57 / 1,370
57 マルゴンの目的
しおりを挟む
「二階でヴァンとカリウスが戦闘中ですと?」
「は、はい!なぜかカリウスさんがヴァンさんを連れていまして、我々平の隊員では、強く言われると、あの方々には手が出せません。その時、ヤファイ副隊長が丁度居合わせて、現在戦闘中です!」
隊員の言葉にマルコスは天井を見上げた。
継続的に振動音が続き、砂埃が落ちてくる。激しく争っているのだろう。
ヤファイは時間を守る男だが、なぜか今日は現れず気になってはいた。そういう事だったかと、マルコスは納得した。
「分かりました。あなたも戻って制圧してきなさい。それと、アローヨとフェンテスはどこにいるか知ってますか?」
「申し訳ありません。お二人の事は今日は見ておりませんので・・・では、私は二階に戻り、ご指示の通りにいたします」
隊員は一礼すると、足早に通路に戻って行った。
マルコスの眉間に深いシワが寄った。
今朝、朝食を終えるといつも通り、7時30分にはフェンテスが隊長室に入って来た。
その日のスケジュール以外、自分から話す事は無いフェンテスだが、今日に限って、なぜかサカキアラタの取り調べに同席したいと進言してきた。
ここ最近はフェンテスを外していたので、たまには様子を見たいのか?くらいにしか思わなかったが、違和感もあった。なぜ今日?
理由を問いただすと、今日から部屋も変わり、新しい魔道具も使用されるので、どういった取り調べを行うのか後学のために見ておきたい。という事だったが、私の中の違和感は拭えなかった。
なにか引っかかるのだ。理由も特におかしいわけではない。新しい魔道具を見たいと思うのは自然な事だ。
直感と経験が私に教えていた。おかしいと。
私はフェンテスの申し出を却下した。
フェンテスはすぐには返事をしなかったが、分かりました。と頭を下げると、いつものように腕を後ろに組み、直立の姿勢で、私の支度が終わるまで待機をしていた。
その後、私はいつものように朝の礼拝を行い、アンカハスを連れてサカキアラタの独房に向かった。
ヤファイには9時にはここに来るよう直接伝え、フェンテスには街の巡回の任を与えた。
アローヨに関しては、用事が無ければ放任していた事がまずかった。あの男は与えられた仕事はこなすが、それ以外は無関心になってしまった。いつも協会内のどこかで呆けている。
害はないので放任していたが、今回のような事態になると、どこにいるかハッキリしないのは怠慢だった。
考えを巡らせているマルコスの頭上からは、パラパラと砂が落ちて来て、今だ激しい争いが続いている事をうかがわせた。
鋼鉄の分厚い扉を背に、マルコスは室内で戦うアラタとアンカハスに目を向ける。
アンカハスのナイフ術は、自分やフェンテスには及ばないが、それに次ぐ腕前ではある。
だが、アラタにはかすりもしない。全てかわされている。
サカキアラタ。やはり私の勘は間違っていなかった。この戦い方は非常によく似ている・・・そして、あなたから感じる不思議な力も。マルコスはアラタの動きを観察し始めた。
アンカハスのナイフが当たらないのは、サカキアラタの避ける動作が大きいという事もある。
紙一重ではなく、足を使って大きく後ろに飛ぶか、状態を大きく仰け反らせるかで避けている。
だが、体の芯は常にぶれておらず、足腰がとてもしっかりしているし、ナイフから目を離さず、常に追撃に備えている。
攻撃は左右の拳のみ。アンカハスのナイフをかわしつつ、タイミングを見て、確実に拳を当てている。
左拳を中心に攻めのリズムを組み立てている。
「拳のみで戦う事に特化した戦術、よく似ています。ムラトシュウイチ・・・やはり、サカキアラタはあの男と関係がありますね」
マルコスは何かを思い出すように頬を撫でると、腰に下げていたナイフに手をかけた。
決定打こそ入らないが、俺のジャブは確実にアンカハスにダメージを与えていた。
体は治安部隊の、肩から胴体を覆う厚みのあるボディアーマーを着込んでいるので、必然的にほとんど顔を狙っているが、ナイフを振り抜いた後の僅かな隙に、装甲の薄い脇腹に、左のボディブローを数発入れている。それが効いて、アンカハスも顔だけでなく、腹も警戒している。
肘から手首にかけても同素材のプロテクターを装備しているので、俺は自分の拳を傷めないよう、ガードされる事にも注意しなければならなかった。
制限が多いが、それでもこのままいけば勝てるだろう。
だが、アンカハスの後ろで控えるマルゴンが、俺の動きをじっと観察している事にも気づいていた。
手の内はできるだけ見せたくない。だが、俺が優勢に進めているが、このアンカハスも強い。
ナイフはフェンテスに一歩及ばないが、左一本で倒せる程楽な相手ではない。
アンカハスの体で死角を作り、そのタイミングで打つ。
アンカハスのナイフを避けつつ、うまくマルゴンの正面にアンカハスの体を誘導する。
顔面に数発ジャブを浴びせ、あえて体を引きわざと足がもつれたように体制を崩す、好機と見たアンカハスが距離を詰め大振りでナイフを振るってきた。
おそらく普段のアンカハスなら、こんな見え見えの罠にはかからなかっただろう。
だが、自分のナイフがかすりもせず、ジワジワとジャブで削られる事で、焦りが生まれていたのだろう。
体制を崩したのはわざとだが、体の右半分を後ろに流した事で、右の溜めが作れた。
もつれたように見せた足を踏ん張り、腰を捻り右のアッパーをアンカハスの顎目掛けて繰り出す。
大振りでナイフを振るったアンカハスは目を剥き、己の失策に気付いたようだが、もうナイフを止める事はできなかった。
捉えたと思った瞬間だった。
アンカハスの体が突如後ろに引かれ投げ飛ばされ、俺のアッパーは空を切った。
「た、隊長!?」
アンカハスが立ち上がると、マルゴンはアンカハスには一瞥もくれず、前を向いたまま話した。
「アンカハス、あなたの負けです。どうやってもサカキアラタには勝てないでしょう。そこで大人しくしていなさい」
「隊長!」
アンカハスが悔しそうに歯を食いしばり、俺を睨みつける。だが、やはりマルゴンの命令は絶対らしく、その場から動く事はしなかった。
そして今、手の伸ばせば届きそうな距離で、マルゴンが笑みを浮かべ立っていた。
マルゴンには常に注意を払っていたが、いつの間にこんなに距離を詰められたのか分からなかった。
カリウスが敗れた時、一瞬で距離を詰められたと聞いているが、踏み込みの速さは想像以上なのかもしれない。
俺はマルゴンから一歩大きく距離を取り構え直した。
マルゴンはアンカハスと同じボディアーマーを着ており、両手にナイフを持っていた。レイチェルのダガーナイフは15-20cm程だったが、マルゴンの持つナイフは30cmはあり、見るからに肉厚の大振りの物だった。
分かっていたつもりだったが、戦いに望む気持ちであらためて対峙すると、マルゴンは圧倒的だった。
身長は160cmも無いだろう。俺より15cmは小さい事になる。だが、アーマー越しでも分かる盛り上がった筋肉、ナイフを握る指の1本1本の太さ、そしてこれまで幾戦の戦いを勝ち抜いてきたであろう自信が、絶対的強者の佇まいとなって表れていた。
冷たい汗が顎を伝い落ちる。俺はこれからこの男と戦う。治安部隊20,000人の頂点、この国最強の男マルコス・ゴンサレスと。
「サカキアラタ・・・私はね、本当はこの時を待っていたんですよ。本気で私を倒しに来るあなたと戦いたかった」
静かに、ゆっくりと口を開く。今までのマルゴンからは想像もつかない、穏やかな声色だった。
俺と戦いたかった?言葉の真意が分からず唖然としてしまうが、マルゴンは俺の様子は気にも留めず、一方的に言葉を紡いでいった。
「あなたが、何かを隠しているのは間違いないでしょう。ですが素性が分からないというだけで、隊長である私が毎日ここまで付き合う事はありませんよ。時間がもったいない。とっくに処刑しています」
マルゴンが一歩距離を詰めてくる。俺は一歩下がった。目算でおそらく3メートル程だろう。この距離が俺とマルゴンのギリギリの間合いだった。
「最初会った時には何かひっかかる程度でしたが、二度目は確信しましたよ。やはりあなたはただの体力型ではない、何か不思議な力を秘めていると。そしてその戦い方もです。あなたはムラトシュウイチと同じです」
ムラトシュウイチ・・・村戸修一・・・
その名前は俺を驚かせるに十分過ぎた。
目を見開き絶句する俺の表情を見て、マルゴンは楽しそうに口の端を上げる。
「さぁ、始めましょうか・・・サカキアラタ。見せてください。ムラトシュウイチと同じ力を」
「は、はい!なぜかカリウスさんがヴァンさんを連れていまして、我々平の隊員では、強く言われると、あの方々には手が出せません。その時、ヤファイ副隊長が丁度居合わせて、現在戦闘中です!」
隊員の言葉にマルコスは天井を見上げた。
継続的に振動音が続き、砂埃が落ちてくる。激しく争っているのだろう。
ヤファイは時間を守る男だが、なぜか今日は現れず気になってはいた。そういう事だったかと、マルコスは納得した。
「分かりました。あなたも戻って制圧してきなさい。それと、アローヨとフェンテスはどこにいるか知ってますか?」
「申し訳ありません。お二人の事は今日は見ておりませんので・・・では、私は二階に戻り、ご指示の通りにいたします」
隊員は一礼すると、足早に通路に戻って行った。
マルコスの眉間に深いシワが寄った。
今朝、朝食を終えるといつも通り、7時30分にはフェンテスが隊長室に入って来た。
その日のスケジュール以外、自分から話す事は無いフェンテスだが、今日に限って、なぜかサカキアラタの取り調べに同席したいと進言してきた。
ここ最近はフェンテスを外していたので、たまには様子を見たいのか?くらいにしか思わなかったが、違和感もあった。なぜ今日?
理由を問いただすと、今日から部屋も変わり、新しい魔道具も使用されるので、どういった取り調べを行うのか後学のために見ておきたい。という事だったが、私の中の違和感は拭えなかった。
なにか引っかかるのだ。理由も特におかしいわけではない。新しい魔道具を見たいと思うのは自然な事だ。
直感と経験が私に教えていた。おかしいと。
私はフェンテスの申し出を却下した。
フェンテスはすぐには返事をしなかったが、分かりました。と頭を下げると、いつものように腕を後ろに組み、直立の姿勢で、私の支度が終わるまで待機をしていた。
その後、私はいつものように朝の礼拝を行い、アンカハスを連れてサカキアラタの独房に向かった。
ヤファイには9時にはここに来るよう直接伝え、フェンテスには街の巡回の任を与えた。
アローヨに関しては、用事が無ければ放任していた事がまずかった。あの男は与えられた仕事はこなすが、それ以外は無関心になってしまった。いつも協会内のどこかで呆けている。
害はないので放任していたが、今回のような事態になると、どこにいるかハッキリしないのは怠慢だった。
考えを巡らせているマルコスの頭上からは、パラパラと砂が落ちて来て、今だ激しい争いが続いている事をうかがわせた。
鋼鉄の分厚い扉を背に、マルコスは室内で戦うアラタとアンカハスに目を向ける。
アンカハスのナイフ術は、自分やフェンテスには及ばないが、それに次ぐ腕前ではある。
だが、アラタにはかすりもしない。全てかわされている。
サカキアラタ。やはり私の勘は間違っていなかった。この戦い方は非常によく似ている・・・そして、あなたから感じる不思議な力も。マルコスはアラタの動きを観察し始めた。
アンカハスのナイフが当たらないのは、サカキアラタの避ける動作が大きいという事もある。
紙一重ではなく、足を使って大きく後ろに飛ぶか、状態を大きく仰け反らせるかで避けている。
だが、体の芯は常にぶれておらず、足腰がとてもしっかりしているし、ナイフから目を離さず、常に追撃に備えている。
攻撃は左右の拳のみ。アンカハスのナイフをかわしつつ、タイミングを見て、確実に拳を当てている。
左拳を中心に攻めのリズムを組み立てている。
「拳のみで戦う事に特化した戦術、よく似ています。ムラトシュウイチ・・・やはり、サカキアラタはあの男と関係がありますね」
マルコスは何かを思い出すように頬を撫でると、腰に下げていたナイフに手をかけた。
決定打こそ入らないが、俺のジャブは確実にアンカハスにダメージを与えていた。
体は治安部隊の、肩から胴体を覆う厚みのあるボディアーマーを着込んでいるので、必然的にほとんど顔を狙っているが、ナイフを振り抜いた後の僅かな隙に、装甲の薄い脇腹に、左のボディブローを数発入れている。それが効いて、アンカハスも顔だけでなく、腹も警戒している。
肘から手首にかけても同素材のプロテクターを装備しているので、俺は自分の拳を傷めないよう、ガードされる事にも注意しなければならなかった。
制限が多いが、それでもこのままいけば勝てるだろう。
だが、アンカハスの後ろで控えるマルゴンが、俺の動きをじっと観察している事にも気づいていた。
手の内はできるだけ見せたくない。だが、俺が優勢に進めているが、このアンカハスも強い。
ナイフはフェンテスに一歩及ばないが、左一本で倒せる程楽な相手ではない。
アンカハスの体で死角を作り、そのタイミングで打つ。
アンカハスのナイフを避けつつ、うまくマルゴンの正面にアンカハスの体を誘導する。
顔面に数発ジャブを浴びせ、あえて体を引きわざと足がもつれたように体制を崩す、好機と見たアンカハスが距離を詰め大振りでナイフを振るってきた。
おそらく普段のアンカハスなら、こんな見え見えの罠にはかからなかっただろう。
だが、自分のナイフがかすりもせず、ジワジワとジャブで削られる事で、焦りが生まれていたのだろう。
体制を崩したのはわざとだが、体の右半分を後ろに流した事で、右の溜めが作れた。
もつれたように見せた足を踏ん張り、腰を捻り右のアッパーをアンカハスの顎目掛けて繰り出す。
大振りでナイフを振るったアンカハスは目を剥き、己の失策に気付いたようだが、もうナイフを止める事はできなかった。
捉えたと思った瞬間だった。
アンカハスの体が突如後ろに引かれ投げ飛ばされ、俺のアッパーは空を切った。
「た、隊長!?」
アンカハスが立ち上がると、マルゴンはアンカハスには一瞥もくれず、前を向いたまま話した。
「アンカハス、あなたの負けです。どうやってもサカキアラタには勝てないでしょう。そこで大人しくしていなさい」
「隊長!」
アンカハスが悔しそうに歯を食いしばり、俺を睨みつける。だが、やはりマルゴンの命令は絶対らしく、その場から動く事はしなかった。
そして今、手の伸ばせば届きそうな距離で、マルゴンが笑みを浮かべ立っていた。
マルゴンには常に注意を払っていたが、いつの間にこんなに距離を詰められたのか分からなかった。
カリウスが敗れた時、一瞬で距離を詰められたと聞いているが、踏み込みの速さは想像以上なのかもしれない。
俺はマルゴンから一歩大きく距離を取り構え直した。
マルゴンはアンカハスと同じボディアーマーを着ており、両手にナイフを持っていた。レイチェルのダガーナイフは15-20cm程だったが、マルゴンの持つナイフは30cmはあり、見るからに肉厚の大振りの物だった。
分かっていたつもりだったが、戦いに望む気持ちであらためて対峙すると、マルゴンは圧倒的だった。
身長は160cmも無いだろう。俺より15cmは小さい事になる。だが、アーマー越しでも分かる盛り上がった筋肉、ナイフを握る指の1本1本の太さ、そしてこれまで幾戦の戦いを勝ち抜いてきたであろう自信が、絶対的強者の佇まいとなって表れていた。
冷たい汗が顎を伝い落ちる。俺はこれからこの男と戦う。治安部隊20,000人の頂点、この国最強の男マルコス・ゴンサレスと。
「サカキアラタ・・・私はね、本当はこの時を待っていたんですよ。本気で私を倒しに来るあなたと戦いたかった」
静かに、ゆっくりと口を開く。今までのマルゴンからは想像もつかない、穏やかな声色だった。
俺と戦いたかった?言葉の真意が分からず唖然としてしまうが、マルゴンは俺の様子は気にも留めず、一方的に言葉を紡いでいった。
「あなたが、何かを隠しているのは間違いないでしょう。ですが素性が分からないというだけで、隊長である私が毎日ここまで付き合う事はありませんよ。時間がもったいない。とっくに処刑しています」
マルゴンが一歩距離を詰めてくる。俺は一歩下がった。目算でおそらく3メートル程だろう。この距離が俺とマルゴンのギリギリの間合いだった。
「最初会った時には何かひっかかる程度でしたが、二度目は確信しましたよ。やはりあなたはただの体力型ではない、何か不思議な力を秘めていると。そしてその戦い方もです。あなたはムラトシュウイチと同じです」
ムラトシュウイチ・・・村戸修一・・・
その名前は俺を驚かせるに十分過ぎた。
目を見開き絶句する俺の表情を見て、マルゴンは楽しそうに口の端を上げる。
「さぁ、始めましょうか・・・サカキアラタ。見せてください。ムラトシュウイチと同じ力を」
12
お気に入りに追加
220
あなたにおすすめの小説

ペット(老猫)と異世界転生
童貞騎士
ファンタジー
老いた飼猫と暮らす独りの会社員が神の手違いで…なんて事はなく災害に巻き込まれてこの世を去る。そして天界で神様と会い、世知辛い神様事情を聞かされて、なんとなく飼猫と共に異世界転生。使命もなく、ノルマの無い異世界転生に平凡を望む彼はほのぼののんびりと異世界を飼猫と共に楽しんでいく。なお、ペットの猫が龍とタメ張れる程のバケモノになっていることは知らない模様。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる