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旅行編──第十章『浮いて飛んで羽ばたいて』──
その81。離陸と甲斐性
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※ ※ ※ ※ ※
大きな市駅から目的地へ飛ぶ為の空港まで、快速電車で四十分程だ。最速で特急だと三十分掛からないが、今の発車時刻的に快速電車となる。そして一旦、空港で早めに昼食を済ませてから一時間半程の空の旅。
美鈴は飛行機に乗る事が初めてで、かなりドキドキしていた。
「大丈夫か?酔い止めは飲んだよな」
「う、うん。さっきの御飯の時に飲んだ、けど」
「不安?」
「……正直、ジェットコースターに乗る前よりも心臓がバクバクしてる」
搭乗受付を済ませ、既にアナウンス待ちである。機内持ち込みサイズの手荷物は収納済みで、シートベルトに繋がれた今は脱出不可能に近い。
隣の席で顔色の悪い美鈴に、脩一が優しい声音で問い掛けてくれるだけで嬉しかった。けれども身体は、内側に納めた筈の昼食が暴れている。
「ジェットコースターも苦手な分類なのか、覚えておく……。飛行機が初めてって言ってたから、昼食は軽めにと思ってうどんにしたけど。海老天も受け付けなかったのには驚いたが、酔い止めも飲んだのだから安心して。こういうのって、気持ちの問題もあるからな……。あ、それでも不安なら、俺がずっとキスしててやろうか。……一時間半、耐久で」
「ふきゅっ……。も、もうっ。脩一さんったら、からかいすぎだもん」
言葉は嘘じゃないとばかりに、グッと脩一の顔が美鈴に近付いていた。
座席は三人並びだが、窓側に美鈴。隣に脩一が座っている以外、通路側に乗客はいない。しかしながら、通路を挟んだ反対側には同じ様に三つのシートがあり、ビジネスマン風の男性が窓際に一名座っていた。
「からかう?俺はいつでも美鈴とキスしたいけど」
「や、そうじゃなくて……。そんな事されたら、おかしくなっちゃぅ」
小首を傾げた脩一の色気に当てられ、美鈴は真っ赤になって消え入りそうな声で返す。
初めてDeep Kissをしてから、既に一ヶ月が経過しているのだ。交際が順調な今、もう数え切れない程の口付けを交わしている。
美鈴は自らの経験からキスが性的興奮を誘う事を知っているし、発散させないで終える事が辛い事であると分かっていた。そう断言出来てしまう程に、脩一との口付けは『快感』を伴う。
羞恥から自然と瞳が潤んだ美鈴が見上げた先の脩一は、息を呑んで片手で口元を覆った。
「その表情、ヤバ……っ。勃起しそう、俺」
「脩一さんが、変な事を言うから……」
結果的に、二人して照れながら俯いてしまう。
場所が場所だけに、互いの距離感は適切に保たなくてはならないのだ。それが分かっているだけに、逆にもどかしい雰囲気になってしまったのである。
※ ※ ※ ※ ※
「あ、凄い……」
「今日は天気が良いからな。上空からの景色も綺麗だな」
「うんうん!これ、写真撮っても良いよね?」
機体が浮かびか上がる時には強張っていた美鈴の表情も、安定飛行に入った今は好奇心に輝いていた。
はしゃぐ美鈴の頬を指先で撫でながら、脩一は小さな窓を背にする美鈴へ眩しそうに瞳を細める。
「あぁ。飛ぶ前に機内モードにしただろ?なら携帯で写真を撮っても問題ないから。ほら、湖。この前行ったよな」
「ぅわ~、凄い凄いっ。こんなにハッキリと見えるもんなんだねぇ~」
パシャパシャと写真を撮る美鈴に、脩一は調べておいた情報から指先で窓を指し示した。
その度に酷く喜んでくれる事が嬉しくて、もっと楽しませたいという気持ちが溢れてくる。
「あの大きな島は玉ねぎが美味しいんだって」
「えぇっ?だって玉ねぎって、料理の食材では脇役っていうか、調理の過程で溶けちゃうっていうか……」
「あぁ、普通に出回ってる玉ねぎはな。でもあそこのは糖度が高くて、他の倍以上らしい。更には辛みが少なくて、生食が苦手な人でも食べられるとか」
「ふぅん、辛くない……玉ねぎ?」
いまいち想像が出来ないのか、美鈴が小首を傾げた。
脩一はその反応が楽しくて、自然と彼女の頭部を撫でる。
──あそこのまるごと玉ねぎ料理を見たら、もっと驚くだろうな。
「くくくっ、興味を引いた?今度行こうな」
「うん……って、今回は玉ねぎじゃないよね?」
「あぁ。美鈴が海に行きたいって言ってたろ?だから、今回は海。まぁ、さすがに盆の季節じゃクラゲがな。だから泳ぐ事はしないけど、近くには行く」
「おぉ~、海っ。大丈夫、泳がなくても海の景色は好きだから」
「ふっ、それなら良かった。まぁ、メインは寺と海かな?」
「楽しみ~っ」
携帯を握り締め、期待に胸を躍らせるように頬を染める美鈴だ。
もっと彼女を楽しませたい。
もっと彼女の笑顔が見たい。
脩一はこんな献身的とも思える言動を、これまでは一度たりともしたいと思えなかった。
父親から教えられた男の三原則とて、『頭が悪ければ生きづらいだろう。体力は身体が資本なのだから当然だ。金はないと困るのだから、ありすぎても余る事はないだろう』と考えていたのだ。
──『知力・体力・財力』な。親父の言う通りだった。上っ面ばかり良くしたところで好きな女を満足させられないんじゃ、男の魅力どころか甲斐性がないってか。
改めて感謝の言葉もおかしいが、今年の父親の誕生日プレゼントは奮発しようと脩一は脳内メモに留める。
大きな市駅から目的地へ飛ぶ為の空港まで、快速電車で四十分程だ。最速で特急だと三十分掛からないが、今の発車時刻的に快速電車となる。そして一旦、空港で早めに昼食を済ませてから一時間半程の空の旅。
美鈴は飛行機に乗る事が初めてで、かなりドキドキしていた。
「大丈夫か?酔い止めは飲んだよな」
「う、うん。さっきの御飯の時に飲んだ、けど」
「不安?」
「……正直、ジェットコースターに乗る前よりも心臓がバクバクしてる」
搭乗受付を済ませ、既にアナウンス待ちである。機内持ち込みサイズの手荷物は収納済みで、シートベルトに繋がれた今は脱出不可能に近い。
隣の席で顔色の悪い美鈴に、脩一が優しい声音で問い掛けてくれるだけで嬉しかった。けれども身体は、内側に納めた筈の昼食が暴れている。
「ジェットコースターも苦手な分類なのか、覚えておく……。飛行機が初めてって言ってたから、昼食は軽めにと思ってうどんにしたけど。海老天も受け付けなかったのには驚いたが、酔い止めも飲んだのだから安心して。こういうのって、気持ちの問題もあるからな……。あ、それでも不安なら、俺がずっとキスしててやろうか。……一時間半、耐久で」
「ふきゅっ……。も、もうっ。脩一さんったら、からかいすぎだもん」
言葉は嘘じゃないとばかりに、グッと脩一の顔が美鈴に近付いていた。
座席は三人並びだが、窓側に美鈴。隣に脩一が座っている以外、通路側に乗客はいない。しかしながら、通路を挟んだ反対側には同じ様に三つのシートがあり、ビジネスマン風の男性が窓際に一名座っていた。
「からかう?俺はいつでも美鈴とキスしたいけど」
「や、そうじゃなくて……。そんな事されたら、おかしくなっちゃぅ」
小首を傾げた脩一の色気に当てられ、美鈴は真っ赤になって消え入りそうな声で返す。
初めてDeep Kissをしてから、既に一ヶ月が経過しているのだ。交際が順調な今、もう数え切れない程の口付けを交わしている。
美鈴は自らの経験からキスが性的興奮を誘う事を知っているし、発散させないで終える事が辛い事であると分かっていた。そう断言出来てしまう程に、脩一との口付けは『快感』を伴う。
羞恥から自然と瞳が潤んだ美鈴が見上げた先の脩一は、息を呑んで片手で口元を覆った。
「その表情、ヤバ……っ。勃起しそう、俺」
「脩一さんが、変な事を言うから……」
結果的に、二人して照れながら俯いてしまう。
場所が場所だけに、互いの距離感は適切に保たなくてはならないのだ。それが分かっているだけに、逆にもどかしい雰囲気になってしまったのである。
※ ※ ※ ※ ※
「あ、凄い……」
「今日は天気が良いからな。上空からの景色も綺麗だな」
「うんうん!これ、写真撮っても良いよね?」
機体が浮かびか上がる時には強張っていた美鈴の表情も、安定飛行に入った今は好奇心に輝いていた。
はしゃぐ美鈴の頬を指先で撫でながら、脩一は小さな窓を背にする美鈴へ眩しそうに瞳を細める。
「あぁ。飛ぶ前に機内モードにしただろ?なら携帯で写真を撮っても問題ないから。ほら、湖。この前行ったよな」
「ぅわ~、凄い凄いっ。こんなにハッキリと見えるもんなんだねぇ~」
パシャパシャと写真を撮る美鈴に、脩一は調べておいた情報から指先で窓を指し示した。
その度に酷く喜んでくれる事が嬉しくて、もっと楽しませたいという気持ちが溢れてくる。
「あの大きな島は玉ねぎが美味しいんだって」
「えぇっ?だって玉ねぎって、料理の食材では脇役っていうか、調理の過程で溶けちゃうっていうか……」
「あぁ、普通に出回ってる玉ねぎはな。でもあそこのは糖度が高くて、他の倍以上らしい。更には辛みが少なくて、生食が苦手な人でも食べられるとか」
「ふぅん、辛くない……玉ねぎ?」
いまいち想像が出来ないのか、美鈴が小首を傾げた。
脩一はその反応が楽しくて、自然と彼女の頭部を撫でる。
──あそこのまるごと玉ねぎ料理を見たら、もっと驚くだろうな。
「くくくっ、興味を引いた?今度行こうな」
「うん……って、今回は玉ねぎじゃないよね?」
「あぁ。美鈴が海に行きたいって言ってたろ?だから、今回は海。まぁ、さすがに盆の季節じゃクラゲがな。だから泳ぐ事はしないけど、近くには行く」
「おぉ~、海っ。大丈夫、泳がなくても海の景色は好きだから」
「ふっ、それなら良かった。まぁ、メインは寺と海かな?」
「楽しみ~っ」
携帯を握り締め、期待に胸を躍らせるように頬を染める美鈴だ。
もっと彼女を楽しませたい。
もっと彼女の笑顔が見たい。
脩一はこんな献身的とも思える言動を、これまでは一度たりともしたいと思えなかった。
父親から教えられた男の三原則とて、『頭が悪ければ生きづらいだろう。体力は身体が資本なのだから当然だ。金はないと困るのだから、ありすぎても余る事はないだろう』と考えていたのだ。
──『知力・体力・財力』な。親父の言う通りだった。上っ面ばかり良くしたところで好きな女を満足させられないんじゃ、男の魅力どころか甲斐性がないってか。
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