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第四十八話 本屋の仕切りの間はアレ・・・。
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二人は、刀を直して貰える刀鍛冶に向かった。まあ、歩いて10分程度かかるところだろう。近くにあった書物問屋なぜか寄ってしまったようだ。
「確か、ここにあったよね」
「そう。ここだったような気がする」
少し歩くと
「あ……本の看板があるからここだ。」
「そうだね。さすがレン君だぁ。意外と大きな場所だね。二階建て―三階建て―まあ、いいとしよう」
「そう。まあ、入るか」
中に入ると本日のおすすめの本が並んでいた。例えば、「二週間で覚えれる!!簡単に刀を扱う方法」など役に立つようなものから「視点を変えた源氏物語その二」また、大人気だと呼ばれるのが「南総里見八犬伝 」である。そのほかにも様々な本が置いてある。レオンが少し目に止まってしまったのが「春画」である。これは少し高く値段が設定されており、子供が手を出せないようになっていた。でも、買ってもなんの問題にもなりません。家に帰ったら隠す必要はある。見つかると―
「レン君。なにみているの?」
「やばっ。こんなところを見られてしまったら―店の中をぐるりと回ろうと思って」
「なるほど。私もついてくわ」
「まじかよ―いいよ。」
「どっちから行く?私はどちらでもいいよ」
「こっちから行こう」
「分かった。」
なんと女性向けの「春画」が置いてあったが、彼女は素通りだ。興味はないらしい。さすが貴族の子供と言ったところだろうか?
「ここも魅力ある本が沢山あったね。」
「そ、そう。この世界にも春画があるとは知らなかった。あまり、紙の技術が発達していないようだからこっそりでも教えに行こうかな」
「なんか言った?」
「いや何でもない」
どうなるだろうか
隣の店には、貸本問屋があった。問屋である必要性はわからないがまあ本を買う必要はなく一週間程度で返す必要はある。値段としては「南総里見八犬伝」は普通なら銀貨一枚と銅貨五〇枚。だが、貸本問屋であれば、銅貨七十枚となる。とてもお値打ちだ。
★★★★★★★★★★★★★
書物問屋を出て、少し歩くとギルドの職員が紹介した刀を治してくれる場所だ。
「ここだね。なんか静かだね。」
「そうだね。まあ、お願いしてもらおう。」
「すいません。刀を直してほしいです。」
「おう。いらっしゃい。どっかから盗んだのかい?今回は見逃すから返しなさい」
「いやいや。盗んでいません」
「そんなわけねぇーだろ。刀は大人でも買えない代物だぞ。ひとつ、100金貨だ。子供は絶対に無理だ。盗むしかあり得ん」
「そ、そんなに高いのですか。でも、これは僕のですよ。ここに印がついているじゃないですか?」
「ほ、本当だ。疑ってすまない。それでこれを直してほしいか。どれどれ」
東の国では、刀はとても貴重だ。金貨100枚でも安い方と言われ、高い物であれば白金貨2枚というやつもある。
「うーん。これは凄いな。作りがしっかりしていてうちらではできない代物だ。修理ぐらいならできると思うぞ。」
「そうですか。僕も、少しだけ刀を作ってみたことはありますが、なかなか難しかった。」
「え。やったことあるのか。―」
店主は固まってしまった。
「確か、ここにあったよね」
「そう。ここだったような気がする」
少し歩くと
「あ……本の看板があるからここだ。」
「そうだね。さすがレン君だぁ。意外と大きな場所だね。二階建て―三階建て―まあ、いいとしよう」
「そう。まあ、入るか」
中に入ると本日のおすすめの本が並んでいた。例えば、「二週間で覚えれる!!簡単に刀を扱う方法」など役に立つようなものから「視点を変えた源氏物語その二」また、大人気だと呼ばれるのが「南総里見八犬伝 」である。そのほかにも様々な本が置いてある。レオンが少し目に止まってしまったのが「春画」である。これは少し高く値段が設定されており、子供が手を出せないようになっていた。でも、買ってもなんの問題にもなりません。家に帰ったら隠す必要はある。見つかると―
「レン君。なにみているの?」
「やばっ。こんなところを見られてしまったら―店の中をぐるりと回ろうと思って」
「なるほど。私もついてくわ」
「まじかよ―いいよ。」
「どっちから行く?私はどちらでもいいよ」
「こっちから行こう」
「分かった。」
なんと女性向けの「春画」が置いてあったが、彼女は素通りだ。興味はないらしい。さすが貴族の子供と言ったところだろうか?
「ここも魅力ある本が沢山あったね。」
「そ、そう。この世界にも春画があるとは知らなかった。あまり、紙の技術が発達していないようだからこっそりでも教えに行こうかな」
「なんか言った?」
「いや何でもない」
どうなるだろうか
隣の店には、貸本問屋があった。問屋である必要性はわからないがまあ本を買う必要はなく一週間程度で返す必要はある。値段としては「南総里見八犬伝」は普通なら銀貨一枚と銅貨五〇枚。だが、貸本問屋であれば、銅貨七十枚となる。とてもお値打ちだ。
★★★★★★★★★★★★★
書物問屋を出て、少し歩くとギルドの職員が紹介した刀を治してくれる場所だ。
「ここだね。なんか静かだね。」
「そうだね。まあ、お願いしてもらおう。」
「すいません。刀を直してほしいです。」
「おう。いらっしゃい。どっかから盗んだのかい?今回は見逃すから返しなさい」
「いやいや。盗んでいません」
「そんなわけねぇーだろ。刀は大人でも買えない代物だぞ。ひとつ、100金貨だ。子供は絶対に無理だ。盗むしかあり得ん」
「そ、そんなに高いのですか。でも、これは僕のですよ。ここに印がついているじゃないですか?」
「ほ、本当だ。疑ってすまない。それでこれを直してほしいか。どれどれ」
東の国では、刀はとても貴重だ。金貨100枚でも安い方と言われ、高い物であれば白金貨2枚というやつもある。
「うーん。これは凄いな。作りがしっかりしていてうちらではできない代物だ。修理ぐらいならできると思うぞ。」
「そうですか。僕も、少しだけ刀を作ってみたことはありますが、なかなか難しかった。」
「え。やったことあるのか。―」
店主は固まってしまった。
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