729 / 891
死んだあいつが教えてくれる
しおりを挟む
基本は二人一組の行動だ。
だがたまに、単独行動を許された者もいる、もちろんそれはワケありである。
「じゃあ、行きますので」
「お願いします」
血生臭い現場に入っていく一人を見送るが、さすがに心配になる。
「大丈夫だ、きちんと上が許可を出すだけはあるから」
その心配に声をかけられてしまう。
「とんでもなく強いとか?」
そんな風には見えない。
「いやいや、そうじゃない、元々あいつも二人一組で動いていたんだ、でもその時組んでいたのがな、死んでしまってな…」
「ああ、それは、辛かったでしょうね」
「そこから内勤に移動になった、でもそんな状態でもたまに事件と関わり、一人で解決にまで持っていったりしたんだ」
それがあまりにも続くから、上層部から呼び出された、そしてなんでそれが出来るのか聞かれると。
「死んだあいつが教えてくれる」
「そう答えたわけだ」
「それ、信じるんですか?」
「まさか、精神的に弱っているんじゃないかと、休職を薦められたらしいがな。そんな状態でも解決し続け、もしかしたら本当にそうなんじゃないかって思っている人間と出始めた、そこでな、でかい山を当ててしまった」
それは間違いなく一人では…協力者がいなければ途中で行動不可能であるとまで言えるほどの難事件。
「そこから、もちろん大きな声では言えないが、死んだ仲間が助けてくれるってことで、ああやって一人で許されているんだと」
「それから他の人と組まなかったんですか?」
「なんでも他の奴と組むと、出てきてはくれないらしいんだ、きっと恥ずかしがり屋なんだろうな」
恥ずかしがり屋?
えっ、だって、さっき挨拶をした時の顔や仕草を見た限り、たぶんそれじゃあないですよ。
そこでブルっと来る。
ああなるほど、あの人に好意や敵意向けち ゃうと、「何?それ…」とかいって因縁つけてくるタイプね。
何かがそばから離れていくのを感じたので、たぶん接し方はそれでいいのだろう。
だがたまに、単独行動を許された者もいる、もちろんそれはワケありである。
「じゃあ、行きますので」
「お願いします」
血生臭い現場に入っていく一人を見送るが、さすがに心配になる。
「大丈夫だ、きちんと上が許可を出すだけはあるから」
その心配に声をかけられてしまう。
「とんでもなく強いとか?」
そんな風には見えない。
「いやいや、そうじゃない、元々あいつも二人一組で動いていたんだ、でもその時組んでいたのがな、死んでしまってな…」
「ああ、それは、辛かったでしょうね」
「そこから内勤に移動になった、でもそんな状態でもたまに事件と関わり、一人で解決にまで持っていったりしたんだ」
それがあまりにも続くから、上層部から呼び出された、そしてなんでそれが出来るのか聞かれると。
「死んだあいつが教えてくれる」
「そう答えたわけだ」
「それ、信じるんですか?」
「まさか、精神的に弱っているんじゃないかと、休職を薦められたらしいがな。そんな状態でも解決し続け、もしかしたら本当にそうなんじゃないかって思っている人間と出始めた、そこでな、でかい山を当ててしまった」
それは間違いなく一人では…協力者がいなければ途中で行動不可能であるとまで言えるほどの難事件。
「そこから、もちろん大きな声では言えないが、死んだ仲間が助けてくれるってことで、ああやって一人で許されているんだと」
「それから他の人と組まなかったんですか?」
「なんでも他の奴と組むと、出てきてはくれないらしいんだ、きっと恥ずかしがり屋なんだろうな」
恥ずかしがり屋?
えっ、だって、さっき挨拶をした時の顔や仕草を見た限り、たぶんそれじゃあないですよ。
そこでブルっと来る。
ああなるほど、あの人に好意や敵意向けち ゃうと、「何?それ…」とかいって因縁つけてくるタイプね。
何かがそばから離れていくのを感じたので、たぶん接し方はそれでいいのだろう。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お兄さんの子供を妊娠したの!旦那を寝取った妹からの反撃が怖い!血を分けた家族からの裏切りを解決したのは…
白崎アイド
大衆娯楽
「お兄さんの子供を妊娠したの」と妹がいきなり告白してきた。
恐ろしい告白に私はうろたえる。
だが、妹が本当に狙っているものを知って怒りが湧き上がり…
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
パパー!紳士服売り場にいた家族の男性は夫だった…子供を抱きかかえて幸せそう…なら、こちらも幸せになりましょう
白崎アイド
大衆娯楽
夫のシャツを買いに紳士服売り場で買い物をしていた私。
ネクタイも揃えてあげようと売り場へと向かえば、仲良く買い物をする男女の姿があった。
微笑ましく思うその姿を見ていると、振り向いた男性は夫だった…
お尻たたき収容所レポート
鞭尻
大衆娯楽
最低でも月に一度はお尻を叩かれないといけない「お尻たたき収容所」。
「お尻たたきのある生活」を望んで収容生となった紗良は、収容生活をレポートする記者としてお尻たたき願望と不安に揺れ動く日々を送る。
ぎりぎりあるかもしれない(?)日常系スパンキング小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる