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66 実力差
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「顔つきも口調も、全く違ってるな」
「あれが本性なのでしょう・・・アラタに予想外の反撃でも受けて、切れたのかもしれませんね」
二人の後ろには隊員達が詰め寄り、壁を打ち破った轟音の事や、戦いの様子を口々にして、騒々しくなっていた。
「ふぅむ、観客もずいぶん集まっているようだな。よし、来いよ。外でやろうぜ」
マルコスは二人に背を向けると、首を左右に鳴らし、ゆっくりと歩を進め、もはや壁とは呼べない程大きく崩壊した、外へ通じる穴を出て行った。
ナイフを構える二人を相手に、無防備に背を向けているが、まるで背後を気にする様子はない。
それは二人を警戒にも値しないようと言っているように映った。
事実、カリウスもフェンテスも、仕掛けるタイミングを見ていたが、頭に浮かぶイメージは無残にも返り討ちにあうものばかりだった。
カリウスもフェンテスも、緊張から手の平には汗が滲み、ナイフを持つ手が滑る。服の裾で汗を拭い持ち直すが、いっこうに汗は引く様子が無い。額にはじっとりと汗が滲み、呼吸も早くなる。
「おい!どうした!?やんねぇのかよ!?」
すでに外に出たマルコスは、自身が吹き飛ばした石の壁の残骸を、邪魔そうに蹴りながら今だ部屋の中にいる二人に向かって声を上げた。
「・・・っ!俺が戦った時とは、まるで別ものだ!後ろを見せてるのに、動けねぇ・・・」
「カリウスさん・・・」
「アラタに譲ったけどよ、俺だって三年も再戦を望んでたんだ・・・くそ!」
両手のナイフは順手に持ち、自分を締め付ける呪縛を解くかのように声を振り絞ると、カリウスはマルコスへ向かい駆けた。
「くっ、カリウスさん!むやみに突っ込んでは駄目です!」
一歩遅れてフェンテスが続く。
普段見ているマルコスと、今のマルコスは全くの別人であり、隊員の誰もが初めて見る姿だった。
そして、その姿から放たれるプレッシャーは、カリウスとフェンテスに圧倒的な実力差を教えていた。
「負けてられっかよ!マルコス!」
走るカリウスの視界の端に、力なく倒れるアラタの姿が入る。
アラタ・・・お前がこうも一方的にやられるとはな・・・お前にはマルコスすら凌駕する力を感じていた。お前なら勝てると思っていた・・・だが、俺達は相手の力を見誤っていたのだろう・・・俺達も隊の未来のために命を懸ける。この命捨てる事になったとしても、コイツだけは討ち取って見せる!
カリウスは間合いに入ると、マルコスの喉元目掛け右のナイフを走らせた。
「なっ!?なんだと・・・」
「遅いなぁ、遅いよカリウス。それじゃ俺には届かない」
マルコスはカリウスのナイフを、左手の人差し指と中指、親指の三本で挟み止めていた。
「お前達は治安部隊らしく、ナイフで殺してやろう」
マルコスは右の腰からナイフを抜くと、カリウスの右肩から袈裟懸けに斬り裂いた。
「お!?」
ボディアーマーは斬り裂かれたが、ギリギリのタイミングで身を引いたカリウスは、その身をマルコスのナイフから躱せていた。
「やるな!さすが元隊長!」
「くっ!化け物が!」
マルコスがナイフを振り切ったタイミングで、フェンテスがカリウスの後ろから姿を現した。
身長差は20cmはある。
フェンテスはその身長差とリーチの長さを生かし、一定の距離を保ちながら、矢継ぎ早にナイフを繰り出した。
「さすがだフェンテス。俺とナイフ術は互角と言われるだけの事はある。速さも正確さも非の打ちどころがない。」
フェンテスの突き、振り下ろし、横なぎ、全てを紙一重で躱し、マルコスはフェンテスのナイフすらも指で挟み止めた。
「だが、お前らは本気の俺を知らない!」
マルコスがフェンテスの右手を狙いナイフを振り上げる。フェンテスはナイフを手放し、マルコスの刃を間一髪で躱すと、大きく後ろに飛び退いた。
「お!良い反応だ、だが!」
マルコスは振り上げたナイフをそのままフェンテスに向かって、投げつけた。
「ぐぅ!」
ナイフはフェンテスの顔を目掛けて一直線に向かってきた。
とっさに右手を出し、手の平で刃を受け止めたが、ナイフはフェンテスの手の平を根元まで深く突き刺していた。
「ふはははは!おいフェンテス!利き腕を犠牲にしたか、まぁしかたないよな、そうしなきゃ死んでたもんな!おら、どうすんだ?左手一本でまだ向かってくるか?」
マルコスは右手に持つナイフをフェンテスに向け、投げつけるような仕草で挑発をして笑っている。
フェンテスは痛みに歯を食いしばり耐えながら、左手でナイフを抜くと、右腕を守るアームガードを外した。
「フェンテス、まだいけるか?」
「大丈夫です。カリウスさん、すみませんが、袖を破って右手を縛ってくれませんか?」
「・・・分かった」
フェンテスは震える右手にナイフを乗せ、左手で無理やり握らせると、駆け寄ってきたカリウスに、袖を破らせ右手をきつく縛らせた。
「さぁて、休憩はもういいか?」
フェンテスが右手にナイフを縛り付けるのを終えると、マルコスがナイフをひらひらと振りながら言葉をかけてきた。
「チッ、余裕かよ?なめてんじゃねぇぞ」
「カリウスさん、昔、俺とヴァン副長が模擬戦で使った二人技、覚えてますか?」
「・・・あの特殊な連携技か?・・・上ならできなくはない。お前となら即席でもできるかもな」
「では、俺が下をやります。すみませんが、俺に合わせてください。マルコス隊長・・・いえ、マルコスが知らない技なら、勝機があるかもしれません」
フェンテスがカリウスの前に出て、やや腰を落とし、右半身を前に構えた。
カリウスはそのままフェンテスの後ろに立ち、右手は順手、左手は逆手にナイフを持ち、左半身を前に構えた。
「ほぅ、なにかやりそうだな?面白れぇ、見せてみろよ!」
「カリウスさん、いきますよ!」
「おぉ!見せてやろうぜフェンテス!」
「あれが本性なのでしょう・・・アラタに予想外の反撃でも受けて、切れたのかもしれませんね」
二人の後ろには隊員達が詰め寄り、壁を打ち破った轟音の事や、戦いの様子を口々にして、騒々しくなっていた。
「ふぅむ、観客もずいぶん集まっているようだな。よし、来いよ。外でやろうぜ」
マルコスは二人に背を向けると、首を左右に鳴らし、ゆっくりと歩を進め、もはや壁とは呼べない程大きく崩壊した、外へ通じる穴を出て行った。
ナイフを構える二人を相手に、無防備に背を向けているが、まるで背後を気にする様子はない。
それは二人を警戒にも値しないようと言っているように映った。
事実、カリウスもフェンテスも、仕掛けるタイミングを見ていたが、頭に浮かぶイメージは無残にも返り討ちにあうものばかりだった。
カリウスもフェンテスも、緊張から手の平には汗が滲み、ナイフを持つ手が滑る。服の裾で汗を拭い持ち直すが、いっこうに汗は引く様子が無い。額にはじっとりと汗が滲み、呼吸も早くなる。
「おい!どうした!?やんねぇのかよ!?」
すでに外に出たマルコスは、自身が吹き飛ばした石の壁の残骸を、邪魔そうに蹴りながら今だ部屋の中にいる二人に向かって声を上げた。
「・・・っ!俺が戦った時とは、まるで別ものだ!後ろを見せてるのに、動けねぇ・・・」
「カリウスさん・・・」
「アラタに譲ったけどよ、俺だって三年も再戦を望んでたんだ・・・くそ!」
両手のナイフは順手に持ち、自分を締め付ける呪縛を解くかのように声を振り絞ると、カリウスはマルコスへ向かい駆けた。
「くっ、カリウスさん!むやみに突っ込んでは駄目です!」
一歩遅れてフェンテスが続く。
普段見ているマルコスと、今のマルコスは全くの別人であり、隊員の誰もが初めて見る姿だった。
そして、その姿から放たれるプレッシャーは、カリウスとフェンテスに圧倒的な実力差を教えていた。
「負けてられっかよ!マルコス!」
走るカリウスの視界の端に、力なく倒れるアラタの姿が入る。
アラタ・・・お前がこうも一方的にやられるとはな・・・お前にはマルコスすら凌駕する力を感じていた。お前なら勝てると思っていた・・・だが、俺達は相手の力を見誤っていたのだろう・・・俺達も隊の未来のために命を懸ける。この命捨てる事になったとしても、コイツだけは討ち取って見せる!
カリウスは間合いに入ると、マルコスの喉元目掛け右のナイフを走らせた。
「なっ!?なんだと・・・」
「遅いなぁ、遅いよカリウス。それじゃ俺には届かない」
マルコスはカリウスのナイフを、左手の人差し指と中指、親指の三本で挟み止めていた。
「お前達は治安部隊らしく、ナイフで殺してやろう」
マルコスは右の腰からナイフを抜くと、カリウスの右肩から袈裟懸けに斬り裂いた。
「お!?」
ボディアーマーは斬り裂かれたが、ギリギリのタイミングで身を引いたカリウスは、その身をマルコスのナイフから躱せていた。
「やるな!さすが元隊長!」
「くっ!化け物が!」
マルコスがナイフを振り切ったタイミングで、フェンテスがカリウスの後ろから姿を現した。
身長差は20cmはある。
フェンテスはその身長差とリーチの長さを生かし、一定の距離を保ちながら、矢継ぎ早にナイフを繰り出した。
「さすがだフェンテス。俺とナイフ術は互角と言われるだけの事はある。速さも正確さも非の打ちどころがない。」
フェンテスの突き、振り下ろし、横なぎ、全てを紙一重で躱し、マルコスはフェンテスのナイフすらも指で挟み止めた。
「だが、お前らは本気の俺を知らない!」
マルコスがフェンテスの右手を狙いナイフを振り上げる。フェンテスはナイフを手放し、マルコスの刃を間一髪で躱すと、大きく後ろに飛び退いた。
「お!良い反応だ、だが!」
マルコスは振り上げたナイフをそのままフェンテスに向かって、投げつけた。
「ぐぅ!」
ナイフはフェンテスの顔を目掛けて一直線に向かってきた。
とっさに右手を出し、手の平で刃を受け止めたが、ナイフはフェンテスの手の平を根元まで深く突き刺していた。
「ふはははは!おいフェンテス!利き腕を犠牲にしたか、まぁしかたないよな、そうしなきゃ死んでたもんな!おら、どうすんだ?左手一本でまだ向かってくるか?」
マルコスは右手に持つナイフをフェンテスに向け、投げつけるような仕草で挑発をして笑っている。
フェンテスは痛みに歯を食いしばり耐えながら、左手でナイフを抜くと、右腕を守るアームガードを外した。
「フェンテス、まだいけるか?」
「大丈夫です。カリウスさん、すみませんが、袖を破って右手を縛ってくれませんか?」
「・・・分かった」
フェンテスは震える右手にナイフを乗せ、左手で無理やり握らせると、駆け寄ってきたカリウスに、袖を破らせ右手をきつく縛らせた。
「さぁて、休憩はもういいか?」
フェンテスが右手にナイフを縛り付けるのを終えると、マルコスがナイフをひらひらと振りながら言葉をかけてきた。
「チッ、余裕かよ?なめてんじゃねぇぞ」
「カリウスさん、昔、俺とヴァン副長が模擬戦で使った二人技、覚えてますか?」
「・・・あの特殊な連携技か?・・・上ならできなくはない。お前となら即席でもできるかもな」
「では、俺が下をやります。すみませんが、俺に合わせてください。マルコス隊長・・・いえ、マルコスが知らない技なら、勝機があるかもしれません」
フェンテスがカリウスの前に出て、やや腰を落とし、右半身を前に構えた。
カリウスはそのままフェンテスの後ろに立ち、右手は順手、左手は逆手にナイフを持ち、左半身を前に構えた。
「ほぅ、なにかやりそうだな?面白れぇ、見せてみろよ!」
「カリウスさん、いきますよ!」
「おぉ!見せてやろうぜフェンテス!」
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