END-GAME【日常生活編】

孤高

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指導編

給食

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というわけで給食をいただくことになった
私は一組、花は二組ということで
本日の給食は定番のカレーらしく、久しく食べていないので少し楽しみであった
先に教室に入ったのは花である

花「失礼しまぁす!」

またもや勢いよく教室に入っていくと
生徒達が一生懸命クラス分のカレーを装り
運んでいる光景が見えた

ハル「……花さん!?」

「花さんだ!!」「おぉ!?」

花「みんなと給食食べに来たんだけど…いいかな?」

「よっしゃぁぁ!!!」

歓声がとどろく、元の世界で言う、有名人と食事ができる程の貴重な体験に等しいだろう
そしてサッとカレーが前に出され

「いただきます」

花「いただきます」

食事が始まった。
スプーンを手に取ったその瞬間花は、豪快にご飯を口に入れて頬張った。それを見た生徒達は笑わずにはいられなくて、花はなんで笑ってるの?みたいな顔で不思議そうに首をかしげていた
誰よりも先に間食、戦闘のスピードももちろんだが、食べるときのスピードも速かった

花「ごちそうさまでした」

まだ少し物足りないのかお腹を押さえて暇そうにしている花に一人の女子が話しかけてきた

ハル「花さん、ちょっと質問いいですか?」

花「ん?なにかな?」

ハル「ソルさんとお付き合い…されてるんですよね?」

花「う…うん!そうだね」

こんな質問をされるとは思ってはいなかった
不意だったので反応が遅れてしまう

ハル「ソルさんてどんな人なんですか?」

花「どんな人かぁ…とにかく優しくていつも傍にいて守ってくれる、時々危なっかしいことするけど、自分より相手のことを優先させる。そんな人だよ」

ハル「すいません…ありがとうございます」

花「もしかしてハルちゃんしゅうのこと好きなのかな?」

ハル「しゅう?」

花「あー!ソルのこと好きなのかな?」

顔を下に向け、少し顔が赤くなっているのが見えたようなきがした

ハル「…はい」

花「そうなんだ!あの…これからも現世回帰団のソルのことを応援していてください」

ハル「もちろんです!」

会話は終わり、クラスをでた時にしゅうも同じタイミングでクラスからでてきた
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