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Chapter 1 それはそれは、よくある話で。
scene 3
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次の瞬間、大介は見知らぬベッドで横になっていた。
……。
……。
「待て待て。分からん」
唐突すぎる展開に、男は上体を起こす。
それほど広い部屋ではなかった。石造りの壁面はいかにも冷たく、暗い印象をこちらへ投げかける。一応、窓は彼がいるベッドと反対側の壁にあり、強い西日が入って来ているのだが、あまりそれがこの部屋の雰囲気を変える効果は持っていなかった。
ふと見ると、その窓の下にもベッドがひとつ。それ以外は本当に何もない。さっきの衛兵たちの仮眠室か? 無機質な部屋は状況の分からない大介の不安を余計に煽っていく。
こんなところでじっとしていても、埒が明かない。とりあえずこの部屋を出て、誰かいるか確認しよう。そう思って大介が腰に力を入れた瞬間、おもむろに部屋のドアが開いた。
「気が付いたか」
現れたのは、先程の女騎士だった。今は鎧を全部外し、普段着とおぼしきワンピースに身を包んでいる。彼女は真剣な面持ちで大介に近づくと、そのままその場に跪いた。
「ん? なんだ、どうした?」
「申し訳ない。まさか本当に何も知らないとは思わなかった」
そう言って、さらに頭を下げる女。前世でもあまりやられたことのない行為に、大介はうろたえながら返事をする。
「いや、まあ……分かってくれたら、俺は別にそれでいいんだ、うん。何も、死んだわけじゃないし、ホラ、ピンピンしてるだろ?」
大介は立ち上がり、足ふみをしながら両手を振ってみた。それを見て、女は心底安堵したように息をつく。
「そうか……大事ないのか。よかった……」
「嫌な言い方するなよ。まるで、運が悪けりゃ死んでたみたいな言い方だぜ、それ?」
死んでた、は、大介のなかで少々誇張した表現ではあった。が、
「いや……本当に、悪ければ死んでいたんだ」
「うげ。マジかよ」
「本当に申し訳ない。もう少し、慎重にそちらの話を聞いていれば、こんなことにはならなかった。反省している」
さっきまでの高圧的な態度が嘘みたいな低姿勢だ。大介は、少しこの女性が可哀そうに思えてきた。
「ちなみに教えてほしいんだが、一体何が俺の命をそんなに脅かしたんだ?」
「あなたはさっき、使役盤を投げ捨てた。すでに幻獣を召喚している状態で使役盤から使役者を遠ざけると、召喚が強制的に解除されてしまう。その時、使役者の頭に強い衝撃が走ってしまうため、様々な異常を使役者が被ることになるんだ。さっきの件では、おそらく気絶だけで済んだようだが、中には記憶や身体に後遺症を残す者もいる」
「うわー……。じゃ、マジでやっちゃいけないことだったんだ、アレ」
「はっきり言って、なまじ戦いに負けるよりも危険だ。だから、使役盤の性質を知る者は、絶対に幻獣の召喚中に投げるようなことはしない」
しかし逆に言うと、この行為のおかげで自分の濡れ衣が晴れたとも言える。
女性は、逆に尋ねて来た。
「申し訳ないが、できたら教えてくれ。あなたはその使役盤をどうやって手に入れたんだ?」
「ああ……そうだな。ちゃんと話そうとすると長くなるから、簡単に言うと、ウモス聖堂……の、アデラっていう女に渡されたんだ。少しの間、これ持ってろ、みたいな」
アデラの名前が出た瞬間、女の顔が曇った。あきらかに、彼女を知っている反応だ。
「なるほど……全部わかりました。あなたは、クグシボンの聖地に降臨された救世主なんですね」
「それ、アデラにも言われたけど分からねえんだよ。俺はただ、酒を飲んでいたらこの世界に飛ばされて、何の説明もないままこれを渡されたんだ。正直、どうすりゃいいのか……結構弱っててさ」
「ああ……あの子は、その……余計なことは言うくせに、大事なところを言わない、悪いクセがあって……」
どうやらアデラに対する印象は、大介以外でもあまり変わらないようだ。女は所在なさげに俯いている。
「でも、それを聞いて理解しました。本来、使役盤は特定の幻獣と契約を結ばないと扱えない代物なんですが、あなたが神の使いたる救世主であるのなら、契約は不要……いきなり使役盤から幻獣を召喚するのも、あなたなら難なくできますからね」
「知らんうちに特殊能力を付与されるのって、案外不快なもんだな」
話しているうちに、目の前の女性をゆっくり観察する余裕が生まれて来た。今はまだ跪いたままなので分かりにくいところもあるが、ワンピースのうえからでもそれと分かるていどには華奢であった。目のラインや鼻筋もシャープで、可愛さよりも凛々しさが先に立つ。先程はあまり良くない出会い方をしたために良い印象を持っていなかったが、改めて見ると職務に真面目そうな見た目ではあった。
「あの。そろそろ、その姿勢でいるのはやめてもらっていいかな? 俺はそんなに怒ってないし、あんたみたいな若い女にかしこまられると、結構俺もどうしいいか分からなくてさ」
大介が言うと、女は眉間に皺を寄せて小さく笑った。
「神の使者様は、やはりお優しい……」
「その『神の使者様』も出来ればやめてほしい。確かに、他の世界の人間である俺を異世界に連れてくるなんぞ、神様くらいにしか出来ない芸当だとは思うが、俺自身は本当に、ただのしがない中年だから」
ただのしがない中年、という言い草が女としては納得がいかない様子であったが、とり合えず彼女は大介の言葉に従って立ち上がった。
「名前を聞いていいか? 俺は秦名大介、ハタナでもダイスケでも、好きな方で呼んでくれ」
「ウイドキア王国所属、ラテカ北門警備担当、幻獣召喚士のクレールだ」
クレールは姿勢を正し、左手を胸に当てて敬礼をする。
「アデラには私からよく伝えておく。体の様子に問題がないようであれば、あなたをこれ以上拘束するいわれもない。自由にしてくれ」
「おお、サンキュ」
「ただし、いかに神の使者様と言われても、使役盤をホルダーへ入れずに持ち歩かれるのは、民衆の不安を煽りかねない。悪いが少し待ってもらえるか? 今、その使役盤に合うホルダーを倉庫で探してもらっている。予備の古いホルダーになるだろうから使い心地は悪いだろうが、ご容赦願いたい」
「ああ、そんなこと全然いいぜ。ただ……」
少し言いよどむ大介。クレールはそれを受けて小首をかしげる。
「その、なんだ……俺、本当にこの世界や使役盤の事を知らないんだ。少し詳しく教えてくれねえかな?」
……。
……。
「待て待て。分からん」
唐突すぎる展開に、男は上体を起こす。
それほど広い部屋ではなかった。石造りの壁面はいかにも冷たく、暗い印象をこちらへ投げかける。一応、窓は彼がいるベッドと反対側の壁にあり、強い西日が入って来ているのだが、あまりそれがこの部屋の雰囲気を変える効果は持っていなかった。
ふと見ると、その窓の下にもベッドがひとつ。それ以外は本当に何もない。さっきの衛兵たちの仮眠室か? 無機質な部屋は状況の分からない大介の不安を余計に煽っていく。
こんなところでじっとしていても、埒が明かない。とりあえずこの部屋を出て、誰かいるか確認しよう。そう思って大介が腰に力を入れた瞬間、おもむろに部屋のドアが開いた。
「気が付いたか」
現れたのは、先程の女騎士だった。今は鎧を全部外し、普段着とおぼしきワンピースに身を包んでいる。彼女は真剣な面持ちで大介に近づくと、そのままその場に跪いた。
「ん? なんだ、どうした?」
「申し訳ない。まさか本当に何も知らないとは思わなかった」
そう言って、さらに頭を下げる女。前世でもあまりやられたことのない行為に、大介はうろたえながら返事をする。
「いや、まあ……分かってくれたら、俺は別にそれでいいんだ、うん。何も、死んだわけじゃないし、ホラ、ピンピンしてるだろ?」
大介は立ち上がり、足ふみをしながら両手を振ってみた。それを見て、女は心底安堵したように息をつく。
「そうか……大事ないのか。よかった……」
「嫌な言い方するなよ。まるで、運が悪けりゃ死んでたみたいな言い方だぜ、それ?」
死んでた、は、大介のなかで少々誇張した表現ではあった。が、
「いや……本当に、悪ければ死んでいたんだ」
「うげ。マジかよ」
「本当に申し訳ない。もう少し、慎重にそちらの話を聞いていれば、こんなことにはならなかった。反省している」
さっきまでの高圧的な態度が嘘みたいな低姿勢だ。大介は、少しこの女性が可哀そうに思えてきた。
「ちなみに教えてほしいんだが、一体何が俺の命をそんなに脅かしたんだ?」
「あなたはさっき、使役盤を投げ捨てた。すでに幻獣を召喚している状態で使役盤から使役者を遠ざけると、召喚が強制的に解除されてしまう。その時、使役者の頭に強い衝撃が走ってしまうため、様々な異常を使役者が被ることになるんだ。さっきの件では、おそらく気絶だけで済んだようだが、中には記憶や身体に後遺症を残す者もいる」
「うわー……。じゃ、マジでやっちゃいけないことだったんだ、アレ」
「はっきり言って、なまじ戦いに負けるよりも危険だ。だから、使役盤の性質を知る者は、絶対に幻獣の召喚中に投げるようなことはしない」
しかし逆に言うと、この行為のおかげで自分の濡れ衣が晴れたとも言える。
女性は、逆に尋ねて来た。
「申し訳ないが、できたら教えてくれ。あなたはその使役盤をどうやって手に入れたんだ?」
「ああ……そうだな。ちゃんと話そうとすると長くなるから、簡単に言うと、ウモス聖堂……の、アデラっていう女に渡されたんだ。少しの間、これ持ってろ、みたいな」
アデラの名前が出た瞬間、女の顔が曇った。あきらかに、彼女を知っている反応だ。
「なるほど……全部わかりました。あなたは、クグシボンの聖地に降臨された救世主なんですね」
「それ、アデラにも言われたけど分からねえんだよ。俺はただ、酒を飲んでいたらこの世界に飛ばされて、何の説明もないままこれを渡されたんだ。正直、どうすりゃいいのか……結構弱っててさ」
「ああ……あの子は、その……余計なことは言うくせに、大事なところを言わない、悪いクセがあって……」
どうやらアデラに対する印象は、大介以外でもあまり変わらないようだ。女は所在なさげに俯いている。
「でも、それを聞いて理解しました。本来、使役盤は特定の幻獣と契約を結ばないと扱えない代物なんですが、あなたが神の使いたる救世主であるのなら、契約は不要……いきなり使役盤から幻獣を召喚するのも、あなたなら難なくできますからね」
「知らんうちに特殊能力を付与されるのって、案外不快なもんだな」
話しているうちに、目の前の女性をゆっくり観察する余裕が生まれて来た。今はまだ跪いたままなので分かりにくいところもあるが、ワンピースのうえからでもそれと分かるていどには華奢であった。目のラインや鼻筋もシャープで、可愛さよりも凛々しさが先に立つ。先程はあまり良くない出会い方をしたために良い印象を持っていなかったが、改めて見ると職務に真面目そうな見た目ではあった。
「あの。そろそろ、その姿勢でいるのはやめてもらっていいかな? 俺はそんなに怒ってないし、あんたみたいな若い女にかしこまられると、結構俺もどうしいいか分からなくてさ」
大介が言うと、女は眉間に皺を寄せて小さく笑った。
「神の使者様は、やはりお優しい……」
「その『神の使者様』も出来ればやめてほしい。確かに、他の世界の人間である俺を異世界に連れてくるなんぞ、神様くらいにしか出来ない芸当だとは思うが、俺自身は本当に、ただのしがない中年だから」
ただのしがない中年、という言い草が女としては納得がいかない様子であったが、とり合えず彼女は大介の言葉に従って立ち上がった。
「名前を聞いていいか? 俺は秦名大介、ハタナでもダイスケでも、好きな方で呼んでくれ」
「ウイドキア王国所属、ラテカ北門警備担当、幻獣召喚士のクレールだ」
クレールは姿勢を正し、左手を胸に当てて敬礼をする。
「アデラには私からよく伝えておく。体の様子に問題がないようであれば、あなたをこれ以上拘束するいわれもない。自由にしてくれ」
「おお、サンキュ」
「ただし、いかに神の使者様と言われても、使役盤をホルダーへ入れずに持ち歩かれるのは、民衆の不安を煽りかねない。悪いが少し待ってもらえるか? 今、その使役盤に合うホルダーを倉庫で探してもらっている。予備の古いホルダーになるだろうから使い心地は悪いだろうが、ご容赦願いたい」
「ああ、そんなこと全然いいぜ。ただ……」
少し言いよどむ大介。クレールはそれを受けて小首をかしげる。
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