自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

棚から牡丹

文字の大きさ
上 下
37 / 59

第三十七話 ドラゴン?を討伐でござる。

しおりを挟む
遅れました。

多分三人称になっていると思います。

===========
 二人は、洞窟の中へ入っていた。入るとひんやりしていたようで、彼女は少し寒そうだった。入り口付近の魔物はスライムしか居なかった。なので、無視したいとこであろうが山ほど居たので二人は半分ずつぐらいでほとんどをすぐに倒せれたようだ。

「レン君いっぱいいたね。びっくりしたけどあんなにいたの全くお金にはならないね」

「そうだね。だから、倒したくないけど通れなかったから仕方がない」

 二人はしゃべりながら、一段下がった。すると、オークが十体いて二人はすぐに取り掛かった。いつものように彼女が矢で先制攻撃を仕掛け、それからレオンが攻撃を仕掛けるという。すると、すぐにオーク十体が倒せたようだ。二階に進んでいるようだが、スライムなどしか出現しなくて、二人はとても詰まらなそうな顔をしていた。

 階段を下りると、とてもきれいな草が生えていた。

「レン君、これはもしかして薬草かもしれないね」

「そうだね。ギルド職員の案内には薬草を取ってほしいとは書いてなかったから、少しだけ取っていこう」

 二人は話し合って、薬草を取りアイテムボックスの中に入れていた。

 少し進んで5階層まで来ている。二人は順調に進んでいて時より話ながら歩いている。すると、ケンタウロスが二体現れた。いつものように先制攻撃を仕掛けるはずだったが、レオンが待てと言っていた。
「この前の短剣を走ってくるケンタウロスに投げてみて」

「わかったよ。目に向かって投げるわ」

「うん」

 彼女はレオンに言われた通りに投げた。でも、ケンタウロスには掠っただけで、ダメージはくらってないように見える。ケンタウロスはそれで怒り狂ったような漢字を見せ、いつもの倍の速さになった。

「リナ。危ないから離れろ。そして戦闘態勢をいつものに戻して」

「わかった。」

 彼女は慌てて逃げてしまった。その時に後しろを向いてしまったので、ケンタウロスの位置が分からなくなってしまったようだ。

「レン君、ケンタウロスはどこにいる?」

「ケンタウロスより、リナは遠くに逃げすぎでしょ」

「本当だ。レン君が小さく見える。」

「仕方がないから、一人で倒してしまうよ。」

 レオンはケンタウロスに注意を引かせ、こちらに走らせるようにした。近づいてきたら、喉に向かっておもっきり刺した。するとケンタウロスは叫びながら倒れていった。彼女も終わったと思ったのかすぐにレオンの方へ来た。

「ゴメン。確認しないまま走ってしまったよ。」

「まあ、いいよ。次は短剣を魔物に刺さるようにしよう」

「そうだね。でもどうすれば、当たるかな?」

「うーん。スライムでやってみるといいかもしれないね」

「そうだね。」

 二人は、6階層で試すことにしたが、なかなかスライムが現れないようだ。オークやキメイラなどは現れるが、試さないようだ。中間まで行ったところにスライムが現れた。

「でたでた。やっとだよ」

「そうだね。じゃあ、スライムに向かって投げるね」

 リナが投げた短剣は、なんとスライムの脳天に直撃した。スライムは倒せたしうまくいったようで彼女はとても喜んでいた。

「そんな感じだね。ケンタウロス以外は走ってこないから行けると思うよ」

「そうなの。やってみたい。あとね、スキルのところに短剣Lv.1が追加されていたよ」

「すごいな。これで、スキルアップするだけだね。」

 二人は喜びながらも次の層へ行った。

 なぜ、さっきやらなかったのか分からないが、彼女はオークに向かって短剣を投げていた。そうさっきやればよかったのだ。今回も脳天に当たりオークは倒れたが、それではパーティの意味がなくなってしまうため、近距離に対して使うことを二人は決めたようだ。
 
 10階層に着くと、あと5階層となる。二人は少し疲れたようで、10階層始まりの近くに休憩所が何故かあったので二人は休憩をした。休憩中に二人は禁断のキスをした。おっ
二人はデレデレな気分で、二人ともゆでタコ状態であったが、転機が訪れたのか洞窟依頼を再開し始めた。

 10階層には、スライムなどの定番の魔物がいたが、余裕だった。少し進むとグリフォンが現れたようだが、二人はまだ知らない。

「レン君、あの飛んでいる魔物はなんだろう?」

「あー上に飛んでいるやつか調べてみるよ」

「索引魔法 サーチ」

================
グリフォン

討伐ランク B

スキル
  飛行 A
  ひっかき B
  素早さ C
  火属性 C
  風属性 C

=================

「あれは、グリフォンというらしい。意外と強く、討伐ランクはBだよ。」

「へぇ。グリフォンっていうだね。ランクBは意外と強そう」

 二人は作戦を練り、まずは先制攻撃を仕掛けるようだ。彼女は弓を構えて、グリフォンに向かって撃ったが、相手は動いているため中々難しいようだ。すると、グリフォンも気づいたようでなぜか降りてきた。そして、大地に降り立った。グリフォンはバカのようだ。そして、彼女は矢を放ったすると、グリフォンは痛そうに叫んでいたが、火属性を仕掛けてきた。二人は避けてから、彼女が短剣で腹を刺し、レオンは首を一突きした。すると、グリフォンは倒れた。羽が買い取るときに重要であるため、二人は慎重にアイテムボックスに入れた。

 道中に魔物を倒し、15階層まで到達したようだ。15階層の最後にはドラゴン?がいた。

「レン君、あれ見て!ドラゴンだと思うよ」

「ほ、本当だ。ドラゴンだね。鑑定してみるよ」

「索引魔法 サーチ」

================
ドラゴンらしき魔物(ドラゴンもどき)
 
討伐ランク C

スキル
 見た目  S (ドラゴンに見えるから、リタイヤ大)
 闇魔法  C
 振り回し A
 火属性  D
================

「これは、ドラゴンではないよ。めっちゃ弱い。でも、鑑定ができないとドラゴンか分からないからリタイアするパーティも続出すると思うよ」

「なんだ。ドラゴンと思ってしまったわ。」

「討伐ランクはCで、スキルの見た目Sと書いてある」

「確かに。」

 二人は、ドラゴンを倒す予習と思い、戦闘態勢に入った。言っておくがドラゴンはこんなに弱くない。冒険者の気配に気づいた瞬間、戦闘態勢に入り、攻撃を仕掛ける。その攻撃に当たると即死と言われている。だから、討伐ランクはSSだ。その一方で、ドラゴンらしき魔物は二人なら即倒せるほどである。これは天と地の差がありそうだ。
 ドラゴンらしき魔物は、ドラゴンのように口から火を噴いているが、距離が短く火力が弱い。また、毒針あるが、全く刺そうとしない。だが、尻尾の振り回しは強いから要注意だ。最大の欠点は、隙があり過ぎて簡単に倒すことが出来る。だから、この魔物は見た目が要となる。
 二人は戦っていた。リナが矢を放ったが、一つの長所でもある鱗が弾いた。でも、一回弾いただけで鱗が剥がれたので彼女はもう一発放つと、見事に刺さり、魔物は弱っていた。レオンが首を斬り落とし終わった。

「レン君、この魔物は簡単だったね。一回で鱗が取れた。」

「確かに簡単だったよ。隙あり過ぎ。一応ギルドに持っていくか。ドラゴンと思わせるためにね」

「それは、面白そう」

 そして、ここの洞窟の依頼は終わりを見せた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入! 舐めた奴らに、真実が牙を剥く! 何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ? しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない? 訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、 なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト! そして…わかってくる、この異世界の異常性。 出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。 主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。 相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。 ハーレム要素は、不明とします。 復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。 追記  2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。 8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。 2024/02/23 アルファポリスオンリーを解除しました。

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!

明衣令央
ファンタジー
 糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。  一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。  だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。  そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。  この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。 2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。

どうも、死んだはずの悪役令嬢です。

西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。 皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。 アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。 「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」 こっそり呟いた瞬間、 《願いを聞き届けてあげるよ!》 何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。 「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」 義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。 今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで… ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。 はたしてアシュレイは元に戻れるのか? 剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。 ざまあが書きたかった。それだけです。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

平凡冒険者のスローライフ

上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。 平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。 果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか…… ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

お願いだから俺に構わないで下さい

大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。 17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。 高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。 本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。 折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。 それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。 これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。 有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

処理中です...