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第四十四話 地面に刺さっている剣を抜くともしかして伝説の剣??
しおりを挟む2時間ぐらいだろうか。馬車を走ると帝王の大きな壁が見えてきて、門も見えてきた。やはり、兵がいるため、入国の審査をされるのだろう。
「レン君、もうすぐだねぇ。意外と宿屋から長かったよ。」
「そう。なんか変な誘いばかりいて追い払うのに時間かかった。」
「そうそう。とてもうざかったよ。」
「うん。」
門に着か付き、兵から声を掛けられた。
「君たち、入国するのかな?」
「「そうです。」」
「そうか。この国での目的は何かな?あと、どちらか一人でいいから」
「すいません。ええと、東……観光目的です。噂によるとおいしい食べ物があると聞いたので」
「そうかそうか。じゃあ、滞在日数は2日というところだな。」
「そ、そうです。」
「ギルドカードは持っている?持っていなければ、ここで銀貨3枚頂くことになっている」
「はい。持っています。」
「了解した。少し確認してくるから待っていてください。」
入国するときにギルドカードがあれば、簡単に入ることができる。門兵が確認することで何処から来たや犯罪記録や奴隷の数・証明など様々なことが確認ができる。しかし、他国に移動する者は平民でも富豪か貴族ぐらいしかありえない。それか、逃げてきた。それぐらいである。
「確認できました。ようこそ、わが国へ」
「君たちのねらいは察し、すぐに出国するとは思うがお店などは見て行ってくれ」
「はい。ありがとうございます。」
場所は動く、中に入るとガヤガヤしていて盛り上がっていることは馬車の中でも分かるぐらいであり、宿屋に移動のため二人は下りずに向かった。
「レン君、とても外が騒がしくて楽しいそうだわ。」
「なんか、うるさい。早く宿屋についてくれないかな」
「えぇ。うるさくないって。降りたらもっとうるさいのだよ。」
「そうだよね―」
宿屋に着き、部屋を取り、馬車を預けた。宿泊代に馬の餌代も入っているだとのこと。二人で金貨1まいと言っていたため、道の途中にあった宿屋とは見た目からすべてが違いそうだ。
「どこ行こうか?」
「そうだね。お洒落にカフェってどうだろう?」
「いいけど、散策してからにしよう」
「そうだね。武器屋いこうよ。」
「そう。何かいつもとは違う装備が見つかるかもしれない」
「じゃあ決まり。場所は私に任せて!」
「調べてきた?」
「いいえ。知らないけど?何とかなるでしょう。レン君の探知魔法で道案内出来ない?」
「いや。たぶんできるけど、街の人に話を聞いた方がよくない?」
「そう……だよね。」
宿屋のおば……お姉さんに話を聞いて、武器屋の行き方がすぐにわかった。ついでにおすすめのお店についても聞いていた。
「宿屋の道路向かい側の右から五軒目が武器屋ということだけど……これだと思う」
そう武器屋の目印として、抜けた人にこの伝説の剣上げます。という感じに建物の前に剣が地面に向かってぶっさしてある。しかし、これは剣のように見えるが、実は柄から地面までは剣のようにしてあり、地面からはただの石であるため、抜けたとしても弁償するほどなので要注意。修理として、金貨20枚。
「レン君、これだよ。だって、剣刺さっているよ。」
「そうだよね。」
二人は手をつないで仲良く入ったとさ。
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お読みいただきありがとうございます。
白川郷の合掌造りを見に行ってきました。
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