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街へ行こう2
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「あ、あのね。ハナには言ってなかったんだけど、、この世界にハナみたいに耳も尻尾もなくて、翼もツノも鱗もなくてこんなにスベスベでモチmっん゛、、じ、じゃなくて種族はいないんだ」
「え、、、嘘、、。」
この世界に人間がいないことをティアから告げられて頭が真っ白になり、ティアの話は途中から頭に入ってこなくて呆然としているとティアが話続けた。
「あ、あのね、、だから、街に行くときはバレないようにローブとフードを深めに被って行こうね」
「あ、でも、怖かったりしたら不安だけどここに残っていてもいいし、。あでももし一緒に来てくれるなら必ず僕が守るからね!!あ!そもそも街なんて行かなくてもいいかー」
ま、まずい。
このままでは街に行く機会がなくなってしまうかもしれない。
バレたらって思うとちょっといや、かなり怖いけど、。
街には行ってみたい。貴族のお城みてたい。どんな種族がいるのかも気になるし、、
「ティアが守ってくれるんでしょ?一緒にお出かけできるのも楽しみだから行きたいな。ダメかな?」
「っうん!!僕が守るから街では絶対に手を離さないでね!!」
「ありがとう」
心なしか嬉しそうな、、いや、尻尾がちぎれそうなくらい振っているからとても嬉しそうなティアの頭を撫でながらずっと疑問に思っていたことを問いかける。
「種族ってどんな種族がいるの?みんなそういう耳とか尻尾なの?」
「うーん、いろいろな種族がいるよ。ハナと違うとこで言ったら、僕みたいに耳と尻尾の種族もいるし背中に翼がある種族とか、目と肌が違う種族に頭からツノが生えてる種族とかね!街に行ったら教えるね!」
「へー!!本当にいろんな種族がいるんだね!」
色々と教えてくれるティアの話に、先ほどまでは少し怖いと思っていた気持ちも落ち着いて楽しみになってきた。
でも不安はあるので、もし万が一フードが外れてしまったときに大丈夫な対策はとっておきたい。
そう思い、何にかいい方法はないか考える。
「ああああ!カチューシャああああ、、買っておけばよかったああああ」
買い物しているときにあったのだ。
猫耳がついたカチューシャでこんなの誰が買うんだろーとか思って通りすぎたのだ。
今なら分かる!猛烈に欲しい。三倍の値段でも買わせて欲しい。
あのカチューシャを思い出しながら鼻息を荒くしているとティアに声をかけられる。
「カチューシャ?ってなに?」
「うーんとね、こういうふうに髪の毛を止めるやつなんだけどね。いろんな形のがあって、耳がついてるやつもあるの!買っておけばよかったあー。こっちの世界にはない?そういうの」
「あー!みたことある、、?かも?耳はついてなかったけど、、」
「嘘!?あ、でも耳なしかー」
カチューシャについて身振り手振りで説明するとカチューシャ自体はこちらの世界にもあるらしいことが分かった。
「え、、、嘘、、。」
この世界に人間がいないことをティアから告げられて頭が真っ白になり、ティアの話は途中から頭に入ってこなくて呆然としているとティアが話続けた。
「あ、あのね、、だから、街に行くときはバレないようにローブとフードを深めに被って行こうね」
「あ、でも、怖かったりしたら不安だけどここに残っていてもいいし、。あでももし一緒に来てくれるなら必ず僕が守るからね!!あ!そもそも街なんて行かなくてもいいかー」
ま、まずい。
このままでは街に行く機会がなくなってしまうかもしれない。
バレたらって思うとちょっといや、かなり怖いけど、。
街には行ってみたい。貴族のお城みてたい。どんな種族がいるのかも気になるし、、
「ティアが守ってくれるんでしょ?一緒にお出かけできるのも楽しみだから行きたいな。ダメかな?」
「っうん!!僕が守るから街では絶対に手を離さないでね!!」
「ありがとう」
心なしか嬉しそうな、、いや、尻尾がちぎれそうなくらい振っているからとても嬉しそうなティアの頭を撫でながらずっと疑問に思っていたことを問いかける。
「種族ってどんな種族がいるの?みんなそういう耳とか尻尾なの?」
「うーん、いろいろな種族がいるよ。ハナと違うとこで言ったら、僕みたいに耳と尻尾の種族もいるし背中に翼がある種族とか、目と肌が違う種族に頭からツノが生えてる種族とかね!街に行ったら教えるね!」
「へー!!本当にいろんな種族がいるんだね!」
色々と教えてくれるティアの話に、先ほどまでは少し怖いと思っていた気持ちも落ち着いて楽しみになってきた。
でも不安はあるので、もし万が一フードが外れてしまったときに大丈夫な対策はとっておきたい。
そう思い、何にかいい方法はないか考える。
「ああああ!カチューシャああああ、、買っておけばよかったああああ」
買い物しているときにあったのだ。
猫耳がついたカチューシャでこんなの誰が買うんだろーとか思って通りすぎたのだ。
今なら分かる!猛烈に欲しい。三倍の値段でも買わせて欲しい。
あのカチューシャを思い出しながら鼻息を荒くしているとティアに声をかけられる。
「カチューシャ?ってなに?」
「うーんとね、こういうふうに髪の毛を止めるやつなんだけどね。いろんな形のがあって、耳がついてるやつもあるの!買っておけばよかったあー。こっちの世界にはない?そういうの」
「あー!みたことある、、?かも?耳はついてなかったけど、、」
「嘘!?あ、でも耳なしかー」
カチューシャについて身振り手振りで説明するとカチューシャ自体はこちらの世界にもあるらしいことが分かった。
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