END-GAME【日常生活編】

孤高

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最終章

定朝

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集「ぐっ……ん…」

突然の花の酔いから逃げれた…と言えないか、
只今僕達は、いや僕は花によって起きられない状態にある。まず僕の右の手を花が両の手で包み頬ずりをしている。そして足が花の両足によって動けない。

花「…ん…しゅうおはよう」

集「おはよう」

目が覚めたご様子で、だけどまだ酔いがさめてないようだ。普通彼女はこんなことはしない。感情は素直に発するが行動では表すことは恥じらいを持ち、ためらいを持つ、だが酔った彼女は行動にでてしまう

花「しゅうこっち向いて?」

集「ん?」

僕の唇に柔らかいものが当たったかと思うと、
ちゅ、という音が響く、そしてその数秒後笑い声が響き渡る

集「………!」

花「顔……赤い」

集「…花もね」

花「赤くないもん」

集「赤いよ」

と。花の頬をつついてあげた
すると花が笑いながら頬を膨らませて嬉しそうに甘えてくる

集「ほんと、可愛い」

思わず花の背中に手をまわす。花の顔は見えなくなった。

花「ずっとそばにいさせて、ね」

小声で耳元に囁く

花「大好きだよ…」

布団の中で何をやってるんだか…と我に帰る

集「さ!起きようか花!」

花「まだ眠い…」

上目遣いでアピールをしてくる

集「…じゃあもうちょっとだけ……ダメだ!起きよう」

危ない危ない、花に飲み込まれそうだった

花「うー…」
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