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妖怪バトル
最終話 人に隠れてひっそりと
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数日後。
母さんが編集した動画がネットにアップされた。
それは僕が 髑髏大蜘蛛と戦った記録だ。
もちろん、母さんをはじめ、牛田社長たちにはモザイクをかけているけどね。
流石に素顔をネットに晒《さら》すのは危険だもんね。
動画はカッコよく編集されていた。
BGMとが付けてさ。まるで映画並みの迫力。母さんは夜更かしして編集を頑張ってくれた。
その甲斐あって動画はバズりにバズってしまった。その再生回数。
なんと、六百万再生!
国内の超人気配信者でも、バズったレベルで三百万再生だからね。その二倍もあるんだから、その人気は計り知れない。
これも出演してくれた妖怪たちと母さんのおかげだ。
ネットのコメントは面白い。
『妖怪って本物? 妙にリアルだけど?』
『これ映画? どうやって撮影してるの??』
『どこに行ったら妖怪に会えますか?』
『特撮ですよね?』
『制作費用がかかってますね。どうやって作ったか教えて欲しいです』
『特殊メイク、めちゃくちゃ上手ですね!』
『妖怪はCG撮影だよね?』
色んな人がいるんだなぁ。
未だに妖怪を信じていない人が大勢いる。
まぁ、しょうがないか。本物を生で見たことがないんだもんな。
そんな中、たくさんの温かいコメントもあった。
『最高! カッコいい!』
『もっと色んな妖怪が見たい!』
『大ファンです!』
『これからも頑張ってください!』
『僕も妖怪と友達になりたい!!』
応援してくれる人は大勢いるんだな。
それに外国の人もたくさんコメントをくれていた。
『monster and nice boy!』
母さんに聞いてみると、
『怪物と素敵な少年』
って書いてあるんだって。
他にもたくさん。
英語じゃない文字もいっぱいある。
中国語、アラビア語、フランス語。
どうやら、僕の配信は世界中の人に見られているらしい。
書いてあるコメントは、なんて読むのかさっぱりわかないけどね。
それから、夏休みを利用して、たくさんの妖怪たちと触れ合った。
ほとんどが心優しい妖怪で、気持ちよく撮影に協力してくれる。中には、『おまえを食わせてくれたら撮らせてやる』なんていう、怖い妖怪もいるけどね。
それでも配信は順調だった。
妖怪はちょっとしたブームにもなっていた。
僕の動画はテレビでも取りあげられて大人気だ。
妖怪のグッズなんかも作られて盛り上がっている。
金魚童の人形とかさ。苔溜まりのクッションなんかすごくかわいい。
他にも 目目連のシールや、雲外鏡のスッテカー。
それぞれが個性的で魅力的だ。
母さんは、企業案件《きぎょうあんけん》っていう仕事の依頼を受けるようになっていた。これは僕の動画の中で企業が売りたい商品を紹介することなんだって。テレビのコマーシャルを僕の動画でやる感じかな。もちろん、商品を紹介するのは僕の仕事なんだ。
「みんなで飲もう! 妖怪麦茶!」
『 私も飲むでありんすよ!』
こんなのを 目目連と一緒にやったっけ。
夏休みが終わるころ。
僕のチャンネル登録者は三百五十万人を超えていた。
「優斗! 広告収入が入ったわよ!」
詳しいお金のことは母さんが担当なのでいくら儲かったのかはわからない。
でも、僕が気になっているのはスタンプカードなんだよね。
「今回はこれだけよ」
済みのスタンプが押される。
合計十個になった。
あと空白は残り四十一個。先はまだまだ長い。
これが全部埋まった時、姫井ヶ森を買い取れるほどのお金が貯まってるんだって。
牛田社長は、あの森を買い占めようと色々と考えてるみたいだ。
妖怪に襲われたのは未だに夢だと思っているらしい。
でもね。ネットでは正体がバレて大変になってるんだって。社長の顔にはモザイクをかけていたんだけどね。建設機械のロゴにはモザイクを忘れちゃってね。会社名がバレちゃったんだって。その影響で会社の売り上げが下がって大損したとか。だから、姫井ヶ森の買い占めは少し遅れているみたいなんだ。
これが良かったのかはわからないけどね。
とにかく、遅れてるみたいだから、僕たちにとってはチャンスだよね。
なんとしても、あの森を守らなくちゃ。
妖怪たちと協力して配信頑張るぞーー!
そして、セミの鳴き声がアブラゼミからツクツクボウシに変わった頃。
夏休みは終わった。
教室では日焼けしたクラスメイトたちが楽しそうに話をする。
その話題の中には「妖怪配信者すごいよね。めちゃくちゃ面白い!」ってのもあったんだけど。もちろん、僕は知らんぷり。流石にみんなには正体をいえないからね。
「一体、どんな小学生なんだろうね?」ってみんなが不思議そうにしていた。同じクラスメイトって知ったら驚くだろうなぁ。ふふふ。
「優斗くん。最近の配信はどう?」
「うん。まぁまぁだね」
そういえば、僕は妖怪配信チャンネルとは別のチャンネルで活動を始めたんだよね。それは、
『ウッターのなんでも挑戦チャンネル』
これは僕が色々なことに挑戦をするチャンネルなんだ。もちろん、 毛毛丸や妖怪たちは出てこない。僕だけのチャンネル。
本来は母さんがみんなに公開するように作ってくれていたダミー用のチャンネルなんだけどね。最近、杏ちゃんに協力してもらってやり始めたんだ。
好きな本を紹介したり、タガメを捕りに行ったりね。色々と挑戦する。
「この前、やっと登録者が三十人を超えたよ」
「そう、それは良かったわね!」
そういえば、杏ちゃんは以前よりグイグイ来なくなったな。
「ねぇ、優斗くん」
「なに?」
「優斗くんには悪いんだけどね。私、好きな人ができちゃったみたい」
「へぇ……」
なにが悪いんだろう?
よくわからないけど、まぁいっか。
「誰を好きになったの? 僕が知ってる人?」
「ふふふ。人気配信者よ」
はい?
彼女は真っ赤な顔になった。
「きっと、彼が私を 目目連から救ってくれたのよ」
え……、それってまさか……。
「ああ、カッコ良すぎです……。私、好きになっちゃいました。顔は知らないけど……。動画を見てるだけで幸せ。妖怪配信者のユートさまぁ……」
ぼ、僕じゃん!
「そういえば、あの人って優斗くんと同じ名前なのよねぇ?」
ギクゥウウウッ!!
「でも違うわよね? 優斗くんってあんなに強くないもの」
「ははは……」
ああ、なんだか複雑だなぁ……。
牛田は自慢気に声を強めた。
「おい優斗ぉ! 俺はチャンネル登録者がついに新記録に到達したぜ!」
「へぇ。何人になったの?」
「聞いて驚け! 三百五十人だ!」
「へ、へぇ……」
「グフフ。どうやら驚きすぎて声が出ないようだな。夏休みにカブトムシの紹介動画を出したらな、それが脅威の二千再生を記録してしまったのだ! その結果、三百五十人になってしまったのさ。どうだ、うらやましいだろう? おまえの十倍もいるんだぜ!」
僕のメインチャネルは、その一万倍の三百五十万人だけどね。
でも、そんなことは言えないよね。
驚いてあげよっと。
「すごい! 人気チャンネルだ!」
「ガハハハ! これが俺様の実力よ! 今度、コラボしてやってもいいぞ!」
「ははは。どうしようかな……」
「ちょっとぉ! コラボするなら私も混ぜてよね」
「よぉし、んじゃ三人でコラボだぜ!」
『おい。優斗。コラボってなんだ?』
「ん? 優斗くん、なんか言った?」
「わぁあああ! な、な、なんでもないよ! はははーー!」
「変ねぇ? なんか声がしたんだけど?」
「き、気のせいだよ。あはははーー!」
僕のランドセルからは白い毛がフヨフヨと動いていた。
まったく。みんなの前では声を出さないように言ってるのにさ。
しょうのない奴だなぁ。
僕は白い毛をランドセルに詰め込んだ。
ぼそっとつぶやく。
「あとで説明するから黙ってて」
よし、それじゃあ、
「コラボについて三人で計画を立てようか」
それは、人間社会に隠れてひっそりと生活をする妖怪のように。
僕の正体は、みんなには秘密なんだ。
僕は妖怪配信者のユート。
妖怪を配信する者だ。
おしまい。
母さんが編集した動画がネットにアップされた。
それは僕が 髑髏大蜘蛛と戦った記録だ。
もちろん、母さんをはじめ、牛田社長たちにはモザイクをかけているけどね。
流石に素顔をネットに晒《さら》すのは危険だもんね。
動画はカッコよく編集されていた。
BGMとが付けてさ。まるで映画並みの迫力。母さんは夜更かしして編集を頑張ってくれた。
その甲斐あって動画はバズりにバズってしまった。その再生回数。
なんと、六百万再生!
国内の超人気配信者でも、バズったレベルで三百万再生だからね。その二倍もあるんだから、その人気は計り知れない。
これも出演してくれた妖怪たちと母さんのおかげだ。
ネットのコメントは面白い。
『妖怪って本物? 妙にリアルだけど?』
『これ映画? どうやって撮影してるの??』
『どこに行ったら妖怪に会えますか?』
『特撮ですよね?』
『制作費用がかかってますね。どうやって作ったか教えて欲しいです』
『特殊メイク、めちゃくちゃ上手ですね!』
『妖怪はCG撮影だよね?』
色んな人がいるんだなぁ。
未だに妖怪を信じていない人が大勢いる。
まぁ、しょうがないか。本物を生で見たことがないんだもんな。
そんな中、たくさんの温かいコメントもあった。
『最高! カッコいい!』
『もっと色んな妖怪が見たい!』
『大ファンです!』
『これからも頑張ってください!』
『僕も妖怪と友達になりたい!!』
応援してくれる人は大勢いるんだな。
それに外国の人もたくさんコメントをくれていた。
『monster and nice boy!』
母さんに聞いてみると、
『怪物と素敵な少年』
って書いてあるんだって。
他にもたくさん。
英語じゃない文字もいっぱいある。
中国語、アラビア語、フランス語。
どうやら、僕の配信は世界中の人に見られているらしい。
書いてあるコメントは、なんて読むのかさっぱりわかないけどね。
それから、夏休みを利用して、たくさんの妖怪たちと触れ合った。
ほとんどが心優しい妖怪で、気持ちよく撮影に協力してくれる。中には、『おまえを食わせてくれたら撮らせてやる』なんていう、怖い妖怪もいるけどね。
それでも配信は順調だった。
妖怪はちょっとしたブームにもなっていた。
僕の動画はテレビでも取りあげられて大人気だ。
妖怪のグッズなんかも作られて盛り上がっている。
金魚童の人形とかさ。苔溜まりのクッションなんかすごくかわいい。
他にも 目目連のシールや、雲外鏡のスッテカー。
それぞれが個性的で魅力的だ。
母さんは、企業案件《きぎょうあんけん》っていう仕事の依頼を受けるようになっていた。これは僕の動画の中で企業が売りたい商品を紹介することなんだって。テレビのコマーシャルを僕の動画でやる感じかな。もちろん、商品を紹介するのは僕の仕事なんだ。
「みんなで飲もう! 妖怪麦茶!」
『 私も飲むでありんすよ!』
こんなのを 目目連と一緒にやったっけ。
夏休みが終わるころ。
僕のチャンネル登録者は三百五十万人を超えていた。
「優斗! 広告収入が入ったわよ!」
詳しいお金のことは母さんが担当なのでいくら儲かったのかはわからない。
でも、僕が気になっているのはスタンプカードなんだよね。
「今回はこれだけよ」
済みのスタンプが押される。
合計十個になった。
あと空白は残り四十一個。先はまだまだ長い。
これが全部埋まった時、姫井ヶ森を買い取れるほどのお金が貯まってるんだって。
牛田社長は、あの森を買い占めようと色々と考えてるみたいだ。
妖怪に襲われたのは未だに夢だと思っているらしい。
でもね。ネットでは正体がバレて大変になってるんだって。社長の顔にはモザイクをかけていたんだけどね。建設機械のロゴにはモザイクを忘れちゃってね。会社名がバレちゃったんだって。その影響で会社の売り上げが下がって大損したとか。だから、姫井ヶ森の買い占めは少し遅れているみたいなんだ。
これが良かったのかはわからないけどね。
とにかく、遅れてるみたいだから、僕たちにとってはチャンスだよね。
なんとしても、あの森を守らなくちゃ。
妖怪たちと協力して配信頑張るぞーー!
そして、セミの鳴き声がアブラゼミからツクツクボウシに変わった頃。
夏休みは終わった。
教室では日焼けしたクラスメイトたちが楽しそうに話をする。
その話題の中には「妖怪配信者すごいよね。めちゃくちゃ面白い!」ってのもあったんだけど。もちろん、僕は知らんぷり。流石にみんなには正体をいえないからね。
「一体、どんな小学生なんだろうね?」ってみんなが不思議そうにしていた。同じクラスメイトって知ったら驚くだろうなぁ。ふふふ。
「優斗くん。最近の配信はどう?」
「うん。まぁまぁだね」
そういえば、僕は妖怪配信チャンネルとは別のチャンネルで活動を始めたんだよね。それは、
『ウッターのなんでも挑戦チャンネル』
これは僕が色々なことに挑戦をするチャンネルなんだ。もちろん、 毛毛丸や妖怪たちは出てこない。僕だけのチャンネル。
本来は母さんがみんなに公開するように作ってくれていたダミー用のチャンネルなんだけどね。最近、杏ちゃんに協力してもらってやり始めたんだ。
好きな本を紹介したり、タガメを捕りに行ったりね。色々と挑戦する。
「この前、やっと登録者が三十人を超えたよ」
「そう、それは良かったわね!」
そういえば、杏ちゃんは以前よりグイグイ来なくなったな。
「ねぇ、優斗くん」
「なに?」
「優斗くんには悪いんだけどね。私、好きな人ができちゃったみたい」
「へぇ……」
なにが悪いんだろう?
よくわからないけど、まぁいっか。
「誰を好きになったの? 僕が知ってる人?」
「ふふふ。人気配信者よ」
はい?
彼女は真っ赤な顔になった。
「きっと、彼が私を 目目連から救ってくれたのよ」
え……、それってまさか……。
「ああ、カッコ良すぎです……。私、好きになっちゃいました。顔は知らないけど……。動画を見てるだけで幸せ。妖怪配信者のユートさまぁ……」
ぼ、僕じゃん!
「そういえば、あの人って優斗くんと同じ名前なのよねぇ?」
ギクゥウウウッ!!
「でも違うわよね? 優斗くんってあんなに強くないもの」
「ははは……」
ああ、なんだか複雑だなぁ……。
牛田は自慢気に声を強めた。
「おい優斗ぉ! 俺はチャンネル登録者がついに新記録に到達したぜ!」
「へぇ。何人になったの?」
「聞いて驚け! 三百五十人だ!」
「へ、へぇ……」
「グフフ。どうやら驚きすぎて声が出ないようだな。夏休みにカブトムシの紹介動画を出したらな、それが脅威の二千再生を記録してしまったのだ! その結果、三百五十人になってしまったのさ。どうだ、うらやましいだろう? おまえの十倍もいるんだぜ!」
僕のメインチャネルは、その一万倍の三百五十万人だけどね。
でも、そんなことは言えないよね。
驚いてあげよっと。
「すごい! 人気チャンネルだ!」
「ガハハハ! これが俺様の実力よ! 今度、コラボしてやってもいいぞ!」
「ははは。どうしようかな……」
「ちょっとぉ! コラボするなら私も混ぜてよね」
「よぉし、んじゃ三人でコラボだぜ!」
『おい。優斗。コラボってなんだ?』
「ん? 優斗くん、なんか言った?」
「わぁあああ! な、な、なんでもないよ! はははーー!」
「変ねぇ? なんか声がしたんだけど?」
「き、気のせいだよ。あはははーー!」
僕のランドセルからは白い毛がフヨフヨと動いていた。
まったく。みんなの前では声を出さないように言ってるのにさ。
しょうのない奴だなぁ。
僕は白い毛をランドセルに詰め込んだ。
ぼそっとつぶやく。
「あとで説明するから黙ってて」
よし、それじゃあ、
「コラボについて三人で計画を立てようか」
それは、人間社会に隠れてひっそりと生活をする妖怪のように。
僕の正体は、みんなには秘密なんだ。
僕は妖怪配信者のユート。
妖怪を配信する者だ。
おしまい。
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