END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

文字の大きさ
上 下
95 / 112
四期

第24話「囮」

しおりを挟む
到着して見たもの、それは炎に飲み込まれた家々だった。

刹那「ぅ…ぅ…」

母国を見ながら涙を流す。
街にいた人達はどこに行ったのかもわからかい。

ヴァーチェ「まぁ泣くのはいいが、まずはこの街の炎を止めなきゃだろ」

そして刹那は涙を拭い

刹那「そうだな…すまない」

集「さて、まずはΩの関係者、ダーチムを探さないとね」

クラダス「近くにいるかもしれないので注意を払っていきましょう」

タクト「……皆さん、耳を澄ましてください」

そのタクトの一言で静まり返る。
そして響いてきたのはどこかで人が苦しんでいる声だった。

「んー!んー!」

チャム「この声は…向こうだよ!」

チャムが指差す方向へ走る。
そして僕達はその辺りを散策した。

刹那「この家の中だと思われます!」

刹那が一生懸命扉を開けようとしているが、何かが突っ掛かり開けられない。

ヴァーチェ「よぅし、どけ」

ヴァーチェが前に出る。そして右足を大きく上げて勢いよく扉を蹴った。すると扉は倒れ、強引ではあるが一応空いた。

ヴァーチェ「ふん」

クラダス「よし、中にいる人を探しましょう」

「んー!」

部屋の奥に手足を縛られ身動きが取れない状態で口をテープで固定されていた。

刹那「大丈夫ですか!」

「んー!」

花「え?」

集「どうしたの?」

花「なんかこの人、何か言ってるような」

集「…………!!!!」

突然集が真上に剣を構える。
すると屋根が壊れ、巨大な鎌が振り下ろされてきた。それを瞬時に予測したのは集1人だけだ。

集「…ぐっ…!」

「んははー、よくわかったなー」

鎌を抑えながら上を見上げると、そこには大男が立っていた。

クラダス「あなたがダーチムですか」

ダーチム「そうだなー現世回帰団ー今の一撃よく見ぬけたと褒めてやるぞ」

集「そりゃどうもっ!」

鎌を弾き後ろに飛ぶ。

ダーチム「Ω様から伝言がある、我々製作者7人を倒してカードを奪い、私の元まで来い、とのことだ。せいぜい頑張るんだなー」

ヴァーチェ「はっなんだ」

ダーチム「なにがだ?」

ヴァーチェ「ボス100体倒すよりは数倍マシだぜ」

クラダス「そうですね」

集「いくよみんな」
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

迷い込んだのは、奇妙で下品な世界でした

MEIRO
ファンタジー
ある日突然、少年はRPGを思わせるような世界に迷い込んでしまう。 まるで、ファンタジー的な何かが始まりそうな、そんな世界だ。 だが少年を待ち受けていたのは、冒険のはじまりなどではなく、逃げ続けるだけの日々だった――。 ※大変下品な内容となっておりますので、閲覧の際には、タグのご確認の方、よろしくお願いいたします。

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。 そして夢をみた。 日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。 その顔を見て目が覚めた。 なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。 数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。 幼少期、最初はツラい状況が続きます。 作者都合のゆるふわご都合設定です。 1日1話更新目指してます。 エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。 お楽しみ頂けたら幸いです。 *************** 2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます! 100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!! 2024年9月9日  お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます! 200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!! 2025年1月6日  お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております! ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!

子ども扱いしないでください! 幼女化しちゃった完璧淑女は、騎士団長に甘やかされる

佐崎咲
恋愛
旧題:完璧すぎる君は一人でも生きていけると婚約破棄されたけど、騎士団長が即日プロポーズに来た上に甘やかしてきます 「君は完璧だ。一人でも生きていける。でも、彼女には私が必要なんだ」 なんだか聞いたことのある台詞だけれど、まさか現実で、しかも貴族社会に生きる人間からそれを聞くことになるとは思ってもいなかった。 彼の言う通り、私ロゼ=リンゼンハイムは『完璧な淑女』などと称されているけれど、それは努力のたまものであって、本質ではない。 私は幼い時に我儘な姉に追い出され、開き直って自然溢れる領地でそれはもうのびのびと、野を駆け山を駆け回っていたのだから。 それが、今度は跡継ぎ教育に嫌気がさした姉が自称病弱設定を作り出し、代わりに私がこの家を継ぐことになったから、王都に移って血反吐を吐くような努力を重ねたのだ。 そして今度は腐れ縁ともいうべき幼馴染みの友人に婚約者を横取りされたわけだけれど、それはまあ別にどうぞ差し上げますよというところなのだが。 ただ。 婚約破棄を告げられたばかりの私をその日訪ねた人が、もう一人いた。 切れ長の紺色の瞳に、長い金髪を一つに束ね、男女問わず目をひく美しい彼は、『微笑みの貴公子』と呼ばれる第二騎士団長のユアン=クラディス様。 彼はいつもとは違う、改まった口調で言った。 「どうか、私と結婚してください」 「お返事は急ぎません。先程リンゼンハイム伯爵には手紙を出させていただきました。許可が得られましたらまた改めさせていただきますが、まずはロゼ嬢に私の気持ちを知っておいていただきたかったのです」 私の戸惑いたるや、婚約破棄を告げられた時の比ではなかった。 彼のことはよく知っている。 彼もまた、私のことをよく知っている。 でも彼は『それ』が私だとは知らない。 まったくの別人に見えているはずなのだから。 なのに、何故私にプロポーズを? しかもやたらと甘やかそうとしてくるんですけど。 どういうこと? ============ 番外編は思いついたら追加していく予定です。 <レジーナ公式サイト番外編> 「番外編 相変わらずな日常」 レジーナ公式サイトにてアンケートに答えていただくと、書き下ろしweb番外編をお読みいただけます。 いつも攻め込まれてばかりのロゼが居眠り中のユアンを見つけ、この機会に……という話です。   ※転載・複写はお断りいたします。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

由紀と真一

廣瀬純一
大衆娯楽
夫婦の体が入れ替わる話

処理中です...