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おはようございます
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「さすがはお嬢さん育ちは違うな、落ち込むポイントもお上品でいらっしゃる」
「…」
そこにいつもの反応ではないために。
「すげぇな、本当にお育ちが違うんだ、嫌悪感わいちゃった?それならこの世界やめた方がいい、毎回、毎回とはいわねえが、たまにでもここまで落ち込むなら、やっぱり向いてないわ」
「申し訳ございません、大変失礼なところをお見せいたしました」
丁寧に謝罪をした後に。
「そうか、なら今日はここで終らせて、あっ、嫌だったらもう来なくていいからな」
そういって逃げたい気持ちを見せずに帰ってきた。
(このままとんぼ返りして、時間あるから、barに顔出すか)
今日は連休からUターンしたやつらで混むかもしれないが、それはしょうがないし、手ぶらもなんなので。
「すいません、お土産がほしいんですが、どんなものがいいんでしょうか?」
買う気はなかった客は、閑古鳥が羽ばたくような店ではあったが。
「どういうものがいいでしょうかね?甘いものもしょっぱいものもありますし、お酒がよろしいのでしたら、三軒先の酒屋にある私のおすすめを紹介しますよ」
そういってお手頃な価格のものを見繕ってくれたので、この店員出来るなと思った。
(俺はあんまりわからないが、水芭さんからはこういう人は大事にしておけって言われているしな)
そういって手土産にするものと。
「宅配も頼める、店員さんは商売が上手そうだから、予算はこれで後はお任せで、今のセレクトでかなり得させてもらっているから、ここまでじゃなくても面白いものまとめてくれるなら、それでお願いします」
とさっきまでの気分を変えたいのもあったので、そういう買い物をした、自分のためではない、これはいつもお世話になっている水芭さんたちを始めとするbar、そして事務所、barでの知人に向けてのものなのだと言い聞かせて。
「お客様、支払いはこちらの方法か、カードならばポイントで還元されるのですが」
「そういう細かいのもよくわからないから任せる」
「わかりました」
今度からこの辺に来たら、確実にここで買い物するのは決定だな、たださっきみたいなことがあったから、次はどうなるかはわからないが。
「最近ですね、サメくんが水芭さんが焼いてくれたパンを食べているじゃないですか、パンはサメくんも今までも食べたことはあるんですが」
真中(ただなか)は昨日連休ともあって、水芭からパンの材料を聞き、強力粉や塩などを実際の量を小分けして並べて見せることにした。
「このパンはこれからできているんですよって話をしたら、サメくんが小麦粉、強力粉を食べていいかと言われて、サメだからそのまま食べれるんでどうぞっていったら、パンの味がしないって言われましたね」
でもこれはこれで旨いなどいう感想をもらった。
「その話を兄姉弟子にしたところ、兄姉弟子はパンを食べたことはなかったから、強力粉を食べて、美味しいんじゃないって言ってたんですよね、それに驚きました」
これは強力粉を食べたから驚いたんじゃなくて。
「忍ジャメってこの街に来て、美味しいものがたくさんあっても、あんまり食べてないんですよね、ええっと忍者だから」
任務中にはそういう食の楽しみは控えている。
「でも兄姉弟子さん、今、食べてたよね」
「そうです、そうです、聞いてみると、忍ジャメって今まで頭領がその時に食べなさいって言わなかったら、口にしてなかったみたいなんですよ、でも今の話からもう一回聞き直したら、サメくんがこれは美味しいといったものは食べてくれるんだそうです」
「俺らでも警備につくと、飲食は制限されてしまうものだから、そういうところはどうしてもあるさ」
「自分じゃまだ信頼されてないのかなって」
「ああ、そこか、でもそんなことないんじゃない?きちんとサメくんにパンの材料の話をしている人なんて、そういないしさ、そのうち、いやもうわかってはいるが、歩み寄りの方法に迷っているだけかもね」
「だといいですね」
真中はだいたい営業が始まる前か、始まってすぐ辺りの時に、サメくんと食べる惣菜を水芭に頼んでいたので、他のお客さんと会う機会は本当に少ない。
連休も最終日の夜ということもあって、旅行先や帰省から戻ってきたお客ですぐに賑やかになる。
「今まで人から聞いた話で役に立ったことはある?」
「涙が出ない玉ねぎの方法とか?」
「あ~あれは便利だよね」
ここに来るお客さんというのはみんな身元がしっかりとしているし、いつもはあまりできない話なんかも、たまには饒舌に披露することもある。
「仕事柄、人の話はよく聞いておけって言われたりするんだけどもね、これって本当なんだなっていうことがあってさ」
「あるある、ても痛い目あってからじゃないと気づかないよね」
「そうそう、それでさ、やらかした奴のせいでとんでもないことになってさ」
お客さんが減ってきたとき、螺殻(らがら)ミツが水芭に。
「さっきのお客さん、お話がとっても上手でしたね」
「うちのお客さんは喋りが上手い人多いよ、ほら、単身で動けるかどうかで、危険度が変わるからさ、できないと仕事にならないじゃない?」
お客さんはチームを組んでない人たちも多いようです。
「それにそういう人たちはうち以外の行き付けもなかなか作れなくて、どっちかなんだよ、安全か、ご飯が美味しいか、うちはどっちもそこそこのお店だし」
何かあったら、水芭とミツ以外に、どこからともなく『銀の弾丸』瀬旭(せきょく)や『魔弾の射手』覆木(おおうき)が用心棒のごとく登場するこのbarの安全度がそこそこだというのならば、このドアの向こうは荒野か、ジャングルかではないのだろうか。
「いや、そこそこなんて、ここはすごいところですし、水芭さんのご飯もとっても美味しいですよ」
今日の賄いもね、連休終わりで今回はゆっくりできたから、冷蔵庫の整理ができたよといって、賄いにしては力の入りすぎたメニューを食べました。
(美味しかった)
「それでお店の方は明日水芭さんだけで大丈夫なんですか?」
「うん、お届けものを受け取って、それの下処理するだけだから」
「さっきいってたお客さんからのお土産」
「そう、明日以降は生鮮食品が届くから、今回の連休はお店の休みはなかったから、冷蔵庫の中身スカスカになってきたから、安心して下拵えしてまた詰めれる」
その決してループは終わらないものじゃないでしょうか?
オーダーストップする直前に、常連が一人やって来て。
「あっ、ミツさん、後は俺がやっておくから」
「ではお疲れ様でした」
「はい、お疲れ」
そういって見送ったあと。
「水芭さん、どうやってあの子に教えているんですか?」
「えっ?何々、とうとう君もそういう役回りになった?」
「後輩ってわけではないんですが、こっちの業界、現場には最近って奴で、生きている世界が違う人間っているんだな、これは教えられるのかって」
「向こうもこの人から学ぶことがあると思えば、世界が違っても上手くやれるさ」
「外面だけでしょ、そういうのって」
「案外、人っておもしろいものだよ、実はそうじゃないっていうのがわかるのは魅力だと思う」
「最近、水芭さん変わりましたね」
「そう?」
お客さんは水芭さんは、彼女でもできたのかなと思っているが、事務所のみんなや親しい人たちは知っている、それは新しいオーブン買ったせいだということを!しかしこのオーブンを買ったことにより、愛想がよくなってた水芭は、唯一の欠点である愛想がよろしくなっていたことにより、短期間で付き合ってくださいと言われ続けた。
(あっ)
(いつもの水芭に)
(戻ってる)
そこでのストレスがオーブンを買った喜びを越えた時、彼から不特定多数への愛想が消えたという。
「水芭、やりたくないことはやらなくていいから」
「はい」
(それは瀬旭にだけは言われたくないとは思うな)
覆木は思ったが、そこは大人な対応で口には出さない。
「なんだったら、barもしばらくは休みでいいから、それで料理だけはしたいなって思うんならさ、サメくん呼ぶからさ、だから頼むから、気を使って無理だけはしないでくれよ、俺らはお前が思ってるよりも強くて逞しいから、大丈夫」
「そうですね、表示見ないでも、全部洗濯機で洗ってもシワにならないものに、瀬旭さんの仕事着以外は揃えたので、もう任せて縮むことはありませんよ」
「あっ、だからみんな家事が楽な状態になってるんですね」
「一番出来ないであろう瀬旭でもできるようになってるから、普通にできる人ならばそりゃあ楽だと思うよ」
「ひどくない?確かにやらかしましたけども、やらかしかたにも成長が見えるやらかしだと、俺は思うんだけどもな」
「掃除機のごみ捨ての時もも…」
ちゃんとパックがないタイプなので、カチッとはめた先にごみが直接渦巻いているのに、ちゃんとカチッとはめずに、掃除機をかけて、ごみが溜まってきたなで、ズルっと、パカッと開いて、そこに集めたゴミがバラけたという。
「今はできるようになったもん!」
「えらいえらい」
「でしょ!」
「気落ちしてそうだから誉めたら、すぐにそうなるところに腹立つよね」
チラッと水芭がミツを見てきたので。
「すいませんが、お二人に仕事で質問したいことがありますが…」
そういってソファー席に二人をつれていって、そこから今までの武勇伝を聞きながら、仕事の質問をして言ったので、険悪な空気は数分で消え去ってしまった。
今までだと、どっちかが外出して、下手すると何日か引きずっていたこともある。
そこに仕事の依頼が来たら、周囲が気を使う。
「螺殻さんすごいな、あの二人を微妙にやる気を維持させつつおとなしくさせちまうんだからよ」
カウンターの馴染み客は笑っていたが、水芭はそれを見てホッとした。
「おはようございます」
朝の挨拶に驚いた。
「なんですか?私がやめないのがそんなに変なことなんですか?」
変なんじゃなくて、ただビックリして、んでもって嬉しかっただけさ。
「…」
そこにいつもの反応ではないために。
「すげぇな、本当にお育ちが違うんだ、嫌悪感わいちゃった?それならこの世界やめた方がいい、毎回、毎回とはいわねえが、たまにでもここまで落ち込むなら、やっぱり向いてないわ」
「申し訳ございません、大変失礼なところをお見せいたしました」
丁寧に謝罪をした後に。
「そうか、なら今日はここで終らせて、あっ、嫌だったらもう来なくていいからな」
そういって逃げたい気持ちを見せずに帰ってきた。
(このままとんぼ返りして、時間あるから、barに顔出すか)
今日は連休からUターンしたやつらで混むかもしれないが、それはしょうがないし、手ぶらもなんなので。
「すいません、お土産がほしいんですが、どんなものがいいんでしょうか?」
買う気はなかった客は、閑古鳥が羽ばたくような店ではあったが。
「どういうものがいいでしょうかね?甘いものもしょっぱいものもありますし、お酒がよろしいのでしたら、三軒先の酒屋にある私のおすすめを紹介しますよ」
そういってお手頃な価格のものを見繕ってくれたので、この店員出来るなと思った。
(俺はあんまりわからないが、水芭さんからはこういう人は大事にしておけって言われているしな)
そういって手土産にするものと。
「宅配も頼める、店員さんは商売が上手そうだから、予算はこれで後はお任せで、今のセレクトでかなり得させてもらっているから、ここまでじゃなくても面白いものまとめてくれるなら、それでお願いします」
とさっきまでの気分を変えたいのもあったので、そういう買い物をした、自分のためではない、これはいつもお世話になっている水芭さんたちを始めとするbar、そして事務所、barでの知人に向けてのものなのだと言い聞かせて。
「お客様、支払いはこちらの方法か、カードならばポイントで還元されるのですが」
「そういう細かいのもよくわからないから任せる」
「わかりました」
今度からこの辺に来たら、確実にここで買い物するのは決定だな、たださっきみたいなことがあったから、次はどうなるかはわからないが。
「最近ですね、サメくんが水芭さんが焼いてくれたパンを食べているじゃないですか、パンはサメくんも今までも食べたことはあるんですが」
真中(ただなか)は昨日連休ともあって、水芭からパンの材料を聞き、強力粉や塩などを実際の量を小分けして並べて見せることにした。
「このパンはこれからできているんですよって話をしたら、サメくんが小麦粉、強力粉を食べていいかと言われて、サメだからそのまま食べれるんでどうぞっていったら、パンの味がしないって言われましたね」
でもこれはこれで旨いなどいう感想をもらった。
「その話を兄姉弟子にしたところ、兄姉弟子はパンを食べたことはなかったから、強力粉を食べて、美味しいんじゃないって言ってたんですよね、それに驚きました」
これは強力粉を食べたから驚いたんじゃなくて。
「忍ジャメってこの街に来て、美味しいものがたくさんあっても、あんまり食べてないんですよね、ええっと忍者だから」
任務中にはそういう食の楽しみは控えている。
「でも兄姉弟子さん、今、食べてたよね」
「そうです、そうです、聞いてみると、忍ジャメって今まで頭領がその時に食べなさいって言わなかったら、口にしてなかったみたいなんですよ、でも今の話からもう一回聞き直したら、サメくんがこれは美味しいといったものは食べてくれるんだそうです」
「俺らでも警備につくと、飲食は制限されてしまうものだから、そういうところはどうしてもあるさ」
「自分じゃまだ信頼されてないのかなって」
「ああ、そこか、でもそんなことないんじゃない?きちんとサメくんにパンの材料の話をしている人なんて、そういないしさ、そのうち、いやもうわかってはいるが、歩み寄りの方法に迷っているだけかもね」
「だといいですね」
真中はだいたい営業が始まる前か、始まってすぐ辺りの時に、サメくんと食べる惣菜を水芭に頼んでいたので、他のお客さんと会う機会は本当に少ない。
連休も最終日の夜ということもあって、旅行先や帰省から戻ってきたお客ですぐに賑やかになる。
「今まで人から聞いた話で役に立ったことはある?」
「涙が出ない玉ねぎの方法とか?」
「あ~あれは便利だよね」
ここに来るお客さんというのはみんな身元がしっかりとしているし、いつもはあまりできない話なんかも、たまには饒舌に披露することもある。
「仕事柄、人の話はよく聞いておけって言われたりするんだけどもね、これって本当なんだなっていうことがあってさ」
「あるある、ても痛い目あってからじゃないと気づかないよね」
「そうそう、それでさ、やらかした奴のせいでとんでもないことになってさ」
お客さんが減ってきたとき、螺殻(らがら)ミツが水芭に。
「さっきのお客さん、お話がとっても上手でしたね」
「うちのお客さんは喋りが上手い人多いよ、ほら、単身で動けるかどうかで、危険度が変わるからさ、できないと仕事にならないじゃない?」
お客さんはチームを組んでない人たちも多いようです。
「それにそういう人たちはうち以外の行き付けもなかなか作れなくて、どっちかなんだよ、安全か、ご飯が美味しいか、うちはどっちもそこそこのお店だし」
何かあったら、水芭とミツ以外に、どこからともなく『銀の弾丸』瀬旭(せきょく)や『魔弾の射手』覆木(おおうき)が用心棒のごとく登場するこのbarの安全度がそこそこだというのならば、このドアの向こうは荒野か、ジャングルかではないのだろうか。
「いや、そこそこなんて、ここはすごいところですし、水芭さんのご飯もとっても美味しいですよ」
今日の賄いもね、連休終わりで今回はゆっくりできたから、冷蔵庫の整理ができたよといって、賄いにしては力の入りすぎたメニューを食べました。
(美味しかった)
「それでお店の方は明日水芭さんだけで大丈夫なんですか?」
「うん、お届けものを受け取って、それの下処理するだけだから」
「さっきいってたお客さんからのお土産」
「そう、明日以降は生鮮食品が届くから、今回の連休はお店の休みはなかったから、冷蔵庫の中身スカスカになってきたから、安心して下拵えしてまた詰めれる」
その決してループは終わらないものじゃないでしょうか?
オーダーストップする直前に、常連が一人やって来て。
「あっ、ミツさん、後は俺がやっておくから」
「ではお疲れ様でした」
「はい、お疲れ」
そういって見送ったあと。
「水芭さん、どうやってあの子に教えているんですか?」
「えっ?何々、とうとう君もそういう役回りになった?」
「後輩ってわけではないんですが、こっちの業界、現場には最近って奴で、生きている世界が違う人間っているんだな、これは教えられるのかって」
「向こうもこの人から学ぶことがあると思えば、世界が違っても上手くやれるさ」
「外面だけでしょ、そういうのって」
「案外、人っておもしろいものだよ、実はそうじゃないっていうのがわかるのは魅力だと思う」
「最近、水芭さん変わりましたね」
「そう?」
お客さんは水芭さんは、彼女でもできたのかなと思っているが、事務所のみんなや親しい人たちは知っている、それは新しいオーブン買ったせいだということを!しかしこのオーブンを買ったことにより、愛想がよくなってた水芭は、唯一の欠点である愛想がよろしくなっていたことにより、短期間で付き合ってくださいと言われ続けた。
(あっ)
(いつもの水芭に)
(戻ってる)
そこでのストレスがオーブンを買った喜びを越えた時、彼から不特定多数への愛想が消えたという。
「水芭、やりたくないことはやらなくていいから」
「はい」
(それは瀬旭にだけは言われたくないとは思うな)
覆木は思ったが、そこは大人な対応で口には出さない。
「なんだったら、barもしばらくは休みでいいから、それで料理だけはしたいなって思うんならさ、サメくん呼ぶからさ、だから頼むから、気を使って無理だけはしないでくれよ、俺らはお前が思ってるよりも強くて逞しいから、大丈夫」
「そうですね、表示見ないでも、全部洗濯機で洗ってもシワにならないものに、瀬旭さんの仕事着以外は揃えたので、もう任せて縮むことはありませんよ」
「あっ、だからみんな家事が楽な状態になってるんですね」
「一番出来ないであろう瀬旭でもできるようになってるから、普通にできる人ならばそりゃあ楽だと思うよ」
「ひどくない?確かにやらかしましたけども、やらかしかたにも成長が見えるやらかしだと、俺は思うんだけどもな」
「掃除機のごみ捨ての時もも…」
ちゃんとパックがないタイプなので、カチッとはめた先にごみが直接渦巻いているのに、ちゃんとカチッとはめずに、掃除機をかけて、ごみが溜まってきたなで、ズルっと、パカッと開いて、そこに集めたゴミがバラけたという。
「今はできるようになったもん!」
「えらいえらい」
「でしょ!」
「気落ちしてそうだから誉めたら、すぐにそうなるところに腹立つよね」
チラッと水芭がミツを見てきたので。
「すいませんが、お二人に仕事で質問したいことがありますが…」
そういってソファー席に二人をつれていって、そこから今までの武勇伝を聞きながら、仕事の質問をして言ったので、険悪な空気は数分で消え去ってしまった。
今までだと、どっちかが外出して、下手すると何日か引きずっていたこともある。
そこに仕事の依頼が来たら、周囲が気を使う。
「螺殻さんすごいな、あの二人を微妙にやる気を維持させつつおとなしくさせちまうんだからよ」
カウンターの馴染み客は笑っていたが、水芭はそれを見てホッとした。
「おはようございます」
朝の挨拶に驚いた。
「なんですか?私がやめないのがそんなに変なことなんですか?」
変なんじゃなくて、ただビックリして、んでもって嬉しかっただけさ。
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