41 / 1,370
41 ヴァンとカリウス
しおりを挟む
カリウスが来たのはヴァンがフェンテスに話をした翌日だった。
元副隊長のヴァンから話したいという要件だったとはいえ、今のカリウスはずいぶん変わったと聞いていたので、もしかしたら来ないかもしれないと思っていた。
来るにしても、数日はかかると思っていたので、予想外の速さにヴァンも少し驚いたらしい。
「話とは何だ?」
「よぉ、久しぶりだな。まともに口を利くのは1年か2年か、いつ以来かな」
「前置きはいい、今の俺をわざわざ呼びつけるんだ、よっぽどの事なんだろ?本題に入れ」
言葉はそっけないが、口調は冷たくはなかった。カリウスは以前見た、口角を上げるニヒルな笑みを浮かべて話している。この二人の仲は、今も悪くはないのだろう。
「あぁ、単刀直入に言うけどよ、俺と隣のアラタはここを出たい。そこでお前に手伝ってほしいんだ」
ストレートな言葉にカリウスも驚いたようだった。ヴァンから俺に目を向けると、少し眉を寄せ、鉄格子を挟んで顔を近づけて来た。
「お前、どこかで見た事ような・・・あぁ、思い出した。リサイクルショップだ、レイジェスの店員だったな?一度話したことがある。なんでここにいるんだ?」
「え?俺の事知らないんですか?あ、結構噂になってるみたいだったんで・・・」
「ふん、お前こそ知らない訳じゃないだろ?俺は嫌われ者なんだよ。そんな噂話、俺の耳には届かないね」
カリウスは口角を上げ、自嘲気味に呟いた。
そう言えば、孤立しているという話しだった。配慮を欠いた発言を詫びると、カリウスはヴァンの牢に顔を向けた。
「おう、なんだか真面目なヤツだな。お前、コイツと本当に逃げるのか?逃げ切れると思ってんのか?」
すると、緊張感の無いのんびりとした口調でヴァンが答えた。
「逃げるって言うか、アラタがマルコスを倒すんだよ。仮に今だけ逃げれても、安心して生活できないだろ?だからアラタは戦わなきゃならないんだ。勝ってマルコスを黙らすんだよ。俺はアラタが1対1に集中できるように場を作る。フェンテスとアローヨは分からないが、アンカハスとヤファイはやるしかないだろうな。カリウス、できればお前にも手伝ってほしい。駄目なら鍵だけでも開けてくれないか?」
「ヴァン、お前何言ってんだ?正気か?コイツがマルコスを倒すだと?無理に決まってんだろ?半年もここにいて頭がおかしくなってんのか!?」
ヴァンの鉄格子を両手で掴み、大きく揺すりながらカリウスが声を上げると、ガサリと音がして、ヴァンも立ち上がった事が伝わってくる。
「俺は正気だ。アラタはフェンテスのナイフを止めたって話だぜ。それに最近問題になっている暴徒、あれを2度も素手で制圧している。聞いたんだぜ、爆発魔法まで使うそうじゃねぇか?治安部隊だって、2~3人がかりでやっと抑え込んでるんだろ?それを一人で素手で押さえれるヤツがどのくらいいるんだ?少なくとも、俺やお前と良い勝負できるくらいには強いんじゃないかと思う。それなら、アラタに賭けてみるのも悪くないだろ?」
「だったら俺かお前がやっても同じなんじゃないのか?お前、自分の目でコイツが戦うとこ見たのか?なんでそんなに信用できるんだ?」
カリウスの指摘は最もだった。ヴァンが俺を信用して託してくれることは嬉しいし、有難いと思う。
だが、副隊長だったヴァンが、自分で戦おうとしたり、カリウスに任せようとせず、ここまで俺に肩入れしてくれることは俺自身も気になった。
「・・・俺も負けてんだよ。マルコスに・・・」
「なに!?本当か?いつだ?」
ヴァンも戦って負けていた。この言葉にカリウスは驚き、鉄格子を握る手に一層力が入った。
「お前が戦ってから、一か月後くらいかな。円形闘技場とかじゃなくてよ、1対1で人目に付かない場所でな。立会人として、アンカハスとヤファイに付いてもらった。あの時から、あの二人はマルコスに付いた」
カリウスはゆっくりと鉄格子から手を離した。
「お前も、戦ってたのか・・・」
「あぁ、少しは粘ったと思うけど、まぁ完敗だな」
そう言っていつもの含み笑いをすると、カリウスもつられたように口角を上げ、小さく笑った。
「カリウス、俺はよ、アラタが気に入ってんだ。昨日説教されてよ、俺にだぜ?頭にきたけど、まぁ、なんつーか胸のつかえが取れてな・・・もし、アラタがマルコスに勝ったら、俺戻るわ。治安部隊に。それでよ、もし皆が納得してくれたらよ、隊長として頑張りたいと思うんだ。いや、隊長になれなくても一隊員としてやるわ。だからよ、アラタの話聞いてやってくれねぇかな?」
カリウスは俺に顔を向けると、しばらく黙って俺を見ていた。
「・・・お前は何のためにマルコスと戦うんだ?」
やがて、ゆっくりと口を開いたカリウスに、俺はこれまでの事を話した。レイジェスでのディーロ兄弟との戦闘、その後マルゴンが来てここに来る事になった事。
「俺は店に戻らなきゃならないんです。お願いします。力を貸してください」
頭を下げる俺に、カリウスはなにか考えるように黙っていた。
「アラタ、お前それだけじゃねぇだろ?本音で話せって言ったよな?」
隣の壁越しにヴァンの声が聞こえる。
顔を上げると、カリウスが片眉を上げて俺の顔を観察するように見ていた。
「理由は筋が通ってるが、それだけでヴァンがここまで肩入れするとは思えないな。ヴァンも言ってるけどよ、それだけじゃないんだろ?命がけになるんだ。全部話してくれないか?」
「・・・カチュアに会いたいんです。泣かしたままここに来たんです・・・だから、帰って謝ったら、ちゃんと気持ち伝えたいんですよ」
カチュアの事はヴァンには話してあるが、壁越しだからそれほど気にならなった。しかし、真正面から顔を見られている状態でこんな事を話すのは、かなりの恥ずかしさがある。だが、俺の本音だ。そしてカリウスは、俺の話しを聞くなり軽く吹き出したと思ったら、声を上げてゲラゲラと笑い出した。
「お、お前スゲーな!何かと思ったら女かよ!?ヴァンが気に入るわけだ!」
「な!カリウス、だからアラタはおもしれ―んだよ!俺もカチュアって子の話し聞いたけどよ、女一人のためにあのマルコスと戦うんだぜ?俺らも人生の先輩として一肌脱いでやろうじゃねぇか?」
目の前ではカリウスが笑い転げ、壁越しにはヴァンの笑い声が響き渡る。恥ずかしくなって、うるさいと叫ぶが二人は聞く耳無しだった。
しばらく笑った後、カリウスは鉄格子の隙間に手を入れてきた。急になんだ?と思い、その手を黙って見ていると、カリウスがしびれを切らしたように口を開いた。
「握手だよ握手、俺の力いらないのか?」
思わぬ言葉に、俺はカリウスの手と顔を交互に何度も見てしまい。軽く呆れられたが、しっかりと握手を交わし、協力を得られる事となった。
「まぁ、ヴァンがここまで信用してんだ。いいだろう。それにお前にはなにか・・・いや、いい。とにかくお前とヴァンに乗ろう。あとよ、もしマルコスに勝って帰ったら、俺にもそのカチュアって子見せてくれよ?あぁ、取らないから安心しろよ」
「あ、ありがとうございます!はい!絶対に勝ちます!」
「あんまりかしこまるなよ?俺もマルコスとはもう一度戦りたいけどよ、お前の話聞いたら、なんか毒気ぬかれたわ。女のためって・・・お前、相手はマルコスだぜ?まぁ、その子のために勝てよ」
カリウスは口角を上げニヤリと笑った。
やっと静かになったと思った隣の鉄格子からも、またいつもの含み笑いが聞こえてきた。
「クックック、勝って帰ったら俺にもカチュアちゃん見せろよ?お前が命かける子を見てみたいわ」
「もう本当に勘弁してくれよ!」
ヴァンとカリウスは楽しそうに笑っている。俺も散々いじられたが、なんだか楽しくなっていつの間にか笑っていた。ここに投獄されて以来、初めて心から笑った瞬間だった。
元副隊長のヴァンから話したいという要件だったとはいえ、今のカリウスはずいぶん変わったと聞いていたので、もしかしたら来ないかもしれないと思っていた。
来るにしても、数日はかかると思っていたので、予想外の速さにヴァンも少し驚いたらしい。
「話とは何だ?」
「よぉ、久しぶりだな。まともに口を利くのは1年か2年か、いつ以来かな」
「前置きはいい、今の俺をわざわざ呼びつけるんだ、よっぽどの事なんだろ?本題に入れ」
言葉はそっけないが、口調は冷たくはなかった。カリウスは以前見た、口角を上げるニヒルな笑みを浮かべて話している。この二人の仲は、今も悪くはないのだろう。
「あぁ、単刀直入に言うけどよ、俺と隣のアラタはここを出たい。そこでお前に手伝ってほしいんだ」
ストレートな言葉にカリウスも驚いたようだった。ヴァンから俺に目を向けると、少し眉を寄せ、鉄格子を挟んで顔を近づけて来た。
「お前、どこかで見た事ような・・・あぁ、思い出した。リサイクルショップだ、レイジェスの店員だったな?一度話したことがある。なんでここにいるんだ?」
「え?俺の事知らないんですか?あ、結構噂になってるみたいだったんで・・・」
「ふん、お前こそ知らない訳じゃないだろ?俺は嫌われ者なんだよ。そんな噂話、俺の耳には届かないね」
カリウスは口角を上げ、自嘲気味に呟いた。
そう言えば、孤立しているという話しだった。配慮を欠いた発言を詫びると、カリウスはヴァンの牢に顔を向けた。
「おう、なんだか真面目なヤツだな。お前、コイツと本当に逃げるのか?逃げ切れると思ってんのか?」
すると、緊張感の無いのんびりとした口調でヴァンが答えた。
「逃げるって言うか、アラタがマルコスを倒すんだよ。仮に今だけ逃げれても、安心して生活できないだろ?だからアラタは戦わなきゃならないんだ。勝ってマルコスを黙らすんだよ。俺はアラタが1対1に集中できるように場を作る。フェンテスとアローヨは分からないが、アンカハスとヤファイはやるしかないだろうな。カリウス、できればお前にも手伝ってほしい。駄目なら鍵だけでも開けてくれないか?」
「ヴァン、お前何言ってんだ?正気か?コイツがマルコスを倒すだと?無理に決まってんだろ?半年もここにいて頭がおかしくなってんのか!?」
ヴァンの鉄格子を両手で掴み、大きく揺すりながらカリウスが声を上げると、ガサリと音がして、ヴァンも立ち上がった事が伝わってくる。
「俺は正気だ。アラタはフェンテスのナイフを止めたって話だぜ。それに最近問題になっている暴徒、あれを2度も素手で制圧している。聞いたんだぜ、爆発魔法まで使うそうじゃねぇか?治安部隊だって、2~3人がかりでやっと抑え込んでるんだろ?それを一人で素手で押さえれるヤツがどのくらいいるんだ?少なくとも、俺やお前と良い勝負できるくらいには強いんじゃないかと思う。それなら、アラタに賭けてみるのも悪くないだろ?」
「だったら俺かお前がやっても同じなんじゃないのか?お前、自分の目でコイツが戦うとこ見たのか?なんでそんなに信用できるんだ?」
カリウスの指摘は最もだった。ヴァンが俺を信用して託してくれることは嬉しいし、有難いと思う。
だが、副隊長だったヴァンが、自分で戦おうとしたり、カリウスに任せようとせず、ここまで俺に肩入れしてくれることは俺自身も気になった。
「・・・俺も負けてんだよ。マルコスに・・・」
「なに!?本当か?いつだ?」
ヴァンも戦って負けていた。この言葉にカリウスは驚き、鉄格子を握る手に一層力が入った。
「お前が戦ってから、一か月後くらいかな。円形闘技場とかじゃなくてよ、1対1で人目に付かない場所でな。立会人として、アンカハスとヤファイに付いてもらった。あの時から、あの二人はマルコスに付いた」
カリウスはゆっくりと鉄格子から手を離した。
「お前も、戦ってたのか・・・」
「あぁ、少しは粘ったと思うけど、まぁ完敗だな」
そう言っていつもの含み笑いをすると、カリウスもつられたように口角を上げ、小さく笑った。
「カリウス、俺はよ、アラタが気に入ってんだ。昨日説教されてよ、俺にだぜ?頭にきたけど、まぁ、なんつーか胸のつかえが取れてな・・・もし、アラタがマルコスに勝ったら、俺戻るわ。治安部隊に。それでよ、もし皆が納得してくれたらよ、隊長として頑張りたいと思うんだ。いや、隊長になれなくても一隊員としてやるわ。だからよ、アラタの話聞いてやってくれねぇかな?」
カリウスは俺に顔を向けると、しばらく黙って俺を見ていた。
「・・・お前は何のためにマルコスと戦うんだ?」
やがて、ゆっくりと口を開いたカリウスに、俺はこれまでの事を話した。レイジェスでのディーロ兄弟との戦闘、その後マルゴンが来てここに来る事になった事。
「俺は店に戻らなきゃならないんです。お願いします。力を貸してください」
頭を下げる俺に、カリウスはなにか考えるように黙っていた。
「アラタ、お前それだけじゃねぇだろ?本音で話せって言ったよな?」
隣の壁越しにヴァンの声が聞こえる。
顔を上げると、カリウスが片眉を上げて俺の顔を観察するように見ていた。
「理由は筋が通ってるが、それだけでヴァンがここまで肩入れするとは思えないな。ヴァンも言ってるけどよ、それだけじゃないんだろ?命がけになるんだ。全部話してくれないか?」
「・・・カチュアに会いたいんです。泣かしたままここに来たんです・・・だから、帰って謝ったら、ちゃんと気持ち伝えたいんですよ」
カチュアの事はヴァンには話してあるが、壁越しだからそれほど気にならなった。しかし、真正面から顔を見られている状態でこんな事を話すのは、かなりの恥ずかしさがある。だが、俺の本音だ。そしてカリウスは、俺の話しを聞くなり軽く吹き出したと思ったら、声を上げてゲラゲラと笑い出した。
「お、お前スゲーな!何かと思ったら女かよ!?ヴァンが気に入るわけだ!」
「な!カリウス、だからアラタはおもしれ―んだよ!俺もカチュアって子の話し聞いたけどよ、女一人のためにあのマルコスと戦うんだぜ?俺らも人生の先輩として一肌脱いでやろうじゃねぇか?」
目の前ではカリウスが笑い転げ、壁越しにはヴァンの笑い声が響き渡る。恥ずかしくなって、うるさいと叫ぶが二人は聞く耳無しだった。
しばらく笑った後、カリウスは鉄格子の隙間に手を入れてきた。急になんだ?と思い、その手を黙って見ていると、カリウスがしびれを切らしたように口を開いた。
「握手だよ握手、俺の力いらないのか?」
思わぬ言葉に、俺はカリウスの手と顔を交互に何度も見てしまい。軽く呆れられたが、しっかりと握手を交わし、協力を得られる事となった。
「まぁ、ヴァンがここまで信用してんだ。いいだろう。それにお前にはなにか・・・いや、いい。とにかくお前とヴァンに乗ろう。あとよ、もしマルコスに勝って帰ったら、俺にもそのカチュアって子見せてくれよ?あぁ、取らないから安心しろよ」
「あ、ありがとうございます!はい!絶対に勝ちます!」
「あんまりかしこまるなよ?俺もマルコスとはもう一度戦りたいけどよ、お前の話聞いたら、なんか毒気ぬかれたわ。女のためって・・・お前、相手はマルコスだぜ?まぁ、その子のために勝てよ」
カリウスは口角を上げニヤリと笑った。
やっと静かになったと思った隣の鉄格子からも、またいつもの含み笑いが聞こえてきた。
「クックック、勝って帰ったら俺にもカチュアちゃん見せろよ?お前が命かける子を見てみたいわ」
「もう本当に勘弁してくれよ!」
ヴァンとカリウスは楽しそうに笑っている。俺も散々いじられたが、なんだか楽しくなっていつの間にか笑っていた。ここに投獄されて以来、初めて心から笑った瞬間だった。
12
お気に入りに追加
220
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

俺だけ皆の能力が見えているのか!?特別な魔法の眼を持つ俺は、その力で魔法もスキルも効率よく覚えていき、周りよりもどんどん強くなる!!
クマクマG
ファンタジー
勝手に才能無しの烙印を押されたシェイド・シュヴァイスであったが、落ち込むのも束の間、彼はあることに気が付いた。『俺が見えているのって、人の能力なのか?』
自分の特別な能力に気が付いたシェイドは、どうやれば魔法を覚えやすいのか、どんな練習をすればスキルを覚えやすいのか、彼だけには魔法とスキルの経験値が見えていた。そのため、彼は効率よく魔法もスキルも覚えていき、どんどん周りよりも強くなっていく。
最初は才能無しということで見下されていたシェイドは、そういう奴らを実力で黙らせていく。魔法が大好きなシェイドは魔法を極めんとするも、様々な困難が彼に立ちはだかる。時には挫け、時には悲しみに暮れながらも周囲の助けもあり、魔法を極める道を進んで行く。これはそんなシェイド・シュヴァイスの物語である。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

職業選択の自由~ネクロマンサーを選択した男~
新米少尉
ファンタジー
「私は私の評価を他人に委ねるつもりはありません」
多くの者達が英雄を目指す中、彼はそんなことは望んでいなかった。
ただ一つ、自ら選択した道を黙々と歩むだけを目指した。
その道が他者からは忌み嫌われるものであろうとも彼には誇りと信念があった。
彼が自ら選んだのはネクロマンサーとしての生き方。
これは職業「死霊術師」を自ら選んだ男の物語。
~他のサイトで投稿していた小説の転載です。完結済の作品ですが、若干の修正をしながらきりのよい部分で一括投稿していきますので試しに覗いていただけると嬉しく思います~

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

誰も要らないなら僕が貰いますが、よろしいでしょうか?
伊東 丘多
ファンタジー
ジャストキルでしか、手に入らないレアな石を取るために冒険します
小さな少年が、独自の方法でスキルアップをして強くなっていく。
そして、田舎の町から王都へ向かいます
登場人物の名前と色
グラン デディーリエ(義母の名字)
8才
若草色の髪 ブルーグリーンの目
アルフ 実父
アダマス 母
エンジュ ミライト
13才 グランの義理姉
桃色の髪 ブルーの瞳
ユーディア ミライト
17才 グランの義理姉
濃い赤紫の髪 ブルーの瞳
コンティ ミライト
7才 グランの義理の弟
フォンシル コンドーラル ベージュ
11才皇太子
ピーター サイマルト
近衛兵 皇太子付き
アダマゼイン 魔王
目が透明
ガーゼル 魔王の側近 女の子
ジャスパー
フロー 食堂宿の人
宝石の名前関係をもじってます。
色とかもあわせて。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

「宮廷魔術師の娘の癖に無能すぎる」と婚約破棄され親には出来損ないと言われたが、厄介払いと嫁に出された家はいいところだった
今川幸乃
ファンタジー
魔術の名門オールストン公爵家に生まれたレイラは、武門の名門と呼ばれたオーガスト公爵家の跡取りブランドと婚約させられた。
しかしレイラは魔法をうまく使うことも出来ず、ブランドに一方的に婚約破棄されてしまう。
それを聞いた宮廷魔術師の父はブランドではなくレイラに「出来損ないめ」と激怒し、まるで厄介払いのようにレイノルズ侯爵家という微妙な家に嫁に出されてしまう。夫のロルスは魔術には何の興味もなく、最初は仲も微妙だった。
一方ブランドはベラという魔法がうまい令嬢と婚約し、やはり婚約破棄して良かったと思うのだった。
しかしレイラが魔法を全然使えないのはオールストン家で毎日飲まされていた魔力増加薬が体質に合わず、魔力が暴走してしまうせいだった。
加えて毎日毎晩ずっと勉強や訓練をさせられて常に体調が悪かったことも原因だった。
レイノルズ家でのんびり過ごしていたレイラはやがて自分の真の力に気づいていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる