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学園生活篇
20回転木馬
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「次はあれに乗ろうぜ!」
元気よく真人がジャンプする。まるで、本物遊園地に来ているようだ。
弘海や乃亜もはしゃいでいる。だけど、ネリネだけは違う。
ここは、間違いなく霊界だ。生きた人間はまず来ては行けない場所。
しかし、現に三人はここにいる。賽の河原に連れていかれる前に何とか脱出しなければ……。
蛍にはGPSで居場所を伝えてある。ネリネのスマホも蛍と同じく地獄製。人間界のスマホと違い、霊界でも通じる。
「……兄様。経国兄様に伝えてくれたかな?」
蛍はスマホを取り出す。位置情報機能を見るために立ち止まる。
「……もう少しか」
「何を見ているの?」
なずなは蛍に尋ねた。
「ああ。GPSだよ」
そう言われて、なずなも胸ポケットからスマホを取り出した。
「え…。圏外?蛍くんのは使えるの?」
そうだよと頷き、歩き始める。
やっぱり、どこか浮世離れしている。だけど、こうしてスマホを触る姿は、同世代と変わらない。
「……さて、あれを見てご覧」
しばらく歩いた後に、蛍が指を差した。その先には廃墟が見えている。いや、廃墟ならばまだ良かった。そこはまるで……。
「子供達はあそこにいるみたいだ」
確かにここは霊界だ。だけど、何だろう?このカラフルな景色は……。
人間界に初めて来た時、こんな場所を見た事がある。回転木馬や、天高く聳える観覧車……。地獄では、見ないものばかりだ。
ネリネは回転木馬に乗りたかったが、瑠璃が女は馬には乗らないと言われてしまった。
「君は遊ばないの?」
急に弘海に言われる。
「私は……」
そうだ、あの回転木馬に乗りたい。そう言って、弘海に促されるまま、真っ直ぐ歩く。
「早く乗ろうよ!なずな姉ちゃん」
「うん!行こう、蛍兄様」
「楽しいけど……」
乃亜は、辺りを見渡す。何かが違う。大切なことを忘れている。
「ママに会いたい……」
けれども、ママってどんな人?ママって誰?
「何でだろ?凄く会いたいよ」
乃亜はその場で、ポロポロ泣き出す。
いくら泣いても、待ち人は来ず、そこに来たのは……。
「おや……どうして泣いているのかな?」
あの坊主であった。そして、坊主の魔の手が乃亜に伸びてきたのだった。
まるで災害が起きたみたいだった。辺りには冷たい空気が立ち込める。かつて、建物だった石積みや瓦礫。少し触るだけで崩れてしまいそう。
なずなは何故か悲しい気持ちになった。
「本当にこんな所にいるの?」
「ああ。間違いないさ……あれ」
蛍が指差した方角に、瓦礫に座る真人がいた。
「真人君!」
なずなは真人に駆け寄り体を揺さぶるが、真人はボーっとして、こちらを見ない。
「父ちゃん!次はあれに乗ろうぜ!」
真人ははっきりとそう言ったのだ。もちろん、真人の父はいない。
「真人君!しっかりして!」
「……無駄だよ」
蛍がゆっくりと近づいて、真人の目線の位置まで屈んだんだ。
「……君。幻術にかかってるな」
蛍はじっと真人の眼の奥を覗き込んだ。なずなは、真人の肩に触れて心配そうに見つめる。
──紡ぐ………紡ぎなさい。
「え?」
なずなは辺りを見渡すが、蛍と真人以外誰もいなかった。
「ぺんぺん?」
「な、何でもないよ」
蛍は一度ずらした視線を真人に戻す。
「解除できるか、分からないけど……」
意識を集中させると、蛍達は薄い緑色の光に包まれる。
(……あれ?)
蛍は何か違和感を感じるが、すぐに意識を集中させた。
いくらか立った時だった。
「ん……あ、あれ?俺、ここは?」
「真人君!」
なずなは、思わず真人に抱きつき、胸が当たるらしく真人は思わずニヤける。
しかし、至福の時は束の間……鬼より恐ろしい顔で蛍が見下ろしていたのだ。
「お、お兄さん、誰⁉︎っていうか、なずな姉ちゃんまでいるの⁈」
真人は、慌ててなずなから離れて辺りを見渡す。
「な、何だよ……ここ。さっきまで遊園地だったじゃねえか⁉︎」
愕然とする真人に蛍が答える。
「ここは、霊界。死の世界だ」
「うそ!俺、死んだの⁉︎やだやだ!やりたいことあるのに!」
それを聞いて、真人は慌てふためく。そんな真人の頭をゲンコツで叩いた蛍。
「いって‼︎」
「痛みがあると言う事は生きている証拠だ」
蛍達は、他のものを探す為に歩き出す。
意外に早く、ネリネと弘海は見つかった。
「おいっ!二人とも、しっかりするんだ!」
蛍は二人にかかった幻術を解除する。なずなは、しっかりとネリネと弘海の肩を抱く。
「……うっ。うぅ……あれ?お姉ちゃん」
弘海が寝ぼけた様子で目覚めると、なずなは涙目になり抱きしめる。
「……まさかね」
ネリネは伏せ目で蛍を見る。
「何だよ?」
「ううん。蛍兄様が助けてくれるなんて思わなかった」
プイッとネリネは顔を背けた。
「可愛くない奴……」
蛍は口を尖らせて、そう言った。
「これで全員?」
「待ってよ!乃亜ちゃんがいるんだ」
弘海がそう言って、行方不明になった女の子だと言うのを思い出すなずな。
「蛍くん。その子も一緒に……」
「分かってるよ。全く…ぺんぺんは…」
(ぺんぺん?あれが……)
ネリネは思い出す。あれが、兄の友達……。可愛い人だ。そして、弘海の姉…。
つまり、そう言う事かとネリネは安堵するが、寂しい気持ちもあった。
兄は自分の為ではなく、きっと……。
「助けて‼︎」
遠くの方で叫び声が聞こえる女の子のものだ。
「乃亜ちゃんの声だよ!」
真人に言われて、蛍は叫び声のする方へ走り出す。
なずな達もそれを追いかけて、意外と近くに乃亜と………夜道怪がいた。
「……おや?意外に早かったね?」
大きな口を歪ませて、歯をむき出しにした夜道怪は触手のような物で乃亜を縛り上げていた。
「た、助けて……ひっ」
乃亜は今にも泣き出しそうになる。
「……人質のつもりか?言っとくけど、そんな子どうでも……ってネリネ!」
蛍が黒筒を構えるより先に、ネリネが飛び出していく。
「人質を返しなさい!」
そう叫んで、夜道怪の頭を目掛けて飛び蹴りをしようとするが、夜道怪は腕を振り上げ、ネリネの脚を振り払う。そのせいでバランスを崩し、地面に叩きつけられるように膝から倒れてしまう。
「いったぁ!」
ネリネは、膝を擦りむいたらしく、脚から血を流していた。
「ふん!小娘が!」
(ああ。何でだろう?イラッとする)
蛍は倒れ込んだネリネに手を差し伸べる。
「あ、ありがとう」
「ねえ、ぺんぺん。ネリネを見てあげて?僕、夜道怪がむかつく」
蛍は、夜道怪を睨みつけて言った。
「夜道怪。懲罰の時間だぞ?」
元気よく真人がジャンプする。まるで、本物遊園地に来ているようだ。
弘海や乃亜もはしゃいでいる。だけど、ネリネだけは違う。
ここは、間違いなく霊界だ。生きた人間はまず来ては行けない場所。
しかし、現に三人はここにいる。賽の河原に連れていかれる前に何とか脱出しなければ……。
蛍にはGPSで居場所を伝えてある。ネリネのスマホも蛍と同じく地獄製。人間界のスマホと違い、霊界でも通じる。
「……兄様。経国兄様に伝えてくれたかな?」
蛍はスマホを取り出す。位置情報機能を見るために立ち止まる。
「……もう少しか」
「何を見ているの?」
なずなは蛍に尋ねた。
「ああ。GPSだよ」
そう言われて、なずなも胸ポケットからスマホを取り出した。
「え…。圏外?蛍くんのは使えるの?」
そうだよと頷き、歩き始める。
やっぱり、どこか浮世離れしている。だけど、こうしてスマホを触る姿は、同世代と変わらない。
「……さて、あれを見てご覧」
しばらく歩いた後に、蛍が指を差した。その先には廃墟が見えている。いや、廃墟ならばまだ良かった。そこはまるで……。
「子供達はあそこにいるみたいだ」
確かにここは霊界だ。だけど、何だろう?このカラフルな景色は……。
人間界に初めて来た時、こんな場所を見た事がある。回転木馬や、天高く聳える観覧車……。地獄では、見ないものばかりだ。
ネリネは回転木馬に乗りたかったが、瑠璃が女は馬には乗らないと言われてしまった。
「君は遊ばないの?」
急に弘海に言われる。
「私は……」
そうだ、あの回転木馬に乗りたい。そう言って、弘海に促されるまま、真っ直ぐ歩く。
「早く乗ろうよ!なずな姉ちゃん」
「うん!行こう、蛍兄様」
「楽しいけど……」
乃亜は、辺りを見渡す。何かが違う。大切なことを忘れている。
「ママに会いたい……」
けれども、ママってどんな人?ママって誰?
「何でだろ?凄く会いたいよ」
乃亜はその場で、ポロポロ泣き出す。
いくら泣いても、待ち人は来ず、そこに来たのは……。
「おや……どうして泣いているのかな?」
あの坊主であった。そして、坊主の魔の手が乃亜に伸びてきたのだった。
まるで災害が起きたみたいだった。辺りには冷たい空気が立ち込める。かつて、建物だった石積みや瓦礫。少し触るだけで崩れてしまいそう。
なずなは何故か悲しい気持ちになった。
「本当にこんな所にいるの?」
「ああ。間違いないさ……あれ」
蛍が指差した方角に、瓦礫に座る真人がいた。
「真人君!」
なずなは真人に駆け寄り体を揺さぶるが、真人はボーっとして、こちらを見ない。
「父ちゃん!次はあれに乗ろうぜ!」
真人ははっきりとそう言ったのだ。もちろん、真人の父はいない。
「真人君!しっかりして!」
「……無駄だよ」
蛍がゆっくりと近づいて、真人の目線の位置まで屈んだんだ。
「……君。幻術にかかってるな」
蛍はじっと真人の眼の奥を覗き込んだ。なずなは、真人の肩に触れて心配そうに見つめる。
──紡ぐ………紡ぎなさい。
「え?」
なずなは辺りを見渡すが、蛍と真人以外誰もいなかった。
「ぺんぺん?」
「な、何でもないよ」
蛍は一度ずらした視線を真人に戻す。
「解除できるか、分からないけど……」
意識を集中させると、蛍達は薄い緑色の光に包まれる。
(……あれ?)
蛍は何か違和感を感じるが、すぐに意識を集中させた。
いくらか立った時だった。
「ん……あ、あれ?俺、ここは?」
「真人君!」
なずなは、思わず真人に抱きつき、胸が当たるらしく真人は思わずニヤける。
しかし、至福の時は束の間……鬼より恐ろしい顔で蛍が見下ろしていたのだ。
「お、お兄さん、誰⁉︎っていうか、なずな姉ちゃんまでいるの⁈」
真人は、慌ててなずなから離れて辺りを見渡す。
「な、何だよ……ここ。さっきまで遊園地だったじゃねえか⁉︎」
愕然とする真人に蛍が答える。
「ここは、霊界。死の世界だ」
「うそ!俺、死んだの⁉︎やだやだ!やりたいことあるのに!」
それを聞いて、真人は慌てふためく。そんな真人の頭をゲンコツで叩いた蛍。
「いって‼︎」
「痛みがあると言う事は生きている証拠だ」
蛍達は、他のものを探す為に歩き出す。
意外に早く、ネリネと弘海は見つかった。
「おいっ!二人とも、しっかりするんだ!」
蛍は二人にかかった幻術を解除する。なずなは、しっかりとネリネと弘海の肩を抱く。
「……うっ。うぅ……あれ?お姉ちゃん」
弘海が寝ぼけた様子で目覚めると、なずなは涙目になり抱きしめる。
「……まさかね」
ネリネは伏せ目で蛍を見る。
「何だよ?」
「ううん。蛍兄様が助けてくれるなんて思わなかった」
プイッとネリネは顔を背けた。
「可愛くない奴……」
蛍は口を尖らせて、そう言った。
「これで全員?」
「待ってよ!乃亜ちゃんがいるんだ」
弘海がそう言って、行方不明になった女の子だと言うのを思い出すなずな。
「蛍くん。その子も一緒に……」
「分かってるよ。全く…ぺんぺんは…」
(ぺんぺん?あれが……)
ネリネは思い出す。あれが、兄の友達……。可愛い人だ。そして、弘海の姉…。
つまり、そう言う事かとネリネは安堵するが、寂しい気持ちもあった。
兄は自分の為ではなく、きっと……。
「助けて‼︎」
遠くの方で叫び声が聞こえる女の子のものだ。
「乃亜ちゃんの声だよ!」
真人に言われて、蛍は叫び声のする方へ走り出す。
なずな達もそれを追いかけて、意外と近くに乃亜と………夜道怪がいた。
「……おや?意外に早かったね?」
大きな口を歪ませて、歯をむき出しにした夜道怪は触手のような物で乃亜を縛り上げていた。
「た、助けて……ひっ」
乃亜は今にも泣き出しそうになる。
「……人質のつもりか?言っとくけど、そんな子どうでも……ってネリネ!」
蛍が黒筒を構えるより先に、ネリネが飛び出していく。
「人質を返しなさい!」
そう叫んで、夜道怪の頭を目掛けて飛び蹴りをしようとするが、夜道怪は腕を振り上げ、ネリネの脚を振り払う。そのせいでバランスを崩し、地面に叩きつけられるように膝から倒れてしまう。
「いったぁ!」
ネリネは、膝を擦りむいたらしく、脚から血を流していた。
「ふん!小娘が!」
(ああ。何でだろう?イラッとする)
蛍は倒れ込んだネリネに手を差し伸べる。
「あ、ありがとう」
「ねえ、ぺんぺん。ネリネを見てあげて?僕、夜道怪がむかつく」
蛍は、夜道怪を睨みつけて言った。
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