6 / 42
一章 元おっさん、異世界へ
05 巨体な魔物
しおりを挟む
俺が異世界に来て、ヴィーゼとなってから5年が軽く経過した。5年経っても幼女のままだ。魔法のことに関しても、普通に適性があり、どんどんと魔法を覚えていっている最中。
正直、最初は大変だった。あの、ボーデンさんは魔法を教えるのに関しては、ばりスパルタだった。何度挫けそうになったことか…。怒ると怖いし、説教オヤジを思い出してしまう。
竹刀持ってバーン!ってやるし。メンタルが崩壊しそうになったが、晴れて魔法を覚えることに成功!
今回も、森の方へ行って練習再開だ。
5年もあれば、魔物の子達とも仲良くなり、以外と愛着が湧いてきている。ゴブリンにスライム。鳥の魔物に…。友達がたくさん増えた気分だ。
森の奥へ奥へと行っていると、足元がおぼつかない。
何だ?巨人がきたような、ドシンドシンは。
それに、森も騒がしくなっているし…。
「マズイゴーレムダ」
5年も経てば、使役している魔物たちの言葉もわかるようになったのだが、ゴーレム?あの、ゴーレム?
だが、俺のイメージではこんな地鳴りがなるほどじゃ…。
「な、何だあれ!?」
俺が見たゴーレムは全く違う。あれは、ゴーレムじゃない。巨人以上だ。
だが、魔物だとすると、俺の魔法が効くんじゃないか?魔物使役だし。
手をバカでかい巨体に向け、自分自身の視界に目のマークが見えるような、形となる。本来なら、
ピカーン!
と、なるはずなのだが、反応なし。なぜだ。
何で反応しない!?ここで反応しなかったら、俺一巻の終わりじゃん!!
「どうやら、今のお前の力じゃ無理らしいぞ!!」
「………!?な、何でこんなところに!?」
俺が初めてこの世界に来た時に、俺の名前を呼んだ少年。名前は“ヴァレイ”
獣使役
どうやら、鳥の力を借りてここに来たらしい。
そして、目の前にいる巨体は俺の力じゃ、太刀打ちできないとのこと。
ここは、撤退するしかないか…。
その間にも、巨体の足音がドシンドシンと、鳴っている。立つのが困難だ。
「ここは一旦逃げよう!」
「うん!」
後ろにいる相棒のスライムと、ゴブリンと一緒に逃げる。
スライムはポヨンポヨンと跳ねて逃げて、ゴブリンはなんかすごい、鳴き声で鳴いている。
「…………!?ヴァレイ!このままだったら、村が!」
「あ、しまった………!」
このままだったら、村のみんなが危ない。なら、方法は一つしかないものだ。
食い止めるしか、方法が!!
「ヴァレイ!村のみんなを任せた!!」
「………はぁ!?ヴィーゼは?!」
そんなの、言われなくたって分かってるんじゃねぇの?俺は、誰かのために。魔法を必死に覚えた。
アニメのような、主人公に憧れて!!
「『雷轟!!』」
手から放つ雷音。それは、まさに天気予報が悪くて、雷音のゴォーン!と言う音のように!!
ビリビリッ!とじゃなく、ゴォーン!!と言う音名が成り立つ。
巨体は訳の分からない日本語を放ち、真っ黒焦げになった。
何だろう。こんな事思っちゃいけないんだろうけど、ものすごく。呆気なかった……。
だけど、使役できない魔物もいるようだ。
安らかに眠れ。
軽く一礼をし、俺は巨体から去る。
「おい!後ろ!?」
「え!嘘!?」
どうやら、しぶとそうだ。だが、なんか張り合いを感じる!!タフすぎても困るけど、タフじゃなさすぎるのも、なんかねぇ。
慌てて後ろを振り向いたとしても、どうやら未だに戦えそうな感じを醸し出す。巨体の人。
人かどうかも分からんが、敵意を見せるのなら、木っ端微塵にする。
それが俺のエゴ!
と言うより、巨体の人って攻撃してきたっけ?
あれ?そう考えると、俺。喧嘩出した?だから、追いかけているのか!
あ、俺のせいじゃん……。
「のわぁ?!」
でかい腕を振り下ろすあたり、かなり怒ってそうだ。ごめん…。巨体の人。どうやら、俺がやってしまったようだ。
再び森の中を走る。かなり息が上がってきたが、追い付かれたら、死ぬ。
それはもちろん、避けたい話。なら、どうする?使役できるかどうかやってみないとあれだけど、このままって言うのもねー。さて、どうしますか。
「どうする!?ヴィーゼ?!」
「もう一回、放つ?」
「え、まぁ。それがいいだろう」
満場一致!と言うわけで早速行動!
「ドウスルンデスカ!?」
「まぁ、大丈夫大丈夫」
肩に乗っていた、スライムさんも心配そうな顔色となっていたが、大丈夫と言う理由でぷにぷにな頭を撫でる。
何という撫で心地!そして可愛い!やばい、親心が溢れているかもしれん…。
ゴブリンにスライムさんを任せ、俺は巨体に立ち向かう。
そう。俺が異世界でやる事。それは、主人公のようなカッコいいヒーローになる事!
まぁ、40歳、いい歳で何言ってんだ、って何度思ったが、昔からの夢を諦めることはできない。現代社会では普通に無理だったが、異世界ならそれが出来る。
「さて、やりますか」
「ニンゲン・タベル」
(怖っ)
突然喋り出したかと思えば、そんな不吉な事。というか、人間だったの?てっきり、別種族かと…。
いや、今はどうでもいい。とにかく、戦う。それしかない!
「ニンゲン・タベル」
だから怖いわ。
振り下ろされる、片腕。それを避け、転がる。
痛い…だけど。何というか、臨場感を感じる。学生の頃にやったあの身震いするような、そんな臨場感。初めてボスを相手した時のような、そんな感じがする。
「———『氷塊放射ー!!』」
魔法陣が展開され、氷塊の形が、矢のように発射される。だが、やはりタフだ。全然怯まない。
どうする………?こういう時、あのアニメの主人公ならどうする?逃げる?戦う?仲直りする?
いや、前後は論外。中間がそうだ。
ともかく、村の人たちを守るためなら。戦うしかない!
(どうしたら、倒せる?使役できたらなぁ…。ああ!駄目だ!同じことの繰り返し…)
やはり、色々と考えてしまうのは、癖なのだろう。こういう時、一体どうしたら!!
本来なら、始まりで出でこないだろう!あ、いや違うか。あれから5年は経っているのだから…。
なら、中ボス?そうか!だからか。だからあの時、魔物の数が多かったのか…。まぁ、今は小さい魔物だったら、使役できるけど。まだ大きいやつは無理だし。
「———炎槍!!」
再び魔法陣が生成され、そこから炎槍が放たれる。だが、全然怯まない!あー、もう!どうなってんだ!!
全然弱いじゃないか!!
はぁ、もう。どうしたら良いんだ。攻撃魔法は全然聞かないし。
「………!?ぐっ!」
大きな腕は振り下ろされる。地面が凹んだような、痕が残る。ヒビが入ったような、そんな手型に。
………地面?
「そうだ!」
確か、土の中に魔物がいたはず。あの、体は最初は小さいが、土を蓄えることによって大きくなる、魔物!ダイダラボッチみたいに、最終的にはでかくなる!
「“ソイル”!出番だ!!」
“ソイル”…。
意味は土というまんまだが、土を蓄えて大きくなるのだから、名前には最適じゃないか?
「ご主人様~!!」
小さな穴が意図的に作られ、そこから小さな土の魔物が現れる。俺の肩に乗ってくるソイルは状況を理解すると、俺の肩から降り、土を吸い取る。
「やれ!ソイル!」
俺は手を前に出す。手の甲にある目のマークが光を放ち、それに共鳴するかのように、ソイルは巨大な相手に攻撃を放つ。
バコン!バコン!
と、言った音を出し、巨体と同等の体型になったソイルは、確実にダメージを与えているかのように見える。
流石はソイル!と言おうとした時、後ろからの視線がエグい。悪寒を感じた俺は、ソイルに大声で頑張れー!と声を出した。
「ゴシュジンサマノタメー!」
と、最初の見た目とは裏腹な、野太い声が発せられた。大きくなったんだから、仕方ないと俺自身に言い聞かせている。
♢♢♢
どうやら、倒せたようだ。
ソイル、お疲れ。俺、あんまし役に立ったなくね?
その後は、村の人たちが急行で来てくれて、この巨体でゴーレムのようなやつをどうするか決めていた。俺たちは、そのまま村の方へ帰る。その為、その後どうなったかは、知らない。
正直、最初は大変だった。あの、ボーデンさんは魔法を教えるのに関しては、ばりスパルタだった。何度挫けそうになったことか…。怒ると怖いし、説教オヤジを思い出してしまう。
竹刀持ってバーン!ってやるし。メンタルが崩壊しそうになったが、晴れて魔法を覚えることに成功!
今回も、森の方へ行って練習再開だ。
5年もあれば、魔物の子達とも仲良くなり、以外と愛着が湧いてきている。ゴブリンにスライム。鳥の魔物に…。友達がたくさん増えた気分だ。
森の奥へ奥へと行っていると、足元がおぼつかない。
何だ?巨人がきたような、ドシンドシンは。
それに、森も騒がしくなっているし…。
「マズイゴーレムダ」
5年も経てば、使役している魔物たちの言葉もわかるようになったのだが、ゴーレム?あの、ゴーレム?
だが、俺のイメージではこんな地鳴りがなるほどじゃ…。
「な、何だあれ!?」
俺が見たゴーレムは全く違う。あれは、ゴーレムじゃない。巨人以上だ。
だが、魔物だとすると、俺の魔法が効くんじゃないか?魔物使役だし。
手をバカでかい巨体に向け、自分自身の視界に目のマークが見えるような、形となる。本来なら、
ピカーン!
と、なるはずなのだが、反応なし。なぜだ。
何で反応しない!?ここで反応しなかったら、俺一巻の終わりじゃん!!
「どうやら、今のお前の力じゃ無理らしいぞ!!」
「………!?な、何でこんなところに!?」
俺が初めてこの世界に来た時に、俺の名前を呼んだ少年。名前は“ヴァレイ”
獣使役
どうやら、鳥の力を借りてここに来たらしい。
そして、目の前にいる巨体は俺の力じゃ、太刀打ちできないとのこと。
ここは、撤退するしかないか…。
その間にも、巨体の足音がドシンドシンと、鳴っている。立つのが困難だ。
「ここは一旦逃げよう!」
「うん!」
後ろにいる相棒のスライムと、ゴブリンと一緒に逃げる。
スライムはポヨンポヨンと跳ねて逃げて、ゴブリンはなんかすごい、鳴き声で鳴いている。
「…………!?ヴァレイ!このままだったら、村が!」
「あ、しまった………!」
このままだったら、村のみんなが危ない。なら、方法は一つしかないものだ。
食い止めるしか、方法が!!
「ヴァレイ!村のみんなを任せた!!」
「………はぁ!?ヴィーゼは?!」
そんなの、言われなくたって分かってるんじゃねぇの?俺は、誰かのために。魔法を必死に覚えた。
アニメのような、主人公に憧れて!!
「『雷轟!!』」
手から放つ雷音。それは、まさに天気予報が悪くて、雷音のゴォーン!と言う音のように!!
ビリビリッ!とじゃなく、ゴォーン!!と言う音名が成り立つ。
巨体は訳の分からない日本語を放ち、真っ黒焦げになった。
何だろう。こんな事思っちゃいけないんだろうけど、ものすごく。呆気なかった……。
だけど、使役できない魔物もいるようだ。
安らかに眠れ。
軽く一礼をし、俺は巨体から去る。
「おい!後ろ!?」
「え!嘘!?」
どうやら、しぶとそうだ。だが、なんか張り合いを感じる!!タフすぎても困るけど、タフじゃなさすぎるのも、なんかねぇ。
慌てて後ろを振り向いたとしても、どうやら未だに戦えそうな感じを醸し出す。巨体の人。
人かどうかも分からんが、敵意を見せるのなら、木っ端微塵にする。
それが俺のエゴ!
と言うより、巨体の人って攻撃してきたっけ?
あれ?そう考えると、俺。喧嘩出した?だから、追いかけているのか!
あ、俺のせいじゃん……。
「のわぁ?!」
でかい腕を振り下ろすあたり、かなり怒ってそうだ。ごめん…。巨体の人。どうやら、俺がやってしまったようだ。
再び森の中を走る。かなり息が上がってきたが、追い付かれたら、死ぬ。
それはもちろん、避けたい話。なら、どうする?使役できるかどうかやってみないとあれだけど、このままって言うのもねー。さて、どうしますか。
「どうする!?ヴィーゼ?!」
「もう一回、放つ?」
「え、まぁ。それがいいだろう」
満場一致!と言うわけで早速行動!
「ドウスルンデスカ!?」
「まぁ、大丈夫大丈夫」
肩に乗っていた、スライムさんも心配そうな顔色となっていたが、大丈夫と言う理由でぷにぷにな頭を撫でる。
何という撫で心地!そして可愛い!やばい、親心が溢れているかもしれん…。
ゴブリンにスライムさんを任せ、俺は巨体に立ち向かう。
そう。俺が異世界でやる事。それは、主人公のようなカッコいいヒーローになる事!
まぁ、40歳、いい歳で何言ってんだ、って何度思ったが、昔からの夢を諦めることはできない。現代社会では普通に無理だったが、異世界ならそれが出来る。
「さて、やりますか」
「ニンゲン・タベル」
(怖っ)
突然喋り出したかと思えば、そんな不吉な事。というか、人間だったの?てっきり、別種族かと…。
いや、今はどうでもいい。とにかく、戦う。それしかない!
「ニンゲン・タベル」
だから怖いわ。
振り下ろされる、片腕。それを避け、転がる。
痛い…だけど。何というか、臨場感を感じる。学生の頃にやったあの身震いするような、そんな臨場感。初めてボスを相手した時のような、そんな感じがする。
「———『氷塊放射ー!!』」
魔法陣が展開され、氷塊の形が、矢のように発射される。だが、やはりタフだ。全然怯まない。
どうする………?こういう時、あのアニメの主人公ならどうする?逃げる?戦う?仲直りする?
いや、前後は論外。中間がそうだ。
ともかく、村の人たちを守るためなら。戦うしかない!
(どうしたら、倒せる?使役できたらなぁ…。ああ!駄目だ!同じことの繰り返し…)
やはり、色々と考えてしまうのは、癖なのだろう。こういう時、一体どうしたら!!
本来なら、始まりで出でこないだろう!あ、いや違うか。あれから5年は経っているのだから…。
なら、中ボス?そうか!だからか。だからあの時、魔物の数が多かったのか…。まぁ、今は小さい魔物だったら、使役できるけど。まだ大きいやつは無理だし。
「———炎槍!!」
再び魔法陣が生成され、そこから炎槍が放たれる。だが、全然怯まない!あー、もう!どうなってんだ!!
全然弱いじゃないか!!
はぁ、もう。どうしたら良いんだ。攻撃魔法は全然聞かないし。
「………!?ぐっ!」
大きな腕は振り下ろされる。地面が凹んだような、痕が残る。ヒビが入ったような、そんな手型に。
………地面?
「そうだ!」
確か、土の中に魔物がいたはず。あの、体は最初は小さいが、土を蓄えることによって大きくなる、魔物!ダイダラボッチみたいに、最終的にはでかくなる!
「“ソイル”!出番だ!!」
“ソイル”…。
意味は土というまんまだが、土を蓄えて大きくなるのだから、名前には最適じゃないか?
「ご主人様~!!」
小さな穴が意図的に作られ、そこから小さな土の魔物が現れる。俺の肩に乗ってくるソイルは状況を理解すると、俺の肩から降り、土を吸い取る。
「やれ!ソイル!」
俺は手を前に出す。手の甲にある目のマークが光を放ち、それに共鳴するかのように、ソイルは巨大な相手に攻撃を放つ。
バコン!バコン!
と、言った音を出し、巨体と同等の体型になったソイルは、確実にダメージを与えているかのように見える。
流石はソイル!と言おうとした時、後ろからの視線がエグい。悪寒を感じた俺は、ソイルに大声で頑張れー!と声を出した。
「ゴシュジンサマノタメー!」
と、最初の見た目とは裏腹な、野太い声が発せられた。大きくなったんだから、仕方ないと俺自身に言い聞かせている。
♢♢♢
どうやら、倒せたようだ。
ソイル、お疲れ。俺、あんまし役に立ったなくね?
その後は、村の人たちが急行で来てくれて、この巨体でゴーレムのようなやつをどうするか決めていた。俺たちは、そのまま村の方へ帰る。その為、その後どうなったかは、知らない。
0
お気に入りに追加
127
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。


Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる