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LOVEとLIKE
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今日は日曜日。早速私は菜緒を家に招いた。
「相変わらず、すごい家ね。いつ来ても慣れないわ」
「私の部屋もでしょ」
私の部屋はフリルばっかり。なぜかと言うと、お母さんが全てデザインしたからだ。別に嫌ではないんだけどね。
「それで、何かあったんでしょう。何年一緒にいると思ってんの」
ですよねー。
私は明に関すること全て伝えた。
「こよみ」
「なに?」
「こよみって、頭良いんだよね。でも、天然だよね。それも極度の」
「…??」
すると菜緒は大きなため息をひとつ。
「いや、私があんまり人と関わってきてなかったから悪いんだよね」
「そういうことじゃないの、こよみ。こういうのは自分で気づくものなんだけど…こよみは言わないと一生わからないままなきがするから言うけど……。それって、恋でしょ」
濃い、鯉、故意、乞い…恋??
「え、恋?私が?明に…?」
いやいや、明を好きとかありえない。だって私は…
「自覚したらそっからは速いよ。
認めなよ。まあ、私はヒントをあげただけだから、あとは自分で考えなさい?」
「わかった…」
いや、ここでわかったって言ってしまってはダメだろう!私が明のこと好きみたいではないか。無理…苦手………なはずですよっ?!
「じゃあ明日ね」
「わかった」
明日も学校か…。また、明に会うんだよね…。やだな
____でも、その“明日”が私の人生をひっくり返すなんてことは、神様しか知らない____
「相変わらず、すごい家ね。いつ来ても慣れないわ」
「私の部屋もでしょ」
私の部屋はフリルばっかり。なぜかと言うと、お母さんが全てデザインしたからだ。別に嫌ではないんだけどね。
「それで、何かあったんでしょう。何年一緒にいると思ってんの」
ですよねー。
私は明に関すること全て伝えた。
「こよみ」
「なに?」
「こよみって、頭良いんだよね。でも、天然だよね。それも極度の」
「…??」
すると菜緒は大きなため息をひとつ。
「いや、私があんまり人と関わってきてなかったから悪いんだよね」
「そういうことじゃないの、こよみ。こういうのは自分で気づくものなんだけど…こよみは言わないと一生わからないままなきがするから言うけど……。それって、恋でしょ」
濃い、鯉、故意、乞い…恋??
「え、恋?私が?明に…?」
いやいや、明を好きとかありえない。だって私は…
「自覚したらそっからは速いよ。
認めなよ。まあ、私はヒントをあげただけだから、あとは自分で考えなさい?」
「わかった…」
いや、ここでわかったって言ってしまってはダメだろう!私が明のこと好きみたいではないか。無理…苦手………なはずですよっ?!
「じゃあ明日ね」
「わかった」
明日も学校か…。また、明に会うんだよね…。やだな
____でも、その“明日”が私の人生をひっくり返すなんてことは、神様しか知らない____
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