24 / 59
第二十四話 彼女と洞窟で依頼でござる。前半
しおりを挟む
ギルドに向かっていた。
リナと一緒に魔物を狩りに行こうと約束をしていた日であった。
気分は高まって、ルンルン気分で歩いていた。
道中歩いていた人に白い目で見られたり、苦笑いで見られたりしてモヤモヤしてしまった。
ギルドに入ると、まだリナはいなかったので、酒場の方で座っていた。
彼女は、本当は来ていた。レオンがくる前の20分前に驚かすためにカーテンの後ろに隠れる準備をしていたそうだ。何処のカーテンの近くにしようか悩んでいたようで浪々していた。ほかの人が見たら、変な人に見えていたのかもしれない。5分前になって漸く隠れる場所を見つけたようだ。レオンがどこに座っていいように入口近くのカーテンの後ろで隠れた。
レオンが座って、1分が経とうとしていたとき、実行した。恐る恐るレオンに近づいて、両肩をおもっきり「ボン!」と叩いた。
「うぁあああああああ」
彼女は笑っていた。
「どう?驚いたでしょ?」
「う、うん。とてもびっくりして心臓が止まりそうだったよ。」
「大成功だわ。念入りに考えて良かったわ」
「はぁ。一日の体力を使った気分だよ。魔物よりびっくりする」
「アハハハ。次もやりたいな~」
リナがいないと思っていたが、隠れていたとは思ってもいなかった。とても大きな声を揚げてしまったので他の人に迷惑になっていないか気になった。気を取り戻して、
「依頼を受けよう」
「うん。いいよ!」
「リナはどれがいい?」
「うーん。洞窟に行き、薬草を取りに行く依頼はどうかな?」
「まだ、洞窟行ったことないから、面白そう」
「そうね。私行ったことないよ?」
「それは僕も一緒だよ。受けてみよう!」
「そうね。」
ギルドの職員に依頼の紙を提出した。この前のゴーレムのこともあり職員の目が変わった。
「洞窟は行ったことあるのか?」
「「ないです」」
「二人してないのか。注意すべき点としては、迷うと一生出てこれなくなるかもしれないぞ。だから、探索魔法の地図を使うといいだろう。常時起動にしてしまうと魔力が極端に無くなってしまうから注意しろよ。また、危険指定されている魔物には絶対に近づくなと思ったけど、ゴーレム倒せるから問題ないかもしれないがゴーレムより強い魔物もいるから気を付けろ。薬草は引っこ抜くんだぞ。剣で斬るなよ。まあ、こんなところだろう。」
「「はい。ありがとうございます」」
「「気を付けな」」
二人は職員に礼を告げ、森の中へ入っていった。彼女はレオンが勝手に森に出かけていたことに少し
苛立ちを感じていたもののゴーレムを倒したことを聞いて目がキラキラしていた。
「この辺かな?看板に洞窟と書いてある」
「本当だね。分かりやすくていいわね」
洞窟の中へ入っていった。
入ると思ったほど暗くなくて、安心はした。外よりひんやりしていて、緊張感は漂っていた。
「レン君、なんか怖いね。」
「先に進もう」
すると、アユティが現れた。猿に似た魔獣だ。二人は先制攻撃をされる前に動いた。まずは彼女が右から左前脚に向けて矢を放った。命中したためアユティは大きな声を揚げ叫んだ。二人とも耳を塞いでいた。この魔物は鼓膜が破れそうな勢いで叫ぶため耳は塞ぐ必要がある。レオンは、叫び終わった瞬間に剣を構え、「芦沢式剣術 貫斬」と叫びながら、アユティの喉に向かって貫いた。
アユティは倒れた。二人はよろこんでいた。
「レン君、倒したね。まだ、これは弱くて練習になったね」
「あ、あ。リナの最初の攻撃もよかったよ。この感じの戦い方でいいと思う」
「うん。そうだね」
彼女は、ゆでタコ状態であった。
================
最後までお読みいただきありがとうございます。
三人称視点で一部かいてみました。
どうでしょうか?
洞窟依頼は続きます。
リナと一緒に魔物を狩りに行こうと約束をしていた日であった。
気分は高まって、ルンルン気分で歩いていた。
道中歩いていた人に白い目で見られたり、苦笑いで見られたりしてモヤモヤしてしまった。
ギルドに入ると、まだリナはいなかったので、酒場の方で座っていた。
彼女は、本当は来ていた。レオンがくる前の20分前に驚かすためにカーテンの後ろに隠れる準備をしていたそうだ。何処のカーテンの近くにしようか悩んでいたようで浪々していた。ほかの人が見たら、変な人に見えていたのかもしれない。5分前になって漸く隠れる場所を見つけたようだ。レオンがどこに座っていいように入口近くのカーテンの後ろで隠れた。
レオンが座って、1分が経とうとしていたとき、実行した。恐る恐るレオンに近づいて、両肩をおもっきり「ボン!」と叩いた。
「うぁあああああああ」
彼女は笑っていた。
「どう?驚いたでしょ?」
「う、うん。とてもびっくりして心臓が止まりそうだったよ。」
「大成功だわ。念入りに考えて良かったわ」
「はぁ。一日の体力を使った気分だよ。魔物よりびっくりする」
「アハハハ。次もやりたいな~」
リナがいないと思っていたが、隠れていたとは思ってもいなかった。とても大きな声を揚げてしまったので他の人に迷惑になっていないか気になった。気を取り戻して、
「依頼を受けよう」
「うん。いいよ!」
「リナはどれがいい?」
「うーん。洞窟に行き、薬草を取りに行く依頼はどうかな?」
「まだ、洞窟行ったことないから、面白そう」
「そうね。私行ったことないよ?」
「それは僕も一緒だよ。受けてみよう!」
「そうね。」
ギルドの職員に依頼の紙を提出した。この前のゴーレムのこともあり職員の目が変わった。
「洞窟は行ったことあるのか?」
「「ないです」」
「二人してないのか。注意すべき点としては、迷うと一生出てこれなくなるかもしれないぞ。だから、探索魔法の地図を使うといいだろう。常時起動にしてしまうと魔力が極端に無くなってしまうから注意しろよ。また、危険指定されている魔物には絶対に近づくなと思ったけど、ゴーレム倒せるから問題ないかもしれないがゴーレムより強い魔物もいるから気を付けろ。薬草は引っこ抜くんだぞ。剣で斬るなよ。まあ、こんなところだろう。」
「「はい。ありがとうございます」」
「「気を付けな」」
二人は職員に礼を告げ、森の中へ入っていった。彼女はレオンが勝手に森に出かけていたことに少し
苛立ちを感じていたもののゴーレムを倒したことを聞いて目がキラキラしていた。
「この辺かな?看板に洞窟と書いてある」
「本当だね。分かりやすくていいわね」
洞窟の中へ入っていった。
入ると思ったほど暗くなくて、安心はした。外よりひんやりしていて、緊張感は漂っていた。
「レン君、なんか怖いね。」
「先に進もう」
すると、アユティが現れた。猿に似た魔獣だ。二人は先制攻撃をされる前に動いた。まずは彼女が右から左前脚に向けて矢を放った。命中したためアユティは大きな声を揚げ叫んだ。二人とも耳を塞いでいた。この魔物は鼓膜が破れそうな勢いで叫ぶため耳は塞ぐ必要がある。レオンは、叫び終わった瞬間に剣を構え、「芦沢式剣術 貫斬」と叫びながら、アユティの喉に向かって貫いた。
アユティは倒れた。二人はよろこんでいた。
「レン君、倒したね。まだ、これは弱くて練習になったね」
「あ、あ。リナの最初の攻撃もよかったよ。この感じの戦い方でいいと思う」
「うん。そうだね」
彼女は、ゆでタコ状態であった。
================
最後までお読みいただきありがとうございます。
三人称視点で一部かいてみました。
どうでしょうか?
洞窟依頼は続きます。
0
お気に入りに追加
197
あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる