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幽霊はあなたのすぐそばにいるかもしれません
しおりを挟む雅弘は苦しみから解放され、上半身を起こし首元を押さえた。締め付けられる息苦しさはなくなったが、急な酸素に思わずせきこむ。その状態で目の前を見つめ、その光景に呆然とした。
ぶちまけたローションは蛍光ピンクに色づけされているものであった。
そのギラギラしたピンクが宙を浮いていた。ーー正しくは、見えない何かにローションがかかっていたため宙に浮いているように見えた。
それが幽霊だということを雅弘は瞬時に理解する。そしてそれに恐怖を覚えるのではなく、なんとかしなければという気持ちに駆られた。そのときの雅弘は未だ混乱の最中にいたのだ。
雅弘はさらにローションをその幽霊に向かってぶっかける。大容量のそれを空にする勢いでかけられたローションに幽霊の形が浮かび上がってきた。男の幽霊ということはわかっていたが、それなりに鍛えられた男の体だった。幽霊といえば足がなく白装束を着ているイメージがあるが、その幽霊は何も着てはおらず股間に立派なバナナがお備えられていた。
雅弘の動きは止まらない。もう雅弘自身も自分が何をやっているのかわかっていなかった。ただ死にたくないという感情のまま行動しているに過ぎなかった。
雅弘が次にとったのはローターである。寝る前に開封していたそれを素早い動作で幽霊のバナナもといチンコの竿に取り付けた。そして一気に出力を上げる。震え出す機械の動きと共にローションにまみれた幽霊の体がビクリと跳ねた。
片手で出力を上げ下げしながら、雅弘はもう片方の手で新たなエログッズを手にする。マッサージ機を手にすると、幽霊のチンコの裏筋に押し当てた。ヴーという機械音と取り付けられたままのローターに挟まれたチンコは強制的に持ち上げられる。
チンコそのものは見えないはずなのだが、蛍光ピンク染められたローションがチンコを形作りながらポタポタとこぼれ落ちていく。見えないのに、いや見えないからこそ卑猥に感じ雅弘は唾を飲み込んだ。そして睾丸にマッサージ機を押しつけながらローターの出力を最大にした。チンコがビクンと跳ねてローションが落ちる。実体がないからか
雅弘は、幽霊とはいえ自身の手で射精したことに強い興奮を抱く。ローターのリモコンから手を離した。
そして恐る恐るローションを指で掬いとる。
その指を伸ばすは、アナルであった。
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