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「・・・
行かなきゃ良かった~~~~~っつ!!」
なんなんだ、なんなんだあいつは?!!
片付け終わって先生と指定されたお店に行ったら、既にあいつは出来上がってて
散々、クダを巻き散らかしては、先生に絡み、俺にまで、意味不明な説教をし始めるわで、収拾がつかない状態に陥った挙句、最終的に潰れて寝込むとか――――!!!
いい大人があり得ないだろっ!
お店にも迷惑かけまくって、先生と俺がどれだけ謝罪したことかっ、
ああっ、ホントまじでありえねぇ
こんなんが、先生の隣の座に踏ん反り返ってる亊自体が許されねぇ――っ、
先生に会うのは、ちゃんとした大人だ!
絶えず、先生のコトをサポート出来て、先生が望むことにソツなく対応できる人なんだ!
・・・つまり、
『俺!』じゃん!!
「ね、先生、今からでも遅くないです!、もうあんなヤツとは別れた方がいいですよ!
それで、その・・」
それで・・その
俺に、
「はは、またその話かよ。」
カッ//
「笑い事じゃぁありませんて!、このままじゃ、先生、あいつに潰されますよ!」
「潰され・・?」
「そうです!そして破滅しますね!」
「ふ。破滅かよ」
「だから、笑い事じゃ、・・」
え?
せんせ、い
「いいんじゃね?ソレで」
「—―――!?」
そう言い放った先生の顔は
思いっきり優しげで
それがまるで望みだと言わんばかりの笑みで
俺を見るもんだから
ポタッ。
「—―?え、真・・木くん?」
ポタッポタッ。
涙が溢れ出た。
「お前はすぐ泣くな。」
「!!
・・すいません。」
「いや、別にもうソレは慣れたからいいよ、それより、今日は悪かったね。
こんな時間までウチのに付き合わせてしまって、」
「・・」
「今から帰ってもそんなに睡眠取れないだろ、私はもう少し描いてからココで適当に休むから、君は隣の部屋で寝ていきなさい」
ああ・・まただ
またその口調に変えられた。
先生は意識して使い分けしてるんだろう
もうこれ以上、俺との会話は望んでいないから・・
あれ?望んで・・望み・・
「あああっ!!」
「うわ!なんだ!」
「先生、飲み行く前の約束、忘れてませんよねっ!」
「え」
「もう!先生言ったじゃないですかっ!俺の望みをイッコ叶えてくれるって!」
「あ」
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