29 / 60
第1章──幼年期1~4歳──
029 パンパンするのは良いけど
しおりを挟む
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「ちょ、どうするのこれ?!」
「ふむ。致し方ないだろうな」
「な、何を格好付けた物言いしてるわけ?!グーリフ、シアは真面目に困ってるの!」
「くくくっ、怒った顔も可愛いぞ。……あぁ、そんなにむくれるな。フェルの光の魔力で、影を潰せば良い。あの程度の闇では、どのみち長くは持たないだろうがなぁ」
フェリシアは眼前に広がる壁穴と床穴を指差しながら、屋外へと移行した戦闘に混乱している。
兄弟を追い掛けたいフェリシアだが、黒い靄の立ち上る光景に臆し、触れて良いものかの判断もつかない為、それ以上足を踏み出す勇気が湧かなかった。──そのあげく、グーリフに八つ当たり的な物言いとなったのである。
しかしながらグーリフは、そんなフェリシアを見て楽しそうに笑うばかりだ。彼にとってはこの程度、本当に大した事でないのだろうと思われる余裕の態度である。
「えっと、光で……潰す?光の拳」
フェリシアはグーリフにもらったヒントのまま、単純にイメージを形作った。
そして、出来たのが光の魔力による拳である。──それは見た目だけはキラキラしいが、明らかに暴力的な絵面だった。
実際には、床や壁に残る闇魔力の靄目掛け、グーパンチが炸裂しただけなのである。──その結果、邸内に残っていた黒い靄は、綺麗さっぱり消え去った。
それどころか、光魔力の影響で輝いてさえ見える。
「くくくっ、そうきたか。俺の予想の、斜め上をいくよなぁ」
「な、何で?だってグーリフ、潰せって言ったじゃん」
「あぁ、言ったな。くくくっ……で、実際に潰れただろ?」
「あ~……、まぁ……そう、だね。何か、思ってたのと違うけど」
優雅さの欠片もない、物理的解決であった。
しかしながら、フェリシアの目的は叶ったので、『終わり良ければ』と思えば容認される結果だろう。
「と、とにかく行くよ、グーリフ。兄様たちを追い掛けないと」
「ん?だが、放っておいても大丈夫だと思うぞ?」
「ダメなのっ。シアが連れ込んだタイが原因なら、シアが解決しなきゃだよ。丸投げは時と場合によるんだから」
「そうか。フェルは今回、違うと思うんだな?分かった。俺はフェルの意思に添おう」
「あ、ありがと、グーリフ。ごめん……。何だかいつも、超面倒掛けてる感じだけど……」
「気にするな、フェル。俺はこれでも、俺のやりたいようにしているつもりだ」
「……あの、シア様」
グーリフと会話が盛り上がっていたフェリシアは、すっかり忘れていた。──常に己の周囲には人がいるという事を。
ギギッと音がしそうな強張った動作で振り返ったフェリシアは、困惑したようなミアの姿を見て、更に脳内がパニックになった。
どれだけグーリフと話していたか。それが普通でない事は分かっていた筈なのに、タイと兄弟の戦闘に混乱し、冷静さを失っていたのである。
「え……っと……、な、何かな……ミア」
応じつつも、自然と視線がミアから横へ逸れてしまう程に、明らかな己の動揺が現れていた。
けれども冷や汗まで溢れてくる現状は、既にフェリシアの理性ではどうしようもなくなっている。
「シア様………………素敵ですっ。さすが光の申し子ですねっ。あの悪しき禍々しい気配を、即座に消し去る事が出来るだなんて、神々に愛されし至高の御方に相応しいですっ」
パニックのフェリシアをよそに、ミアは祈るように両手を胸の前に合わせ、しかしその瞳はキラキラと期待するかのように輝いていた。
ミアの過度なフェリシアびいきは、マイナス方面の事項をまるっと認識しないようである。しかも何故か、言動が宣教師の如く、大袈裟に誇張されていた。
フェリシアは、顔が先程とは違う意味で引き吊りそうになるのを堪えつつ、必死に笑みを浮かべようと試みる。
「あ~……、ダメ元でやってみたけど、消えて良かったよ、うん」
「またそのような御謙遜をっ。その御小さい御身体に、どれ程の秘宝が込められているのか。……あぁ~、このミア、貴女様に出会えた事の喜びに日々うち震えておりますが、この度はもう、本当に昇天しそうな程に……あああああっ」
だが、ミアにフェリシアの苦心は伝わらなかった。
一人、己の身体を包み込むように抱き留め、恍惚とした表情で天を仰いでいる。
〈え……、マジ?〉
〈くくくっ、面白いなぁ、あの鳥〉
〈いやいやいや、放っておいて大丈夫なの?!何か、目がイッちゃってるんだけど?!〉
〈なぁに、問題ないさ。フェルの光の魔力に当てられただけだ〉
〈って、それもどうかと思うんだけど?!えっ、光の魔力にそんな効力があるの?!〉
冗談ともつかないグーリフとのスキル【以心伝心】だったが、一人身をよじっているミアをそのままに、グーリフは構う事なく、空いた穴から外へ出ていった。
勿論、背にはフェリシアが乗っている為、必然的にミアだけを屋内に放置となる。
〈まぁ、鳥は放っておいても構わないさ。今はフェル、ガキ共が気になるんだろ?〉
〈あ、そうだったっ。兄様達、無理しないと良いんだけど〉
〈本当に、フェルは優しいよなぁ。アイツ等も、あの影使いに劣る訳ではないんだぞ?〉
〈それでも色々と心配だって。そもそもタイだって、シアが連れて来なければこんな事には……〉
〈待て、待て。そう、自分を責めるなっての。だいたい、フェルが連れ帰って来なくても、リスはここに侵入してきただろうなぁ。……あれは血の臭いが強い〉
〈へ……?〉
グーリフの慰めから続けられた言葉に、フェリシアは驚きを示した。
けれどもその返答をもらう前に、激しい激突音が耳を突く。既に現場へ到着していたようだ。
そしてそれは、フェリシアが想像していたよりも凄まじい戦闘であり、かつ、三対一にも関わらず、タイの攻防は押し負けていない。
激しくぶつかる剣戟。それは火花まで見える程で、フェリシアが思う、子供同士の剣術とはまるで違った。これで『E』レベルである。
短剣を持ったガウリイルとエリアスが、タイの持つ黒い刃物──湾曲に反り返った剣──と打ち合わせた。
その隙に脇から、マルコが水の魔力を使い、氷の槍を放つ。けれどもそれは、タイの周囲に揺らめく影が腕のように伸びてきて、ガキッと激しい音を立てつつ叩き折られてしまった。
それでも続けられる、双方の攻防。
〈な……、何これ……。こ、こんな、まるでゲームの戦闘シーンのような……。え?マジで?ワイヤーアクションとかCGとか、そんなんじゃないよねっ?!〉
〈わいやぁ、とか、しいじぃ、とか分からんが、とりあえずこれは本物だぞ?当たれば肉体が損傷するし、最悪死ぬ事もある〉
あまりにも激しい戦闘シーンを目の当たりにして、フェリシアは困惑と恐怖に顔をひきつらせる。
グーリフは、時折飛んでくる石礫を己の風の魔力で難なく叩き落としつつ、戦況を見ていた。
確かに、互いにまだ成長しきっていない、細く幼い子供。明らかに力だけでみれば、筋骨粒々の大人には敵わないだろう。
この世界の強さは、フェリシアの想像するレベルとは格が違うようだった。
〈とにかく、あの闇の魔力は強力だな。加えて、リスの動きも洗練されている。見るからにあれは、暗部の世界に身をおいて長いだろうな〉
〈ちょっ、呑気にそんな感想なんていらないよ?!グーリフ、あれ、どうにかしてよっ〉
〈待て、フェル。今、首を突っ込むのは……〉
いてもたってもいられず、フェリシアがグーリフの鬣を強く引く。
普段から鞍などがない状態で、一心同体の如く二人は共にいるのだ。この程度の事は常であり、じゃれあいの一種なのである。
しかしながら、今回は違った。
まるで待ちわびていたかのように、グーリフの意識がフェリシアに向けられたその時を狙われる。突如として地面から飛び出す、黒い筋状の物質が二人に襲い掛かったのだ。
「チッ!」
即座にグーリフは、風の魔力でそれを跳ね返そうとする。だが、網のように広げられたそれは目が粗く、風を易々と交わしてしまった。
そして意思ある動きで、グーリフを大きく取り囲み、半球状に大地へ根を張ってしまう。
〈えっ……、えっ?何、これ~っ!〉
〈……フェル。スキル【以心伝心】で叫ぶのは、勘弁してくれ。頭に直接響くからよぉ〉
目の前で兄弟達の戦闘は続いているが、グーリフとフェリシアは囚われの身となってしまった。
まさに、鳥籠に入れられたようなものである。グーリフの巨大な馬体が体当たりしたところで、びくともしなかった。
〈あ~……、捕まった?〉
〈そうだなぁ。少し不味いかもしれんなぁ〉
唖然としつつ、フェリシアはグーリフに問い掛ける。しかしながら、それに応じるグーリフは、あっけらかんとしたものだ。
危機感がフェリシアに伝わって来ない。
つまりは、その程度という事か。
〈ちょっと無理をすれば出られるんだね?〉
〈まぁ、な〉
〈ん。じゃあ、このままは気分良くないから、シアが頑張っちゃおうかな〉
〈くくく、フェルの方が穏便に実行可能か?〉
〈え?……分かんないけど、この檻の材質って、影……闇でしょ?〉
〈そうだな〉
〈んじゃ、問題ないかな~〉
フェリシアに特別知識がある訳ではないが、本能的に感じる優劣はこの世界の『真』だった。
「ちょ、どうするのこれ?!」
「ふむ。致し方ないだろうな」
「な、何を格好付けた物言いしてるわけ?!グーリフ、シアは真面目に困ってるの!」
「くくくっ、怒った顔も可愛いぞ。……あぁ、そんなにむくれるな。フェルの光の魔力で、影を潰せば良い。あの程度の闇では、どのみち長くは持たないだろうがなぁ」
フェリシアは眼前に広がる壁穴と床穴を指差しながら、屋外へと移行した戦闘に混乱している。
兄弟を追い掛けたいフェリシアだが、黒い靄の立ち上る光景に臆し、触れて良いものかの判断もつかない為、それ以上足を踏み出す勇気が湧かなかった。──そのあげく、グーリフに八つ当たり的な物言いとなったのである。
しかしながらグーリフは、そんなフェリシアを見て楽しそうに笑うばかりだ。彼にとってはこの程度、本当に大した事でないのだろうと思われる余裕の態度である。
「えっと、光で……潰す?光の拳」
フェリシアはグーリフにもらったヒントのまま、単純にイメージを形作った。
そして、出来たのが光の魔力による拳である。──それは見た目だけはキラキラしいが、明らかに暴力的な絵面だった。
実際には、床や壁に残る闇魔力の靄目掛け、グーパンチが炸裂しただけなのである。──その結果、邸内に残っていた黒い靄は、綺麗さっぱり消え去った。
それどころか、光魔力の影響で輝いてさえ見える。
「くくくっ、そうきたか。俺の予想の、斜め上をいくよなぁ」
「な、何で?だってグーリフ、潰せって言ったじゃん」
「あぁ、言ったな。くくくっ……で、実際に潰れただろ?」
「あ~……、まぁ……そう、だね。何か、思ってたのと違うけど」
優雅さの欠片もない、物理的解決であった。
しかしながら、フェリシアの目的は叶ったので、『終わり良ければ』と思えば容認される結果だろう。
「と、とにかく行くよ、グーリフ。兄様たちを追い掛けないと」
「ん?だが、放っておいても大丈夫だと思うぞ?」
「ダメなのっ。シアが連れ込んだタイが原因なら、シアが解決しなきゃだよ。丸投げは時と場合によるんだから」
「そうか。フェルは今回、違うと思うんだな?分かった。俺はフェルの意思に添おう」
「あ、ありがと、グーリフ。ごめん……。何だかいつも、超面倒掛けてる感じだけど……」
「気にするな、フェル。俺はこれでも、俺のやりたいようにしているつもりだ」
「……あの、シア様」
グーリフと会話が盛り上がっていたフェリシアは、すっかり忘れていた。──常に己の周囲には人がいるという事を。
ギギッと音がしそうな強張った動作で振り返ったフェリシアは、困惑したようなミアの姿を見て、更に脳内がパニックになった。
どれだけグーリフと話していたか。それが普通でない事は分かっていた筈なのに、タイと兄弟の戦闘に混乱し、冷静さを失っていたのである。
「え……っと……、な、何かな……ミア」
応じつつも、自然と視線がミアから横へ逸れてしまう程に、明らかな己の動揺が現れていた。
けれども冷や汗まで溢れてくる現状は、既にフェリシアの理性ではどうしようもなくなっている。
「シア様………………素敵ですっ。さすが光の申し子ですねっ。あの悪しき禍々しい気配を、即座に消し去る事が出来るだなんて、神々に愛されし至高の御方に相応しいですっ」
パニックのフェリシアをよそに、ミアは祈るように両手を胸の前に合わせ、しかしその瞳はキラキラと期待するかのように輝いていた。
ミアの過度なフェリシアびいきは、マイナス方面の事項をまるっと認識しないようである。しかも何故か、言動が宣教師の如く、大袈裟に誇張されていた。
フェリシアは、顔が先程とは違う意味で引き吊りそうになるのを堪えつつ、必死に笑みを浮かべようと試みる。
「あ~……、ダメ元でやってみたけど、消えて良かったよ、うん」
「またそのような御謙遜をっ。その御小さい御身体に、どれ程の秘宝が込められているのか。……あぁ~、このミア、貴女様に出会えた事の喜びに日々うち震えておりますが、この度はもう、本当に昇天しそうな程に……あああああっ」
だが、ミアにフェリシアの苦心は伝わらなかった。
一人、己の身体を包み込むように抱き留め、恍惚とした表情で天を仰いでいる。
〈え……、マジ?〉
〈くくくっ、面白いなぁ、あの鳥〉
〈いやいやいや、放っておいて大丈夫なの?!何か、目がイッちゃってるんだけど?!〉
〈なぁに、問題ないさ。フェルの光の魔力に当てられただけだ〉
〈って、それもどうかと思うんだけど?!えっ、光の魔力にそんな効力があるの?!〉
冗談ともつかないグーリフとのスキル【以心伝心】だったが、一人身をよじっているミアをそのままに、グーリフは構う事なく、空いた穴から外へ出ていった。
勿論、背にはフェリシアが乗っている為、必然的にミアだけを屋内に放置となる。
〈まぁ、鳥は放っておいても構わないさ。今はフェル、ガキ共が気になるんだろ?〉
〈あ、そうだったっ。兄様達、無理しないと良いんだけど〉
〈本当に、フェルは優しいよなぁ。アイツ等も、あの影使いに劣る訳ではないんだぞ?〉
〈それでも色々と心配だって。そもそもタイだって、シアが連れて来なければこんな事には……〉
〈待て、待て。そう、自分を責めるなっての。だいたい、フェルが連れ帰って来なくても、リスはここに侵入してきただろうなぁ。……あれは血の臭いが強い〉
〈へ……?〉
グーリフの慰めから続けられた言葉に、フェリシアは驚きを示した。
けれどもその返答をもらう前に、激しい激突音が耳を突く。既に現場へ到着していたようだ。
そしてそれは、フェリシアが想像していたよりも凄まじい戦闘であり、かつ、三対一にも関わらず、タイの攻防は押し負けていない。
激しくぶつかる剣戟。それは火花まで見える程で、フェリシアが思う、子供同士の剣術とはまるで違った。これで『E』レベルである。
短剣を持ったガウリイルとエリアスが、タイの持つ黒い刃物──湾曲に反り返った剣──と打ち合わせた。
その隙に脇から、マルコが水の魔力を使い、氷の槍を放つ。けれどもそれは、タイの周囲に揺らめく影が腕のように伸びてきて、ガキッと激しい音を立てつつ叩き折られてしまった。
それでも続けられる、双方の攻防。
〈な……、何これ……。こ、こんな、まるでゲームの戦闘シーンのような……。え?マジで?ワイヤーアクションとかCGとか、そんなんじゃないよねっ?!〉
〈わいやぁ、とか、しいじぃ、とか分からんが、とりあえずこれは本物だぞ?当たれば肉体が損傷するし、最悪死ぬ事もある〉
あまりにも激しい戦闘シーンを目の当たりにして、フェリシアは困惑と恐怖に顔をひきつらせる。
グーリフは、時折飛んでくる石礫を己の風の魔力で難なく叩き落としつつ、戦況を見ていた。
確かに、互いにまだ成長しきっていない、細く幼い子供。明らかに力だけでみれば、筋骨粒々の大人には敵わないだろう。
この世界の強さは、フェリシアの想像するレベルとは格が違うようだった。
〈とにかく、あの闇の魔力は強力だな。加えて、リスの動きも洗練されている。見るからにあれは、暗部の世界に身をおいて長いだろうな〉
〈ちょっ、呑気にそんな感想なんていらないよ?!グーリフ、あれ、どうにかしてよっ〉
〈待て、フェル。今、首を突っ込むのは……〉
いてもたってもいられず、フェリシアがグーリフの鬣を強く引く。
普段から鞍などがない状態で、一心同体の如く二人は共にいるのだ。この程度の事は常であり、じゃれあいの一種なのである。
しかしながら、今回は違った。
まるで待ちわびていたかのように、グーリフの意識がフェリシアに向けられたその時を狙われる。突如として地面から飛び出す、黒い筋状の物質が二人に襲い掛かったのだ。
「チッ!」
即座にグーリフは、風の魔力でそれを跳ね返そうとする。だが、網のように広げられたそれは目が粗く、風を易々と交わしてしまった。
そして意思ある動きで、グーリフを大きく取り囲み、半球状に大地へ根を張ってしまう。
〈えっ……、えっ?何、これ~っ!〉
〈……フェル。スキル【以心伝心】で叫ぶのは、勘弁してくれ。頭に直接響くからよぉ〉
目の前で兄弟達の戦闘は続いているが、グーリフとフェリシアは囚われの身となってしまった。
まさに、鳥籠に入れられたようなものである。グーリフの巨大な馬体が体当たりしたところで、びくともしなかった。
〈あ~……、捕まった?〉
〈そうだなぁ。少し不味いかもしれんなぁ〉
唖然としつつ、フェリシアはグーリフに問い掛ける。しかしながら、それに応じるグーリフは、あっけらかんとしたものだ。
危機感がフェリシアに伝わって来ない。
つまりは、その程度という事か。
〈ちょっと無理をすれば出られるんだね?〉
〈まぁ、な〉
〈ん。じゃあ、このままは気分良くないから、シアが頑張っちゃおうかな〉
〈くくく、フェルの方が穏便に実行可能か?〉
〈え?……分かんないけど、この檻の材質って、影……闇でしょ?〉
〈そうだな〉
〈んじゃ、問題ないかな~〉
フェリシアに特別知識がある訳ではないが、本能的に感じる優劣はこの世界の『真』だった。
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる