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あいつ、なかなか戻ってこねーな。
1回だけじゃ、・・ないのか?
・・若い、もんなぁ。
ふぅ。
よし、
次話の下書きが終わった。
墨入れ作業も、
・・もう終わる。
「じゃぁ、先生、いってきます。」
「は~い。よろしく~」
美子ちゃんと誠は背景の撮影ロケに出かけた。
え、と。
次のスケジュールは、と。
ん?
スケジュール・・
「・・」
これ作った
当の本人。
がっっ、!!
なんで居ねぇ!!!
「ちっ」
まさか、ここに戻らず、直帰?・・したとか?
もし、そうならっ、
仕事舐めてんのかっ?!あいつっ!
Zじゃなく、ゆとりかよっ!
そんな怒りを先行させながら、
一応、確認の為に隣部屋に向かった。
「鍵・・かかってない」
シューズBOXの上には私が置いた鍵がまんま置かれている。
しかも、あいつの靴も鎮座。
ってコトは、
私が出た時から、なんも自体は変わってない?
「まだ、居るってコトだよな?で、
あいつはどこだ?」
部屋の中を進んで行くと、
目に止まったテーブル上に置いてあるティッシュケース。
手に取ると
「・・軽い」
あ、やっぱ、補充してなかったか?それとも・・
すかさず、
ゴミ箱を見てみると、中は空っぽだった。
「前者か」
しかし、
「あんな状態を抑えれる訳がない。あいつ、一体どこで処理したんだ?トイレ・・か?」
そんなコトを思いながら、トイレを覗いたが
「・・居ない」
考えられる場所はあと一つ、
「風呂場か」
足を風呂場に向け、歩き出そうとしたその時、寝室の方から
ゴソッ。
音が聞こえた。
まさか、
寝室に顔を向けると、扉がうっすら開いている。
ゆっくりとそこから部屋の中を覗くと
カーテンを閉め切っているせいか、薄暗い。
私の目はその薄暗さに、なかなか慣れないでいた。
ゴソッ。
「!」
また音が、
・・と、
少しづつ薄暗さに慣れて来た目に、
飛び込んできたモノ
ん?
白い
・・足?
白く見えるのは暗さのせいか
その白い部分は結構、上の方まで
続き、
私の目ははっきりと認識した。
それは、
私が使っているベッドの上。
その上で、
下半身を露わにしている
あいつの姿であり、
そこに、もっと白く映るもの・・はYシャツで
右側の袖口からは、足と同じ白さの腕を伸ばしている
その先、
腕から続く右手が
掴んでいた
・・ソレ
小刻みに
上下に動かしている
その動きと同時に漏れる喘ぎ声。
その声は、あまりにも切なそうで、苦しそうで、
思わず
口角が上がる。
そして
私の手は扉を開けていた。
「!!」
扉からいきなり差し込んだ光に気づいたんだろう
即座に体を半起こしして、
あいつは、
驚いた顔をこっちに見せた。
1回だけじゃ、・・ないのか?
・・若い、もんなぁ。
ふぅ。
よし、
次話の下書きが終わった。
墨入れ作業も、
・・もう終わる。
「じゃぁ、先生、いってきます。」
「は~い。よろしく~」
美子ちゃんと誠は背景の撮影ロケに出かけた。
え、と。
次のスケジュールは、と。
ん?
スケジュール・・
「・・」
これ作った
当の本人。
がっっ、!!
なんで居ねぇ!!!
「ちっ」
まさか、ここに戻らず、直帰?・・したとか?
もし、そうならっ、
仕事舐めてんのかっ?!あいつっ!
Zじゃなく、ゆとりかよっ!
そんな怒りを先行させながら、
一応、確認の為に隣部屋に向かった。
「鍵・・かかってない」
シューズBOXの上には私が置いた鍵がまんま置かれている。
しかも、あいつの靴も鎮座。
ってコトは、
私が出た時から、なんも自体は変わってない?
「まだ、居るってコトだよな?で、
あいつはどこだ?」
部屋の中を進んで行くと、
目に止まったテーブル上に置いてあるティッシュケース。
手に取ると
「・・軽い」
あ、やっぱ、補充してなかったか?それとも・・
すかさず、
ゴミ箱を見てみると、中は空っぽだった。
「前者か」
しかし、
「あんな状態を抑えれる訳がない。あいつ、一体どこで処理したんだ?トイレ・・か?」
そんなコトを思いながら、トイレを覗いたが
「・・居ない」
考えられる場所はあと一つ、
「風呂場か」
足を風呂場に向け、歩き出そうとしたその時、寝室の方から
ゴソッ。
音が聞こえた。
まさか、
寝室に顔を向けると、扉がうっすら開いている。
ゆっくりとそこから部屋の中を覗くと
カーテンを閉め切っているせいか、薄暗い。
私の目はその薄暗さに、なかなか慣れないでいた。
ゴソッ。
「!」
また音が、
・・と、
少しづつ薄暗さに慣れて来た目に、
飛び込んできたモノ
ん?
白い
・・足?
白く見えるのは暗さのせいか
その白い部分は結構、上の方まで
続き、
私の目ははっきりと認識した。
それは、
私が使っているベッドの上。
その上で、
下半身を露わにしている
あいつの姿であり、
そこに、もっと白く映るもの・・はYシャツで
右側の袖口からは、足と同じ白さの腕を伸ばしている
その先、
腕から続く右手が
掴んでいた
・・ソレ
小刻みに
上下に動かしている
その動きと同時に漏れる喘ぎ声。
その声は、あまりにも切なそうで、苦しそうで、
思わず
口角が上がる。
そして
私の手は扉を開けていた。
「!!」
扉からいきなり差し込んだ光に気づいたんだろう
即座に体を半起こしして、
あいつは、
驚いた顔をこっちに見せた。
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