上 下
43 / 51
番外編(小ネタ、小話、小説)

[if]甘え方と甘やかし方[楓×奏]

しおりを挟む


甘え方と甘やかし方

膝枕or腕枕バージョン


奏と攻めたちで、こういう夢を見たので、形にしました(誰得?)

膝枕をしたり、されたり、腕枕をされたりする、ただそれだけの小ネタです

既に付き合っている設定で、ほのぼのか、イチャイチャ(甘々)


…楓が色々可哀相で、ゲロ甘にしてしまった…

砂糖吐く…いや、そこまでではないか…?

二人とも十代設定なので、許してください

後悔はしていないが、反省はしている





「兄さん」

「うん?」

「甘えても、いいかな?」

きょとん、とした顔で、楓を見た後、

「いいよ。―おいで」

両手を広げて、優しく微笑む

「兄さんっ」

奏の胸に飛び込んで、ぎゅうっと抱き付く楓

「はいはい。…よしよし、楓は良い子だな」

自分の胸元にある頭を、微笑を浮かべたまま撫でる

「…兄さん、僕、ノワールじゃないんだけど? 僕は彼方とは違うから、犬扱いは嫌だよ」

不服そうに、少し唇を尖らせる

「ノワールだったら、頭にキスしてるよ」

「…狡い。僕にもして」

「はは。犬と張り合うなよ。嫉妬か?」

悪戯っぽく笑いながら、からかうように言う奏に、

「そうだよ」

にこり、と笑う楓。

「僕は兄さんのことが大好きだから…愛してるから、よく嫉妬するよ。まあ、流石にノワールにはしないけど。本気では」

「…へ、へぇ…(彼方以外にもしてんのか。いや、藪蛇だな。黙っておこう)」


「楓、膝枕してあげようか?」

「え?」

「昔、母さんにしてもらったことがあるんだ。…誰かにしたことは一度もないから、楓が初めてだぞ」

「それ、ほんと?彼方にもしてないの?」

「してないよ(してもらったことは何回かあるけど。することはない)」

「…嬉しい」

「ん?」

「兄さんの初めてがもらえるのは、どんなことでも、嬉しいよ」

「えっと…それは、良かった…?(そういうのは、よく分からないな…)」

「うん。ありがとう、兄さん(後で彼方に言おう。いつも嫉妬させられてるから、たまには嫉妬すればいい)」


「奏」

「ん…?」

奏を抱き寄せて、正面から腕枕

「重くないか?腕、痺れるぞ」

疲れて、うとうとしながらも、気遣う

「大丈夫だよ。…ふふ。これで、奏の可愛い寝顔がよく見える」

「…ばか(恥ずかしい奴)」



結論。リア充爆発しろ





楓と奏は、バカップルにはならないけど、多分、常にイチャイチャしてる(楓がよく口説き、奏を照れさせる)

人前では絶対しない(TPOは弁えている)


奏が一番甘やかす攻めは、楓です(可愛い可愛い弟なので)

なんだかんだ言っても、奏もブラコンだよ!


楓は『俺』の攻めたちの中で、一番嫉妬深いし、独占的も強いし、執着も依存もしてる。

ヤンデレ+メンヘラ=手に負えない、最恐地雷原

奏頑張れ(汗)

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!

灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。 何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。 仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。 思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。 みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。 ※完結しました!ありがとうございました!

ザ・兄貴っ!

BL
俺の兄貴は自分のことを平凡だと思ってやがる。…が、俺は言い切れる!兄貴は… 平凡という皮を被った非凡であることを!! 実際、ぎゃぎゃあ五月蝿く喚く転校生に付き纏われてる兄貴は端から見れば、脇役になるのだろう…… が、実は違う。 顔も性格も容姿も運動能力も平凡並だと思い込んでいる兄貴… けど、その正体は――‥。

平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜

ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。 王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています! ※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。 ※現在連載中止中で、途中までしかないです。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

それはきっと、気の迷い。

葉津緒
BL
王道転入生に親友扱いされている、気弱な平凡脇役くんが主人公。嫌われ後、総狙われ? 主人公→睦実(ムツミ) 王道転入生→珠紀(タマキ) 全寮制王道学園/美形×平凡/コメディ?

風紀“副”委員長はギリギリモブです

柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。 俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。 そう、“副”だ。あくまでも“副”。 だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに! BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。

【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】

紫紺(紗子)
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。 相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。 超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。 失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。 彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。 ※番外編を公開しました(10/21) 生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。 ※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。 ※4月18日、完結しました。ありがとうございました。

処理中です...