自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

棚から牡丹

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第二十六話 ニヤニヤが止まらないでござる。

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洞窟からギルドに向かうには魔物は現れなかった。結局、魔剣を使うほどのランクが高い魔物が現れ無くて残念だった。洞窟がどういうのか分かったのでよかったとしよう。

ギルドに着いて、依頼が終わったことを伝えた。

「もう終わったのか。受けてから、まだ一日もたってないぞ」

「え?この依頼は何日かかる予定だったのですか?」

「2日か3日ぐらいかな。それにしても早いな。それでは依頼の薬草を出してくれないかい?」

「はい。」

すると、レオンはアイテムボックスから、薬草を依頼の数より2倍いや3倍にもなる数を出してきた。ギルドの職員はとても驚きを隠せないようだ。

「こ、これは、確かに依頼の薬草だな。すっんごい数だから、数えるのに時間が要するから、酒場で一休みしておいて。あ、ついでに魔物も狩ってきただろうから、ついでに出してくれ」

そういわれて、レオンはアイテムボックスから、次々と魔物を出していくと、そこらじゅうの人に注目を浴びるようになっていた。

「お二人さん、本当に今日こんなにも狩ってきたのかい?」

「あぁ、そうだよ。キメイラは変な魔物だった。いろんな動物が混ざっていて、気持ち悪かったけど結構弱かったよ」

「そうだね。俺が昔行った時もキメイラに出会ったな。その時は低ランクで4人パーティだったけれども、弱かったな」

その後も、洞窟であった事を延々と話し続けた。チラッと横目でリナを見たら、飽きられていた。なので話をやめて買い取りを続けてもらった。横に併設されている酒場でゆっくりカフェタイムをすることにした。

「レン君は、2週間後ぐらいは空いている?空いているなら、王都を見て回らない?」

「うん、多分いいよ。」

「リナは、弓以外は使わないの?短剣とか忍ばしておけば、魔物が近くに来た時に使えると思うのだけど」

「うーん。剣術のスキルはあるけれど、一回しか使ったことないの」

「そうなんだ。それでは、オークに殺されそうになるわけだね」

「う、うん。」

 彼女はわざわざこの場で言われたから落ち込んでしまった。

 それから、一時間ぐらいが経ち、ギルドの職員が呼んでいた。凄く大きな袋を二つ用意していたため、二人はニヤケが止まらなかった。

「えーと。まずは依頼の方だね。薬草の取り方は良かったので報酬として、金貨5枚と銀貨50枚ということです。半分ずつでいいかな?」

「「はい」」

「わかりました。次がケンタウロスだけど、解体もうまくできていたし、しっぽもあったので金貨4枚で、キメイラは二体で金貨4枚、ほかもろもろが銀貨60枚かな」

「「ありがとうございます」」

「一人当たり金貨7枚と銀貨が5枚となります。ギルドカードに入れることができますが、どうしますか?」

「僕は、おねがいします。(レオンの残高金貨17枚・銀貨5枚)」

「私は、そのままでいいです。」

二人は別々の方法を選んだ。ギルドの職員との話も終わって、ギルドを出た所で彼女とは別れた。
別れた後彼女は思った。

「レン君に、告白するの忘れていた!!!!」

彼女は開き直り、「次王都を散策するときに告白するもん!」といいながら帰った。

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