サカキ・アラタを不当に連行した事。そして、お前がマルコスの暴走を止めるために一役買った功績を認め、リサイクルショップレイジェスへ、報奨金を支給する。尚、この報奨金は、治安部隊見習い、エルウィン・レブロンの罪状を不問にするため、減額される事とする。
明日、レイジェスへ使いを送る。その者から受け取るように」
レイチェルは感謝の言葉を述べ、頭を下げた。これで謁見は終わりだ。
実際、謁見と言っても国王から直接言葉をかけられるわけではない。大臣からの質問を受ける場みたいなものだった。
緊張感が少し緩んだ時、それまでずっと大臣を通して言葉を告げてきた国王が、僅かに手を掲げた。
「こ、国王、よろしいのですか?直言など・・・」
「かまわん・・・」
やや慌てる大臣をよそに、国王イザード・アレクサンダーⅡ世は、アラタ、レイチェル、ヴァンの三人に視線を合わせた。
齢60にはなるだろう。年齢からすればボリュームのある髪は、ほとんど白くなっている。
袖口から覗く両手は、ゴツゴツとしており大きい。武闘派で、かつて国内屈指とまで言われた実力はまだ健在なのだろう。
アラタは違和感を感じていた。国王の姿は初めて見る。だから初めて見るこの国王が、国王であるはずなのだ。
だが、違う・・・
なにかおかしい
国王は厳格な表情を持って、言葉を発した。
年齢からくる顔のシワは、歴戦の武勲を刻んだようにその表情に威厳を持たせている。
眼光は力強く、一国をまとめ上げる王としての確固たる意志を見せていた。
クインズベリー国 イザード・アレクサンダー Ⅱ世
だれの目にも王は王であった。
だが、違う・・・
隣のレイチェルに目を向けるが、レイチェルの表情からは、国王の様子になにかを感じている事は無さそうだった。
反対側のヴァンの表情も窺ってみるが、ヴァンもレイチェルと同様に、国王になにか疑問を持っている様子はなかった。
アラタだけが、違和感を感じていた。
だが、この場で何か言う事はできないし、自分が何かを感じた事は察せられては駄目だ。
そう判断したアラタは、国王に感じた違和感を悟られないよう、ゆっくりと呼吸をし、心を落ち着けた。
国王が口を開くと、大臣が会話をしていた時とは全く違う緊張感が漂い、その場を支配した。
「此度の働き、大儀であった。マルコスの暴走を食い止めた功績は大きい。これで国民も安心して暮らす事ができ、治安部隊の信頼も回復できよう」
国王の言葉を聞きながら、アラタ、レイチェル、ヴァン、三人は心には怒りにも似た同じ感情が宿った。
マルコスのやり方は国も黙認していた。だが、大臣の言い方もそうだったが、国王も今回の騒動は、完全にマルコス一人の暴走という事で片付けようとしている。
三人はマルコスに対し、良い感情は持っていない。
だが、国王の言葉を耳にしながら胸中穏やかではなかった。
マルコスが信念も何も無い、ただの悪党であれば、こんな複雑な気持ちにはならなかっただろう。
アラタも、レイチェルも、ヴァンも、命を懸けて戦った。
形は違えど、大切なものを護りたい気持ちは同じである。
この国の平和を護りたい。やり方は間違っていたが、マルコスの気持ちはただそれだけだった。
「・・・アラタ、分かってるから、何も言うな・・・」
膝を付き頭を下げるアラタの体に、僅かに力が入った事を察したレイチェルは、アラタにだけ聞こえるように、小さな言葉をかけた。
今、国王の言葉に反論したとして、ただ不敬としか見られず、牢に入れられるだろう。
それが分かっているから、レイチェルもヴァンも、言葉を飲み込んでいるのだ。
アラタは体に入った力を抜き、目を閉じた。
レイチェルの言葉が無ければ、声を出していたかもしれない。
感情のまま言葉を出せば、立場を悪くするだけだろう。
言葉は返さなかったが、アラタが落ち着きを取り戻したのを感じたレイチェルは、小さく微笑んだ。
その後、国王の労いの言葉が終わると、アラタ達三人は玉座の間から退室し、最初に通された部屋で待っていたエルウィンと合流した。
案内役の侍女を先頭に、城を後にしようとしたところで、ふいに後ろから声をかけられた。
「お待ちください」
アラタ達が振り返ると、そこにはクインズベリー国 アンリエール王妃が立っていた。
0
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる