857 / 891
特に人間が好きではない上位存在
しおりを挟む
「心が壊れてしまった人間を助けたとして、その人間は生き延びてしまったと、罪悪感を持つことになるんだろうかね」
「なんです?いきなり」
「少しばかり気になってね」
「あなたはこういう話は好きな方でしたっけ?どちらかと言えば人を信じるとか、キラキラした話が好きだったような」
「長く生きると好きなものを一つづつ増やした方がいいと教えてくれたのは君の方じゃないか」
時間をもて余す上位存在たちの会話のようだ。
「でもそういったものを選ぶとは思いませんでしたので、意外と…ただそれはあなたがこの世から、浮世離れしてきたということですから、お気をつけくださいね」
「その先に何があるのかな?」
「破滅」
「破滅か…」
自身の破滅を予告されたのに、男の方はむしろ嬉しそうで、楽しいそうで。
「あらあら、本当に好みがお変わりになられたのね。じゃあ、こんな話はどうかしら…」
そういって人に血の味を教えたという話をしてくれた。
「試した相手はかなり正義感の強い人間で、まあ、そのぐらいお強くないと耐えれないともおもいますけどもね。上手く言った後がまた面白くってね」
「どうおもしろいんだい?」
「昔の彼を知る人間は、その彼の姿を見ても信じることができませんでした、あの時のままの彼として扱ったら、その血の味で清浄を保たなければならないら場所を染めてしまったんですよ。あれが、あいつはもう変わってしまったと、そこで終わらせてしまえば、信頼もおかれずに清浄なる場の最深まで彼が行くこともありませんでしたのに」
「それは大変だね」
「ええ、本当、これからも何か起こり続けるってやつですよ」
「いいね~ろくでもない、人間というのはそうこなくっちゃね。なんで似たようなことを人間は起こしてしまうんだろうね」
「それは人だからでしょうね」
「そこはさ、答えではあるよ、答えではあるけども、思考の放棄というやつさ」
「これは失礼しました、ではどのような答えがお好みでしょうかね~」
特に人間が好きではない上位存在は、こういう話も適度にしているようだった。
「なんです?いきなり」
「少しばかり気になってね」
「あなたはこういう話は好きな方でしたっけ?どちらかと言えば人を信じるとか、キラキラした話が好きだったような」
「長く生きると好きなものを一つづつ増やした方がいいと教えてくれたのは君の方じゃないか」
時間をもて余す上位存在たちの会話のようだ。
「でもそういったものを選ぶとは思いませんでしたので、意外と…ただそれはあなたがこの世から、浮世離れしてきたということですから、お気をつけくださいね」
「その先に何があるのかな?」
「破滅」
「破滅か…」
自身の破滅を予告されたのに、男の方はむしろ嬉しそうで、楽しいそうで。
「あらあら、本当に好みがお変わりになられたのね。じゃあ、こんな話はどうかしら…」
そういって人に血の味を教えたという話をしてくれた。
「試した相手はかなり正義感の強い人間で、まあ、そのぐらいお強くないと耐えれないともおもいますけどもね。上手く言った後がまた面白くってね」
「どうおもしろいんだい?」
「昔の彼を知る人間は、その彼の姿を見ても信じることができませんでした、あの時のままの彼として扱ったら、その血の味で清浄を保たなければならないら場所を染めてしまったんですよ。あれが、あいつはもう変わってしまったと、そこで終わらせてしまえば、信頼もおかれずに清浄なる場の最深まで彼が行くこともありませんでしたのに」
「それは大変だね」
「ええ、本当、これからも何か起こり続けるってやつですよ」
「いいね~ろくでもない、人間というのはそうこなくっちゃね。なんで似たようなことを人間は起こしてしまうんだろうね」
「それは人だからでしょうね」
「そこはさ、答えではあるよ、答えではあるけども、思考の放棄というやつさ」
「これは失礼しました、ではどのような答えがお好みでしょうかね~」
特に人間が好きではない上位存在は、こういう話も適度にしているようだった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
パパー!紳士服売り場にいた家族の男性は夫だった…子供を抱きかかえて幸せそう…なら、こちらも幸せになりましょう
白崎アイド
大衆娯楽
夫のシャツを買いに紳士服売り場で買い物をしていた私。
ネクタイも揃えてあげようと売り場へと向かえば、仲良く買い物をする男女の姿があった。
微笑ましく思うその姿を見ていると、振り向いた男性は夫だった…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる