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大アイドル
しおりを挟む事件は俗称の通り、大アイドルとされた観抜(かんぬき)サクラコが起こしたものであり、動機は自分の能力、魅力に限りがさしたこと、そのために後輩四人を自らが作った異界に拉致し、大多数の人間を熱狂させる、その熱狂は寝食を忘れさせるほどの規模と推定、しかし、拉致され一人、佐藤季尾(さとう きび)、彼女は自らアイドルであり、今回は演出担当が事前に観抜サクラコの異変に気付き、仕事を断り、友人たちにも相談していたことによって、ことが発覚してからも被害者の数は、拉致された四人でおさまる。
私のような地味な人間が、きれいな人たちがとんでもなく多いこの業界でアイドルをやれているには、理由がある、自分はこう見せれば良い、演出を覚えているからだ。
だからこそ、プライベートではファンのそば歩いても全く気づかれないんだけども。
寂しいけども、これはこれでいいこともあるから。
お仕事を初めてからはすぐは学生だったから、この演出を知っている友達が学校に四人いて、その四人とは今でも旅行にいったりしている。
そしてこの業界に入ってからも二人、他の事務所の裏方さんやっている姉弟さんなんだけども、友人ができた。
そんな中だ。
「えっ?すごい仕事来ちゃった」
それこそ、大女優ならぬ大アイドル、観抜サクラコの次のアルバムに関わらないかと。
「ただ演出なんだけども」
「それはそれでうれしいよ」
こう、なんていうのかな、認められるとうれしいよね。
「予算は少ないんでさ」
「大丈夫だよ」
それこそ私がこの仕事につくきっかけは、自分の学園祭なので、それに比べたらきちんと出ている。
「でも私でいいの?こういうの大御所なんかに頼むもんじゃないの?」
「今回はいろんな人、それこそ若手にも仕事を降ってるし、それにあのサクラコのことだから、気に入らなかったら、そのまま断ると思うよ」
「そっか、それ考えると思いっきりやった方がいいかもしれないね」
こう、友達に振り付け教えている感じで考えたわけよ。久しぶりですごい新鮮だった。
これで落ちるならば悔いなどないわ!って言う感じで納品したら。
「okもらいました」
「良かった、あの可愛さがわかってもらえたんだ」
なんだろう、すごい嬉しい。
いつものお仕事に演出依頼を受けていたものだから、そこからしばらく仕事を減らしたり、休みを増やしたりする。
が、そこに大アイドルの事務所のスタッフさんから、今回の演出について色々と聞きたいという話が来た。
「はじめまして」
あっ、この人は知っている。
それこそ雑誌で見たのだが、大アイドル観抜サクラコの彼氏だと前に騒がれて、今は新しい人とサクラコさんは付き合っているんだっけ、俳優さんだったかな。
「頼んでました演出なんですが、すごく良かったです」
「それは良かったです」
「シンプルな振りなのに、上手く見えるって、実はですね、うちの観抜踊るのがあまり上手ではなかったんですよ」
「えっ、そうなんですか」
知らなかった。
「だから大変機嫌もよろしかったです」
実際にお会いしたことはないのだけども、気難しい人なのだろう。
「今回はですね、かなり広く、それこそ今まで頼んだことがない人たちにも発注や、コンペなども行われまして」
「そこがアイドルの宿命ですよね、ファンに新しい魅力を発信し続けなければならない」
「そうなんですよ、ただ今までのファンを満足させて、新規のファンのかたを獲得させるというのは、とても難しいので」
「うちのファンはおそらく必ずチェックしますよ」
今回の仕事は気合いが入ってるかどうか、気になるタイプが多い。
「それは手強いですね」
「でもそういう人たちがいたから、今の私があるのかなっても思うんですよ」
「気になったんですが、もしかして作るのとんでもなく早いのではないかと」
「ああ、うちのマネージャーさんにはそれがわかると、休む暇はなくなるから、でも今回の仕事は早かったと思いますよ、なんというか、頭の中にサクラコさんを思い描いて、彼女がもっと素敵になれるかを考えたら、やっぱり大アイドルはすごい、ビックリするほど早くできましたね」
それからしばらくもしないで。
「えっ?またサクラコさんから」
「そうなんだ」
「う~ん」
とりあえず注文には答えたが、次もまたすぐに来た。
「う~ん」
「どうしたんだい?キビちゃん」
「マネージャーさん、今度からこの依頼やんわりと断ってもらってもいいですか、さすがに作る頻度が早すぎて」
本業に影響が出そうであった。
でも本当はちょっと違う。
発注書が気になったのだ。
聞いた人がハマってしまうような、忘れられないものとかのワードが飛び交ってきた。
それならばやはり大御所だし、報酬も実はあれから上がっているわけではないから、便利使いされているは、マネージャーもたぶん気づいているだろう。
「なんかさ、最近の仕事、らしくないよね」
学生時代の友人と遊びにいったときに、その台詞が出たときに、あっ、やっぱりそうなんだと確信した。
「自分のやりたいことやりたいタイプなんだなって、今わかったよ」
「そういう仕事は少ないけども、やれているならば幸せだよ」
「まあ、それで無理させられそうになったら、助けてっていうし、それ言えないような状態なら助けてくれるとすごくうれしい」
「友達でしょ、何をいってるのさ」
その後、もう一組の友人、業界で働く姉弟から食事をしないと誘われる。
前にサクラコさんの事務所にいた、元カレのスタッフさんがやめて、今働いているらしく、それならばと四人で食事をすることになった。
ここのプロダクションは素晴らしいんだ、畑は違うが写真一枚見ても、おお!と唸ってしまいたくなる。
これが芸能の世界なのかと思い勉強していたりもする、それがきっかけで姉弟とは知り合った。
「お久しぶりです」
「お久しぶりです」
レストランでしばらくぶりに会った。
「あの時は、その申し訳ない」
やはり結構な無茶ぶりだったらしい。
「いえ、構いませんよ、その板挟みでしょうし」
「そういっていただけると助かります」
「よっ!久しぶりだな」
姉はもう酒で出来上がっていた。
「あれ、こんなに飲んじゃったの」
「ちょっと姉上大変だったので」
「酒は全てを忘れさせてくれるんじゃぁぁぁ」
「こんなに飲む人だったっけ?」
「本当にいろいろあったので」
「ワケを知ってそうな人じゃないと飲むにも飲めないし、やっぱりね」
「これを一人で対処するのはきついです、ちゃんと連れて帰りますから、お願いします、助けてください」
相手をするのは…
その1
前職、気難しい大アイドルのマネージャー
その2
最近のアイドルの中ではスタッフ人気、スタッフ癒し上位の佐藤季尾である。
「おお、なんということだ、酒の力を借りずに姉のストレスが減っていくというのか」
弟は奇跡的なものを見た。
「くっ、こんなアイドルがいていいのか、全く手がかからない上に、こっちにまでお気遣いだと!」
「それはあなたの方こそ!うちのマネージャーは元ホテルマン故に、どんなお客様でも対応する術を持ってるけど、あなたのお気遣い、なんと素晴らしい」
バトルっぽくなった。
「ではでは、約束通り姉は私が責任をもって介抱しますので」
誰かがいないと、危ないと感じることが前にあったらしい。
「あ、それじゃあ、季尾さんは送りますよ」
「ありがとうございます」
「…しかし、本当に気づかれないんですね」
二人で歩いていても、季尾にカメラを向けられることはない。
「お仕事、慣れましたか?」
「ああ、俺のことですか?やめるとき大変でしたけども、概ね、慣れました」
やっぱり大変だったのか。
「私も最近、アイドルとは何かって考えたりしましたね」
「結論出ましたか?」
「出ました、アイドルはいかなるときも人に元気を与えなければならないってことですね」
「季尾さんはそれでいいんですよ」
「じゃあ、自信を持ってみんなに元気を与えることにします」
そういうと笑ってくれた。
この人は本当にいい人だ、話していて楽しいし、ここで浮かべる笑顔は素敵だと思う。
次の日
朝起きたら家じゃなかった。
なんだこりゃ?
「?」
楽屋みたいなところで目覚めて、外に出てみるとスタジオセットかな?って思うような場所に出た。
「あなたはここがどこかわかる?」
「えっ?いいえ、わからない、けども、あなたはどこかで」
雑誌で見たことある人だな、なんだっけ。
「あっ!トマト対抗心の!」
「私が作った曲を知ってる…あれええっと、あなたはもしかして」
「佐藤です、佐藤季尾です」
アイドルのポーズをとったら。
「そうそう、佐藤さん、気づかなかった」
全部でここには四人が閉じ込められていた。
鐘がスタジオ内に鳴ると。
「あなたたちは大アイドル観抜サクラコのために、その力を費やすのよ」
サクラコさんの声が聞こえた。
紙がそれぞれの元に落ちてくるが、中身というのは…
「聞いてくれたり、見てくれたりする人の生活の励みになるのならばまだしも、寝食を忘れさせるほどアイドルに、人生を一色費やさせるのは私が思うアイドルじゃないわ」
「私の仕事を断るだけ生意気だものね」
「おい、バカ、刺激するな」
四人のうち一人は男性で、それ以上はと止められた。
「もちろん、作ってくれるなら文句はないわ、そしたらここから出してあげる」
「話聞いたか、さっさと作ってでようぜ」
「私結構、作るの遅いんだけども」
「そのぐらいは多目に見てくれるでしょうよ、何しろ、記憶に残るような、歴史に名前を残せるものなんてすぐに作れるものじゃないし、佐藤さん、あなたのサクラコさんへ作ったものはとても素晴らしかった、あれも長い時間かけて苦心して作ったものだと思うし、とりあえず頑張りましょ」
あれ?どうしよう、あのサクラコさんへの一作目、マネージャーと話して、三時間ぐらいでできたんだけども、その話さすがに言えないよね。
さて、創作環境はそれぞれの部屋、楽屋を与えられている、事前に四人の創作環境は調べられているのか。
(前に雑誌で話したときの道具がそのまんま用意されているけども)
今はちょっと違うんだよな、メモとボールペンあれば、それでイメージ残してそのまま、仮イメージ作って渡しちゃうんで。
それとだ、私がいなくなったことは、友人たちにも伝わっているだろうし、うちのマネージャーさんが本気だしているのではなかろうか。
正解、色んなところに佐藤季尾を探す依頼を独自に出しています。
作るものに対しては、他の三人と何度か話した方がいいかもしれない。
(あっ)
その時気づいた。
魅力をあげる演出があるのならば、下げる演出も出来るんじゃないの?
いやいや、アイドルはそんなもんじゃない。
ただやろうと思えば、できるんだよな。
例えば…
いや、そこは考えるのはやめよう。
みな真面目にやっているせいか、創作中はサクラコさんからのお怒りはない。
食事などをしているときに和やかに話すと、怒鳴るので、みんなもくもくと食べる。
創作の打ち合わせ、そこに関しては私から話しかけるより、他の人から私に話しかけたいと許可をとり話すことにしたが。
「これはちょっと喉を痛めるから、サクラコさんだと、いえ、ファンが一緒に歌えないのよね」
「ライブで、サクラコさんの場合コンサートかな、そういう会場で合唱とか気持ちいいですから、歌いやすい方がいいですね」
作曲担当はかなり苦労しているようだ。
この時にはサクラコの気配なるものがみなわかってくる、なんかこう不穏なものが近くにある感じというか、上手く説明できないのだが、ちょうど気配が消えた時は彼女から。
「あなたが一番恨まれているわよ」
「あの時たてついたからですか?」
「いいえ、ええっと元カレだっけ、仲良くしてたのが気にくわないってこぼしてたわよ」
これはここから出たとしても、いや、出れないかもしれないな。
実はもうサクラコの注文通りにはできてはいたが、これは形にしたら用済みになるのではないかと思ってしまった。
そうこうしていると、一人目のokが出た。
「たぶん私は後、二、三日よ、一番遅い彼女の前にあなたは出せるなら、だした方がいいわよ」
「わかりました、努力します」
見た人が忘れられないものになるような演出、サクラコの魅力を引き出させるような、ああ…明日にでも作って出そう。
早いことが評価されるなら、少しでも生き残りを賭けることにしよう。
だから朝まで楽しいことを考えよう、最近楽しかったことはなんだっけ、友達と遊びにいったり、ご飯を食べに行ったり、いや、違うや、あの帰り道、話がはずんだあの時だ。
もしも出れたら、もう一度だけでも会いたい…けども、無理か、そこで何かあったら、心が壊れちゃうよ。
毛布を暗闇でギュッと抱えて無理矢理に寝た。
提出をすると、「あなたのことは気に入らないけども、その腕は認めているのよ」と嬉しくないことを言われた。
ああ、これは自由になれないと思った瞬間である、その時魅力を打ち消す演出についてまた過ったのだが。
その演出のチェック中に、異界が外から割られたのである。
そこからは怒濤だ。
「捜索中の佐藤さんがいます、佐藤さん、ここに囚われている人は全部で何人ですか」
「四人です、私の他は、それぞれの部屋にいるはずです」
そういって私たちは救出された。
「佐藤さんが事前に相談してなければ、もっと救出は遅れてましたね」
「一体サクラコさんは何をしようとしていたんですか?」
「それこそファンの洗脳といったところですね、あなたの力が変なことに使われるところでした、しかしですな、あなたの力も相当なものでしたよ」
「?」
「あなたの演出にサクラコはハマってしまったんですよ、それこそそんな自分に陶酔するぐらいにね、それで異界の制御がおろそかになり、発見して急行できたぐらいに」
「それでサクラコさんは」
「異界に飲まれてしまいました、自分が作ったものですが、そのぐらいコントロールができなくなってしまって、捜査員の目の前であっという間でしたよ」
彼女は大アイドルのままいなくなってしまった。
連れ去れた四人のうち、一人いた男性は、サクラコの影響を受けすぎてリハビリ、いわゆる陶酔状態が続いているそうだ。
他の二人も休養をとり、私もそうすることにした。
休みの初めのほうは友人たちも付き合ってくれたが、彼ら彼女らも社会人なので、一人で私は過ごすことになる。
事件は他の大事件もあったので、そこまで広まってもいないようだ。
「このまま私は忘れられた方がいいのかもしれないな」
なんて呟くと。
「何をいってるんですか?」
その呟きは拾われた。
「あれ?」
今は姉弟のプロダクションで働くスタッフさんである。
「そこ歩いているの見かけたんで、あれから連絡しようと思ったんですが、仕事用のしか知りませんでしたし」
「あの二人に聞いても良かったのに」
「そこは私用ですし」
しかしマネージャーから聞いている、この人はかなり私がいなくなったことに対して、何かできることはないかと協力を申し出てくれたそうだ。
「あの事件なら、私は無事でしたし」
「お仕事やめる気なんですか?」
「どうしようかとは思ってますね、自分が舞台に立たなくても、作品が出せるのならばそれでもいいんじゃないかとか、マネージャーさんと話したりはしてましたが、それに忘れられた方がいいこともありますよ」
「俺は忘れませんよ、むしろ…」
耳もとに近づき。
「決して忘れてなどやるものか」
と呟いた。
スッとそこで離れた後に、本人が赤くなり、顔を背けるのである。
「…えっ?」
私は困惑した。
「送っていただいたときのこと、覚えてます」
「もちろん」
「自分で死ぬかもしれないと強く感じた夜がありました、その時楽しいことを思い出そうとしたんですよ、そして、その時思い出したのがあの夜なんですよ」
「いなくなった話を聞いて心配しました、正直ここで動かなければ、一生後悔するだろうとね、ただそれだけでした」
「お仕事に行かれるんですか?」
「今日は休みですから、それじゃあ…」
「自分だけ言いたいことだけ言って…拗ねますよ」
「ごめんなさい」
「私も今日もお休みです、良ければその…」
「本当、俺、女性を連れていける店とか知らないよ」
「それでいいです」
「本当かな」
「じゃあ、諦めますよ」
「わかった、俺の負け、後でマネージャーさんに怒られちゃうかもしれないけども」
「それは説得任せてください」
「お願いします、季尾さんって何が好きなの?」
「私が好きなものですか?そうですね」
二人はそういいながら街を歩いていった。
その後、インタビュー前の雑談にて。
「季尾さんって時計つけてますけども、それってエトランジュモデルですか」
「はい、さすがに、あんなことがありましたから」
エトランジュモデル、腕時計でも異世界転移者向けに作られたもので、強制転移などが起きると、そこに跡が残り、そこから追跡されるというが。
「事件が発覚したとき、他にも大きな事件があったことと、部品が足りないということで、販売してなくて、それにそれまでこういうのがあると知らなかったものですから」
そういって時計に触る。
この時計はその他にも異世界転移後に、今までいたこちらの世界と、転移先の世界の日時を記録することもできるが、季尾がいうように、知名度としてはあまり高くないアイテムだ。
それこそ、KCJの異世界転移経験者が高頻度に持っているぐらいだろうか。
「それでこれはとりあえず、間に合わせで悪いんだけども言われましたが、持っていた方からの贈り物なんです」
そのため現行販売モデルではなく、その前のもので、大きな違いは転移後に今までの世界の時間を表示され続ける、表示のオフができないものである。
「大事になされているんですね」
「はい」
「という話が記事には載ってないが、あったの知ってるか?」
「惚気られるのはうれしいけども、その話を聞いたマネージャーさんが何て言ってくるのかが怖い」
「諦めるんだな」
「けどもどうしてもわからないんですよ」
「何がだよ」
「あの時計、それこそ親父からもらったやつなんですよね、だからずっと使ってましたし、その何かあったときこっちの世界の年月日のオフが利かないから、季尾さんにはそういうのができるやつの方がいいと思ったんだけどもな」
そのオフができるものの利点は、向こうの世界に行ったときに、あっ、今日はクリスマスイブなのかとか、自分の誕生日だったとわかると心が折れたりするという例が見受けられたので、異世界に転移が確認され、現世界からの電波を受信しなくなったとき自動的に現世界の年月日表記はオフにされる。
「そんなこと本人に聞けよって言いたいが、季尾は前のとき、誰かさんの事を思って、辛いの耐えたんだよ、だからそういうことなんだよ」
「すいません、ちょっと連絡いれておきます」
「そうしておけ、かなり喜ぶ」
季尾が身につけているおかげで、このエトランジュモデルが中古市場で高値がつくことになる。
メーカーにも問い合わせがたくさんくることとなり、佐藤季尾はエトランジュモデルの普及の歴史に名前を残すのだが、その時は彼とのエピソードも合わせて載ることとなり、ファンからもたくさんの祝福を受けた。
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