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番外編1
1.5 明side
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俺は岡本明。坂倉こよみの幼なじみである。
みなさんもしかしたらお気づきかもしれないが、俺はこよみが好きだ。
しかし、こよみはあの天然。それに加えて、俺のことを嫌っているようだし、今のところ俺の恋が実る予定はないのが事実。
自分で言うのもなんだが、俺は決して顔が悪い方ではない。おそらく兄もそうだから遺伝的なものだろう。兄もいろいろ恋人関係では大変らしい。
そんな話はさておき、俺は今すごく後悔している。
どうしてあんな無理矢理みたいなことしてしまったんだ俺は。あんなことしたってこよみが俺のことを見てくれるわけでもないのにな…。
俺、どうしたらいいんだろうか。誰かに聞いてみるか…?
いやいやいや、と心の中で頭を振る。誰か友達に言ったところでからかわれて終わりだ。ならば…。
俺はひとり、都合のいいヤツを見つけた。
そいつの部屋に行くと、一瞬そいつは目を瞬かせ、どうしたの?と微笑んだ。
「悪い、勉強してたか?」
「大丈夫、本読んでただけだからね」
俺が訪ねたのは一番近いとこにいるヤツ、そう、隣の部屋に。例の兄だ。兄なら心配もない。
「珍しい、明が俺を訪ねてくるなんてね」
岡本優。大学二年。
物腰柔らかなオーラを醸し出し、名前の通り優しい。
「少し、聞きたいことが」
「どうしたの。こよみと喧嘩でもした?」
どうしてわかるんだよ。逆に怖いんですが。
「いや、なんとなくね。まあ、可愛らしい悩み事を持っている弟に一言いうならば、当たって砕けるのも恋だってことかな」
…ちょっと待て。俺は砕ける前提なのかよ。
「恋は何事も勇気を出して行動するべし、ってことだよ」
「…うっせー」
「素直じゃないなぁ」
…勇気を出す…、ねぇ。
もう少し頑張っておしてみようか。
みなさんもしかしたらお気づきかもしれないが、俺はこよみが好きだ。
しかし、こよみはあの天然。それに加えて、俺のことを嫌っているようだし、今のところ俺の恋が実る予定はないのが事実。
自分で言うのもなんだが、俺は決して顔が悪い方ではない。おそらく兄もそうだから遺伝的なものだろう。兄もいろいろ恋人関係では大変らしい。
そんな話はさておき、俺は今すごく後悔している。
どうしてあんな無理矢理みたいなことしてしまったんだ俺は。あんなことしたってこよみが俺のことを見てくれるわけでもないのにな…。
俺、どうしたらいいんだろうか。誰かに聞いてみるか…?
いやいやいや、と心の中で頭を振る。誰か友達に言ったところでからかわれて終わりだ。ならば…。
俺はひとり、都合のいいヤツを見つけた。
そいつの部屋に行くと、一瞬そいつは目を瞬かせ、どうしたの?と微笑んだ。
「悪い、勉強してたか?」
「大丈夫、本読んでただけだからね」
俺が訪ねたのは一番近いとこにいるヤツ、そう、隣の部屋に。例の兄だ。兄なら心配もない。
「珍しい、明が俺を訪ねてくるなんてね」
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…ちょっと待て。俺は砕ける前提なのかよ。
「恋は何事も勇気を出して行動するべし、ってことだよ」
「…うっせー」
「素直じゃないなぁ」
…勇気を出す…、ねぇ。
もう少し頑張っておしてみようか。
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