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第2章──少年期5~10歳──
038 コミュニケーションとは
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フェリシアは、フェツィエナの状態異常へ意識を向ける。
すると先程のように、対象の心情を表すかのような文字が溢れ出てきた。
≪【わたくしを庇ってくれた】【あの娘よりわたくし?】【わたくしは可愛くないのに?】【何故ライモ様はわたくしを選んでくれたのかしら】【いいえ、パアック家との繋がりの為よね】【わたくし自身に価値などないわ】≫
フェツィエナが落ち着きを取り戻したからなのか、フェリシアの視界に羅列された文字量は、先程と比べて圧倒的に少ない。
その分、一つ一つの内容を確認する事が出来た。
(とりあえずこの人ってば、自分の魅力に自信がないみたい。こんなに綺麗で格好良いのにな……あ、睨まれた時の圧は半端ないけど)
フェリシアはグーリフの背から半分だけ身を出した状態のまま、まじまじとフェツィエナを観察している。──フェツィエナもライモの背後に半分身を隠している為、端から見たら微妙な状態だろう。
更に言えばライモとグーリフも対峙した状態で、殺気立っていないだけで欠片も友好的ではない。少しでもどちらかが下手な動きをすれば、対する側が攻撃を加えるだろう明らかな気迫が漂っていた。
「フェツィエナ様。少しお時間を頂いても宜しいでしょうか」
<フェル、何を……>
<ちょっとこの人と二人で話してみたい>
<おい>
<その間、クマさんをお願い出来るかな>
<~~~っ……たく。わぁ~ったよ、何かあれば呼べよ?すぐ来るからな>
<うん。ありがとう、グーリフ。頼りにしてるから>
<ったく……可愛くお願いして、俺をおだてりゃ良いって思ってんなよ>
「……少し、なら」
フェツィエナに声を掛け、時を同じくしてフェリシアはスキル【以心伝心】でグーリフを説得していた。結果的に渋々ながらも了承してもらえたので、相変わらずフェリシアに甘いグーリフである。
対するライモは、『フェリシアがフェツィエナに近付く』分には反対しないだろうからと、フェリシアは彼には笑みを向けただけである。そして予想通り、返答に対してライモは視線をフェリシアとフェツィエナに向けただけだ。
その態度すらフェツィエナに悪印象を与えるのかもしれないが、現時点では対応策がない。
「ありがとうございます」
ペコリとお辞儀をして、フェツィエナの傍に歩み寄るフェリシア。ライモは静かにその場を譲り、グーリフの方へ足を向けた。
グーリフは暫くフェリシアを見ていたが、己の横を通り過ぎたライモに付き従うように背を向ける。
そんな二人の立ち去る背中へ視線を向けていたフェツィエナだったが、静かに元いた椅子に腰を掛けた。
「……どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
先程までは一脚しかなかった椅子も、いつの間にか周囲の者によってフェリシア用に椅子──ちゃんと御子様用である──が用意されている。
着席を促したフェツィエナに礼を告げ、フェリシアが腰を掛けようとするとすぐさま彼女を抱き上げて座らせてくれるミアだ。
彼女も気配を消してはいるが常にフェリシアと共にいたので、自然とコノネン邸の使用人に混ざっている。
「あの、ですね。単刀直入にお聞きしますけど、大将様の事をどうお考えですか?」
「………………」
茶器が二人の目の前に置かれたが、フェリシアはそれには手をつけずにフェツィエナに問い掛けた。
先程茶会をした事を聞いているだろうから、すぐに口をつけずとも変には思われないだろうと判断した事もある。
「…………………………」
「……………………………………」
問い掛けた側と問い掛けられた側の間を、何とも言えない無言の空気が漂っていた。
聞こえるのは、温室内にいるであろう鳥の囁き。
「………………………………………………」
「………………………………………………………………」
周囲にいる侍女達は、ただの壁のように静かだった。
フェリシアの後ろに控えるミアも、当然のように気配を断っている。
(え~~~~、何この空気。シアの声、聞こえているのかなぁ。もう一回聞いた方が良い?それとも、答える気はないっていう意思表示かなぁ)
フェリシアは内心半目になりながらも、必死に笑みを浮かべたままフェツィエナの反応を待っていた。
フェツィエナは両手で包み込むようにしてカップを持ったまま、視線を紅茶に落としたまま動かない。
「………………ぁす」
「えっ」
「……お慕い……………………して、おります…………」
「あぁ…………」
どのくらい時間が経ったのか、確実に紅茶が冷めた頃に漸く聞こえてきたフェツィエナの声だった。
あまりの小声にフェリシアは思わず問い返してしまったが、二度目の声は何とか聞き取れる。
しかしながら、先程フェリシアに向けた鋭い印象は何処へやら、掻き消えそうな今のフェツィエナ。
ギャップが激しすぎて、フェリシアは漏れるようにして返すのが精一杯だ。
(はっ!いやいや、現実逃避するところだったマジで。ってか好きなら良いじゃん、好きならっ)
心の中の突っ込みは誰にも聞こえないのだが、フェリシアは現状のストレスから内心で牙をむく。胸中ででも吠えないとやってられなかったのだ。
だがすぐに、温室に大将とやって来て初見の奥方の印象を思い返した。
(いや……あれ、好きな相手に向ける空気じゃなかったよねぇ?)
フェリシアはあの時感じた、『まるで親の敵にあったような』と言い表してもおかしくない程の、そんなピリッとした刺すような空気を思い出す。
魔獣であるグーリフですら、フェリシアを守るように動く程だったのだ。
「え……っと、フェツィエナ様も大将様の事を好いていらっしゃるのですね」
「…………………………」
あまりの事に反応が遅れたが、フェリシアは相思相愛なのだと言葉を返す。けれどもフェツィエナからの反応はなかった。
視線は変わらずカップに落としたままで、表情も特別変化が見られない。唯一異なるのは、彼女の尻尾が大きく動かされている事だ。
(あ~……、興奮気味?反応が見えなさすぎて、スキル【神の眼】を使わないと会話出来ないレベルじゃん)
目の前の人物に対してスキルを使う事は、『内面を盗み見るような感じがする』為、フェリシアは普段ならば避けている。
けれども大将にしても奥方にしても、もはやスキル【神の眼】がないと全く通じ合える気がしなかった。
≪【言っちゃった】【お慕いしていますって】【きゃ~っ】【きゃ~っ】【きゃ~っ】≫
意を決してフェツィエナの状態を視れば、想像以上にキャピキャピとした内面が伺える。
フェツィエナは、物凄く内心を表に出さない御方のようだ。
「大将様も、とてもフェツィエナ様の事を気に掛けておいででした」
「………………」
≪【それは嘘よ】【彼はわたくしの事など何とも思ってらっしゃらないわ】【わたくしの価値などない】【ただパアック家の令嬢という事だけ】≫
会話に必要な情報化の為にスキルを使いながらも、フェリシアは言葉を続ける。
音声での会話は殆どない為、周囲からはフェリシアが一方的に話しているようにしか見えない。──事実、そうなのだが。
そんな中、再度出てきた『パアック家』という単語。それはフェリシアが大将邸に来る前に叩き込まれた知識から、少将以上の位を持つ人材を多く輩出している家門であると判断出来た。
実力主義の軍事国家であるシュペンネルは、強さを何処よりも重要視していた。そしてフェリシアが視た中でも、Cクラスレベルは実父と魔獣、大将と奥方しかいない。
魔力までCクラスなのは今のところグーリフだけだが、つまりはフェツィエナも並び立つ程の能力を持っている。
「大将様と奥方様は、御両家の当主様方が古くからのお知り合いだったとかで、幼い頃からの婚約者だったと聞いています」
「………………そう………………」
≪【血筋を残す為の道具】【ライモ様はとても素敵な御方】【本来ならばあと何人か】【でも……】≫
遠回しに政略結婚だろうと問い掛けたフェリシアに対し、フェツィエナの心の返答はそれ以上にネガティブなものだった。
けれども互いの立場を考慮するならば、それこそ恋愛結婚は珍しい──というか殆ど不可能に近い。
父親と母親は恋愛結婚ときょうだいから聞いているが、これは本当に珍しいのだ。
血筋からも質を求められるし、重ねた血筋は更に重要視される。だが血筋が良いと言っても、中身が伴わない者も当然出てくる。
実力主義をうたうからには血筋だけではなく、個人の質も見定められるのだ。軍に属するのならば力量を。領地を持つならばその成果を示さねばならない。
明確に期間も定められており、軍では五年・七年・十年の三回の審査という名の試験がある。遅くとも十年以内に『他者から認められる』功績が必要なのだ。
領地に至っては少し期間が長く、『三世代以内に』となっている。
けれどもそれらが重視されるのは男性であり、純粋に力量を比べられると女性にとっては不利だ。排卵など、男性には代わる事の出来ない役目もある。
それでも有能だと認めさせる事が出来れば、当然のように領主にもなれるし、軍で役職を得る事も可能だ。
などと説明が長くなったが、フェリシアは先程のフェツィエナの言葉に引っ掛かる部分があった。
政略結婚で、血筋を残さなくてはならないのは分かる。そして現状は第一子しか御子がいないのだから、第二子以降が求められる事も理解出来た。──それ故、『でも』の続きは何だろうか気になる。
けれども今は、それを一人で考えたところで答えは出ない。フェリシアの前の記憶にも今も、当然ながら子供を作った事はないのだから。
すると先程のように、対象の心情を表すかのような文字が溢れ出てきた。
≪【わたくしを庇ってくれた】【あの娘よりわたくし?】【わたくしは可愛くないのに?】【何故ライモ様はわたくしを選んでくれたのかしら】【いいえ、パアック家との繋がりの為よね】【わたくし自身に価値などないわ】≫
フェツィエナが落ち着きを取り戻したからなのか、フェリシアの視界に羅列された文字量は、先程と比べて圧倒的に少ない。
その分、一つ一つの内容を確認する事が出来た。
(とりあえずこの人ってば、自分の魅力に自信がないみたい。こんなに綺麗で格好良いのにな……あ、睨まれた時の圧は半端ないけど)
フェリシアはグーリフの背から半分だけ身を出した状態のまま、まじまじとフェツィエナを観察している。──フェツィエナもライモの背後に半分身を隠している為、端から見たら微妙な状態だろう。
更に言えばライモとグーリフも対峙した状態で、殺気立っていないだけで欠片も友好的ではない。少しでもどちらかが下手な動きをすれば、対する側が攻撃を加えるだろう明らかな気迫が漂っていた。
「フェツィエナ様。少しお時間を頂いても宜しいでしょうか」
<フェル、何を……>
<ちょっとこの人と二人で話してみたい>
<おい>
<その間、クマさんをお願い出来るかな>
<~~~っ……たく。わぁ~ったよ、何かあれば呼べよ?すぐ来るからな>
<うん。ありがとう、グーリフ。頼りにしてるから>
<ったく……可愛くお願いして、俺をおだてりゃ良いって思ってんなよ>
「……少し、なら」
フェツィエナに声を掛け、時を同じくしてフェリシアはスキル【以心伝心】でグーリフを説得していた。結果的に渋々ながらも了承してもらえたので、相変わらずフェリシアに甘いグーリフである。
対するライモは、『フェリシアがフェツィエナに近付く』分には反対しないだろうからと、フェリシアは彼には笑みを向けただけである。そして予想通り、返答に対してライモは視線をフェリシアとフェツィエナに向けただけだ。
その態度すらフェツィエナに悪印象を与えるのかもしれないが、現時点では対応策がない。
「ありがとうございます」
ペコリとお辞儀をして、フェツィエナの傍に歩み寄るフェリシア。ライモは静かにその場を譲り、グーリフの方へ足を向けた。
グーリフは暫くフェリシアを見ていたが、己の横を通り過ぎたライモに付き従うように背を向ける。
そんな二人の立ち去る背中へ視線を向けていたフェツィエナだったが、静かに元いた椅子に腰を掛けた。
「……どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
先程までは一脚しかなかった椅子も、いつの間にか周囲の者によってフェリシア用に椅子──ちゃんと御子様用である──が用意されている。
着席を促したフェツィエナに礼を告げ、フェリシアが腰を掛けようとするとすぐさま彼女を抱き上げて座らせてくれるミアだ。
彼女も気配を消してはいるが常にフェリシアと共にいたので、自然とコノネン邸の使用人に混ざっている。
「あの、ですね。単刀直入にお聞きしますけど、大将様の事をどうお考えですか?」
「………………」
茶器が二人の目の前に置かれたが、フェリシアはそれには手をつけずにフェツィエナに問い掛けた。
先程茶会をした事を聞いているだろうから、すぐに口をつけずとも変には思われないだろうと判断した事もある。
「…………………………」
「……………………………………」
問い掛けた側と問い掛けられた側の間を、何とも言えない無言の空気が漂っていた。
聞こえるのは、温室内にいるであろう鳥の囁き。
「………………………………………………」
「………………………………………………………………」
周囲にいる侍女達は、ただの壁のように静かだった。
フェリシアの後ろに控えるミアも、当然のように気配を断っている。
(え~~~~、何この空気。シアの声、聞こえているのかなぁ。もう一回聞いた方が良い?それとも、答える気はないっていう意思表示かなぁ)
フェリシアは内心半目になりながらも、必死に笑みを浮かべたままフェツィエナの反応を待っていた。
フェツィエナは両手で包み込むようにしてカップを持ったまま、視線を紅茶に落としたまま動かない。
「………………ぁす」
「えっ」
「……お慕い……………………して、おります…………」
「あぁ…………」
どのくらい時間が経ったのか、確実に紅茶が冷めた頃に漸く聞こえてきたフェツィエナの声だった。
あまりの小声にフェリシアは思わず問い返してしまったが、二度目の声は何とか聞き取れる。
しかしながら、先程フェリシアに向けた鋭い印象は何処へやら、掻き消えそうな今のフェツィエナ。
ギャップが激しすぎて、フェリシアは漏れるようにして返すのが精一杯だ。
(はっ!いやいや、現実逃避するところだったマジで。ってか好きなら良いじゃん、好きならっ)
心の中の突っ込みは誰にも聞こえないのだが、フェリシアは現状のストレスから内心で牙をむく。胸中ででも吠えないとやってられなかったのだ。
だがすぐに、温室に大将とやって来て初見の奥方の印象を思い返した。
(いや……あれ、好きな相手に向ける空気じゃなかったよねぇ?)
フェリシアはあの時感じた、『まるで親の敵にあったような』と言い表してもおかしくない程の、そんなピリッとした刺すような空気を思い出す。
魔獣であるグーリフですら、フェリシアを守るように動く程だったのだ。
「え……っと、フェツィエナ様も大将様の事を好いていらっしゃるのですね」
「…………………………」
あまりの事に反応が遅れたが、フェリシアは相思相愛なのだと言葉を返す。けれどもフェツィエナからの反応はなかった。
視線は変わらずカップに落としたままで、表情も特別変化が見られない。唯一異なるのは、彼女の尻尾が大きく動かされている事だ。
(あ~……、興奮気味?反応が見えなさすぎて、スキル【神の眼】を使わないと会話出来ないレベルじゃん)
目の前の人物に対してスキルを使う事は、『内面を盗み見るような感じがする』為、フェリシアは普段ならば避けている。
けれども大将にしても奥方にしても、もはやスキル【神の眼】がないと全く通じ合える気がしなかった。
≪【言っちゃった】【お慕いしていますって】【きゃ~っ】【きゃ~っ】【きゃ~っ】≫
意を決してフェツィエナの状態を視れば、想像以上にキャピキャピとした内面が伺える。
フェツィエナは、物凄く内心を表に出さない御方のようだ。
「大将様も、とてもフェツィエナ様の事を気に掛けておいででした」
「………………」
≪【それは嘘よ】【彼はわたくしの事など何とも思ってらっしゃらないわ】【わたくしの価値などない】【ただパアック家の令嬢という事だけ】≫
会話に必要な情報化の為にスキルを使いながらも、フェリシアは言葉を続ける。
音声での会話は殆どない為、周囲からはフェリシアが一方的に話しているようにしか見えない。──事実、そうなのだが。
そんな中、再度出てきた『パアック家』という単語。それはフェリシアが大将邸に来る前に叩き込まれた知識から、少将以上の位を持つ人材を多く輩出している家門であると判断出来た。
実力主義の軍事国家であるシュペンネルは、強さを何処よりも重要視していた。そしてフェリシアが視た中でも、Cクラスレベルは実父と魔獣、大将と奥方しかいない。
魔力までCクラスなのは今のところグーリフだけだが、つまりはフェツィエナも並び立つ程の能力を持っている。
「大将様と奥方様は、御両家の当主様方が古くからのお知り合いだったとかで、幼い頃からの婚約者だったと聞いています」
「………………そう………………」
≪【血筋を残す為の道具】【ライモ様はとても素敵な御方】【本来ならばあと何人か】【でも……】≫
遠回しに政略結婚だろうと問い掛けたフェリシアに対し、フェツィエナの心の返答はそれ以上にネガティブなものだった。
けれども互いの立場を考慮するならば、それこそ恋愛結婚は珍しい──というか殆ど不可能に近い。
父親と母親は恋愛結婚ときょうだいから聞いているが、これは本当に珍しいのだ。
血筋からも質を求められるし、重ねた血筋は更に重要視される。だが血筋が良いと言っても、中身が伴わない者も当然出てくる。
実力主義をうたうからには血筋だけではなく、個人の質も見定められるのだ。軍に属するのならば力量を。領地を持つならばその成果を示さねばならない。
明確に期間も定められており、軍では五年・七年・十年の三回の審査という名の試験がある。遅くとも十年以内に『他者から認められる』功績が必要なのだ。
領地に至っては少し期間が長く、『三世代以内に』となっている。
けれどもそれらが重視されるのは男性であり、純粋に力量を比べられると女性にとっては不利だ。排卵など、男性には代わる事の出来ない役目もある。
それでも有能だと認めさせる事が出来れば、当然のように領主にもなれるし、軍で役職を得る事も可能だ。
などと説明が長くなったが、フェリシアは先程のフェツィエナの言葉に引っ掛かる部分があった。
政略結婚で、血筋を残さなくてはならないのは分かる。そして現状は第一子しか御子がいないのだから、第二子以降が求められる事も理解出来た。──それ故、『でも』の続きは何だろうか気になる。
けれども今は、それを一人で考えたところで答えは出ない。フェリシアの前の記憶にも今も、当然ながら子供を作った事はないのだから。
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