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第一章 二人の出会い

第10話 連休明けの学校での日々

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 連休が明けた。
 連休の関係で、火曜日から始まったこの週は、朝からどこか今までと様子の違う者が教室の中でちらほらと見受けられる。ノートを借りて必死に書き写している者や英単語を暗記している者、普通に友人同士で話しているようでも、「勉強してる?」「私、数学が…」といったようにその内容が普段と違っている者など。
 来週の頭から三日間中間テストがあるからだ。
 一応の進学校ということもあり、テスト勉強をしている者は多い。休み時間までやるか、放課後から、家に帰ってからと程度の差はあるが。
 だが、当然、普通に話している者もいる。連休中にどこどこに行ったとか部活、部活で連休なんてなかったなどなど。

 つまりは、全体的に見ればいつもと変わらないザワザワとした教室の雰囲気だ。

 そんな中でも春陽は通常運転だった。
 腕を枕にして机に突っ伏している。

 そこに誰かが近づき、
「おはよう、春陽くん」
 挨拶をした。

 教室の何人かはその声が聞こえたのか、話を止め、驚いたように声の方へ視線を向けている。

 名前を呼ばれたことに気づいた春陽は微睡んでいたのか、徐に頭を上げた。
「ぁ?」
「おはよう、春陽くん」
 そこには笑顔の雪愛がいて、もう一度春陽に挨拶をした。
「………白月?おはよう」
 当然だが、今まで一度もなかった雪愛の行動に春陽は若干混乱中だ。
 だが、雪愛の方は、春陽の言葉に笑顔から一転ムスッとした顔になる。
「…………」
「どうした?白月?」
「…………」
 春陽は雪愛が学校で話しかけてくるなんて何か用があるのかと思い聞くが、またしても雪愛は無言だ。
 一体どうしたというのか、春陽は訳が分からない。それに加えて、雪愛が自分に話しかけてきたことで、教室の何人かがこちらを見ていることに春陽は気づいた。
 こんな形で目立ちたくない春陽は、もう一度雪愛に聞いた。
「……白月さん?本当にどうした?」
「………白月じゃない」
 小さな声で言われた雪愛の言葉は春陽にも聞き取れなかった。
「ん?悪い、なんて?」
「…白月、じゃないよ。この間約束したのに……」
 そう言った雪愛は若干涙目だ。
 それほど春陽に白月と言われたことがショックだったらしい。
「…………」

 今度は春陽が黙ってしまう。春陽も今の雪愛の言葉で雪愛が何を言いたいかわかった。つまりは名前で呼べと言いたいようだ。この間はメンバーがメンバーだったので良いが、学校で呼ぶとなると全然話は変わってくる。それに約束ってなんだ?名前で呼ぶ約束なんて……。
 名前で呼ぶようになったのは川辺で話した時。その時に約束なんてしたかと、当時をなるべく思い出そうと春陽は頭をフル回転させた。
 そして―――、
そう呼んでね、春陽くん!』
 思い出せてしまった。
 あの時、自分はと思っていたため、雪愛の言葉を深く考えていなかった。これから、というのはこの先はと捉えた方が自然なはずなのに…。

 自分の失態だと思うが、今はこの場をどうにかしなければならない。目の前の雪愛を見ると哀しげな表情を浮かべている。
 解決方法は一つだ。春陽は意を決した。

「雪愛、おはよう」
「っ、うん!」
 雪愛の顔が再び笑顔になった。
 そのことにほっと声に出さず安堵の息を吐いた春陽は、さらば、平穏な学校生活――――と心の中で思ったところで救世主が現れた。

「お、春陽、白月も。おはよう!」
 悠介だ。そのまま春陽の隣である自席に着く。
「あ、おはよう佐伯くん」
「おはよう、悠介」
 笑顔の雪愛と何とも言えない様な表情の春陽の二人を見て、悠介は首をかしげる。
「二人ともどうかしたか?」
「ううん。どうもしてないわ。ね?春陽くん」
「…ああ、なんでもない」
 その後、三人で少し話し、雪愛は自分の席へと戻っていった。
 雪愛が悠介とも仲良さげに話したことからこちらに視線を向けていたクラスメイトの目も分散し、疑惑は残ったかもしれないがこの場はなんとか有耶無耶になったようだった。

「春陽、白月のこと名前で呼んだか?」
「っ!?お前、わかってたのか!?」
 どうやら悠介には春陽と雪愛にどんなやりとりがあったかお見通しだったらしい。
「やっぱりか。そりゃあの日の白月見てれば、それで終わりってことにはならねーだろうなってわかるだろ」
「…………」
「ま、いいじゃねえか。本人がそれを望んでるんだから。お前もさっさと諦めた方がいいぞ」
「うるせ」
 悠介が言いたいことは春陽にもわかっている。雪愛と関わってしまえば、春陽の望む根暗陰キャの平穏な学校生活、とはいかなくなるだろう。雪愛が自分から男である春陽に話しかけにいく、それだけでチラチラ見てくるクラスメイトがいるくらいだ。
 そこまで考え、春陽は大きなため息を吐くのだった。
 悠介はそんな春陽を見て笑みを浮かべた。可笑しかったからじゃない。春陽が自分の言いたいことを分かった上で、雪愛と関わりたくないと言わなかったことが嬉しかったのだ。

 しかし、雪愛たちのやり取りを見て、黙っていられない者達もいた。瑞穂、未来、香奈の三人だ。三人とも雪愛の行動には本気で驚いていた。雪愛が登校してきて、いつものように話そうと雪愛と瑞穂の席のところに集まっていたが、雪愛がちょっとごめんと言って春陽のところに向かったのだ。驚かないわけがない。
 三人は話し合い、雪愛から詳しく話を聞こうということで決まった。そのためには纏まった時間が必要だ。今は間が悪いことにテスト前である。テストが終わったらすぐに雪愛を拉致―――誘うことを三人は決めた。


 それからというもの、雪愛は一日に少なくとも一度は学校で春陽に話しかけるようになった。そんな時は自然と隣に座る悠介も交えて三人で話すことが増えた。

 あるときは―――、
「春陽くんってお昼いつもいないわよね。どこ行ってるの?」
「この時期は毎日って訳じゃないけど屋上行くことが多いな。暑くなって来たらさすがに教室で食べるけどさ」
「そうだったのか。屋上って俺行ったことねえわ」
 悠介も同じクラスになってすぐに気づき、春陽に聞いたのに、どこでもいいだろという答えしかもらえなかったのだ。そんなところにも春陽の変化が表れている。
「普通そうだろ。人がいないからいいんだよ。そういうところ、いくつか見つけてあるんだ。二人こそやっぱ教室で食べてるのか?」
「まあ、俺は弁当だし、教室だな」
「私もお弁当。瑞穂達と教室で食べてるわ」
「まあそうだよな。俺は学校に弁当なんて持ってきたことねえなぁ」
「そうなんだ。じゃあお昼は購買で買ってるの?」
「ん?ああ、菓子パン買ってる」
「……夜は?ちゃんと食べてる?」
「麻理さんみたいなこと言うんだな。弁当とかカップ麺とかちゃんと食べてるよ」
「……それはちゃんと食べてるって言わないと思うんだけど……」
 春陽の答えに雪愛は心配そうだ。眉を少し顰めている。
「お前、一人暮らし始めてからずっとだよな。またうちに食べに来いよ。うちの家族お前が来ると全員喜ぶから」
「ふぅん。佐伯くんのお家でご飯食べてるんだ」
 言いながら、雪愛は何か考えているようだった。
「たまにだぞ」
 雪愛にいつも悠介の家で食べていると思われるのは心外だと春陽は念を押すように言った。

 そしてそんな会話をしたからだろうか。翌日の昼休みのこと。
 雪愛は瑞穂達とお弁当を食べようと机を動かしたりして準備をしていたら、春陽が教室を出て行くのが見えた。
 それからはいつも通り四人でお弁当を食べ終えたのだが、時計を見ると昼休みはまだ二十分近く残っている。そこで雪愛はあることを思いついた。
「ごめん、みんな。私ちょっと席外すね」
 いつもなら四人でお喋りを楽しむ時間だが、雪愛は三人にそう声をかけると教室を出て行き、向かったのは屋上だった。春陽が屋上に行ったのではないかと思ったからだ。

 階段室の扉を開けてぱっと見渡すと屋上には誰もいなかった。
(春陽くん、今日は来てないのかなぁ)
 教室を出て行ったのは間違いないが、屋上に来た訳ではなかったのだろうか。いくつか人が来ないところを見つけているとは言っていたが……。
 ちょっぴり残念に思いながらも折角来たのだし、ということで、雪愛はフェンスの方に近づいた。
(風が気持ちいい)
 雪愛の口元に笑みが浮かぶ。
 今日は暖かくて爽やかな風が心地いい。雪愛は風になびく長い黒髪を片手で押さえ、目を瞑りながら少しの時間、風を感じていた。
 ただずっとここにいても仕方がない。
 雪愛は踵を返して教室に戻ろうとしたところで、階段室で影ができているところに男子生徒が一人寝転んでいるのが見えた。階段室の所からでは死角になっていて見えなかったのだ。
「春陽、くん?」
 聞こえるように言うつもりがないのか、小さく呟く雪愛。
 もし春陽なら寝ているのを邪魔したくはないし、もし違う男子だったら正直あまり近づきたくはない。そのため雪愛は少しずつゆっくりとその男子生徒に近づいた。そうしてある程度の距離まで近づいた雪愛はそこで寝ているのが春陽だと確信した。自然と雪愛の表情が明るくなる。足取りも軽やかになった。

 雪愛が隣までたどり着くと、春陽は目を閉じていて自分に気づいた様子はない。寝ているのか、目を閉じているだけなのかはわからないが、雪愛はそっと春陽が寝転んでいる隣に座った。
 近くで春陽の寝顔を見つめる雪愛。それだけでなんだか胸の辺りがぽかぽかしてくる。穏やかでいつまでもこうしていたい気分だ。
 けれどそれは長くは続かなかった。数分で春陽が目を開けてしまったから。
「……ん、……?……って雪愛!?」
 その反応で春陽が微睡んでいたとわかる。実際、春陽はさっさと菓子パンを食べた後、すぐに横になっていた。念のため、スマホのアラームをセットして。アラームよりも早く目を覚ました訳だが、誰もいないと思っていたのに隣に雪愛が座っていて、少し寝惚けていた春陽は心底驚いたのだ。
「ふふっ、おはよう、春陽くん」
「なんで雪愛がここに?」
 体を起こしながら春陽は尋ねる。
「春陽くんが教室を出て行くのが見えたからね。お弁当食べた後に来てみたの」
 たったそれだけのことでわざわざ屋上まで来たという雪愛に春陽はため息を吐きたい気分になった。
「そうか。……ずっとそこに座ってたのか?」
「ううん。残念ながら春陽くんすぐに起きちゃったから」
 いったい何が残念なのか。少しの時間だったとしても寝顔を見られたというのは男だって恥ずかしさは感じるのだ。
「…できれば黙って隣に座ってるのはやめてくれないか?せめて声をかけるとか。心臓に悪い」
「えー。どうしようかな?」
 春陽と話すのもいいが、あんな時間を過ごすのもいいものだと雪愛は知ってしまったから。
「……勘弁してくれ」
 春陽はため息を吐き、雪愛は楽しそうに笑っていた。
 その後、春陽のスマホのアラームが鳴ったため、二人は屋上を後にして教室へと戻るのだった。

 また別のときには―――、
「昨日気づいたんだけど、私春陽くんの連絡先知ってたのよね……今更気づくなんて自分で恥ずかしいわ」
 雪愛は春陽の誕生日以降、楓花と時々メッセージのやりとりをしている。あの日、楓花と連絡先を交換していたからだ。
 そして、昨日、学校で話すようになったと言う雪愛に楓花がメッセージのやりとりもしたらいいのに、と言ったのだ。確かお兄のもハル兄のも知ってるよね?と。そこで初めて雪愛はクラスグループを思い出した。
「?連絡先?」
「春陽くんもこのクラスのグループに名前あるでしょ?」
「あ~、春陽の登録したの俺なんだわ。こいつ放っておいたら絶対参加しねえから」
「ああ、始業式のときのか?今まで気にしたことなかったな」
 悠介は苦笑いだが、春陽は本気で忘れていたらしい。
「確かに、クラスのグループは、みんなで雑談するくらいだものね。私もほとんどは瑞穂達とのやりとりばっかりだから、四人のグループで話すことが多いし」
「クラスのやつは俺も正直たまに覗くくらいだわ」
「じゃあ問題ないな」
「そうじゃなくて。あのね、えと、春陽くんにメッセージ送ってもいい?」
「?用があれば送ってくれていい」
 春陽は別にブロックをしている訳ではない。グループを見ていないというだけでメッセージが個人宛に届けばちゃんと見ている。まあ送られてくるのはほぼ悠介か麻理なのだが。
「用がなきゃダメ、かな?」
「くくくっ。いいじゃねえか春陽!お前俺の時みたいに既読スルー連発とかすんなよ?」
 不安そうな雪愛を見て、もう何度目かもわからない『これがあの白月雪愛か』という思いとどこまでも初々しい二人のやりとりに悠介は笑いがこみ上げた。
「駄目ってことはない。バイト中は無理だけど、それ以外はまあちゃんと返すようにする」
 悠介を一睨みし、春陽は雪愛に答えた。
「うん!ありがと春陽くん」

 それから春陽と雪愛は時々メッセージのやりとりもするようになる。
 だが、春陽があまりメッセージのやりとりをしない様子だったので、どんな内容がいいか、どれくらいの頻度なら嫌がれないかなど雪愛は新たな悩みを抱えることになるのだった。

 悠介が一緒にいるため大分緩和されているが、雪愛と話す春陽と悠介は教室で目立っていた。雪愛が自分から話しに行く男子が二人だけなのだから当然だろう。その事にフラストレーションが溜まっている者がいることを雪愛は全く気づいていなかった。

 そうして、日々は過ぎていき、日曜日。
 明日から三日間は中間テストだ。
 夕食を食べ、お風呂も入り終えた雪愛は、寝るまで勉強しようと机に向かっていた。
 キリのいいところまで勉強を終えた雪愛はグッと伸びをして時計を見た。九時を少し過ぎたところだ。
 ふと春陽は今どうしてるかなと思った雪愛は、春陽にメッセージを送ることにした。
 こんばんはのスタンプの後、
『今何してた?私は明日の勉強中』
 すると少しして既読が付きすぐに返信が来た。
『俺も少し勉強してた』
『ご飯はちゃんと食べた?』
『心配しすぎ。ちゃんと食べたよ。雪愛は?』
『私もちゃんと食べたよ。勉強は順調?』

 そんな風に取り留めのないやりとりを少しした後、雪愛は春陽に聞いた。
『少しだけ電話してもいい?』
 春陽と直接話したくなったのだ。声を聞きたくなったと言ってもいいかもしれない。
 今回は既読が付いてから少しだけ時間が経った。
 体感ではものすごく長い時間だったが、実際は一分も経っていない。
 やっぱり迷惑だったかなと落ち込みかけていた時、雪愛のスマホが着信を知らせた。

「は、はい!」
 慌てて通話をタップする雪愛。
「どうした?何かあったか?」
 春陽の落ち着いた声がスマホ越しに雪愛の耳に響いた。
「ううん。何かあったとかじゃないの。ごめんね、勉強中に。…迷惑だったかな?」
 そうだと言われたらすぐに切ろう、と雪愛は心に決める。
「いや、電話したの俺だから。雪愛こそ勉強大丈夫か?」
 春陽の声は笑いを堪えているようだった。
「そっか、うん…そっか。あ、私の方は大丈夫。キリのいいところまで終わったし、何とかなると思う」
 雪愛は春陽の言葉を噛み締めてから、答えた。
「俺も。多分赤点にはならないと思う」
「ふふっ。なんで最初から赤点が基準なの?」
「麻理さんが赤点だけはダメだって煩いんだよ。中学の頃からずっと」

 実際、雪愛は一年の時、上位の成績だった。二年でも今のところ授業についていけないということもないからこその言葉だ。
 春陽はというと、中位くらいの成績をキープしていた。
 しかし、それは春陽が勉強を苦手としているとかではなく、単に春陽の優先順位がバイト優先で、家に帰れば疲れて早めに寝てしまうことも多く、授業以外であまり勉強をしていないからだ。
 それで中位くらいをキープしているのは、すごいと褒めるべきなのか、やればもっとできるのにと嘆くべきなのか、人によって分かれるところだろう。

 その後も話は途切れることなく、ふと時計を見たらすでに一時間が経っていた。
 楽しい時間というのは本当に経つのが早い。
「ごめんなさい。もう一時間くらい話しちゃってる」
「ん?……ああ本当だ。そんなに話してたんだな」
 気づかなかった、とその言葉に春陽も時間が経つのが早かったと感じてくれていたのかと雪愛は嬉しくなる。

「この後もまだ勉強するのか?」
「うーん、どうしようかな…」
「電話した俺が言うのもなんだけど、明日が本番なんだしあんまり夜更かしするなよ」
「っ、うん。ありがとう」
 春陽が気にかけてくれたことが嬉しい。
「じゃあ、おやすみ雪愛」
「おやすみなさい、春陽くん」

 雪愛は通話の終わったスマホを胸に抱き、温かい気持ちになりながらほっと息を吐いた。
 そして、最後の確認にとノートを見直して、春陽に言われたとおり三十分後にはベッドに入ったのだった。
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