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妖怪バトル
第20話 強敵登場!
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僕たちは雲外鏡の中に入った。
この鏡を使えばすぐに映っている場所へ移動できるんだ。
建設機械は今にも森の木を倒しそうだった。
「待ってください!! この森を潰さないでください!!」
ブルドーザーの操縦者は「ヒヒヒ!」と笑う。
ああ、とても正常じゃない。
話しなんか聞いてくれそうにないぞ。
「あなたたちいい加減にしなさいよ! 法律の手続きは踏んでいるの? この土地はまだ買い取られていないはずよ! 止まらないと警察を呼ぶわよ!! それでもいいの!?」
すると、一人の男が現れた。
それは、ウッシッシ 株式会社の社長。
クラスでもよく見た顔。
親子でそっくりの、牛田の父さんだ。
でも、全身の肌が紫色で、とても普通の状態じゃないぞ。
「ククク。警察ぅ? そんなもん呼ばせるわけがないだろうがぁああ!! その前にこんな森は更地にしてやるわぁあああああ!!」
社長の号令で部下たちが動く。
ブルドーザーは前進して母さんを轢《ひ》こうとした。
「あ、あぶない!!」
僕は母さんに抱きしめて、なんとか突進から身をかわす。
「あ、ありがとう優斗」
信じられない。
一体、どういうつもりなんだ?
目目連は妖怪に取り憑かれているって言ってたけどさ。
その正体がわからないよな。
「こんなの危険すぎるわ! 優斗、逃げるわよ!」
「ダメだよ」
「え? どうして!? こんなの危ないじゃない!!」
「約束したからね」
僕は長と約束をしたんだ。
どんなに辛くても、怖くても、逃げ出さないってね。
僕はスマホの録画ボタンを押した。
「僕は妖怪配信者だ。この森と、妖怪たちを守る!」
絶対に逃げないぞ。
『わかってんぜ優斗ぉおお!!』
ふふふ。
それでこそ、僕の友達だ。
『行くぜ優斗ぉ! 憑依!』
心を一つに。
それがこの術の条件。
今、僕と 毛毛丸の想いは一つになった!
””二人でこの森を守るんだ!””
「 変化!!」
ピカーーーーーー!
僕たちの体は強烈な光りに包まれた。
現れたのは毛魂童子《もうこんどうじ》。
着物姿の白い長髪。
「ゆ、優斗が変身した!?」
ショベルカーは木を倒そうとする。
僕は地面を蹴った。
ギュゥンッ!!
それは瞬く間。
本当に、瞬きを一回するぐらい。
僕の体は素早い動きでショベルカーの前に行った。
ガシッとショベルを掴む。
「はぁああっ!」
そのまま大きな車体を持ち上げた。
それを、ぽいっと放り投げる。
「えい!」
ドシーーン!!
「す、すごい力だわ……」
人間を操っている妖怪を探さなくちゃ。
と、その時だ。
ベチャアッ!
真っ黒い液体が僕の体に付着した。
「な、なんだこれ!?」
ベトベトしてるぞ?
これは……黒い糸だ。
粘着性の強い糸。
それはブルドーザーの屋根へとつながっていた。
『ほぅ……。 憑依 変化の術か。人間と妖怪が合体する妖怪人《ようかいじん》だな』
この術を知ってる……。
さては人間を操っている妖怪だな。
一体どんな妖怪なんだ!?
それは大きな蜘蛛の姿をしていた。
象のように大きな体をした真っ黒い蜘蛛。その顔はドクロだった。
ひぃえええ……。気持ち悪い。
『優斗さん! あれは 髑髏大蜘蛛でありんす!』
なんて怖そうな名前なんだ。
見た目もすごくおっかないよ。
牛田社長は狂ったように笑った。
「くきゃきゃきゃ! こんな森、ぶっ潰してよぉお! 豪華なホテルを建ててやるぜぇえええ!! それでガッポリと儲けてやるんだよぉおお!! ギャハハ! 金だ金ぇええ!!」
そうか、社長は 髑髏大蜘蛛に操られてるんだ。
『優斗さん! 髑髏大蜘蛛は人の欲望が大好きなんでありんす。森を壊してあの男の欲望を食べたいんでありんすよ!』
そうだったのか!
だから、森を壊してホテルを建てようとしているんだな。
……まてよ?
「それはわかったけどさ。森がなくなってもいいのかな? 妖怪だったら自分の棲家がなくなって困ると思うんだけど?」
『グワハハハ!! 妖怪人の 童よ。 我はこんなちんけな森に興味はない。それよりも人間の欲望を食らう方が何倍もうれしいのよ!』
「この森は、たくさんの妖怪が住んでいるんだぞ!」
『グワハハハッ!! 関係あるか!! 自分さえ良ければそれでいいのだぁ!!』
「自分勝手な奴」
『こざかしい 童が!』
うわっとと! 引っ張られる!
僕の体は黒い糸に引っ張られて宙に浮いた。 髑髏大蜘蛛が操っているのだ。
「わわわわわ!」
そのまま森の木に打ち付けられる。
バキッ!!
体の接触と同時に木は折れた。
「うぐ!」
生身の子供だったら複雑骨折だけじゃあ済まないだろうな。
「きゃあぁっ!! 優斗ぉ!!」
「大丈夫! ちょっと痛かっただけだからさ」
血は出てないから平気だ。
流石は毛魂童子。
そんなことよりみんなが心配か。
「母さんは妖怪たちと避難しててよ!」
「む、無茶しちゃダメよ!」
「うん! 大丈夫!」
みんなは雲外鏡の中に入って姿を消した。
よし。
これで、みんなはネズミ神社に戻ったはずだ。
この糸は邪魔だな。
力を込めてぇええ……!
「むんッ!!」
ブチブチッ!!
やった!
切れたぞ!
『フン! ならば、再び付けてくれるわ!!』
ブシュウウウウッ!!
髑髏大蜘蛛はドクロの顔から黒い糸を吐いた。
普通、蜘蛛ってお尻から糸を吐くもんなんだけどな。
っと、そんなことを思っている場合じゃないぞ。
避けなくちゃ。
そんな時。
僕の目の前に一本の枝が飛んできた。
それは 髑髏大蜘蛛の出す黒い糸を巻き付かせた。
『むぅ! なんだこの枝は!?』
あの枝……石になってるぞ。
まさか、
『 私は優斗さんと一緒に戦うでありんす!』
僕の横には 目目連が立っていた。
みんなと一緒に逃げなかったのか。
『フン! 生意気な目だ』
よぉし。
彼女と協力すればあの妖怪を封印帳に封じ込めれるかもしれないぞ!
「 目目連。一緒に 髑髏大蜘蛛をやっつけよう!」
『はいでありんす!』
行っくぞぉお!!
この鏡を使えばすぐに映っている場所へ移動できるんだ。
建設機械は今にも森の木を倒しそうだった。
「待ってください!! この森を潰さないでください!!」
ブルドーザーの操縦者は「ヒヒヒ!」と笑う。
ああ、とても正常じゃない。
話しなんか聞いてくれそうにないぞ。
「あなたたちいい加減にしなさいよ! 法律の手続きは踏んでいるの? この土地はまだ買い取られていないはずよ! 止まらないと警察を呼ぶわよ!! それでもいいの!?」
すると、一人の男が現れた。
それは、ウッシッシ 株式会社の社長。
クラスでもよく見た顔。
親子でそっくりの、牛田の父さんだ。
でも、全身の肌が紫色で、とても普通の状態じゃないぞ。
「ククク。警察ぅ? そんなもん呼ばせるわけがないだろうがぁああ!! その前にこんな森は更地にしてやるわぁあああああ!!」
社長の号令で部下たちが動く。
ブルドーザーは前進して母さんを轢《ひ》こうとした。
「あ、あぶない!!」
僕は母さんに抱きしめて、なんとか突進から身をかわす。
「あ、ありがとう優斗」
信じられない。
一体、どういうつもりなんだ?
目目連は妖怪に取り憑かれているって言ってたけどさ。
その正体がわからないよな。
「こんなの危険すぎるわ! 優斗、逃げるわよ!」
「ダメだよ」
「え? どうして!? こんなの危ないじゃない!!」
「約束したからね」
僕は長と約束をしたんだ。
どんなに辛くても、怖くても、逃げ出さないってね。
僕はスマホの録画ボタンを押した。
「僕は妖怪配信者だ。この森と、妖怪たちを守る!」
絶対に逃げないぞ。
『わかってんぜ優斗ぉおお!!』
ふふふ。
それでこそ、僕の友達だ。
『行くぜ優斗ぉ! 憑依!』
心を一つに。
それがこの術の条件。
今、僕と 毛毛丸の想いは一つになった!
””二人でこの森を守るんだ!””
「 変化!!」
ピカーーーーーー!
僕たちの体は強烈な光りに包まれた。
現れたのは毛魂童子《もうこんどうじ》。
着物姿の白い長髪。
「ゆ、優斗が変身した!?」
ショベルカーは木を倒そうとする。
僕は地面を蹴った。
ギュゥンッ!!
それは瞬く間。
本当に、瞬きを一回するぐらい。
僕の体は素早い動きでショベルカーの前に行った。
ガシッとショベルを掴む。
「はぁああっ!」
そのまま大きな車体を持ち上げた。
それを、ぽいっと放り投げる。
「えい!」
ドシーーン!!
「す、すごい力だわ……」
人間を操っている妖怪を探さなくちゃ。
と、その時だ。
ベチャアッ!
真っ黒い液体が僕の体に付着した。
「な、なんだこれ!?」
ベトベトしてるぞ?
これは……黒い糸だ。
粘着性の強い糸。
それはブルドーザーの屋根へとつながっていた。
『ほぅ……。 憑依 変化の術か。人間と妖怪が合体する妖怪人《ようかいじん》だな』
この術を知ってる……。
さては人間を操っている妖怪だな。
一体どんな妖怪なんだ!?
それは大きな蜘蛛の姿をしていた。
象のように大きな体をした真っ黒い蜘蛛。その顔はドクロだった。
ひぃえええ……。気持ち悪い。
『優斗さん! あれは 髑髏大蜘蛛でありんす!』
なんて怖そうな名前なんだ。
見た目もすごくおっかないよ。
牛田社長は狂ったように笑った。
「くきゃきゃきゃ! こんな森、ぶっ潰してよぉお! 豪華なホテルを建ててやるぜぇえええ!! それでガッポリと儲けてやるんだよぉおお!! ギャハハ! 金だ金ぇええ!!」
そうか、社長は 髑髏大蜘蛛に操られてるんだ。
『優斗さん! 髑髏大蜘蛛は人の欲望が大好きなんでありんす。森を壊してあの男の欲望を食べたいんでありんすよ!』
そうだったのか!
だから、森を壊してホテルを建てようとしているんだな。
……まてよ?
「それはわかったけどさ。森がなくなってもいいのかな? 妖怪だったら自分の棲家がなくなって困ると思うんだけど?」
『グワハハハ!! 妖怪人の 童よ。 我はこんなちんけな森に興味はない。それよりも人間の欲望を食らう方が何倍もうれしいのよ!』
「この森は、たくさんの妖怪が住んでいるんだぞ!」
『グワハハハッ!! 関係あるか!! 自分さえ良ければそれでいいのだぁ!!』
「自分勝手な奴」
『こざかしい 童が!』
うわっとと! 引っ張られる!
僕の体は黒い糸に引っ張られて宙に浮いた。 髑髏大蜘蛛が操っているのだ。
「わわわわわ!」
そのまま森の木に打ち付けられる。
バキッ!!
体の接触と同時に木は折れた。
「うぐ!」
生身の子供だったら複雑骨折だけじゃあ済まないだろうな。
「きゃあぁっ!! 優斗ぉ!!」
「大丈夫! ちょっと痛かっただけだからさ」
血は出てないから平気だ。
流石は毛魂童子。
そんなことよりみんなが心配か。
「母さんは妖怪たちと避難しててよ!」
「む、無茶しちゃダメよ!」
「うん! 大丈夫!」
みんなは雲外鏡の中に入って姿を消した。
よし。
これで、みんなはネズミ神社に戻ったはずだ。
この糸は邪魔だな。
力を込めてぇええ……!
「むんッ!!」
ブチブチッ!!
やった!
切れたぞ!
『フン! ならば、再び付けてくれるわ!!』
ブシュウウウウッ!!
髑髏大蜘蛛はドクロの顔から黒い糸を吐いた。
普通、蜘蛛ってお尻から糸を吐くもんなんだけどな。
っと、そんなことを思っている場合じゃないぞ。
避けなくちゃ。
そんな時。
僕の目の前に一本の枝が飛んできた。
それは 髑髏大蜘蛛の出す黒い糸を巻き付かせた。
『むぅ! なんだこの枝は!?』
あの枝……石になってるぞ。
まさか、
『 私は優斗さんと一緒に戦うでありんす!』
僕の横には 目目連が立っていた。
みんなと一緒に逃げなかったのか。
『フン! 生意気な目だ』
よぉし。
彼女と協力すればあの妖怪を封印帳に封じ込めれるかもしれないぞ!
「 目目連。一緒に 髑髏大蜘蛛をやっつけよう!」
『はいでありんす!』
行っくぞぉお!!
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