自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

棚から牡丹

文字の大きさ
上 下
18 / 59

第十八話 新キャラでござる

しおりを挟む
次の日

魔法と座学を勉強をし、先輩たちの授業を見るらしい。

最初が魔法の授業だったので、これが終わったらほとんど今日終わったみたいなものだった。

「今日は昨日に引き続き、魔法を扱うぞ」

「まずは、火属性の魔術でファイヤーだな。さあ、やってみろ」

みんな一斉にやったが、7人ぐらいができていた。やはり二つ持ちはなかなかいないらしい。僕は、全部使えるけど使えないことにしておいた。そうしないと、全属性使えることがばれてしまう。近くにばれてはいけない人はいるけどね。

「レン、火属性使えないのか?」

「つ、使えないよ。」

「本当にか。教会で見た、水晶玉はなんだったんだろう」

「たまたま、そうなっただけだって」

「ゼアンは使えそうだね」

「おう。使えるぞ。俺は3属性あるからな。水・火・光だな」
「へぇ。すごいな。」

危ない。ばれていると思った。てか、教会にいたかな。虹色に表示されたら、全属性らしいのだけどばれていなければいいや。この後、風属性をやってこの授業は終わった。

授業中の休みの時間に話しかけられた

「あの。レオン君?初めまして」

「あ、はじめまして。ソニアというの。よろしくね。」

「あぁ。よろしく」

「レオン君凄いね。そんけいするわぁ」

「そうでもないよ。普通だと思うよ」

「普通ではないよ。だって、水晶玉壊れることだって滅多にないのよ」

「そうなんだ。」

可愛かった。女子に声かけられるものはいい気分だ。

次の授業は座学だった。今回はこの国はどのように発展してきたか、また、隣国からの攻撃をどのように防御してきたかを簡単に学んだ。これも屋敷に父上から全て教えてもらったから話を聞き流すだけだった。また、魔法を使って、建物を壊した場合は弁償として金貨50枚が支払わなければならないのだ。

 「えー。隣国で今一番脅威であるのが、帝国である。帝国の位置は北にある。そう公爵様のお家のある方向にある。同盟を結んでいるのが、アロー国である。この国はこの都市とは違い共和国であるために国王と呼ばれる人はいないぞ。国民ですべてを決めるようになっている」

屋敷の後方が帝国だとは、知らなかった。
適当に聞いていたら、座学の授業は終わった。

                     ★
お昼は食堂が用意されているらしい。
美味しいという噂がある。朝・昼・夜すべて作ってくれるそうだ。
僕たちは食堂に来ていた。今日声をかけてくれた、ソニアも誘った。これで女子が二人いるから、ゼアンが手を出さなければ、ハーレムになれるよ。でもね、一途の方がぼくはいいからハーレムにはならないけどね
こんなことを思いながら、しゃべりながら、昼は食べ終わった。

                     ★

昼からは、先輩たちの授業を観察した。
まずは一つ上の先輩を見ていたら、複合魔術を使っていた。複合魔術は、二人組で愛称のいい違う属性の魔法をぶつけ合い、混ざったっ魔法を一気に打ち放つものだね。これは大変難しく、かなり練習をしないといざという時には使えない。

次が、剣術の指導している所だった。
はい。つまらなかった。

一通り見まわったので、いったん教室に戻った。

「ゼアン、複合魔術以外、つまらなかったな。」

「レンそうだな。剣だって、あれぐらいなら余裕だ。全員倒せそうだ。」

「僕も同じく。剣なら、すぐに終わる」

「やはりか」

そして授業は終わった。


しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

お願いだから俺に構わないで下さい

大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。 17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。 高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。 本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。 折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。 それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。 これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。 有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!

明衣令央
ファンタジー
 糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。  一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。  だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。  そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。  この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。 2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜

犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。 馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。 大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。 精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。 人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!

珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。 3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。 高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。 これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!! 転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!

処理中です...