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恋愛事情に問題アリ?①
恋愛事情に問題アリ?①
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本日!
私!
佐江島 舞香(さえじま まいか)
とーとー
念願の~~~~~~~~~~~
16歳を迎える事が出来ました~~~~~~~~っ!
きゃっほ~~~~~~~~~いっ♪
「これでやっと
やっと!結婚ができる歳になったよ!イエイッ☆」
「誰と結婚すんだか。はい。これ誕プレ。おめでとさん」
冷めた口調でプレゼントをくれたのは私の大親友。
榎本有紀ちゃん!
「あっ、ありがと有紀ちゃん♪――――
―――って!も~~~~知ってるくせに~~~~~」
「はいはい。ソレ無理だから。」
「は?なんで?あと何が結婚の妨げになると言うのだ??」
「根本的なモンが、でしょ!」
「ん~~~~~~~??」
「はぁ・・
あ・の・ね
日本の法律で決まってんのソレ。」
「なぬ?」
「六法読んでないのかなぁ~?」
「あの分厚いヤツでしょ?全部なんて読みきれないよ!」
「いや、そん中でも基本中の基本な事項なんだけど。つか、
この歳で、知らないあんたの方がスゲェよ。」
「なによ!そ!有紀ちゃんは私達のこと反対なんだね!さっきから意地悪な事ばっか!」
「だ・・っ、私達って、相手は同意してないでしょ?」
「ぅ!」
なんと確信を付いてくるんだろう!さすが、大親友だけのことはあるぜっ
だがしか~~~~し!!
「実質、一緒に住んでるワケだし!!」
「はぁ。
そりゃ、そーでしょーよ。」
「ぬぬ!
そのうち、既成事実なんぞ作ってしまえば・・っ」
むふ♪
「凪さんに限ってソレ、ありえないから。」
むすっ!
「そんなのわかんないでしょ~凪だって男なんだし~」
そう
私の恋焦がれている相手の名前。
凪。
いずれは結婚する相手。と、私は幼い頃から思い続けている。
なのに
なのに、
この親友は大反対をしやがる
なぜかって・・
それは・・
「たしかに凪さんまだ若いし。」
そう
「10代で出来た子だし。」
そう
「ママさんはあんたが小さいとき亡くなってるからって」
そう
「実の娘に手ぇだすホド、凪さん、理性なくないし。」
そ・・っ
・・・うなのだ。
私の恋しい恋しい
愛しのダ~リンは・・
私の
実の
パパ
らしい。
「らしいじゃねぇよ!、そうなんだよ!いい加減、認めろ!」
「ぅお!」
鉛のように重い鉄拳と共に胸に突き刺さる言葉。
それは私を瞬殺できるくらいの威力のある言葉。
ぱ
ぱ
「ぬうぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」
「こ、壊れたかっ!舞がついに壊れたかっ!」
「有紀ぢゃんっ!!!」
「な、なに?遺言?」
「っ・・ちがうし。」
「なに?楽に逝ける方法か?」
「あのね、つか、まだ死ぬ気ないし。つか、勝手に殺ろそーとすんな。」
「てへ♪」
「可愛くない。」
「殺す。」
「すびばぜん・・っ」 今、現在、首絞めかけられてる状態。
「はぁ・・ホントに無理なのかなぁ・・親子での結婚・・」
「無理でしょ。」
「ど~してだろ?」
「そりゃ、血が濃すぎるからでしょ?」
「?なんで?濃い方がいいじゃん!絆も深まりそうじゃん?!」
「ばか?」
「なぬ??」
「今や、天皇家でさえ、その血の濃さを見直してるってーのに」
「え?そうなの?だからなんで?」
「・・・」
「有紀ちゃん?」
「ふ。」
「ふ?」
「凪さんに聞いてみたら?」
「へ?」
「ふ。」
「だから、なんで『ふ。』なのだ???」
「じゃ、授業始まるから、さらばだ!」
「ええっ?ここで、まさかの退場??」
「健闘を祈る!」
「イミわかんね~~~~!!」
そんな摩訶不思議な言葉を残して、
チャイムの音と共に自分の席へと戻ってしまった大親友。
「ち。」
全くもってイミわかんない。
なんで、いきなり、凪に聞けって言うのだ?
ん~~~~~~・・・・
さっぱりわからん。
ま、家に帰って凪に聞いてみよ。
結果、そうなる。
私!
佐江島 舞香(さえじま まいか)
とーとー
念願の~~~~~~~~~~~
16歳を迎える事が出来ました~~~~~~~~っ!
きゃっほ~~~~~~~~~いっ♪
「これでやっと
やっと!結婚ができる歳になったよ!イエイッ☆」
「誰と結婚すんだか。はい。これ誕プレ。おめでとさん」
冷めた口調でプレゼントをくれたのは私の大親友。
榎本有紀ちゃん!
「あっ、ありがと有紀ちゃん♪――――
―――って!も~~~~知ってるくせに~~~~~」
「はいはい。ソレ無理だから。」
「は?なんで?あと何が結婚の妨げになると言うのだ??」
「根本的なモンが、でしょ!」
「ん~~~~~~~??」
「はぁ・・
あ・の・ね
日本の法律で決まってんのソレ。」
「なぬ?」
「六法読んでないのかなぁ~?」
「あの分厚いヤツでしょ?全部なんて読みきれないよ!」
「いや、そん中でも基本中の基本な事項なんだけど。つか、
この歳で、知らないあんたの方がスゲェよ。」
「なによ!そ!有紀ちゃんは私達のこと反対なんだね!さっきから意地悪な事ばっか!」
「だ・・っ、私達って、相手は同意してないでしょ?」
「ぅ!」
なんと確信を付いてくるんだろう!さすが、大親友だけのことはあるぜっ
だがしか~~~~し!!
「実質、一緒に住んでるワケだし!!」
「はぁ。
そりゃ、そーでしょーよ。」
「ぬぬ!
そのうち、既成事実なんぞ作ってしまえば・・っ」
むふ♪
「凪さんに限ってソレ、ありえないから。」
むすっ!
「そんなのわかんないでしょ~凪だって男なんだし~」
そう
私の恋焦がれている相手の名前。
凪。
いずれは結婚する相手。と、私は幼い頃から思い続けている。
なのに
なのに、
この親友は大反対をしやがる
なぜかって・・
それは・・
「たしかに凪さんまだ若いし。」
そう
「10代で出来た子だし。」
そう
「ママさんはあんたが小さいとき亡くなってるからって」
そう
「実の娘に手ぇだすホド、凪さん、理性なくないし。」
そ・・っ
・・・うなのだ。
私の恋しい恋しい
愛しのダ~リンは・・
私の
実の
パパ
らしい。
「らしいじゃねぇよ!、そうなんだよ!いい加減、認めろ!」
「ぅお!」
鉛のように重い鉄拳と共に胸に突き刺さる言葉。
それは私を瞬殺できるくらいの威力のある言葉。
ぱ
ぱ
「ぬうぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」
「こ、壊れたかっ!舞がついに壊れたかっ!」
「有紀ぢゃんっ!!!」
「な、なに?遺言?」
「っ・・ちがうし。」
「なに?楽に逝ける方法か?」
「あのね、つか、まだ死ぬ気ないし。つか、勝手に殺ろそーとすんな。」
「てへ♪」
「可愛くない。」
「殺す。」
「すびばぜん・・っ」 今、現在、首絞めかけられてる状態。
「はぁ・・ホントに無理なのかなぁ・・親子での結婚・・」
「無理でしょ。」
「ど~してだろ?」
「そりゃ、血が濃すぎるからでしょ?」
「?なんで?濃い方がいいじゃん!絆も深まりそうじゃん?!」
「ばか?」
「なぬ??」
「今や、天皇家でさえ、その血の濃さを見直してるってーのに」
「え?そうなの?だからなんで?」
「・・・」
「有紀ちゃん?」
「ふ。」
「ふ?」
「凪さんに聞いてみたら?」
「へ?」
「ふ。」
「だから、なんで『ふ。』なのだ???」
「じゃ、授業始まるから、さらばだ!」
「ええっ?ここで、まさかの退場??」
「健闘を祈る!」
「イミわかんね~~~~!!」
そんな摩訶不思議な言葉を残して、
チャイムの音と共に自分の席へと戻ってしまった大親友。
「ち。」
全くもってイミわかんない。
なんで、いきなり、凪に聞けって言うのだ?
ん~~~~~~・・・・
さっぱりわからん。
ま、家に帰って凪に聞いてみよ。
結果、そうなる。
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