ある日、突然 花嫁に!!

ひろろ

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番外編 3

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 司会者の呼びかけに、皆がモニターに注目すると、どこかの会場にいる赤いエプロン姿の老人2人が映し出された。


「えっ、お爺様?」


「は?お爺様、何をしているのですか?」


 軽米と和希は当然驚いているが、柚花は、2人がお爺様と呼んだ事に驚いていた。 


 2人の祖父達は、とても緊張している様子だ。


「もう、もう話していいですか?

はい花嫁の祖父、軽米茂雄でございます。
彩香、和希君、おめでとうございます」


「……はい、次どうぞ。

……前沢さん、お願いします」


 あらら、カメラマンをしている外崎さんの声が入っちゃてる、ま、いいけど。


「フッフォン、皆さま、新郎の祖父の前沢和夫です。
よろしくお願い申します。

和希、彩香さん、結婚おめでとう」


 モニターでは、話しは続く。


「本日は、わしら友人コンビが2人を祝って、餅つきをしたいと思います」


そう言った途端に、静止画になった。


 2人の祖父の前には、きねと臼が置かれている。


高齢者に餅をつかせるのか?と、どよめく会場を沈めるため、司会者が補足する。


「皆様、どうかご安心下さい……」


 軽米と和希は、それぞれの祖父を目で捜すが姿を見つけることができなかった。


「えー、本気で餅つきをする気?
腰を痛めちゃうぞ!
西崎さん、辞めさせて下さい。
俺が代わりますから!」


 和希が動揺していると、再びモニターから声がした。


「……と思ったが、ホテルの方に止められたので、やめました」


 和希の祖父が言うと、男性スタッフ3人が現れ、杵と臼の撤去を始めた。


 披露宴会場では、新郎新婦、ゲスト達がポカンとその光景を眺めている。


すると、赤いエプロン姿の男性が大きなザルに入った餅米と水が入った2個の容器をワゴンで運んで来た。


「わっ、あの人、野口シェフですか?」


 軽米は、振り向いて柚花に確認した。


「そうなの。
向こうから、手伝わせてくれって。

軽米さんがカレンダホテルCMの共演者だから、お祝いの代わりだそうです。
ただの、目立ちたがり屋でしょうけど」


 モニターの映像は、四角い機械を映し出していた。


「わしが、嫁ぐ孫の為に何かしてやりたくて、餅つきをさせてほしいと頼みました。
わしらは、まだまだ若いつもりなんですがね」


 軽米の祖父が話し、後を和希の祖父が引き継ぎ話す。


「高齢を理由に、周囲から心配をされてしまい、不本意ながら、この餅つき機で餅を作ることに致しました。

皆様、どうかお許しください」


 祖父達が話している間に、野口が準備をする。


「お爺様……私の身体を心配して、代わりに餅つきをして下さるのね……。
ありがと……ううぅ」


「アヤ、目を閉じて……」


 和希は、涙する軽米の目元をそっと白い布でぬぐってあげた。


 おお前沢さん、なんて優しい人なんだろう!


などと、柚花でさえ感動するのだから、軽米も照れながら、感激した様子だ。


「和希さん、ありがとう……。

って、えっ?
もしかして、これウエディンググローブ?」


「そう、手袋だよ。それなら拭けると思ってさ」


広げて見たら、白い手袋がファンデーションで少し汚れていた。


「持って歩くだけだし、そんな汚れなんて他から見えないよ。

それより、始まるみたい」


 前沢さん、そのグローブは、諸説あるけれど、花嫁を守る剣の代わりで、神聖なものなんですよ。


でも、まあ、これも軽米さんを守っている内に入るのかな?あっ、始まった。


 モニターの映像は、祖父達がそれぞれ餅つき機の中に水を入れて、野口が釜をセットしているところになった。


セットが完了すると、野口のアップになり話し出す。


「これからおふたりに、水を切った餅米をこの中に入れて頂きます。

では、どうぞ」


「はっ、そーれ」「うんっ、どっこい」


思い思いのかけ声と共に、重い大きなザルを2人で運び、何とか釜の中へ餅米を投入した。


ザルに残った餅米は、野口が丁寧に取り釜の中へと入れた。


「それでは蓋を閉めて、このボタンを押して下さい。どうぞ」


 祖父達が蓋を閉め、スイッチを押すと、餅つき機が動き始めた。


祖父達は、腰を伸ばし満足そうな顔をする。


「カズ、協力してくれてありがとう。
孫を、どうかどうか宜しく頼みます。
困ったら、助けてやってほしい」


「わしらの孫だ、協力して当たり前さ。

シゲ、彩香さんは、わしが大事にするから安心しろよ」


 祖父達の映像を流していると、野口が割り込み、話し始める。


「只今、餅つき機は、蒸し作業をしておりまして、次に作業をしたのち、お餅が出来き上がります。

そのあとは、カレンダホテル 調理スタッフにお任せ下さい。 

では、会場にお返しします」


 という映像で終了したから、和希はホッとし、軽米は再び涙した。


「これで拭く?」


 和希がウエディンググローブを差し出したから、軽米は静かに拒否をしたところで、司会者がアナウンスする。


「皆様、お伝えしませんでしたが、中継は生ではございません。

実は、もうお餅が出来上がっております。
さあ、登場して頂きましょう!」


 軽快な曲と共に、スタッフ用の扉から登場したのは、もちろん祖父達だ。


その後ろから、複数の籐籠が載ったワゴンが運ばれて来た。


籐籠の中には、小分けにされた餅が入っている。


 祖父達が、司会者に促され自席へ戻るのを見届け、柚花は詫びる。


「前沢さん、軽米さん、黙っていてごめんなさい。

軽米さんの体調を考えて、ブライダルチームで餅つきをする計画だったけれど、変更になったから、この際、サプライズにしようということに。

ここからは、プラン通りですから」


「いえ、私の祖父が無理を言ったようで、すみません。
だけど、嬉しかったです」


「俺も嬉しかったです。
ありがとうございました」


「とても素敵なお爺さま方ですね。
こちらこそ、ご協力に感謝しております。
それで、これからキャンドルサービスの代わりの、お餅サービスですが、軽米さん出来そうですか?」


 軽米は、一瞬で顔がこわばったが、すぐに笑顔を作った。


「大丈夫です。
気分は良くなりました。

あっ、そうだ、忘れていたんですが。
実家から、土と水は届いていますよね?」


 あっ、やっぱ確認するよね。


聞かれたくなかったよ。


「はい」


もう、顔が引きるぅ。


 実は、カレンダホテルの土でございます、なんて本人にだって言えないわ。


どうしよう。


「和希さん、私の実家の土は、他所から運んできたもので赤茶色なの」


 えっ、赤茶色?


ヤバい、ここの土は黄褐色おうかっしょくだ!


 柚花が衝撃を受けていると、インカムから倉田チーフの声がした。


「西崎さん、西崎さん、何をしているの?
早く、スタンバイしなさい」


「西崎、はいっ、了解です」

…………………

 いけない、今は、お餅サービスに集中しないと。


軽米さんの体調が、少しは良くなったみたいだけど、ゲストとの会話は出来るかしら?


「西崎さん、そんな心配顔をしなくても、私、大丈夫です。うっぷ。

野村さん、お餅ワゴン運びを宜しくお願いします」


 今から、軽米と和希が腕を組んで歩き、各テーブルに先程のお餅が入った籐籠を置いていくのだ。


和希の友人席には、もちろん智也と匠海もいる。


ニヤニヤしている友人達の前で、和希は恥ずかしそうに挨拶をする。


「何だよ、笑うなよ、もう。

えー皆様、本日は私達の為に、ありがとうございます。 

籠の中に、小さな丸餅2個が入った袋が人数分あるので、お受け取り下さい」


「はーい」


「おお、お前ら息が合っているじゃないか、楽しんでくれているのかな?」


「はーい、ワッハッハッ」


 中、高、大学時代の友人達は、もう仲良くなり、お酒も進み盛り上がっているようだ。


「和希、ドレス色当てクイズはやらないんだな。
やっていたら、俺、白色って当ててたぞ。賞品をくれよ」


「わかった智也、餅をやる!はっはっは」


 普段、そんなに飲まない匠海も、飲んでいるらしく、2人に話しかける。


「和希、おめでとう!軽米さん、いや、奥さんもおめでとうございます。

この僕が、君たちの仲の良さをしっかりと撮ってあげましたから!

なんか、妬けるなぁ、ホント羨ましい、
ほーら、見てみろ、バーン」


「あっ、コラっ、恥ずいだろう。
盗撮はやめろよぉ」


 匠海が見せたのは、和希が軽米の涙をウエディンググローブで拭いている画像だった。


「いいなぁ、仲が良くてぇ、ホント羨ましいな、2人とも、幸せになってくれ」


「うん、匠海ありがとうなっ!
皆んなも、ありがとう!
じゃあ、またあとで」


 和希が他のテーブルでも、隣にいる軽米を気遣い、ゲストとの会話を一手に引き受けていたことを、柚花は分かっている。


 高砂席へ戻ると、言わずにはいられなかった。


「軽米さん、前沢さんと出逢えて良かったね」


「はい、これも折原さんと、西……いえ柚花さんのお陰です。
ねっ、和希さん?」


「そうそう、その通り!
匠海には気の毒だったけど、俺も出逢えたことに感謝しているんだ」


「まあ、そういう私も智也さんと出逢っちゃったから、あははは」


3人で談笑している中、柚花の耳に覚えのある声が聞こえてきた。


「に、し、ざ、き、さん応答しなさい!」


「あっ、はい、倉田チーフ、西崎です。
はい、スタンバイします」


 ああ、セレモニーのお時間です。

…………………

「皆様、これより水合わせの儀及び植樹の儀を行います」


 水合わせの儀とは言葉そのままに、新郎新婦の実家の水を合わせる儀式で、内容は様々だ。

 
 植樹の儀も言葉そのままに、苗木を植える儀式だが、こちらもやり方は様々にある。


 今回は披露宴前に、あらかじめゲストに土を盛ってもらい、仕上げに、互いの実家から持ち寄った土を盛り、最後に合わせた水をかける儀式となる。


「皆様、ステージ前をご覧下さい。

こちらにございますのは、皆様に御協力頂いた、鉢植えのレモンの木です。

通常、レモンの木には、とげがございますが、成長するにつれて棘が減っていく品種だそうです。

こちらは、苗木になって2年目。
高さは、70センチ位でしょうか。

只今より仕上げの作業を、新郎新婦、ご両親方にして頂きます」


 司会者が説明をすると、円形で大きな深めの容器が運ばれてきた。


 わっ、始まる!


この容器に、軽米家と前沢家の土を入れて混ぜるのよね。


あーあ、偽物の土だと気づかれちゃう。


軽米さんごめんね、言えなかったの。


 柚花が困り顔をしていると、ステージ前に出て来た軽米母と目が合った。


すると、にっこり笑顔で会釈をされたから柚花も返すと、軽米母は帯留め辺りでさり気なくVサインをしたのだ。


 うん?ありがとうの意味かしら?


「こちらに、2つのガラスのバケツがございます。

無印の方が新郎前沢家のもの、ハートマークの方が新婦軽米家のものです。

比べて見ますと、色が違いますね。

前沢家の方は黒っぽい土で、軽米家の方は赤茶色の土ですね。

さあ、和希さん彩香さん、土を容器の中へ入れて、シャベルで混ぜて下さい」


 えっ?


軽米家の土が赤茶色?黄褐色じゃなくて?


えっ、何で?


そっか、家政婦さんが持って来てくれたのか!


 もしかして、倉田チーフが言いかけたのって、持ってきてくれたと伝えたかったのかしら。


とにかく、間に合って良かったわ。


 考え事をしている間に、セレモニーは進んでいた。


「……よく混ざりましたね。
これで、ご両家の絆が一層深まりました。

それでは、ご両家のお父様、お母様、シャベルで植木鉢の中へ土をお入れ下さい」


 両家の両親は、子の幸せを願い土を盛っていく。


「前沢さん、どうか、どうか、娘を宜しくお願いします」


 軽米の両親が、深々とお辞儀をし、頼む姿を見て軽米は涙ぐむ。


「私のために、あんなに頭を下げて、お願いをしてくれるなんて……。
初めて見た……。うぅぅ」


「ごめんね、軽米さん、泣くのはもう少し我慢して……。

まだ、水合わせの儀があるから……」


 柚花も、もらい泣きしそうなのを我慢して言うと、和希が優しく声をかける。


「そうだよアヤ、もう少し我慢して、ほら涙を拭こう……」


言いながら、白い布で頬を拭ってあげた。


「……あ、ありがとう、それ、アレよね。でも……うれしい」


 司会者は、軽米が落ち着いたのを見て進行する。


「これより、水合わせの儀を行います。

土と同様に、ご両家からお水をお持ち頂きました。

この無印のピッチャーには、前沢家のお水が。
ハートマークのピッチャーには、軽米家のお水が入っています。

それでは、ひとつのジョウロにお水を入れて頂きましょう」


 2人は、見つめ合うとピッチャーを持ち、ゆっくりとジョウロへ水を注いだ。


「はい、ジョウロの中でご両家のお水が合わさりました。

混ざり合い、それぞれを分ける事は、もうできません。

新たなお水の誕生です。

これまで、違う環境で育ってきたお2人ですが、このお水の様にお互いの環境に慣れ親しみ、新たな環境、家庭を築いていけますように。

そんな願いを込めて、このお水をレモンの木へ掛けて頂きましょう」


 泣き顔の軽米と笑顔の和希がレモンの木に水をあげると、盛大に拍手が起こった。


 軽米さん、貴女の未来がずっと明るいものでありますように。


祈りながら、柚花も拍手をする。

……………

 ステージの近くで写真を撮っていた匠海と智也も、力一杯拍手をしていた。


「なあ、智也。
和希、めちゃくちゃ嬉しそうだな。

あの2人、ずっと仲良く暮らしてほしいよ」


「うん、そうだね。
ずっと一緒にいてもらいたい。

……で、匠海の心の傷は、癒えたのか?」


「何だよ智也、いきなりだな」


「ごめん、ずっと気になっていたから」 


「うーん、まあ、癒えたかな。
智也、心配してくれてありがとう。

……そのうち、会わせるよ」


「えっ、マジ?
いつ会わせてくれる?」


「は?そのうちだよ。
ほら智也、席に戻るよ。

あ、そうだ、何で和希は、植樹にレモンの木を選んだのかな?」


「ああ軽米さんが、食べられる果物がいい、酸っぱい物がいいって言うから、俺がレモンにしたら?って言ったんだ。

少し棘が気になるけど、白い可愛い花も咲くから、匠海もどうかな?」


「おい、君、ここで商売はやめなさい。
さっ、料理を食べよう」

……………

 こうして和やかに時は過ぎ、無事に披露宴は終了した。


 ブライズルームに戻り、軽米はドレスを脱ぐと、トイレに駆け込んだ。


「あ、出て来た。
軽米さん、大丈夫?
ずっと吐き気と戦っていたんでしょ?
お疲れ様でした」


「すみません、気が抜けたら我慢が出来なくなって。

西崎さん、松本さん、吉田さん、お世話になり有り難うございました。

スッキリとしたら、すっごくお腹が空きました。

あー!鯛茶漬け、食べれば良かったぁ」


 軽米が鏡の前に座り悔いていると、髪を解いていた松本が鏡を覗き込む。


「食べられなかったのは、残念だったでしょうけど、悪阻の中、無事に済んだだけでも良しとしましょうね」


「本当そうですよ。
私も松本さんも心配で、覗きに行きましたよ。
そしたら、前沢様が軽米さんの涙を拭いてあげているところで……。
もう、羨ましくて!
軽米さんは、幸せ者ですよ」


 和希は着替えが済み、先にソファで休んでいるため、この場にはいない。


「はい、優しいです。
家事も出来るし、顔も良いし、背も高いし、完璧な人です。
あ、のろけて、ごめんなさい」


「まっ、軽米さん、言ってくれますね。一体、どこで見つけてきたんですか?」


「えっ、吉田さんも確かあの日にいましたよね?

あの船上結婚式の時です。
西崎、いえ、丸山さんが身代わり花嫁をした日、その新郎のお友達が前沢さんだったんです」


 そう、私と軽米さんの運命が動き出したのは、あの日の出逢いがあったから。


全ては、和希さんと前沢さんが、船の中にある、ブライズルームを訪ねて来た時から始まった。


「コン、コン」


 そうそう、こんな風に訪ねて来たのよね。


 柚花は、ドアを開けて驚いた。


思い出に浸っていたら、智也と匠海がやって来たからだ。


「ごめん柚花、そろそろ和希の着替えが終わると思って、様子を見に来ちゃった」


 智也の声に気づいた和希は、2人を招き入れた。


「和希、ビックニュースがあるぞ!

匠海が近いうち、なんと、彼女を紹介してくれるって!
いやぁ、今日はめでたい、めでたいな」


「えっ、智也違うぞ、そのうちな、って言っただろう?」


「へえ、ホントだ、ビックニュースだよ。
そっかそっか、立ち直ってくれて良かったよ。
俺ら、これでも心配してたんだぞ。
良かったよー、おめでとう」


 和希は、嬉しさのあまり匠海の両手を握って上下に振る。


「ちょ、ちょっと、何でおめでとうなんだよ。
それを言うのは、まだまだ先だろう?」


「わかった、わかった。
話しはロビーで聞くから。
ちょっと待って、うちのワイフに言ってくるから」


 軽米の所から戻ってきた和希を見て、智也と匠海はニヤニヤ笑いが止まらない。


「何だよ、ほら2人共、早くロビーに行くぞ!」


 真っ赤な顔の和希は、2人を連れて出て行ったが、廊下から声が聞こえてくる。


「はっはっは、うちのワイフだってぇ。
和希がぁ、ワイフなんて言ってるぅ。
智也も聞いただろう?
ワイフだってぇ……」


 あーあ、あんなに大声で話すなんて、たっ君たら、相当アルコールを飲んだのね。


……聞こえてきちゃったけど、たっ君に結婚を意識する女性が現れたという事かな?


それなら、良かった。


 以前の私は、偽妻を演じてから、たっ君に対して仲間意識が芽生え、勝手に同志と思っていたし。


 もしかしたら、別の感情が微かにあったか、よくは分からなかったけれど。


 私が西崎智也さんと出逢えたのは、紛れもなく、たっ君のおかげだから、貴方にも、誰かと生きてもらいたいと思っていたの。


 あるわけ無いでしょうけど、もしもカレンダホテルで婚礼式をするのなら、担当は、もちろん私にお任せ下さい。


 心よりお待ちしております。
    
             
          完
             
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