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3(S)5
しおりを挟むピピピピ
「!」
机の上に置いてあった私のスマホの着信音。
画面を見るとアシの美子ちゃんからだ
「もし~、」
すぐに電話を手に取り、出ると
「先生、もう戻ってもいいカンジですかぁ?」
と。
チラッとヤツを見る。
どうやら、あの時みたいに隣の部屋へ乗り込んで行くって様子ではなさそうだ。
「ん、悪かったね。大丈夫だよ」
そう言い、電話を切った。
「今、あの2人が戻ってくるから。」
「え、あの・・」
「とりあえず!おおよそのコトは話したんだからな、もう余計な行動は取んな」
「・・
・・・はい。」
さっきの言動といい、なんかまだ引っかかってんだろうな、
表情が強張ってる
「おい!」
「は、はい?」
「昨日の私の言った事、ちゃんと出来てんだろうな」
「えっ、昨日・・あ、はい!」
「じゃ、今日のスケジュールをこなしたら、テストしてやっから、残れよ。」
「・・は、はい!」
そんなのは、口実にすぎない。
なんで、そんなコトを言ったのか、自分でもわからない。
ったく、なにやってんだ私。
おかしいんじゃないか?
きっとまた、こいつが変な気でもおこして昨日のように飛んでしまうんじゃないかと
思っただけだ。
そうだ。
それしか、ないだろ。
でなきゃ、私が
こいつを帰したくないと、
は、
・・思わない。
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