END-GAME【日常生活編】

孤高

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番外編(過去編)

幸福

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学校へ向かう途中に様々な男子がこちらを直視する。

花「すごい視線感じる…」

集「そりゃそうだよだって花は有名人なんだから」

そんな人と朝登校するなんて、注目の的になるにきまっている。
そして学校に到着。いつものように教室に向かうと、教室に入る瞬間。男子が一斉にこちらを睨んできた。

「きたぞぉぉ!!集だぁぁ!!」
「てめぇこのやろう羨ましいな!」

集「ちょっと、なんだよ!」

「花さんと付き合ってんだろ?」

集「なわけないだろ」

「まぁまぁ、もうバレてんだからよ、お幸せにな、集」

集「は!誰がバラした!?」

「ってことは本当だったんだな」

集「あ…」

「いいんだ別に、恨んでねぇよ」

集「別にそんなこと思っては…」

「お前の勇気、知ってるからな、助けたんだろ?いじめられているところを」

集「それをなんで」

「見てたからさ、1年生の餓鬼が」

集「…………あぁぁぁぁ…」

花「しゅうお待たせ」

先ほどトイレに行っていた花が帰ってきた

集「おかえり…花」

花「どうしたの?しゅう?そしてみんな?」

僕達のことをみんながニヤニヤしながら見てくる
そして一人の生徒がせーのという掛け声をすると 

「お幸せに!!!!」

という声が鳴り響いた

花「あ、あれ?バレちゃってるんだね?」

僕は黙って頷く

花「あはは、ありがとうみんな」

これ、これだ、花の悩殺スマイル、この笑顔は反則級に美しい

集「じゃあ…席につこうか」

花「ちょっと遠いね…」

集「大丈夫。我慢しなくちゃね」

花「しゅう?」

と、振り返る時には集は席についていた

奏太「よかったな集、みんな受け入れてくれて」

集「まぁ…ね」

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