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交際編──第九章『熱く』──
その71。す、凄かった……っ(※)
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注意。エロ入ります。本番はありませんが、結構際どいです。
─────────────────────
クチュ、ヌチュ、グチュ。
美鈴の足の間から、聞いた事のない濡れた音が響く。脩一の脩一が律動する度に、花芽が擦られて背筋が震えた。
「んぅ……、っはぁ……ん、くぅん……っ」
「可愛い……っ、美鈴。はあ……気持ち良いね、凄く」
「ああん、も……んぁ……っ」
背中に、うなじに──脩一から幾つも口付けを落とされる。
絶えずやってくる感覚の奔流に耐えきれず、美鈴はくたりと腕の力が抜けてしまった。
「……すげ……っ、唆る……くっ!」
「あ……ん、ふっ……ぅん……っ」
その姿は臀部を脩一へ突き出した形である。
上体を起こした脩一は、律動の速度を変える事なく、美鈴の腰へと手を移動させた。
それは先程よりも、もっと美鈴の花芽を刺激する体勢となる。
「あっ、あっ、あっ。も……っ、くぅん……っ!あっ……、何か……また……っ」
「……っ、も……イキ、そ?俺も……っ。美鈴……っ、一緒にイこ……っ」
美鈴の上半身は既にシーツに沈んでいるのだが、下腹部を中心に全身へ電流のように走る激しい感覚で、背筋が自然と反り返っていった。──これが快感、なのだろう。
漠然と意識の端でそんな事を思いつつ、大腿部が震えるのを感じた。
「っ……も、んあああああっ!」
「く……っ!」
美鈴が全身を突き抜ける感覚にビクビクと大きく身体を震わし、脩一は苦痛に似た声を溢す。
大腿部に伝わる脈動を感じながら、美鈴は先程よりも大きな疲労を感じていた。
「美鈴、ありがと」
「ん……っ」
呼吸を整えた脩一が再び、背後から口付けを落としてくる。背中からうなじへと移動してきて頭を撫でられ、次に大腿部から濡れた音と共に脈動が引き抜かれた。
それまでと違った刺激を受け、美鈴は思わず声を洩らす。
「エロ…………っはああぁ、もうダメとりあえず我慢だから俺ってか猿じゃねぇんだしいやこの際もう猿でも良いんだけど」
脩一は何やら呟いていたが、美鈴には聞き取れない。──時折、脩一はこうして呟くのだと美鈴は勝手に納得していた。
そしてその後、身体をそのまま横に倒してもらった美鈴は、くたりと脱力して足を伸ばす。
すぐに脩一も背後へ横たわったようで、自分より高めの体温が背中にピタリとくっついた。
互いに全裸なのだが、美鈴の思考はまだその事実に気付いていない。──然り気無く脩一が上掛けシーツを二人の身体に掛けたから尚更だ。
「痛くはしないって約束、守れたかな?」
「あ……。ん……それは、もう……ちゃんと、その……ありがとう」
「うん、それなら良かった。……お腹痛いのも、もう大丈夫?」
「っ……う、んっ」
耳元で囁くように話し掛てくれる脩一へ返答を返していた美鈴だったが、『お腹』と言いながら実際に腹部を撫でられて息を呑む。
ここで漸く、何も身に付けていない事に気付いたのだ。
しかしながら、ここでジタバタしても仕方のない事である。既に諸々、脩一に見られてもいるのだ。
美鈴は跳ねた心臓を気力で抑え、この後どうしたら良いのかを必死に考える。
「くくくっ、急に緊張してきたんだ?」
「っ!……き、気付かれてるしっ」
「ははっ。美鈴、分かりやすいからね。今は、裸なのに気付いちゃった感じ?」
「ぅ……むぅ……」
「かぁ~わぃ」
脩一にからかわれたと感じた美鈴は、僅かな不満を態度に出した。
けれどもそんな様子は脩一にとって可愛いだけのようで、身体を起こした彼は美鈴のこめかみ辺りに口付けを落とす。
「シャワー、浴びてきなよ」
「あ……、うん……」
「ほら、このシーツを身体に巻いていって良いからさ。あ、俺も後でシャワー浴びるし」
「う、うん……分かった」
脩一は手早く上掛けシーツを引き寄せ、戸惑う美鈴の身体に被せた。
彼自身は近くにあったのであろう、先程まで着ていたバスローブで下半身を隠している。恐らく、直接見る事で美鈴が硬直しないように気遣ったのだと思われる。
美鈴はそわそわとしながらも、肩から白いシーツで身体を隠しつつ浴室へ向かった。勿論、道行く中で自分の服類を掻き集めながらである。
──す、凄かった……っ。
浴室の扉を閉めた途端、沸騰するように全身が熱くなった。
頭での理解は全く追い付かず、あれは身体が本能に従って独断専行する感覚である。知っていた知識はあくまでも触りだけで、体験する事とは別物だった。
──私、あれで良かった……のかな?
脩一は褒めてくれたが、実際に上手く出来たのかは不安でしかない。
そしてそこまで考えて漸く、下着が濡れている事に思い至った。
──え……これ、どうするの?このまま……はく?着替えなんてないし……っ。仕方ない、このままお風呂で洗ってドライヤーで乾かそう。
遠い目をして一瞬途方に暮れたが、美鈴は立ち直りが早いのである。
考えても仕方のない事に、無駄な時間を使うのは勿体ないと結論付けたのだった。
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クチュ、ヌチュ、グチュ。
美鈴の足の間から、聞いた事のない濡れた音が響く。脩一の脩一が律動する度に、花芽が擦られて背筋が震えた。
「んぅ……、っはぁ……ん、くぅん……っ」
「可愛い……っ、美鈴。はあ……気持ち良いね、凄く」
「ああん、も……んぁ……っ」
背中に、うなじに──脩一から幾つも口付けを落とされる。
絶えずやってくる感覚の奔流に耐えきれず、美鈴はくたりと腕の力が抜けてしまった。
「……すげ……っ、唆る……くっ!」
「あ……ん、ふっ……ぅん……っ」
その姿は臀部を脩一へ突き出した形である。
上体を起こした脩一は、律動の速度を変える事なく、美鈴の腰へと手を移動させた。
それは先程よりも、もっと美鈴の花芽を刺激する体勢となる。
「あっ、あっ、あっ。も……っ、くぅん……っ!あっ……、何か……また……っ」
「……っ、も……イキ、そ?俺も……っ。美鈴……っ、一緒にイこ……っ」
美鈴の上半身は既にシーツに沈んでいるのだが、下腹部を中心に全身へ電流のように走る激しい感覚で、背筋が自然と反り返っていった。──これが快感、なのだろう。
漠然と意識の端でそんな事を思いつつ、大腿部が震えるのを感じた。
「っ……も、んあああああっ!」
「く……っ!」
美鈴が全身を突き抜ける感覚にビクビクと大きく身体を震わし、脩一は苦痛に似た声を溢す。
大腿部に伝わる脈動を感じながら、美鈴は先程よりも大きな疲労を感じていた。
「美鈴、ありがと」
「ん……っ」
呼吸を整えた脩一が再び、背後から口付けを落としてくる。背中からうなじへと移動してきて頭を撫でられ、次に大腿部から濡れた音と共に脈動が引き抜かれた。
それまでと違った刺激を受け、美鈴は思わず声を洩らす。
「エロ…………っはああぁ、もうダメとりあえず我慢だから俺ってか猿じゃねぇんだしいやこの際もう猿でも良いんだけど」
脩一は何やら呟いていたが、美鈴には聞き取れない。──時折、脩一はこうして呟くのだと美鈴は勝手に納得していた。
そしてその後、身体をそのまま横に倒してもらった美鈴は、くたりと脱力して足を伸ばす。
すぐに脩一も背後へ横たわったようで、自分より高めの体温が背中にピタリとくっついた。
互いに全裸なのだが、美鈴の思考はまだその事実に気付いていない。──然り気無く脩一が上掛けシーツを二人の身体に掛けたから尚更だ。
「痛くはしないって約束、守れたかな?」
「あ……。ん……それは、もう……ちゃんと、その……ありがとう」
「うん、それなら良かった。……お腹痛いのも、もう大丈夫?」
「っ……う、んっ」
耳元で囁くように話し掛てくれる脩一へ返答を返していた美鈴だったが、『お腹』と言いながら実際に腹部を撫でられて息を呑む。
ここで漸く、何も身に付けていない事に気付いたのだ。
しかしながら、ここでジタバタしても仕方のない事である。既に諸々、脩一に見られてもいるのだ。
美鈴は跳ねた心臓を気力で抑え、この後どうしたら良いのかを必死に考える。
「くくくっ、急に緊張してきたんだ?」
「っ!……き、気付かれてるしっ」
「ははっ。美鈴、分かりやすいからね。今は、裸なのに気付いちゃった感じ?」
「ぅ……むぅ……」
「かぁ~わぃ」
脩一にからかわれたと感じた美鈴は、僅かな不満を態度に出した。
けれどもそんな様子は脩一にとって可愛いだけのようで、身体を起こした彼は美鈴のこめかみ辺りに口付けを落とす。
「シャワー、浴びてきなよ」
「あ……、うん……」
「ほら、このシーツを身体に巻いていって良いからさ。あ、俺も後でシャワー浴びるし」
「う、うん……分かった」
脩一は手早く上掛けシーツを引き寄せ、戸惑う美鈴の身体に被せた。
彼自身は近くにあったのであろう、先程まで着ていたバスローブで下半身を隠している。恐らく、直接見る事で美鈴が硬直しないように気遣ったのだと思われる。
美鈴はそわそわとしながらも、肩から白いシーツで身体を隠しつつ浴室へ向かった。勿論、道行く中で自分の服類を掻き集めながらである。
──す、凄かった……っ。
浴室の扉を閉めた途端、沸騰するように全身が熱くなった。
頭での理解は全く追い付かず、あれは身体が本能に従って独断専行する感覚である。知っていた知識はあくまでも触りだけで、体験する事とは別物だった。
──私、あれで良かった……のかな?
脩一は褒めてくれたが、実際に上手く出来たのかは不安でしかない。
そしてそこまで考えて漸く、下着が濡れている事に思い至った。
──え……これ、どうするの?このまま……はく?着替えなんてないし……っ。仕方ない、このままお風呂で洗ってドライヤーで乾かそう。
遠い目をして一瞬途方に暮れたが、美鈴は立ち直りが早いのである。
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