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街へ行こう1
しおりを挟むティアが不安がっていないか、嫌なことがあった(仮)街に行くのを嫌がっていないか、表情を伺いながら聞いてみたもののティアから返って来た返事はとってもあっけない物であった。
「うーん。そうだね!街までで対処できなかったときにここまで来るのは時間の問題だろうし、ハナもここに慣れてきたみたいだから一回街まで行ってみよっか」
「えっ。ほんと?街に行けるの?やった!」
本当は一回は街に行ってみたかったこともあり、ティアの不機嫌になる様子も不安がる様子もないことに安堵して街に行ける喜びを噛みしめる。
う、嬉しい!
ティアとならここで2人でも全然いいかなーなんて思ってはいたが、実際に街へ行く機会があるとなれば行きたい。絶対に行きたい。
いつ出発するんだろう?準備もあるし、1週間後くらいかな?
何を着て行くんだろう。いつも来ているような男物の大きいシャツとズボンの裾を捲ったような服なのだろうか?
「ねぇ、いつ出発するの?1週間後とか?あと、服ってこの服でも浮いたりしない?」
「うーん。早めに情報収集しておきたいから、明日か、その次の日には行こうかなって思ってるけどだめかな?服はローブ被るから何でも大丈夫だよー」
「あ、そんなに早く行けるんだ!そうだよね、早い方がいいに決まってるよね。じゃあ急いで準備しないとだね!!何が必要になるかな?」
「うーん、街まで森を歩いて抜けないといけないから、食料とか?あ!!街に着くまでしばらくは外で寝ることになるけど大丈夫?」
「うん!どこでも寝れるタイプだから大丈夫だと思うよー!ティアは大丈夫なの?」
「うん!慣れてるのからね。好きな食べ物とか食べたい物あったら作って持って行こーね」
「街に行ったときに気をつけた方がいいこととかあったら教えて欲しいな」
心なしかワクワクしているようなティアの弾んだ声に嬉しくなりながらも初めての野宿と街へのお出かけにドキドキしているとティアから衝撃の事実を告げられる。
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