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第2話 侯爵令嬢は突然に男爵令嬢になる
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乾かし終わったリリの髪を名残惜しそうに手放し、終わりましたと綺麗に一礼した。
変態顔になっていたアンナもようやく落ち着き、いつもの真顔の無表情に戻ると、
「リリ様。そろそろお休みになりませんと美容に良ろしくありません。私のリリ様の完璧美肌に吹出物でもできたら私、憤死してしまいます」
「あのねアンナ。私の肌は私のものであって、アンナのものではないわよ?」
「いえ、リリ様の美しい髪の毛一本から整えられた爪先に至るまで全てアンナのものです。リリ様の美体はアンナが愛でるのです。これは決定事項です」
「……」
もはやどっちが主人か分からない。でも面倒だからリリは今回も何も言わずに少し困ったような微笑を浮かべたが、やはり流した。
「そうね、もう寝ることにしましょう。アンナも下がりなさい」
「それでは失礼いたします」
アンナは普段の感情を見せない無表情だが、乱れのない綺麗な所作で一礼し、ほとんど音も立てず部屋から退出した。どんな仕事も卒なくこなすので、黙ってさえいれば非常に優秀な侍女なのだ。リリの容姿に異常な執着を持つ変態だけれど。
「ふぁ~さて、これでゆっくりまったりでき……ん!?」
天蓋のあるベッドに腰掛け人がいないのをいいことに淑女らしからぬ欠伸をして気を緩めた瞬間、リリは軽い目眩を覚えた。
目を閉じて目頭を軽く揉み解し不快感が去るのを待ったが、一向に気分は改善されない。
「ん~少し疲れが溜まってたのかしら」
少し頭痛まで伴い始めたため両手で顔を覆ったがいっこうに改善しない。
どれくらい時間が経過しただろう?やっとその不快感の全てがスッと収まった。
「ん?何だったのかし……ら!?」
目を開けた瞬間リリは淑女らしからぬ声を出して驚愕し固まった。
本当に突然だった。
「えっ!?ここはどこ?」
そう、見渡せば見慣れない家具に囲まれていた。
先程まで確かに自室にいた。だが、天蓋付きの大きな寝台に腰掛けていたはずが、今腰掛けているのは小さく貧相な弾力に乏しいベッドになっていた。
見渡せば、いつも座ってアンナに身繕いしてもらっている鏡台もなく、テーブル、イス、チェストも見当たらない。というより、部屋自体が全く違う。あまりに小さな部屋。リリの部屋の半分どころか10分の1にも満たないのではないだろうか?
「んーまずは現状把握からね」
そんな誰もが慌てふためきそうな状況だが、黒鋼装甲はだてじゃない。
驚きはしたももののリリは特に動じず、まずリリは窓から外を眺めた。
「リュシリュー家の庭……ではないわね。と言うより庭が無いわ。ここが我が家の使用人部屋と言う線は無くなったわね。完全に別の家だわ」
次に部屋の中を物色していく。
先ほど腰掛けていたベッドはリリのものより小さく、おそらく半分のサイズもない。タンスは安い木材のこれまた小さいもので、クローゼットを開ければリリの趣味(というよりアンナの趣味だが)とは程遠いデザインの服飾が数着あるのみ。リリのそれより数も質も大分落ちる。
そして、鏡台を見れば……
「なんだか私の姿が違うようにみえるのだけれど?」
鏡に映る姿は、どう見てもリリの姿ではなかった。
黒絹の如く美しく艶やかでサラサラと音がしそうな長く滑らかな黒髪が、少し癖っ毛の銀髪に。サファイアの如く透き通って輝くばかりの深い青の瞳は、その青より大分ぼやけた薄水色の瞳に。全身日に焼けたことのない青き血の流れの見える白磁機の様な肌は、少々日に焼けた跡があり、形の良い豊かな胸、細くしなやかな腰、細っそりと長く美しい腕や足は、貧相に背も低いチンチクリンの寸胴体型。
専属侍女アンナの狂愛して止まない超絶美形の容姿ではない。
「これ私ですよね?」
いつもの如く手を添えて小首を傾げれば鏡の令嬢も同じ様に小首を傾げている。
試しに手を振ってみたり、片目を瞑ってみたりしながら確認したが、自分の姿を映しているので間違いないようだ。これが違う容姿を映し出す魔法の鏡でないならば、リリの姿が変化しているのだろう。
「全く違う姿よね。身長も体型も大分違うし、メイクってわけでもないか。しかし、こんな姿アンナには見せられないわ」
今のリリの姿を見ればアンナは間違いなく発狂するだろう。
こんな姿は私のリリ様じゃない!リリ様を殺して私も死ぬ!と絶叫して無理心中しそうだ。
ヤツはやる。間違いなく殺る。やらない要素が見当たらない。全財産賭けてもいい。
「と言うか、この姿ってライル様の浮気相手じゃないかしら?」
リリはもう1度よく己の姿を確認する。
最近この国の王太子でありリリの婚約者でもあるライルの傍らにいる令嬢の姿で間違いなさそうだ。いつも王太子と側近とともにリリにいじめがどうのと難癖をつけにきている令嬢だ。
「ルミエン男爵家の……レレ?ロロ?だったかしら?」
惜しい。ルルーシェ・ルミエン(愛称ルル)である。
「部屋も違う。どうもリュシリュー家の屋敷でもない。姿はあの……男爵令嬢のもの」
周囲を見回し現状を確認してから、リリは今自分に起きていることを推測する。
「魂もしくは人格が入れ替わったのかしら?だとするとここはルミエン男爵家?確か法衣貴族でしたね。だとすれば屋敷が小さいのも納得です」
リリは王太子妃教育の中で国内の貴族家について教えられており、全て把握している。有力貴族であれば派閥のみならず家族構成なども頭に入っている。流石に末端の何の力も持たない貧乏男爵家の家族構成までは知らないが。その知識から辛うじてルミエン男爵が法衣貴族であることは思い出せた。
例外はもちろんあるが、法衣貴族は成り上がって金で爵位を買ったものと、官職を世襲で引き継いだ貴族などがいる。前者は商会の成功者であることが多く大体裕福であるのに対し、後者は殆どが没落気味である。
ルミエン男爵は後者であり、その生活は庶民の生活に毛が生えた程度である。下手をするとちょっと裕福な技術職系の庶民より貧しいかもしれない。
リリは思いついたように右手を最初にいたベッドの方にかざすと、その右手から光の文字列『魔術言語』が次々と浮かび上がり『魔術構文』が構築された。
魔術の行使である。
この世界には魔力が蔓延しており、誰もが程度の差はあれ魔力を内包している。そのため、生活に魔術はかなり浸透していた。
ただ、リリは魔術痕跡を探る魔術『魔力感知』を編んだのだが、これはあまり一般的な魔術ではない。リリのように魔術に精通している者にしか使えないものである。
「微弱だけど魔術痕跡とその魔力を感じるわね。さて現状からすると私はルミエン男爵令嬢になってしまっている。場所も姿も一瞬で入れ替わったことと魔術痕跡とその魔力残滓が若干感じられることから考えて……『非定型』魔術の人格転移か魂魄置換ってところかしらね」
この世界における魔術は大別しておもに物理現象を事象化する古典的な『定型』と精神への作用や身体強化など目に見える物理現象とは異なった事象を行使する『非定型』魔術の2種類がある。
魔力を持つものは通常生活に寄り添っている『定型』魔術を体得する。人格転移や魂魄置換の魔術は『非定型』魔術に分類されるもので、理論が先行して実用化していないものも多く、魔術師団か学者でもなければ習得する者は変わり者か異端者だ。
「人格転移や魂魄置換は、幼少期にしか成功例がないうえに、現在では非人道的だと禁忌になっていたはず。故意か偶然かは分かりませんが、どちらにせよ今の私には対処できそうにありませんね。ん?だとすると私のもとの身体には、あの浮気相手が入っているってことかしら?」
ルルーシェの名前は結局思い出せないようだが、気にせず淡々と状況を分析するリリ。ここで重要なことに気がついた。
「私の身体にあの男爵令嬢が入っているのなら、アンナが暴走することもありませんね?あの娘のことだから、すぐに私の体の中に別人がいることに気づくでしょうが、私の身体さえ無事であるなら中身は問わないでしょうし。これで当面は無理心中の心配はなさそうね?」
リリはほっと息をついた。あの変態侍女に今すぐ殺される未来はなくなった。あの変態侍女は外見重視で中身はどうでもいいはずだ。少しは時間的に余裕ができただろう。
父や兄は気がついたら錯乱して何をしでかすか分からないが、私の身体に害が出そうなことは、変態でも優秀な専属侍女が何とかして防いでくれるだろう。
「だけど、いったい誰がこんなことを……ふぁ~」
余裕ができたことで気が抜けたのか、軽く可愛い欠伸が漏れでた。
「ん~まあでもなってしまったものは仕方ないわね。とりあえず寝ましょう」
リリは眠気に負けて、いったん流すことにした。
幾ら分析しても元の身体に戻る方法が分からなかった。この寸胴体型で一生をすごすのか。戻ろうと思っても戻れないので……
リリは考えるのをやめた。
これでもリリは困らない。今後も困らないはずだった……
~~~~~【後書きコント】~~~~~
??「ついにリリ様のチェンジが発動です」
アンナ「おいたわしやリリ様……かようなお姿に」
??「ちゃんと美少女じゃないですかぁ!」
アンナ「幼女と見紛うちんちくりんの寸胴体型で美少女w」
??「な!失礼な。これでも私は結構もてるんですよぉ!」
アンナ「まあ確かに一部に需要はありそうですね」
??「なんですかその言い方は!まるで私に興味がある方は変態みたいじゃないですかぁ!」
アンナ「まあ事実そうでしょう。合法ロリさん」
??「私はルルです!ロリじゃありません!」
変態顔になっていたアンナもようやく落ち着き、いつもの真顔の無表情に戻ると、
「リリ様。そろそろお休みになりませんと美容に良ろしくありません。私のリリ様の完璧美肌に吹出物でもできたら私、憤死してしまいます」
「あのねアンナ。私の肌は私のものであって、アンナのものではないわよ?」
「いえ、リリ様の美しい髪の毛一本から整えられた爪先に至るまで全てアンナのものです。リリ様の美体はアンナが愛でるのです。これは決定事項です」
「……」
もはやどっちが主人か分からない。でも面倒だからリリは今回も何も言わずに少し困ったような微笑を浮かべたが、やはり流した。
「そうね、もう寝ることにしましょう。アンナも下がりなさい」
「それでは失礼いたします」
アンナは普段の感情を見せない無表情だが、乱れのない綺麗な所作で一礼し、ほとんど音も立てず部屋から退出した。どんな仕事も卒なくこなすので、黙ってさえいれば非常に優秀な侍女なのだ。リリの容姿に異常な執着を持つ変態だけれど。
「ふぁ~さて、これでゆっくりまったりでき……ん!?」
天蓋のあるベッドに腰掛け人がいないのをいいことに淑女らしからぬ欠伸をして気を緩めた瞬間、リリは軽い目眩を覚えた。
目を閉じて目頭を軽く揉み解し不快感が去るのを待ったが、一向に気分は改善されない。
「ん~少し疲れが溜まってたのかしら」
少し頭痛まで伴い始めたため両手で顔を覆ったがいっこうに改善しない。
どれくらい時間が経過しただろう?やっとその不快感の全てがスッと収まった。
「ん?何だったのかし……ら!?」
目を開けた瞬間リリは淑女らしからぬ声を出して驚愕し固まった。
本当に突然だった。
「えっ!?ここはどこ?」
そう、見渡せば見慣れない家具に囲まれていた。
先程まで確かに自室にいた。だが、天蓋付きの大きな寝台に腰掛けていたはずが、今腰掛けているのは小さく貧相な弾力に乏しいベッドになっていた。
見渡せば、いつも座ってアンナに身繕いしてもらっている鏡台もなく、テーブル、イス、チェストも見当たらない。というより、部屋自体が全く違う。あまりに小さな部屋。リリの部屋の半分どころか10分の1にも満たないのではないだろうか?
「んーまずは現状把握からね」
そんな誰もが慌てふためきそうな状況だが、黒鋼装甲はだてじゃない。
驚きはしたももののリリは特に動じず、まずリリは窓から外を眺めた。
「リュシリュー家の庭……ではないわね。と言うより庭が無いわ。ここが我が家の使用人部屋と言う線は無くなったわね。完全に別の家だわ」
次に部屋の中を物色していく。
先ほど腰掛けていたベッドはリリのものより小さく、おそらく半分のサイズもない。タンスは安い木材のこれまた小さいもので、クローゼットを開ければリリの趣味(というよりアンナの趣味だが)とは程遠いデザインの服飾が数着あるのみ。リリのそれより数も質も大分落ちる。
そして、鏡台を見れば……
「なんだか私の姿が違うようにみえるのだけれど?」
鏡に映る姿は、どう見てもリリの姿ではなかった。
黒絹の如く美しく艶やかでサラサラと音がしそうな長く滑らかな黒髪が、少し癖っ毛の銀髪に。サファイアの如く透き通って輝くばかりの深い青の瞳は、その青より大分ぼやけた薄水色の瞳に。全身日に焼けたことのない青き血の流れの見える白磁機の様な肌は、少々日に焼けた跡があり、形の良い豊かな胸、細くしなやかな腰、細っそりと長く美しい腕や足は、貧相に背も低いチンチクリンの寸胴体型。
専属侍女アンナの狂愛して止まない超絶美形の容姿ではない。
「これ私ですよね?」
いつもの如く手を添えて小首を傾げれば鏡の令嬢も同じ様に小首を傾げている。
試しに手を振ってみたり、片目を瞑ってみたりしながら確認したが、自分の姿を映しているので間違いないようだ。これが違う容姿を映し出す魔法の鏡でないならば、リリの姿が変化しているのだろう。
「全く違う姿よね。身長も体型も大分違うし、メイクってわけでもないか。しかし、こんな姿アンナには見せられないわ」
今のリリの姿を見ればアンナは間違いなく発狂するだろう。
こんな姿は私のリリ様じゃない!リリ様を殺して私も死ぬ!と絶叫して無理心中しそうだ。
ヤツはやる。間違いなく殺る。やらない要素が見当たらない。全財産賭けてもいい。
「と言うか、この姿ってライル様の浮気相手じゃないかしら?」
リリはもう1度よく己の姿を確認する。
最近この国の王太子でありリリの婚約者でもあるライルの傍らにいる令嬢の姿で間違いなさそうだ。いつも王太子と側近とともにリリにいじめがどうのと難癖をつけにきている令嬢だ。
「ルミエン男爵家の……レレ?ロロ?だったかしら?」
惜しい。ルルーシェ・ルミエン(愛称ルル)である。
「部屋も違う。どうもリュシリュー家の屋敷でもない。姿はあの……男爵令嬢のもの」
周囲を見回し現状を確認してから、リリは今自分に起きていることを推測する。
「魂もしくは人格が入れ替わったのかしら?だとするとここはルミエン男爵家?確か法衣貴族でしたね。だとすれば屋敷が小さいのも納得です」
リリは王太子妃教育の中で国内の貴族家について教えられており、全て把握している。有力貴族であれば派閥のみならず家族構成なども頭に入っている。流石に末端の何の力も持たない貧乏男爵家の家族構成までは知らないが。その知識から辛うじてルミエン男爵が法衣貴族であることは思い出せた。
例外はもちろんあるが、法衣貴族は成り上がって金で爵位を買ったものと、官職を世襲で引き継いだ貴族などがいる。前者は商会の成功者であることが多く大体裕福であるのに対し、後者は殆どが没落気味である。
ルミエン男爵は後者であり、その生活は庶民の生活に毛が生えた程度である。下手をするとちょっと裕福な技術職系の庶民より貧しいかもしれない。
リリは思いついたように右手を最初にいたベッドの方にかざすと、その右手から光の文字列『魔術言語』が次々と浮かび上がり『魔術構文』が構築された。
魔術の行使である。
この世界には魔力が蔓延しており、誰もが程度の差はあれ魔力を内包している。そのため、生活に魔術はかなり浸透していた。
ただ、リリは魔術痕跡を探る魔術『魔力感知』を編んだのだが、これはあまり一般的な魔術ではない。リリのように魔術に精通している者にしか使えないものである。
「微弱だけど魔術痕跡とその魔力を感じるわね。さて現状からすると私はルミエン男爵令嬢になってしまっている。場所も姿も一瞬で入れ替わったことと魔術痕跡とその魔力残滓が若干感じられることから考えて……『非定型』魔術の人格転移か魂魄置換ってところかしらね」
この世界における魔術は大別しておもに物理現象を事象化する古典的な『定型』と精神への作用や身体強化など目に見える物理現象とは異なった事象を行使する『非定型』魔術の2種類がある。
魔力を持つものは通常生活に寄り添っている『定型』魔術を体得する。人格転移や魂魄置換の魔術は『非定型』魔術に分類されるもので、理論が先行して実用化していないものも多く、魔術師団か学者でもなければ習得する者は変わり者か異端者だ。
「人格転移や魂魄置換は、幼少期にしか成功例がないうえに、現在では非人道的だと禁忌になっていたはず。故意か偶然かは分かりませんが、どちらにせよ今の私には対処できそうにありませんね。ん?だとすると私のもとの身体には、あの浮気相手が入っているってことかしら?」
ルルーシェの名前は結局思い出せないようだが、気にせず淡々と状況を分析するリリ。ここで重要なことに気がついた。
「私の身体にあの男爵令嬢が入っているのなら、アンナが暴走することもありませんね?あの娘のことだから、すぐに私の体の中に別人がいることに気づくでしょうが、私の身体さえ無事であるなら中身は問わないでしょうし。これで当面は無理心中の心配はなさそうね?」
リリはほっと息をついた。あの変態侍女に今すぐ殺される未来はなくなった。あの変態侍女は外見重視で中身はどうでもいいはずだ。少しは時間的に余裕ができただろう。
父や兄は気がついたら錯乱して何をしでかすか分からないが、私の身体に害が出そうなことは、変態でも優秀な専属侍女が何とかして防いでくれるだろう。
「だけど、いったい誰がこんなことを……ふぁ~」
余裕ができたことで気が抜けたのか、軽く可愛い欠伸が漏れでた。
「ん~まあでもなってしまったものは仕方ないわね。とりあえず寝ましょう」
リリは眠気に負けて、いったん流すことにした。
幾ら分析しても元の身体に戻る方法が分からなかった。この寸胴体型で一生をすごすのか。戻ろうと思っても戻れないので……
リリは考えるのをやめた。
これでもリリは困らない。今後も困らないはずだった……
~~~~~【後書きコント】~~~~~
??「ついにリリ様のチェンジが発動です」
アンナ「おいたわしやリリ様……かようなお姿に」
??「ちゃんと美少女じゃないですかぁ!」
アンナ「幼女と見紛うちんちくりんの寸胴体型で美少女w」
??「な!失礼な。これでも私は結構もてるんですよぉ!」
アンナ「まあ確かに一部に需要はありそうですね」
??「なんですかその言い方は!まるで私に興味がある方は変態みたいじゃないですかぁ!」
アンナ「まあ事実そうでしょう。合法ロリさん」
??「私はルルです!ロリじゃありません!」
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