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第二十二話 紅玉の想い人
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レイマンもギュンターも何となくハプスリンゲ公爵とアグネスを眺めていた。
「そう言えばレイがよく手紙に書いていたエリサベータ嬢も相当に美しいと聞いたが?」
「エリサのその様な風聞まで王都に流れているのか」
ギュンターの質問にレイマンはげんなりとした。
「遠く西方の地方にいる美しい令嬢……みな姿を知らないだけに却って想像を膨らませてしまうのさ」
「しかし、エリサもハプスリンゲ嬢と同じ十三歳だぞ?」
「俺も最初はそう思っていたのだがな……ハプスリンゲ嬢を実際に見たらな」
二人ははアグネスから視線を外すことなく会話を続けた。
「美しさ……それだけで見るならエリサもハプスリンゲ嬢と遜色はない」
「ほう!そんなにか」
「だが、彼女はハプスリンゲ嬢の様な艶姿ではないぞ」
「歳相応と言う事か?」
そうギュンターに問われてレイマンは首を捻った。エリサベータはアグネスの様な妖艶さは微塵もない。しかし、歳相応かと問われると違うと言わざるを得ない。
「女性としての色気と言う意味ならエリサは歳相応かもしれんが……老成した佇まいでな……その落ち着きがあると言うべきか」
「理知的な少女なのか?」
「エリサは確かに同年代の子と比べると遥かに賢いが、知に働くよりも篤実さが目立つ」
「ふむ。賢淑な娘なのだな。王都の貴族共が喜びそうだ」
レイマンは少しむっとした。
「レイ、女の成長は早いぞ。迅速に手は打っておいた方がいい」
「ああ、そうする……」
ギュンターの言わんとする事が伝わり、この時レイマンはエリサベータとの婚約を決意した。
「特にハプスリンゲ嬢に動きは見られんな」
ギュンターは話題をアグネスへと戻し、彼女の動向に注視した。
「そうだな。婚約者探しという線は消えたかな……おや?あれは第三王子のアウトゥル殿下ではないか」
挨拶をして回っているアグネスに金髪碧眼の煌びやかな衣装に身を包んだ優男が人垣を掻き分けて近づいているのをレイマンは目敏く見つけた。
「間違いないが……あの御仁はまだ彼女を諦めていなかったのか」
ギュンターは呆れ気味に呟いた。その呆れにはアウトゥルの行動の拙さにも向けられていた。
我慢できなかったのだろう。アウトゥルはハプスリンゲ公爵とアグネスが他の貴族達と談笑している中に強引に入り込み、強引にアグネスを連れ出そうとしていたのだ。
「如何に王家で上位の者だからとて無礼は無礼だ。そんな為体だから振られたのだと何故わからないんだ?」
「恋は盲目だ。レイも気を付けておけ」
「……心に留めておく」
「しかし、王家との仲を見せるのかと思ったのだが、あれでは寧ろ悪化したようにしか見えんな」
「アウトゥル殿下があまりに愚か過ぎたな」
結局アウトゥルはハプスリンゲ公爵に会場から摘まみだされる結果となった。さしもの第三王子も権威あるハプスリンゲ公爵には太刀打ちできないようだ。
彼が追い出されている間、アグネスは一人となったのだが、彼女は臆する事無く胸を張り毅然とした態度を崩さなかった。
デビュタントの令嬢達が白で全身を覆う為、それ以外の来場者は白を避ける事が暗黙の決まりとなっているのだが、今アグネスが来ているドレスは自分の瞳と同じ真紅のAラインドレス。十三歳にしては随分と大人びたドレスに身を包んだ彼女は、本来の主役達である白から浮き出て会場の華となっていた。
誰しもがアグネスに注目した。彼女はそんな視線を当然の事のように悠然と受け止め、感情の見えない余裕の笑みを浮かべながら会場を渡り歩く。
そんなアグネスの動向を探るように見ていたレイマンとギュンターの二人と彼女の視線が交錯した。と思った瞬間、ギュンターにはアグネスの笑顔に感情の色が見えたように思えた。
──なんだ?
そのアグネスは確実に二人を目指して歩み寄って来る。レイマンは気がついていないようだが、ギュンターは少し警戒した。
「お久しぶりでございます、レイマン・ナーゼル様。私の事を覚えていらっしゃいますでしょうか?ハプスリンゲ公爵の娘アグネス・ハプスリンゲでございます」
「もちろんですハプスリンゲ嬢。誰よりも美しい貴女の事を忘れようがありません」
「まあ!ふふふ、お上手ですこと」
先程までの感情を見せない笑顔が一転して彼女の顔に華麗な赤い薔薇が咲いたような笑顔が浮かび、さすがにギュンターだけではなくレイマンも違いに気がついた。
間違いなく嬉しそうな感情がその輝く紅玉の瞳に溢れている。今までの笑顔も十分に美しかったのだが、感情の色が鮮明に見える今の表情とは比較にならない。
その美しき紅玉に会場中にいる男達が虜にされた瞬間だった。だが情熱を持ってその紅い瞳を向ける男性は唯一人。ギュンターはこの時になって気がついた。レイマンの予想は当たっていたのだと。
「ですが西の地には私などよりもずっと可憐な方がいらっしゃるとお伺いしております」
エリサベータ嬢に対する牽制だとギュンターは気がついた。
──間違いない!ハプスリンゲ嬢の狙いはレイマンだ。
「エリスの事ですね。彼女は確かにとても可憐です。ですが容姿よりも清廉で篤実なところが素敵なのです」
レイマンが惚気だし、ギュンターはぎょっとした。自分に想いを寄せている令嬢を目の前に、他の令嬢を熱を持って語るなど普通はあり得ない。
──レイ!まさかお前ハプスリンゲ嬢の気持ちに気がついてないのか!?
ギュンターは何でも卒なく熟すと思っていたレイマンの意外な弱点を知った。
──こいつ鈍か……存外恋愛に疎いんだな。
エリサベータの事を嬉しそうに語るレイマンに珍しく困った表情を浮かべるアグネスを見て、ギュンターは見た目は女性慣れした色男の自分の親友が色恋沙汰にこれ程までに疎い事を初めて知った。
結局レイマンはアグネスの恋心に気付くことなく夜会は進行し、遂にはそのまま閉会してしまった。気落ちして帰路に着くアグネスの不憫な後ろ姿を見てギュンターは彼女に哀れみの情が沸いた。
「ハプスリンゲ嬢の目的は分からず仕舞いだったな」
並んで会場を後にしたレイマンの発言にギュンターは苦笑いした。
「彼女の目的に気付かなかったのはお前くらいだよ」
ギュンターの言葉の意味が分からずレイマンは首を捻った。
この夜会は主役の貴族子女達よりも、その美貌で会場中を圧倒したアグネスの話題で独占され、この後に彼女はクロヴィスの至玉『紅玉姫』と呼ばれる様になった。
「そう言えばレイがよく手紙に書いていたエリサベータ嬢も相当に美しいと聞いたが?」
「エリサのその様な風聞まで王都に流れているのか」
ギュンターの質問にレイマンはげんなりとした。
「遠く西方の地方にいる美しい令嬢……みな姿を知らないだけに却って想像を膨らませてしまうのさ」
「しかし、エリサもハプスリンゲ嬢と同じ十三歳だぞ?」
「俺も最初はそう思っていたのだがな……ハプスリンゲ嬢を実際に見たらな」
二人ははアグネスから視線を外すことなく会話を続けた。
「美しさ……それだけで見るならエリサもハプスリンゲ嬢と遜色はない」
「ほう!そんなにか」
「だが、彼女はハプスリンゲ嬢の様な艶姿ではないぞ」
「歳相応と言う事か?」
そうギュンターに問われてレイマンは首を捻った。エリサベータはアグネスの様な妖艶さは微塵もない。しかし、歳相応かと問われると違うと言わざるを得ない。
「女性としての色気と言う意味ならエリサは歳相応かもしれんが……老成した佇まいでな……その落ち着きがあると言うべきか」
「理知的な少女なのか?」
「エリサは確かに同年代の子と比べると遥かに賢いが、知に働くよりも篤実さが目立つ」
「ふむ。賢淑な娘なのだな。王都の貴族共が喜びそうだ」
レイマンは少しむっとした。
「レイ、女の成長は早いぞ。迅速に手は打っておいた方がいい」
「ああ、そうする……」
ギュンターの言わんとする事が伝わり、この時レイマンはエリサベータとの婚約を決意した。
「特にハプスリンゲ嬢に動きは見られんな」
ギュンターは話題をアグネスへと戻し、彼女の動向に注視した。
「そうだな。婚約者探しという線は消えたかな……おや?あれは第三王子のアウトゥル殿下ではないか」
挨拶をして回っているアグネスに金髪碧眼の煌びやかな衣装に身を包んだ優男が人垣を掻き分けて近づいているのをレイマンは目敏く見つけた。
「間違いないが……あの御仁はまだ彼女を諦めていなかったのか」
ギュンターは呆れ気味に呟いた。その呆れにはアウトゥルの行動の拙さにも向けられていた。
我慢できなかったのだろう。アウトゥルはハプスリンゲ公爵とアグネスが他の貴族達と談笑している中に強引に入り込み、強引にアグネスを連れ出そうとしていたのだ。
「如何に王家で上位の者だからとて無礼は無礼だ。そんな為体だから振られたのだと何故わからないんだ?」
「恋は盲目だ。レイも気を付けておけ」
「……心に留めておく」
「しかし、王家との仲を見せるのかと思ったのだが、あれでは寧ろ悪化したようにしか見えんな」
「アウトゥル殿下があまりに愚か過ぎたな」
結局アウトゥルはハプスリンゲ公爵に会場から摘まみだされる結果となった。さしもの第三王子も権威あるハプスリンゲ公爵には太刀打ちできないようだ。
彼が追い出されている間、アグネスは一人となったのだが、彼女は臆する事無く胸を張り毅然とした態度を崩さなかった。
デビュタントの令嬢達が白で全身を覆う為、それ以外の来場者は白を避ける事が暗黙の決まりとなっているのだが、今アグネスが来ているドレスは自分の瞳と同じ真紅のAラインドレス。十三歳にしては随分と大人びたドレスに身を包んだ彼女は、本来の主役達である白から浮き出て会場の華となっていた。
誰しもがアグネスに注目した。彼女はそんな視線を当然の事のように悠然と受け止め、感情の見えない余裕の笑みを浮かべながら会場を渡り歩く。
そんなアグネスの動向を探るように見ていたレイマンとギュンターの二人と彼女の視線が交錯した。と思った瞬間、ギュンターにはアグネスの笑顔に感情の色が見えたように思えた。
──なんだ?
そのアグネスは確実に二人を目指して歩み寄って来る。レイマンは気がついていないようだが、ギュンターは少し警戒した。
「お久しぶりでございます、レイマン・ナーゼル様。私の事を覚えていらっしゃいますでしょうか?ハプスリンゲ公爵の娘アグネス・ハプスリンゲでございます」
「もちろんですハプスリンゲ嬢。誰よりも美しい貴女の事を忘れようがありません」
「まあ!ふふふ、お上手ですこと」
先程までの感情を見せない笑顔が一転して彼女の顔に華麗な赤い薔薇が咲いたような笑顔が浮かび、さすがにギュンターだけではなくレイマンも違いに気がついた。
間違いなく嬉しそうな感情がその輝く紅玉の瞳に溢れている。今までの笑顔も十分に美しかったのだが、感情の色が鮮明に見える今の表情とは比較にならない。
その美しき紅玉に会場中にいる男達が虜にされた瞬間だった。だが情熱を持ってその紅い瞳を向ける男性は唯一人。ギュンターはこの時になって気がついた。レイマンの予想は当たっていたのだと。
「ですが西の地には私などよりもずっと可憐な方がいらっしゃるとお伺いしております」
エリサベータ嬢に対する牽制だとギュンターは気がついた。
──間違いない!ハプスリンゲ嬢の狙いはレイマンだ。
「エリスの事ですね。彼女は確かにとても可憐です。ですが容姿よりも清廉で篤実なところが素敵なのです」
レイマンが惚気だし、ギュンターはぎょっとした。自分に想いを寄せている令嬢を目の前に、他の令嬢を熱を持って語るなど普通はあり得ない。
──レイ!まさかお前ハプスリンゲ嬢の気持ちに気がついてないのか!?
ギュンターは何でも卒なく熟すと思っていたレイマンの意外な弱点を知った。
──こいつ鈍か……存外恋愛に疎いんだな。
エリサベータの事を嬉しそうに語るレイマンに珍しく困った表情を浮かべるアグネスを見て、ギュンターは見た目は女性慣れした色男の自分の親友が色恋沙汰にこれ程までに疎い事を初めて知った。
結局レイマンはアグネスの恋心に気付くことなく夜会は進行し、遂にはそのまま閉会してしまった。気落ちして帰路に着くアグネスの不憫な後ろ姿を見てギュンターは彼女に哀れみの情が沸いた。
「ハプスリンゲ嬢の目的は分からず仕舞いだったな」
並んで会場を後にしたレイマンの発言にギュンターは苦笑いした。
「彼女の目的に気付かなかったのはお前くらいだよ」
ギュンターの言葉の意味が分からずレイマンは首を捻った。
この夜会は主役の貴族子女達よりも、その美貌で会場中を圧倒したアグネスの話題で独占され、この後に彼女はクロヴィスの至玉『紅玉姫』と呼ばれる様になった。
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