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姫花
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仕事を終えて自宅に帰り着いたエミコが着物を脱ごうかと和室に入って行った時だった。
携帯電話が、バッグの中で鳴っていた。着信音が、プライベート用のものだった為、エミコは直ぐに取った。
「エミー!」
スミ子のハスキーな声に、安堵した。
「どうしたの、銀ちゃん。日付変わったわよ。お肌に悪い」
「お肌に悪いのはお互い様でしょ。まあ、貴女はいつまでも白くて美しいけど」
「まあ、ありがとう。でももうお互いお婆さんよ」
「ババアとか思わないこと!」
オホホと互いにひと笑いして、スミ子が「いけない」と我に返った。
「こんな、冗談言い合ってる場合じゃなかったの」
スミ子の声が途端に神妙になり、エミ子は構えた。
電話の向こうが静か過ぎる。家では無さそうだ。
全てのスタッフ達が帰った後、何かあって電話をしてきた?
「どうしたの」
ほんの数秒で様々な推理をし、エミコはスミ子の言葉を待った。
「エミー、落ち着いて聞いてネ」
言いながら、自分が一番落ち着かなきゃ、とスミ子が深呼吸し、ゆっくりと切り出した。
「エミーが会ったあの、姫花の娘、香蘭劇場の踊り子だったの」
エミコは、携帯電話を落としそうになった。
「まさか……」
「私も、まさかと思ったわよ」
言葉が出てこないエミコに、スミ子が静かに言う。
「因果ね、これは。まさか、マリーと同じ道を辿っていたなんて」
エミコの脳裏に過去が巡る。黙ったままのエミコにスミ子が恐る恐る聞く。
「呪いかしら」
「そんな事、言ったら駄目よ!」
スミ子の言葉に被せ気味の言葉を返す。
「因縁とか呪いとかは、絶対に無いの。ただの偶然よ」
だってあの子は『幸せです』と嘘の無い瞳で即答した。
迎えに来ていた青年と一緒に歩く後ろ姿に、何物にも侵されない関係を見た。
マリーとは、何もかも違う。
あの子の母親は、姫花だもの!
そう言えば、とエミコは気付く。
「銀ちゃん、何故、今そんな事を? 何処から聞いたの」
スミ子は「それが、とんでもない事になってたの!」と話し出した。
「エミーもよく知ってるセイジの相棒から今連絡があったの。大変な事になっていたわ」
「大変な事?」
スミ子は、保から連絡を貰って、話を聞かされた経緯、その内容までをエミコに話した。
話しを聞き終えたエミコは静かに言う。
「つまり、姫花の娘を、助ける方法を探っている、という事ね」
静かで気品のある声だが、いつもの柔らかさが無い。
怒りが滲んでいる事をスミ子は気付いていた。
「狙っていたのが田崎だなんて。そんなところまで、マリーに似なくていいのに……」
「それは言わないでと言ったでしょう」
ピシャリと跳ね除けられ、スミ子は「ごめんなさい」と黙った。
「いいわ、私が行く。場所は、第一京浜と芝浦埠頭の間のあそこのビルでしょう。昔から変わらないのね。田崎、少しは偉くなったんじゃないの」
「エミー、行くの⁈ ちょっと待って!」
電話の向こうのスミ子が必死に止めていたが、エミコはもう聞いていなかった。
「エミー、恵三さんに連絡すればいいじゃない! 恵三さんなら田崎なんて直ぐ」
「しないわ」
短い言葉に、どんな意見も寄せ付けない迫力があった。
「もう、彼には頼らない。私の大切な孫娘は、私が命に代えても守る」
*
「田崎、このビル、貰ったの。随分と出世したようだね。でも、やってる事はあの頃と変わらない、チンピラのままだよ」
「なに……」
突然姿を現したエミコの不躾な言葉に田崎の顔色が変わった。明らかに動揺している。
星児は、目を見開いたまま、今現れた女を凝視していた。
どうして、エミコママが。
姿は間違い無くエミコママだったが、星児の知る、物腰たおやかでお上品なエミコママではなかった。まるで。
「花菱屋の姫花姐さんは死んだんじゃなかったのかよ。俺は、死んだと聞かされていたぞ」
田崎は吐き捨てるように言った。エミコが、ハンッと笑う。
「死んださ、芸者の姫花はね。津田恵三に、引導を渡されたんだよ。今は、クラブ胡蝶のエミコママだよ。知らなかったろう。アンタみたいなチンピラが来る店じゃないからね」
「言ってくれるじゃねーか。いくら姐さんでも言っていい事と悪い事ってのかがあるんじゃねーのか」
ビリビリという音を立てそうな程、空気が緊張し、張り詰めていた。
互いに武器など持たず、見合い言葉を交わすだけだと言うのに殺し合う寸前の空気が二人を包んでいた。
まるで入り込む隙の無い様子に歯噛みする星児はエミコの姿に、そうだ、と思う。
まるで極道の姐さんだ。エミコママは、一体。
田崎に抱えられたままのみちるは、突如として現れたあの貴婦人エミコに驚き、交わされる言葉に意味も分からず呼吸をするのも忘れそうだった。
あの時のエミコさん? 様子が違う。
戸惑うみちるの目の端に、全神経を集中させて隙を伺う星児が映った。
みちると目が合った瞬間、口を動かすのが見えた。
か・な・ら・ず
た・す・け・る
少し前に叫んだ言葉を思い出す。
『俺を信じろ!』
星児さん! 信じていいの? 私を、許してくれているの?
「田崎、その子を使って津田恵三と取り引きしようなんてこすい真似、諦めな」
「なに」
「津田は、己の目的の為に女を使う事を最も嫌う男なんだよ。意気揚々と、その子をダシに津田に取り引き持ち掛けてごらん。消されるよ、確実に」
田崎の顔が、歪む。
初めて隙が出来た。
エミコの手が、田崎に見えないところで星児に合図を送っていた。
星児が田崎に飛び掛かる。
体勢を崩した田崎がみちるを手放し、宙に浮いたみちるを龍吾が抱えた。
「剣崎、貴様!」
田崎が星児に殴り掛かったが、寸でのところで星児が田崎の腕を蹴り上げた。
腕を押さえ顔を歪める田崎が部下にやれと指示を出そうとした時。
「田崎!」
エミコの一喝に田崎が固まった。
「私を誰だと思っているんだい!」
みちるを抱えながら応戦体勢に入っていた龍吾含め、乱闘が始まる寸前だった部屋が、静まり返った。
田崎が舌打ちする。エミコに向けた視線は、星児が今まで見てきた田崎のものではなかった。
「俺は、こんなだけど、命の恩人に対する義理は忘れない男だ。四十年前にアンタに助けてもらった義理は忘れてねーよ。けどなーー」
星児も龍吾も、信じられない田崎の様子に、完全に油断していた。
田崎がゆらりと立ち上がる。そばにいた部下のリボルバー拳銃を取り上げるのは、一瞬だった。
「依頼された仕事をキッチリ果たす男でもあるんだよ!」
拳銃を手にした田崎みちるにロックオンした。
星児が田崎に飛びかかり、龍吾がみちるを庇おうとしたが、撃鉄の音が既に鳴りトリガーに指が掛かっていた。
間に合わない! と思った次の瞬間、耳をつん裂く爆音が周囲の空気を破裂させた。
みちる!
蒼白になった星児が確認すると、みちるを庇うように着物の女性が倒れていた。
携帯電話が、バッグの中で鳴っていた。着信音が、プライベート用のものだった為、エミコは直ぐに取った。
「エミー!」
スミ子のハスキーな声に、安堵した。
「どうしたの、銀ちゃん。日付変わったわよ。お肌に悪い」
「お肌に悪いのはお互い様でしょ。まあ、貴女はいつまでも白くて美しいけど」
「まあ、ありがとう。でももうお互いお婆さんよ」
「ババアとか思わないこと!」
オホホと互いにひと笑いして、スミ子が「いけない」と我に返った。
「こんな、冗談言い合ってる場合じゃなかったの」
スミ子の声が途端に神妙になり、エミ子は構えた。
電話の向こうが静か過ぎる。家では無さそうだ。
全てのスタッフ達が帰った後、何かあって電話をしてきた?
「どうしたの」
ほんの数秒で様々な推理をし、エミコはスミ子の言葉を待った。
「エミー、落ち着いて聞いてネ」
言いながら、自分が一番落ち着かなきゃ、とスミ子が深呼吸し、ゆっくりと切り出した。
「エミーが会ったあの、姫花の娘、香蘭劇場の踊り子だったの」
エミコは、携帯電話を落としそうになった。
「まさか……」
「私も、まさかと思ったわよ」
言葉が出てこないエミコに、スミ子が静かに言う。
「因果ね、これは。まさか、マリーと同じ道を辿っていたなんて」
エミコの脳裏に過去が巡る。黙ったままのエミコにスミ子が恐る恐る聞く。
「呪いかしら」
「そんな事、言ったら駄目よ!」
スミ子の言葉に被せ気味の言葉を返す。
「因縁とか呪いとかは、絶対に無いの。ただの偶然よ」
だってあの子は『幸せです』と嘘の無い瞳で即答した。
迎えに来ていた青年と一緒に歩く後ろ姿に、何物にも侵されない関係を見た。
マリーとは、何もかも違う。
あの子の母親は、姫花だもの!
そう言えば、とエミコは気付く。
「銀ちゃん、何故、今そんな事を? 何処から聞いたの」
スミ子は「それが、とんでもない事になってたの!」と話し出した。
「エミーもよく知ってるセイジの相棒から今連絡があったの。大変な事になっていたわ」
「大変な事?」
スミ子は、保から連絡を貰って、話を聞かされた経緯、その内容までをエミコに話した。
話しを聞き終えたエミコは静かに言う。
「つまり、姫花の娘を、助ける方法を探っている、という事ね」
静かで気品のある声だが、いつもの柔らかさが無い。
怒りが滲んでいる事をスミ子は気付いていた。
「狙っていたのが田崎だなんて。そんなところまで、マリーに似なくていいのに……」
「それは言わないでと言ったでしょう」
ピシャリと跳ね除けられ、スミ子は「ごめんなさい」と黙った。
「いいわ、私が行く。場所は、第一京浜と芝浦埠頭の間のあそこのビルでしょう。昔から変わらないのね。田崎、少しは偉くなったんじゃないの」
「エミー、行くの⁈ ちょっと待って!」
電話の向こうのスミ子が必死に止めていたが、エミコはもう聞いていなかった。
「エミー、恵三さんに連絡すればいいじゃない! 恵三さんなら田崎なんて直ぐ」
「しないわ」
短い言葉に、どんな意見も寄せ付けない迫力があった。
「もう、彼には頼らない。私の大切な孫娘は、私が命に代えても守る」
*
「田崎、このビル、貰ったの。随分と出世したようだね。でも、やってる事はあの頃と変わらない、チンピラのままだよ」
「なに……」
突然姿を現したエミコの不躾な言葉に田崎の顔色が変わった。明らかに動揺している。
星児は、目を見開いたまま、今現れた女を凝視していた。
どうして、エミコママが。
姿は間違い無くエミコママだったが、星児の知る、物腰たおやかでお上品なエミコママではなかった。まるで。
「花菱屋の姫花姐さんは死んだんじゃなかったのかよ。俺は、死んだと聞かされていたぞ」
田崎は吐き捨てるように言った。エミコが、ハンッと笑う。
「死んださ、芸者の姫花はね。津田恵三に、引導を渡されたんだよ。今は、クラブ胡蝶のエミコママだよ。知らなかったろう。アンタみたいなチンピラが来る店じゃないからね」
「言ってくれるじゃねーか。いくら姐さんでも言っていい事と悪い事ってのかがあるんじゃねーのか」
ビリビリという音を立てそうな程、空気が緊張し、張り詰めていた。
互いに武器など持たず、見合い言葉を交わすだけだと言うのに殺し合う寸前の空気が二人を包んでいた。
まるで入り込む隙の無い様子に歯噛みする星児はエミコの姿に、そうだ、と思う。
まるで極道の姐さんだ。エミコママは、一体。
田崎に抱えられたままのみちるは、突如として現れたあの貴婦人エミコに驚き、交わされる言葉に意味も分からず呼吸をするのも忘れそうだった。
あの時のエミコさん? 様子が違う。
戸惑うみちるの目の端に、全神経を集中させて隙を伺う星児が映った。
みちると目が合った瞬間、口を動かすのが見えた。
か・な・ら・ず
た・す・け・る
少し前に叫んだ言葉を思い出す。
『俺を信じろ!』
星児さん! 信じていいの? 私を、許してくれているの?
「田崎、その子を使って津田恵三と取り引きしようなんてこすい真似、諦めな」
「なに」
「津田は、己の目的の為に女を使う事を最も嫌う男なんだよ。意気揚々と、その子をダシに津田に取り引き持ち掛けてごらん。消されるよ、確実に」
田崎の顔が、歪む。
初めて隙が出来た。
エミコの手が、田崎に見えないところで星児に合図を送っていた。
星児が田崎に飛び掛かる。
体勢を崩した田崎がみちるを手放し、宙に浮いたみちるを龍吾が抱えた。
「剣崎、貴様!」
田崎が星児に殴り掛かったが、寸でのところで星児が田崎の腕を蹴り上げた。
腕を押さえ顔を歪める田崎が部下にやれと指示を出そうとした時。
「田崎!」
エミコの一喝に田崎が固まった。
「私を誰だと思っているんだい!」
みちるを抱えながら応戦体勢に入っていた龍吾含め、乱闘が始まる寸前だった部屋が、静まり返った。
田崎が舌打ちする。エミコに向けた視線は、星児が今まで見てきた田崎のものではなかった。
「俺は、こんなだけど、命の恩人に対する義理は忘れない男だ。四十年前にアンタに助けてもらった義理は忘れてねーよ。けどなーー」
星児も龍吾も、信じられない田崎の様子に、完全に油断していた。
田崎がゆらりと立ち上がる。そばにいた部下のリボルバー拳銃を取り上げるのは、一瞬だった。
「依頼された仕事をキッチリ果たす男でもあるんだよ!」
拳銃を手にした田崎みちるにロックオンした。
星児が田崎に飛びかかり、龍吾がみちるを庇おうとしたが、撃鉄の音が既に鳴りトリガーに指が掛かっていた。
間に合わない! と思った次の瞬間、耳をつん裂く爆音が周囲の空気を破裂させた。
みちる!
蒼白になった星児が確認すると、みちるを庇うように着物の女性が倒れていた。
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