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姿見せる三銃士
船上再び
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「この船か」
「良い船じゃん」
「当たり前だよ 王妃が用意した船なんだからね」
「まあオレと姉ちゃんの船には負けるけどな!」
目の前にあるのは、次の目的地に向かうための豪華客船だった。
なんでも庶民なら乗ることのできない招待券が必要な船だとか。
「船に良いイメージがないんだが」
「そんな!? アニキとの素晴らしき日々を忘れたんですか!?」
「でもお前最初リンのこと嫌ってたじゃん」
「へ~今はベッタリなのに?」
「やめろオレの黒歴史!」
「どっちだよ」
ここアクアガーデンを出て『カザネ』目指すことになった聖剣使い御一行だったが、人が増え、前よりとても賑やかになった。
「海賊に襲われないと良いな……」
「そう何度も襲われてたまるかよ」
「そうですよアニキ! 主に悪さしてたグールの奴らはもういないんだし」
「もしそういうことになっても私たちがいるんだし問題ないでしょ」
気楽に言われるが結構なトラウマであった。あの時の事はまだ覚えている。そういえばあまり覚えていない悪鬼を除けば、最初に自分から挑んだ戦いだった。
「何事もなく終われば良い 特別な事は望まない」
「早く乗りましょう! どんな設備が見ておきましょうよ!」
「また勝手に動いてるよ」
「早く慣れよう」
「大変そうだね アンタたちは」
豪華客船への嫌な予感は捨て、ただ何事もなく過ぎ去るのを祈っていた。
船の汽笛が聞こえる。出航の合図が聞こえると急いで乗り込んだ。
「動くんじゃねえ! この船は俺たちがいただいた!」
「起こってんじゃねえか」
「アニキ怒らないで」
どうして嫌な予感は当たるのだろうか。
何というデジャヴ、まさか二度目の海賊襲来である。この世界の海は治安が相当悪いのか。
「おかしいなぁ グールの奴らがいなくなったから少しは落ち着いたのかと思ってたのに」
「逆にいなくなったからこいつらが表面化してきたんじゃねえのか?」
「どっちにしろこの状況どうするの? 一緒に人質になってるから無闇に動きづらいんだけど」
前の時は運良く人質達とは別行動だったため、ある程度自由に動けた。今回は船内のパーティー会場に一箇所に集められた。
だが逆に言えば前は人質がどうなっているかが目視できる。
それに今は一人じゃない。暴れるにしても効率的に暴れられる。
「なんにしてもあいつらの言いなりになるつもりはカケラもない」
「てことは?」
「まずは乗客を逃す そのためにはここで暴れる為と人質を誘導する為に二手に別れる」
「アニキと一緒がいいな!」
「お前は避難誘導だ チビルと一緒に終わってから合流しろ」
「えぇ~?」
「じゃあ私が暴れる側ってことね」
「そうなるな」
「お前ら! 何コソコソとしてやがる!?」
一人の海賊が気づきこちらにズカズカと近づいてくる。
ちょうどいい、これで一気に仕掛けるとしよう。
「そういえばシオンの強さを知らないな」
「そうだっけ?」
「ああ 雷迅の時の一度だけだな」
「……へ~? つまりこれを聖剣使い御一行に相応しい実力か見せて欲しいと」
顔が変わった。何故ならあの時シオンは手も足も出さずに倒されたのだから当然だ。
「汚名返上のチャンス感謝するよリン 存分に暴れて見せよう」
自信に満ちた顔だった。
雷迅に負けたとはいえ、あの時見た動きは戦い慣れした動きだった。
シオンは腰に携えた剣ではなく背中に携えた剣を握る。騎士の鎧は置いてきたが、この剣だけはと持ってきた代物だ。
「チビル レイ 頼んだぞ」
「任せな!」
「アニキの頼みなら!」
「テメェら! ぶっ殺され……ぐふぅ!?」
「なっなんだ!?」
シオンが近づいてきた海賊の顎を蹴り上げる。
綺麗に決まった。あれではしばらく動くことなど出来ないだろう。
海賊達は一斉にこちらに注目する。その隙にレイたちが人質たちを連れ出していった。
「背中は任せてもいい?」
「硬いぐらいしか取り柄がないがな」
「あの二人を抑えろ! 何人かは人質を捕まえに行け!」
シオンはテーブルの上に立ち、高らかに名乗りをあげる。
「我が名はアクアガーデン騎士団長候補『シオン・ヴァロワ』 船を荒らす藻屑どもに一泡吹かせましょう」
船の上が戦場に変わった。
「食料庫に逃げ込め! 戦いが長引いてもとりあえず食料には困られねえだろ!」
「ありがとうございます! ですがあの二人は……」
「安心しな アニキがやられるわけねえだろ」
「シオンも心配してあげろよ」
「海賊が! 何人かがこっちを追いかけてきましたよ!?」
「食料庫はもう直ぐなのに!」
あと一歩というところで追っ手が追いついてきた。これでは全員が入りきる前に追いつかれてしまう。
「チビル 金持ちどもが食料庫に入りきったら直ぐに閉めろよ 俺は残るから」
「ああ!? それじゃお前が……」
「オレがやられるって?」
レイはニヤリと笑う。その顔に負けるかもなどという感情は伝わってこない。伝わってくるのは『勝つ』という以外考えていない顔だった。
「……まっそんな自信満々なら行ってこいよ 知らねえからな」
「知らなくて結構 負けるわけねえじゃん」
そう言うとレイは海賊たちの足を的確に狙い、動きを封じた。それと同時にすぐに全員食料庫の中へ押し込み、中への侵入は防ぐ。
「ぜってぇ死ぬなよ」
「知らなねえだろうがよ……オレは欠伸が出るほど味わってんのさ こんな死線」
チビルが内側からドアが閉める。これで海賊達はレイを倒さなくては進めなくなってしまった。
「どきやがれぇ! テメェから先にぶっ殺すぞ!」
「安心しろよ 死ぬのはてめえらだからな」
「なにぃ~!?」
銃をクルクル回し、余裕しゃくしゃくの態度で、海賊達にこう言い放った。
「一人だけ生かしてやるよ そいつにはオレの武勇伝をアニキに聞かせる大事な仕事のためがあるんどこらな」
一人、また一人と、押し寄せる敵を狙い撃つ。
「良い船じゃん」
「当たり前だよ 王妃が用意した船なんだからね」
「まあオレと姉ちゃんの船には負けるけどな!」
目の前にあるのは、次の目的地に向かうための豪華客船だった。
なんでも庶民なら乗ることのできない招待券が必要な船だとか。
「船に良いイメージがないんだが」
「そんな!? アニキとの素晴らしき日々を忘れたんですか!?」
「でもお前最初リンのこと嫌ってたじゃん」
「へ~今はベッタリなのに?」
「やめろオレの黒歴史!」
「どっちだよ」
ここアクアガーデンを出て『カザネ』目指すことになった聖剣使い御一行だったが、人が増え、前よりとても賑やかになった。
「海賊に襲われないと良いな……」
「そう何度も襲われてたまるかよ」
「そうですよアニキ! 主に悪さしてたグールの奴らはもういないんだし」
「もしそういうことになっても私たちがいるんだし問題ないでしょ」
気楽に言われるが結構なトラウマであった。あの時の事はまだ覚えている。そういえばあまり覚えていない悪鬼を除けば、最初に自分から挑んだ戦いだった。
「何事もなく終われば良い 特別な事は望まない」
「早く乗りましょう! どんな設備が見ておきましょうよ!」
「また勝手に動いてるよ」
「早く慣れよう」
「大変そうだね アンタたちは」
豪華客船への嫌な予感は捨て、ただ何事もなく過ぎ去るのを祈っていた。
船の汽笛が聞こえる。出航の合図が聞こえると急いで乗り込んだ。
「動くんじゃねえ! この船は俺たちがいただいた!」
「起こってんじゃねえか」
「アニキ怒らないで」
どうして嫌な予感は当たるのだろうか。
何というデジャヴ、まさか二度目の海賊襲来である。この世界の海は治安が相当悪いのか。
「おかしいなぁ グールの奴らがいなくなったから少しは落ち着いたのかと思ってたのに」
「逆にいなくなったからこいつらが表面化してきたんじゃねえのか?」
「どっちにしろこの状況どうするの? 一緒に人質になってるから無闇に動きづらいんだけど」
前の時は運良く人質達とは別行動だったため、ある程度自由に動けた。今回は船内のパーティー会場に一箇所に集められた。
だが逆に言えば前は人質がどうなっているかが目視できる。
それに今は一人じゃない。暴れるにしても効率的に暴れられる。
「なんにしてもあいつらの言いなりになるつもりはカケラもない」
「てことは?」
「まずは乗客を逃す そのためにはここで暴れる為と人質を誘導する為に二手に別れる」
「アニキと一緒がいいな!」
「お前は避難誘導だ チビルと一緒に終わってから合流しろ」
「えぇ~?」
「じゃあ私が暴れる側ってことね」
「そうなるな」
「お前ら! 何コソコソとしてやがる!?」
一人の海賊が気づきこちらにズカズカと近づいてくる。
ちょうどいい、これで一気に仕掛けるとしよう。
「そういえばシオンの強さを知らないな」
「そうだっけ?」
「ああ 雷迅の時の一度だけだな」
「……へ~? つまりこれを聖剣使い御一行に相応しい実力か見せて欲しいと」
顔が変わった。何故ならあの時シオンは手も足も出さずに倒されたのだから当然だ。
「汚名返上のチャンス感謝するよリン 存分に暴れて見せよう」
自信に満ちた顔だった。
雷迅に負けたとはいえ、あの時見た動きは戦い慣れした動きだった。
シオンは腰に携えた剣ではなく背中に携えた剣を握る。騎士の鎧は置いてきたが、この剣だけはと持ってきた代物だ。
「チビル レイ 頼んだぞ」
「任せな!」
「アニキの頼みなら!」
「テメェら! ぶっ殺され……ぐふぅ!?」
「なっなんだ!?」
シオンが近づいてきた海賊の顎を蹴り上げる。
綺麗に決まった。あれではしばらく動くことなど出来ないだろう。
海賊達は一斉にこちらに注目する。その隙にレイたちが人質たちを連れ出していった。
「背中は任せてもいい?」
「硬いぐらいしか取り柄がないがな」
「あの二人を抑えろ! 何人かは人質を捕まえに行け!」
シオンはテーブルの上に立ち、高らかに名乗りをあげる。
「我が名はアクアガーデン騎士団長候補『シオン・ヴァロワ』 船を荒らす藻屑どもに一泡吹かせましょう」
船の上が戦場に変わった。
「食料庫に逃げ込め! 戦いが長引いてもとりあえず食料には困られねえだろ!」
「ありがとうございます! ですがあの二人は……」
「安心しな アニキがやられるわけねえだろ」
「シオンも心配してあげろよ」
「海賊が! 何人かがこっちを追いかけてきましたよ!?」
「食料庫はもう直ぐなのに!」
あと一歩というところで追っ手が追いついてきた。これでは全員が入りきる前に追いつかれてしまう。
「チビル 金持ちどもが食料庫に入りきったら直ぐに閉めろよ 俺は残るから」
「ああ!? それじゃお前が……」
「オレがやられるって?」
レイはニヤリと笑う。その顔に負けるかもなどという感情は伝わってこない。伝わってくるのは『勝つ』という以外考えていない顔だった。
「……まっそんな自信満々なら行ってこいよ 知らねえからな」
「知らなくて結構 負けるわけねえじゃん」
そう言うとレイは海賊たちの足を的確に狙い、動きを封じた。それと同時にすぐに全員食料庫の中へ押し込み、中への侵入は防ぐ。
「ぜってぇ死ぬなよ」
「知らなねえだろうがよ……オレは欠伸が出るほど味わってんのさ こんな死線」
チビルが内側からドアが閉める。これで海賊達はレイを倒さなくては進めなくなってしまった。
「どきやがれぇ! テメェから先にぶっ殺すぞ!」
「安心しろよ 死ぬのはてめえらだからな」
「なにぃ~!?」
銃をクルクル回し、余裕しゃくしゃくの態度で、海賊達にこう言い放った。
「一人だけ生かしてやるよ そいつにはオレの武勇伝をアニキに聞かせる大事な仕事のためがあるんどこらな」
一人、また一人と、押し寄せる敵を狙い撃つ。
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