自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

棚から牡丹

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第四十ニ話 突然道端で物拾うことってよくある。(でござる。)

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 もうすぐ夏休みのようで、クラスの中は浮かれ気分だ。試験も無事……多分だが、終わりあと残すべき日にちは二日ばかりだ。

「あぁーもう夏休みだよ」

「そうだね。試験も無事に終わったことだし。夏休みはなにしようかな」

「うーん。ぼぅーと一ヶ月を過ごすというのも手だと思うな。」

「レン君。それはだめだよぉ」

「いいじゃないか。そのために夏やすみはあるのだからね」

「あぁ。そう」

彼女は、納得はしていないものの、どうでも良くなったようで反応した。

夏休みは順調に訪れ、2日目になるところでいつものメンバーで集まっていたようだ。

「では、東の国に行くための計画をしようと思う。」

「そうだねぇ。私は行けるけど、ゼン君もアロ君も流石に行けないよね」

「俺は、国外に出ることはできないな。父さんも許してくれないし、護衛を付けていかないと行かないとなると、王子というのがバレバレになってしまうな。まあ、帝国で取り押さえられては戦争が起こってしまうかもしれないからな、やめておくよ」

「そうだよな。二人で行くことになってしまうね。」

「お……俺は一応聞いてみるよ。だって楽しそうじゃんか。置いてくつもりかよ!!」

「わ……わかった。でも、国王様に却下されると思う。だって、留学生で来ているわけだから、何かあったら・・・・・」

「うーん。父さん聞くから待っていてよ!」

「は、はい。」

4人は、話すと言っても最初から決まっているも同然と言うべきだった。ゼアンは王子だからいけないのは確実だったからだ。彼はどのようなになるか不明だ。

「レン君は、東の国に行ったら何をするの?」

「刀を治して貰おうと思っているよ。」

「刀って何のこと?食べれる物?美味しいの?」

「た、食べれない。武器だよ。今から出すから待って」

「そう言えば聞いたことあるな。城の中の本に刀について書いてあって、東の国の職人しか作れないものだと書いてあったな。なんでそんなものレンが持っているんだ?」

「み……道端で拾ったんだ!!なんかピカーンと光っているものを見つけたから、拾ったら武器だったから貰っておいた」

「へぇー。嘘っぽい。まあ、いいや」

「それより、東の国には、父上が馬車を出してくれるらしいからそれで行くつもりだよ」

「ほう。やるね!流石に徒歩では行けないよね。」

「そうだね。詳しいことはアロがいけるかだけだ。」

「また、来週決めよう。」

 四人は一致したため、今回は解散となった。東の国までは4日ほどかかる。途中帝国を過ぎることになるため、時間がかかる。う回でもいいが8日はかかってしまうため、帝国を通って行った方が安全となる。―何も起きなければ。

「あ、刀、出していなかった―」

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